コードギアス 転生のジェネシス   作:ボートマン

11 / 11
ロスストがサービス終了との情報にショックを受けました。
終了してほしくなかったですね。


第10話

河口湖でのホテルジャック事件から数日が経ち、黒の騎士団は文字通り正義の味方として悪事を働く悪党を断罪していた。

 

「この前が悪徳企業にその前は物資の横領だろ。それ以外にも色々とこの短期間で凄いな」

 

「………それで話って何なの?」

 

黒の騎士団と学園という二重生活で若干寝不足なっているマーヤは八雲に呼び出されて屋上に来ていた。

 

「実はゼロに連絡を取ってほしくてな」

 

「ゼロに連絡を?」

 

「ああ。これから協力するにあたって、一度は顔合わせをしていたほうがいいだろ?」

 

「確かにそうだけど。そう簡単に外に出れるの、有名人さん?」

 

からかうように言うマーヤに八雲は顔を少ししかめながら頭を掻く。

 

「やめてくれ。用務員の先輩や生徒からずっと質問されて大変なんだ」

 

ホテルジャック事件以降、八雲だけでなくミレイ達も学園内で他の生徒達から質問攻めされている。

 

そのうえ学園の外にはミレイ達へインタビューしようとマスコミがまだいるのだ。

 

「とりあえずゼロには顔合わせしたいことを伝えておくわ」

 

「ありがとう。一応これ渡しとくよ、俺の携帯の番号」

 

「わかった。それじゃあ何かあればこの番号に連絡するね」

 

そして、授業に遅れない様にマーヤは教室に戻り、八雲は今日の用務員の仕事へと戻るのであった。

 

 

 

いつも通り仕事を終え、クラブハウスの自室で休んでいた夜の時間。

 

「電話?誰からだ?」

 

携帯に着信が入り出ると、予想だにしなかった人物からだった。

 

「っ!?ゼロ…………もしもし」

 

画面の発信者名にZEROと表示されていた。

 

「初めましてかな、八雲・アルステア?」

 

「ああ、初めましてだな。とはいえまさかこんなに早く連絡が来るとは思っていなかったかよ」

 

「何、私としても君には興味があったからね」

 

「それは光栄だな。こっちとしても今話題の有名人に興味を持たれていたことにびっくりだ」

 

「用件は手短に済ませよう。明日指定するポイントに時間までに来てほしい。君の機体も一緒にだ」

 

「機体も?」

 

「ああ。そこで他の団員達との顔合わせをする」

 

「…………わかった。できれば物騒なことにならないことを祈るよ。ああ、それとできたらトレーラーを一台用意してほしい」

 

「何?…………いいだろう、こちらでトレーラーを一台用意しておこう。それでは、明日会おう」

 

ゼロから電話が切られ、八雲はベッドに倒れこむ。

 

「まさか今日連絡来るとは。………緊張するなぁ」

 

 

ゼロから連絡受けてから翌日。

 

八雲は急な用事のためという理由でどうにか休みをもらうことができた。

 

そして、バスを利用して指定されたポイント近くへ向かう。

 

指定された場所はサイタマの山中。

 

「できればトレーラーとか借りて偽装したかったけど、免許がないからな………」

 

機体は配置できる場所ならどこでもだせる。

 

だが、どうやって持ち運んだのか聞かれたらが問題なのだ。

 

普通にトレーラーに載せたって言えば、不自然に思うものはいないだろう。

 

そのトレーラーをレンタルする際に免許証などの提示を求められたら。

 

それらを持っていないから八雲はこうして交通機関で目的地に向かっている。

 

「情けないよな………」

 

ちょっと落ち込みながらもバスは目的地近くの停留所に到着した。

 

「着いた。ここから移動だ」

 

指定された時間まではまだ余裕はあるが、機体の問題があるため急ぐのであった。

 

「指定されたポイントは………ここだな」

 

あぜ道に見渡す限りの緑。

 

「準備は早々に済ませよう」

 

ハロコンを取り出して、あのサイタマゲットーの戦闘から修理が完了しているケンプファーを配置する。

 

コックピットに搭乗して機体を起動する。

 

そして、機体を木々の中に隠れるように潜ませる。

 

「よし。あとは時間まで待とう」

 

そのまま待っていると、2台のトレーラーが近くに停車した。

 

その2台のトレーラーから青色と赤色にカラーリングされたKMFが起動している。

 

起動したKMF“無頼”に八雲はケンプファーを立ち上がらせて姿を見せる。

 

「なんだよありゃ!?」

 

「全員落ち着け。彼は敵じゃない味方だ」

 

姿を見せたケンプファーに赤色の無頼と周りの団員達に対し、ゼロは落ち着くように声をかける。

 

コックプットを開き、ゼロ達に姿を見せる。

 

「随分と早い到着だな」

 

「新参者だからな。あまり遅れるわけにはいかんだろ」

 

「ゼロ、彼は?」

 

「我々の新しい仲間だ。名前は……」

 

『ゼロ、ファクトスフィアに反応あり。ブリタニアの装甲車が3台向かってくる』

 

マーヤからの通信にゼロは向かってくる装甲車へ向き直る。

 

「そうか。彼の紹介はあとだ。君はそのまま隠れてくれ」

 

「了解」

 

それからはゼロとブリタニア軍の兵士達のリーダーとの話し合いが始まった。

 

「なるほど。だから機体も一緒ね」

 

見た感じブリタニア軍の一部の兵士たちが黒の騎士団への合流を申し込んできたのだろう。

 

だが、その申し込みが罠である可能性もあるため、KMFを持ち込んだ上にこのケンプファーで備えるということなのだろう。

 

ゼロとリーダーの話が終わり、彼らはこの場を離れていく。

 

話し合いが終わったのを見計らって、彼らの傍によって機体を停止する。

 

「そういえば、それであれは何なんだよゼロ?」

 

団員である玉城の言葉に他の団員達もケンプファーを見る。

 

「彼について今から紹介しよう。降りてきてくれ!」

 

コックピットを開き、八雲はワイヤーに足を掛けて地上に降りる。

 

2機の無頼からもマーヤと赤い髪の少女が降りる。

 

「紹介しよう。新しく仲間になった八雲だ」

 

「八雲・アルステアです。よろしくお願いします」

 

しっかりと頭を下げて挨拶をする八雲。

 

そんな八雲に団員達はどう接すればいいか困惑する。

 

「彼は優秀なパイロットだ。シンジュクではたった1機でブリタニア軍の部隊を撃破する実力を持つ」

 

「しかしだな、急に言われても………」

 

「困惑するのは当然だ。だが、彼の身元に関しては問題ない。私と百目木が保証しよう」

 

「けどよぉ、この機体は何なんだ?KMFとは違うみたいだしよ」

 

「あ、この機体はKMFとは別系統の技術の機体です。これに関してはあまり話せません」

 

「話せないって本当に大丈夫なのか?」

 

流石にMSのことを詳しく話せないため、別系統といって誤魔化す八雲に他の団員達は不安そうにする。

 

「ひとまずはここを離れよう。彼を受け入れることはすでに決定事項だ」

 

「そうか。まあ、そこまで言うんなら大丈夫なんだろう。俺は扇だ、よろしくな」

 

「こちらこそよろしくお願いします」

 

どうにかゼロのお陰で黒の騎士団に合流した八雲。

 

頼んでおいたトレーラーにケンプファーを積み込んだところで、八雲は自分をじっと見る赤い髪の少女に気づく。

 

「あの、何か?」

 

「…………何でもない」

 

「カレン!行くぞ!」

 

「わかった!」

 

カレンと呼ばれた少女は赤色の無頼の下に戻るのであった。

 

「カレン?いやでも、あの声は………」

 

先程の少女が八雲の知るカレンと同一人物なのかと、帰り道に考え込むのであった。

 

 

 

 

 

 




現在の保有ポイント15000。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

機動戦士ガンダムOOR(作者:ミスト12523)(原作:機動戦士ガンダムOO)

繰り返し世界転移経験した最強系オリ主が宇宙世紀でアクシズショックに巻き込まれてOOの西暦世界に来ちゃう話▼AIに自分の妄想書かせただけです


総合評価:354/評価:6.45/完結:156話/更新日時:2026年09月30日(水) 16:12 小説情報

マブラヴ世界でメカゴジラの中枢AIとか、どないせいっちゅうねん!(作者:八雲ネム)(原作:Muv-Luv)

BETAとの戦争より、2万年前。▼ゴジラを含めた当時の怪獣との戦争の最中、2つの異星文明が来訪した事によって技術が急激に発展したものの結局はゴジラ・アースによって徹底的に破壊され、歴史の表舞台からその痕跡が消された筈だった。▼しかし、当時の人類が必死になって新しい人類の文明が発達して対抗できる日に向けてゴジラから自分達の技術を隠した結果、僅かながらに残す事に…


総合評価:582/評価:7/連載:34話/更新日時:2026年09月16日(水) 06:00 小説情報

業火の覇王譚(作者:覇者)(原作:ONE PIECE)

▼ 国盗りを画策した男──志々雄真実。▼ これは、そんな男の容姿と名前を持って生まれた男が、国盗りを上回る覇業である世界盗り。これを成し遂げんと、成り上がる物語。


総合評価:1163/評価:8.23/連載:6話/更新日時:2026年10月12日(月) 20:16 小説情報

コードギアス 君の知らない、その先へ(作者:明日を願う旅人)(原作:コードギアス)

ゼロ・レクイエムを終え、ジルクスタンでの戦いを経て、ルルーシュはC.C.と旅をしていた。▼そのはずだった。▼目覚めた場所は、アッシュフォード学園の自室。▼扉の向こうには、まだ何も知らないナナリーがいた。▼皇暦二〇一七年。新宿で、すべてが始まる日。▼失った者も、敵の正体も、自分が最後に選んだ結末も覚えている。▼今度こそ、大切な人々が生きて笑える世界を作る。その…


総合評価:861/評価:7.8/連載:23話/更新日時:2026年10月14日(水) 18:00 小説情報

“天剣”がダンジョンにいるのは間違っているだろうか(作者:覇者)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

▼ ──“天剣”の宗次郎に転生した男が、ダンジョンのある世界で歩む一風変わった冒険譚。


総合評価:1697/評価:8.72/連載:3話/更新日時:2026年10月05日(月) 20:45 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>