機動戦士   作:お餅もっちもっち

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 いつかどっかで見たGOODbuildな作品に感化され書き始めたのでございまして、じゃあやるしかねぇべさと思いゲッターとガンダムの設定など調べつつ書いてるので結構遅れるかと思います。

 人妻未亡人とかの小説も書いては「なんか違うな」と書き直しを頑張ってますんで、もう少々お待ちください。

 そいでは本編どうぞ



一年戦争のゲッター

 

 『一年戦争』

 

 スペースコロニー国家・ジオン公国が地球連邦政府からの独立を果たすため宇宙世紀0079年1月3日に宣戦布告することにより始まり、それからほぼ1年後の0080年1月1日、ジオン軍の勝利によって終結した戦争……またの名を「ジオン独立戦争」と呼ばれることになる。

 

 

 

 で、そんな戦争真っ只中にいる俺は今なにをしてるのかというと。

 

 

「……まず一つ」

 

『クソッ。奴だ! “死神”が出たぞっ!!』

 

 

 みんな大好き(かどうかは知らんが)ゲッタードラゴンと呼ばれるソレに乗りながら最前線真っ只中で傭兵をしている。

 素材集めから組み立て製造までとんでもなく長ったらしい道のりだったが、その甲斐あって無事ゲッターロボを造り上げる事に成功した。

 ことの始まりは俺が死んでから……つまりはこの世界に生まれ変わり、機械工学を学び技術士兼兵士としての仕事をこなして生きていた。

 

 まぁ。アムロの様な操縦技術もなければ自身がNT(ニュータイプ)だというわけでもない……自慢できたのは生来の予想と直感による未来予知の如き先読みだった。

 つまりはNTの下位互換と似た様な事が出来ること。

 

 最初期はそりゃもう大変だった。機動戦士ガンダムの世界に転生してしまった事による脳の知恵熱に加えて、人がポンポン死んでしまうことを知っている故のストレスでよく吐い(ゲロッ)た。

 

 

 まぁ、今では良い経験だったという事にしよう。うん。

 

 

 ただ、そこで自分は「生き延びる以外に道は無ぇ」と悟った。

 しかしながらどうすれば生き延びれるのか、数日前までただのパンピーだったのだからただ生き延びるだけではダメだ。自衛力も持たねばならないのは明白な事実。

 

 そうして現在の科学と原作知識を用いて造り上げたのがコイツ。

 

 

 なんちゃって型式番号『GT-D1』ならぬ『ゲッタードラゴン』だった。

 

 

 なんでと、そう思うだろう。

 いや、まぁ何というか。単純に己の好みが四割、実用性が三割、役割を三つに分けられて便利が三割だった。

 

 そもそも『ゲッターロボ』とは、全巨大ロボット作品中、合体・変形ロボット作品の元祖と位置づけられるものであり、3人の操縦者によってゲットマシンと呼ばれる3機の飛行機型の乗り物が合体し、陸・海・空の3形態にロボットが変化するというコンセプトは斬新で、その後の続編などにも引き継がれている。

 

 話がそれたが、造る際に一番大変だったのはゲッター線の再現だった。何せ宇宙から降り注ぐ放射線の一種で、集合、融合しまた分離も促すという特徴を持つも、その本質は生命の進化を促す……というより促そうとする意志を持つ。

 言わば人間の産みの親とも取れる説明分に学力の高くない頭が死にそうだった。

 

 ゲッターロボが物理法則を無視した変形ができるのは、装甲材にゲッター合金や合成鋼Gといったゲッター線専用の金属が使われているためという設定も、少し…いや、あまりにも無理がありすぎるためか、後年の作品では無茶な変形をしないフレームがありその外側に小さな装甲板が整列する、という解釈がされている。個人的にはこっちのが好きだったりするからとにかくヨシ!

 

 まぁ、とにかくすごいエネルギーという事。それは間違いない。

 

 ただ劇中でも早乙女博士も勘づいて居ただろう、ゲッター線には意思があるというのは確定事項らしく、それっぽいゲッター線モドキは作れたがそのものは作り出せなかった──────筈だった。

 

 

 

 

 

 

 

 試運転の際、『真のゲッター線』に出会わなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 それは、一年戦争が始まる少し前……大体1ヶ月くらいの頃だった。

 

 連邦軍に隠れて作っていたゲッターロボの動力部、その最終調整の為に地球から離れた場所。月でそれを行っていた。

 

 

「チッ、やっぱり出力が安定しないな」

 

 

 メーターには100、64、137、91。文字通り上がり下がりを繰り返し続けていた。

 それはそうだろう。足が付かないようにガラクタを回収して使いまわしているのだから、安定なんぞする筈もなかった。

 むしろよくもまぁそんなオンボロを稼働させるまでに至ったものだと褒められて然るべきだろう。

 

 そもそも前世からして頭が良いとはお世辞にも言えなかったから、この結果はある意味で妥当とも言える。

 技師の資格も合格ラインをギリギリ滑り込んだ様なもの、アマチュアにも敵わない人間が一からロボを造るという事実の壁を感じる毎日だった。

 

 

「……そろそろマズイな、軍部も勘付き始めてる。持ってあと3日もねぇだろこれは」

 

 

 そう、連邦がこちらの動きに勘付いているのだ。より正確には『コソコソと裏で何かしている』程度の感覚だろうが、このことがバレればゲッターロボの資料を見つけられ、下手すれば量産しようとする動きが起こるかもしれない。

 

 感の良い人ならば気付くだろうが、ゲッター線の量産なんぞさせたら最悪マジに人類以外が滅ぶのは明白だった。

 

 どうする、どうする、どうするんだ、どうすればいい?

 

 思考のループ、堂々巡りを続けてどうするんだよ。

 

 ゲッターロボを作ろうとしなきゃ良かったか?

 

 このタイミングで連邦軍を辞めた事が不審がられたか?

 

 もうちょい勉強しときゃ良かったなぁ〜〜!!

 

 

「スゥー……………………………………ん?」

 

 

 今日はもう帰ろう。兎にも角にも動かなければ、気持ちを切り替える為に顔を上げたその時だった。

 

 

「………なんだ、アレ?」

 

 

 ゆっくりと、ゆっっっっっっっくりと落ちてくる『ソレ』の輪郭が段々と見えてきた。

 はっきりと、『ソレ』が見えた俺は知っている。

 

 

 

 

 『ソレ』の正体を、何者よりも良く知っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゲッター、1………?」

 

 

 旧ゲッターロボの残骸だった。

 

 

 

 

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