貴方にとってウルトラマンとは?諦めないことっすかね(白目) 作:クレナイハルハ
惑星O-50の頂上にあるオーブの光、その前で岩に腰を下ろして座る一人の青年がいた。
「まず、取りあえずここから移動か」
俺はそう呟きながら、宙に浮かぶオーブの光を見つめる。
『惑星O-50』は例えるならば世紀末だ。
善人が生活していくのは不可能に近く、住民や訪れる者のほとんどが悪人だ。怪獣を操る宇宙人や盗賊、あげるだけで切りがないそんな惑星がここ惑星O-50なのだ。
かといって、まずどうやってこの惑星から移動するかだ。そもそも何故ここにいるのか、なんで俺は地球じゃない星でもこうして呼吸しても問題ないのか分からないことだらけだ。
全部がデュナミストだから、そんな言葉で片付けられたらまぁなにも言えないけども。
ンネクサース♪─(^-^)/─
そんなやること決まった?みたいな乗りで顔文字飛ばすな邪神。
ンネクサース♪─囧─
なんでー?って心当たりないんすか?無いんですか、ハハ!はぁ……。
本当にここからどうやって移動するかと現実逃避をする、先程から握っているエボルトラスターが自分を主張するかのように淡く光りドクンドクンと鼓動音を鳴らしている。
あれか、ネクサスなって飛べってことかよ?
嫌だよ変身なんてしたくねぇよ。
命削る変身だと分かってるんだから変身なんて極力しねぇよ、てかエボルトラスター?お前たしかデュナミストを安全なところにワープさせる機能無かったか?
おいワープさせろよ、今すぐ俺がいた地球まで。
「はぁ、まじでやるしかないかぁ!やればいんだろ、取りあえずO-50から抜け出さねぇと安心して過ごせねぇ」
ンネクサース♪─╭( ・ㅂ・)و─
は?変身したら次元移動するホールを開く?まじで言ってますこの邪神?頼むから安全な場所に繋げてくださいよ本当に。死ぬとかまじで、勘弁ですよ?こっちは。
そう思いながら立ち上がって先程から鼓動し続けているエボルトラスターの鞘部分を左手に持つ。
そして、引き抜かないまま2分が過ぎた。
ンネクサース♪─(´・ω・`)?─
「なぁ、これ……やっぱ抜かなきゃダメか?エボルトラスターの力でワープとか」
やっぱりさ、いざ変身しようとすると……ね?
俺がウルトラマンに変身するの解釈違いと言うか、これまで絆を結んできた人達が偉大すぎると言いますか。変身で削られる変身者の肉体の寿命、俺の寿命とか色々と惜しくなってくると言いますかね?今からでもやめません?俺にデュナミストなんて無理ですし?元一般人で、いざ戦闘とかになって怪獣や宇宙人と戦うとか普通に無理ですからね?そもそも俺がデュナミストになったのだって元をたどれば強制だった訳ですし──。
ンネクサース♪─ ╮(´-ω-`)╭ ─
その顔文字が出た瞬間だった、俺の右手が勝手に動き出す。エボルトラスターを引き抜きそのまま頭上へと掲げていく。止めようとするが俺の腕は俺の意思とは反対に止まらなかった。
「はっ!?ちょっ!そんなのありっ!?てか初変身こんなのとか、もうちょっと決めるぜ覚悟みたいなのとか、やめ、やめろマジッこの、邪神がぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
次の瞬間、俺は光に包まれた。
惑星O-50の大地に光の柱が立ち上る、やがて消えていく光の柱があった場所に一つの影が現れた。
現れたのは銀色の身体の所々に青色、金色、オレンジ色の配色があり、胸にはY字型のカラータイマーの役目を果たすエナジーコアが光輝いている。
見覚えのある腕や視線を下げて見えたエナジーコアのから、俺はウルトラマンネクサスアンファンスと呼ばれる姿となったと知り頭を抱えたくなったが、ネクサスが頭を抱えるとか解釈違いなのでどうにか抑えて膝立ちの状態から立ち上がる。
「
はぁ、まじでウルトラマンに成ってるのな俺。
なんか、まじでどうなるんだろな。
そんな事を考えていると、またもや俺の意思に反して身体が動きネクサスもまたその行動をとる。ネクサスが地面を蹴り飛び上がると、大地から離れ真上へと登っていく。
空を飛ぶ感覚を強制的に味わうなか、飛びながら俺の身体が勝手に動きエナジーコアの前に手甲に備えられたアームドネクサスを置き始め、嫌な予感が感じて思考が止まる。
おい邪神、やらないよな?
敵いないのに形態変更とかまじでやらないよな?分かってるよな邪神?それやると俺の寿命まじでマッハで削れるのよ?
解説するが、ウルトラマンネクサスにはフォームチェンジともまた違う気がするが、姿を変えて戦うことが出来る力があるのだ。
原作では変身者によって、変化する姿が異なっていて前半は赤いネクサスことジュネッスが活躍し、後半は青いネクサス、ジュネッスブルーへと変身するようになるわけだ。
そしてネクサスは変身時にアンファンスになり戦闘中にフォームチェンジをするのだが、ネクサスにおいてジュネッス、ジュネッスブルーへと変身するのは自身が最大限に力を出し戦うためである。ネクサスは不完全な状態でありジュネッスやジュネッスブルーの姿となること、更にはメタフィールドと呼ばれる自分に有利な異空間を作り出して戦う事で本来の力を出すことが出来るらしい。
そしてそんな姿で活動できるのは3分間でありそれを越えて活動すると死ぬ可能性がある。
つまり、ジュネッス等を使えば使うほどに衰弱すると言うことだ。
そう思っていた、その時だった。
ピキーン!
そんな効果音が脳内で響き渡り、何処かの実験施設のような場所が脳内に浮かび上がる。その部屋の中央には頭部を覆うような機械を装着され、椅子に倒れるようにして座っているピンク色の髪の毛の女の子がいた。
彼女の頭部に装着された機械には沢山のコードが繋がっており様々な見たことのない機械に繋がっている。
『──けて……■■■せんぱい、■■せんぱい……たすけ、て───。このまま、ずっとは……嫌で、す』
譫言のようにそう繰り返す消えそうな程に弱々しく衰弱した様子の少女の声をまるで嘲笑うような笑い声がその場に響き渡る。
『どれだけ助けを呼んでも無駄だ、あのダイナとかいうウルトラマンも死んだ!この世界にウルトラマンはおろか私に害を与えられるような存在はもういない!!貴様のその特性は、私の……ナックル星人アッサッシーノの道具として使ってやろう。そして私の道具としてこのまま生きていくのだ!貴様が死ぬまで、永遠になぁ?』
『まだ死にたく、な───』
なるほどなるほど、つまりここに行けと?戦闘経験のない人間に……一般人に、あのナックル星人と?あのブラックキングより強いっていうナックル星人と戦えと?
ンネクサース♪─諦めるな─
おめぇ、常識ってしってっかァ?徒手空拳の経験が無いやつがどう戦えと?
ンネクサース♪─この力は、決して希望を捨てない人々のためにある─
何とかなるってことか?俺このウルトラマンの姿で無様にやられたくないんだけど?解釈不一致過ぎて嫌なんだけと?
ンネクサース♪─ ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ ─
そんな俺の意思とは関係なしにエナジーコアに添えていた腕を勢い良く振り下ろす。次の瞬間、俺は惑星O-50どころかこの世界から消えた。
ナックル星人アッサッシーノは調子に乗っていた。彼がこのウルトラマンの存在しない世界でたまたま見付けた頭部に光の輪が浮かんでいることが特徴的な人間の幼子。
珍しい見た目から捕まえたそんな彼女の持つどんな暗号でも解除する力は凄かった。
彼女の前ではどんなセキュリティでも無に等しく、どんな場所にでも入りどんな物でも開けることが出来る。
それを知ればこの人間を手放す事はしなかった、彼女を利用すればどこまでも登り上がれる。
圧倒的な幸運と圧倒的な高揚感に、身を委ねていた。
本来の歴史ならば、その世界にはいない……存在しないはずのナックル星人アッサッシーノとそんなナックル星人に捕まった人間と思われる少女。
イレギュラーな存在達の元に更なるイレギュラーが現れる。
「ん?」
突如としてナックル星人アッサッシーノの背後で光が溢れた。そして違和感を感じたアッサッシーノが振り返る、そこには彼の最も恐れる存在がいた。
ソイツは、銀色の身体で片膝を地面についており胸には奴らと似ているが異なる形の光がそこにあった。
「な、何故だ!何故ここ──」
次の瞬間、奴は消えていた。そして次の瞬間、腕を大きく振りかぶったまま目の前まで迫った奴がいた。
「シェアッ!」
次の瞬間、顔に大きな衝撃と圧迫感そして鈍い痛みを感じナックル星人アッサッシーノは大きく吹き飛ばされていた。部屋に設置された機械へと身体がぶつかるが止まらない、いくつもの機械を倒し火花が散る中でようやく止まり地面へと仰向けに倒れる。
な、何故だ……何故ここがバレた?何故ここに、何故ここに
ナックル星人アッサッシーノは慌てて立ち上がり、反撃しようとするが身体が動かなかった。いや動かせなかった、即座に身体を見ればナックル星人アッサッシーノの身体に光で出来たロープのような物が絡み付いていた。そしてその光を辿れば、先程のウルトラマンの腕に繋がっている。
「な、何だその技───」
ナックル星人アッサッシーノが話し終わるのを待つこともなく、目の前のウルトラマンから出された光のロープのような物によって身体は宙へと持ち上げられ次の瞬間、勢い良く振り下ろされる。
身体中に激痛が走り朦朧とする意識のなか、ナックル星人アッサッシーノが最後に見たのは此方へと向けて腕を十字に組んだウルトラマンの姿だった。
続きはマザースフィアと同化しました。
番外編でブルアカコラボについての反応スレ
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