貴方にとってウルトラマンとは?諦めないことっすかね(白目)   作:クレナイハルハ

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怪獣は早く片付けた方が良いだろ─( ー̀ωー́)⁾⁾─

 

懐かしい光景が、目の前に広がっている。

 

『こらーコユキいい加減にしなさい!!』

 

『うわーん!なんでーー!?今度はバレないと思ってたのにー!』

 

『ふふふ、観念して捕まった方がいいですよコユキちゃん』

 

本当に懐かしくて、何ヵ月ぶりにみる先輩達の姿に頬を涙が伝っていることに気付かなかった。

目の前にいる自分、そして自分がいた世界。

もう戻ることは出来ない、ユウカ先輩にお説教されることも無い会うことも出来ない。その事実に、また涙が流れ落ちていく。

あの日、偶然見つけた変な機械に触れてこの世界に迷い込んでから私の生き方は変わった。変わるしかなかった。

数日に一度は巨大怪物が暴れまわり、人々が逃げ惑う姿をみて生まれて初めて感じた心奥底から感じる恐怖で動けず、固まっていた私は目の前で沢山の人達が急に消えていくのを見た。

恐怖から動けなかった私は、それから何回もいろいろな誰もいないお店に入って食料を手に入れて生活してきた。

どれだけ長い間そうしていたのか、何日間そんな生活をしていたのか分からない。

いつものように誰もいない店に入った瞬間、私はあり得ないものを見た。

人間に近い体つきの、異形の怪物に。その怪物に捕まりひたすらに暗号の解読をして過ごした。

食料も貰えず、ずっとひたすらに暗号を解読していたときにとうとう私は意識を失った。

これが私の、キヴォトスと呼ばれる学園都市のミレニアムサイエンススクール1年生の黒崎コユキの体験してきた事だった。

意識が浮上していく感覚に、自然と体が震える。どんな恐ろしい光景が広がっているのか分からない。このままずっと、この幸せな()の世界にいたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目蓋を開くと、そこにはホームセンターらしき場所の天井が広がっていた。

チラリと腕をみて、足をみる。何処も縛られておらずあの変な怪物に捕まってから付けられたヘルメットのような物も被らされていない。

なんで?あれは夢だった?そんな疑問ばかりが浮かぶなか、後ろから足音が聞こえて即座に振り返る。

そこにはランタン片手に持った男の人が、ヘイローを持たない二十代くらいの男の人が立っていた。

 

「起きてたか、飯は食えるか?」

 

「え、あ……」

 

体は大丈夫かというテンプレな言葉ではなく、食事が出来るかと聞いてきた男性の言葉に返事をするより早くお腹が空腹を訴えるように音を鳴らした。咄嗟にお腹を押さえる、恥ずかしさからか頬が熱い。

 

「問題無さそうだな、あっちにコンロ設置してあるから適当に食うぞ。食えないもの、アレルギーとかは?」

 

「な、無いです……」

 

「ならカップ麺でいいか、向こうに行くぞ」

 

「ぇ、ぇえ……ここはこう手料理とかじゃないんですか?」

 

「こんな状況で、使えそうな食材あったら考えてやる」

 

そう言いながら私に背を向けて歩き出した何処か現実離れした不思議な雰囲気をした彼の背中についていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、まじでなんでブルアカのコユキがウルトラマンサーガの世界にいるんだよ。

 

ンネクサース♪─(・-・)?─

 

いや、ノアに説明するなら別世界じゃなくて別次元か?にいる奴なんだよコイツ。

目の前でカップラーメンを啜っている、頭部に浮かぶ光輪以外はふつうの少女とも言える彼女。

俺は彼女について知っている彼女は恐らくだが名前は黒崎コユキ、名前だけ聞けば死神代行のアイツの娘とか妹とかを想像するだろうが違う。

ブルーアーカイブと呼ばれるゲームに存在するキャラクターの一人、いわゆるアニメやゲームのキャラ達がいる二次元にいる存在だ。

 

ンネクサース♪─(;゚Д゚)─

 

ゲームで所属する学園の問題児で常に怒られてなんで~!と叫んで逃げては捕まる事が印象的な奴だ。

マジで、なんでコイツがこんなところにいんだよ。おい邪神、これマジどうなってんの?

 

「あの、食べないんですか?伸びてますけど」

 

「あぁ……今食うよ」

 

少し伸びたがまだ食べられる麺を啜りつつ、本当になんでウルトラマンの世界にブルアカキャラがいるんだと疑問を浮かべる。

おさらいというか、確認だがこの世界は恐らくはウルトラマンサーガの世界。特撮上はフューチャーアースと呼ばれる場所だ。

バット星人の実験場として利用されており、最強のゼットンを作ろうとしていてわざとチームUや子供達の恐怖と絶望をエサとして活用している。

そんな時に別次元からウルトラマンダイナが現れ、チームUと子供達を守っていたがそんなダイナはバット星人とゼットンの前に敗北し石化する。

それから石化したダイナが別次元にいるウルトラマンゼロ、そしてウルトラマンコスモスをこの地球へと呼んだ。

ヒョンなことから偶然ダイナの世界からスフィアの迎撃中この世界に転移してきたチームGUTSの新人隊員であるタイガ・ノゾム、彼はウルトラマンゼロが撃ち落とした宇宙船が落下していき宇宙船から子供を守ろうと身を挺したタイガをゼロが助けて一体化、その後に起こる様々な出来事やタイガの葛藤などもあり最終的にウルトラマンサーガとなった彼らは敵であるバット星人が作ったハイパーゼットンを倒して失ったひとも戻ってきてハッピーエンドで終えるこれが具体的な流れだろう。

 

「本当に、なんでこんな世界に来ちまったのかねぇ」

 

そんなことを考えていると突如として口の中で咀嚼し感じていた筈のカップラーメンの味と食感が消える。試しに何度かラーメンの麺を啜り、スープを口に含むが全く味が感じられない。

 

ンネクサース♪─Ψ(*¯ч¯*)''─

 

は?まさか、邪神お前!?

 

ンネクサース♪─(๑´ڡ`๑)─

 

そんかことを考えていると、美味しかったぞ?とも言いたげな顔文字が脳内に表示される。

やりやがったコイツ、確かに今までウルトラマンのほとんどが地球の食事に感激している描写はあったけど、お前までか?しかも俺の味覚を一時的にとはいえ奪いやがって。

 

「あの!!

 

「おわってアッツ!?」

 

こちらへと身を乗り出して詰め寄っていたコユキ(仮)の言葉に思わず離れようと動く。大きく揺れてカップから零れたスープが膝に垂れて熱さに思わず声が出てしまう。

 

「あなたも、別の世界からここに来たんですか!?」

 

「え、なんで知って」

 

「だって、さっき言ってましたよね!!"なんでこんな世界に来ちまったのかねぇ"って!」

 

邪神と話していた癖なのか、一人言が口から零れていたらしい。

 

「もしかして、ここから別の世界に行く力があるんですか!?ならなら私を元の世界に返してくださいよ!」

そう言いながらいつの間にか涙を流しながら詰め寄ってきた詰め寄るコユキに驚いて体が固まる。あの顔文字で表せるような泣き顔ではない、全てをなげうっても良いと感じられるような、暗闇の中で一筋の光を見つけてそれにすがるような表情だった。

「帰りたいんです、帰りたいんですよ!!ユウカ先輩やノア先輩がいて、先生がいるミレニアムに!怖いんですよ、ここ!急に人が消えて、宇宙人がいて、大きな怪物がいるこの場所が!!なんでも、なんでもしますから!ねぇ!私を帰して、帰して下さいよ!」

 

着ていた服の上着をつかんで弱々しく揺らされる、そんな彼女に対して俺は何も言えない。

だって知らんもん、ウルトラマンノアが様々な世界に行けるのと、別次元に行くことが出来るのはゼロの映画やギャラクシーファイトで分かる。

でも、場所を特定してその場所に次元移動するとか出来るん?

ゼロのウルティメイトイージスをコピーしたエックスはやれてたけども、そこんとこどうなの邪神(ノア)

俺、こんな絶望して1歩間違えればテラー化するような絶望と恐怖感じてる相手に出来ない的な返事返したくないんですけど?

 

ンネクサース♪─٩( 'ω' )و─

 

「あ、出来るっぽい」

 

「本当ですか!?やっと、やっと帰れるんですか!?」

 

ンネクサース♪─(乂・д・´)─

 

「は?さっき出来るって言ったろうが!?」

 

「えっ!?どう言うことですか!?私帰れないんですか!?」

 

ンネクサース♪─(`・ω・´)つ─

 

脳裏に浮かぶ顔文字から感じられたノアの意思らしきものに、俺はノアが言っていることが何となく分かった。

つまり、この世界での出来事が……サーガが終わるまで見届けろ。手を出すも出さないも自由だが、全てが終わるまではここにいろと言う事らしい。

これ、絶対にサーガの世界で俺に変身しろって事だろ?

 

「はぁ、邪神が言うには、この後……つっても数日内だと思うがここで起こる事を全て見届けろ。だとよ、その後なら良いらしい」

 

「じゃ、邪神?信じて良いんですかソレ?」

 

「さぁね、まぁそれまで待てば送り返しては貰えるみたいだし信じても良いんじゃね?」

 

まぁ、人を勝手にウルトラマンにするような相手でもウルトラマンだし、コユキを送り届ける約束ぐらいはやってくれるだろ。

ホームセンター内にあった寝袋や布団を使ってその日は就寝することとなった。

そして次の日、朝食を食べた俺とコユキはこの世界での生き残りを探すという理由でホームセンター内で手にした物資を持ち、ウルトラマンサーガでチームUのあった工場へと向かっていた。

工場へと向かっている理由は、コユキに対してはこの世界での生き残りを探そうと言ってある。実際は、ウルトラマンサーガの物語がどこまで進んでいるかの確認だ。

火山の方を見れば、ナックル星人の言葉からダイナが負けたところまでは分かっているが、タイガやムサシがここへと来ているのかはチームUの方を見なければ分からない。

もし接触するとしても、なんとかこの世界で生き残っていた人としてチームUが流していたラジオを聞いてそれを頼りに来たと話せばいれて貰えるだろうしな。

そう思ってホームセンターから借りている双眼鏡を使って見えてきた工場を眺める、工場の外にはGUTSの制服と青い服を来た大人、そして沢山の子供達が見えた時だった、その場一体に高笑いが響きだした。

 

『フッハッハッハッハッハ』

 

あ、元凶だ。そんなことを考えていると俺の後ろを歩いていたコユキは何ですかこの声!?と驚きと怯えの混ざったような声を漏らす。少し先の工場からも子供達の叫び声が聞こえてくる。

 

すると宙に黒い禍々しい感じの歪みが出ると、そこにはバット星人の顔が浮かび上がった。ふと隣を見ればコユキが涙目になって震えていた。まぁ、こいつ宇宙人に捕まってたしトラウマ的なあれだろう。

 

「あれは投影された映像だ、俺たちの方には話してないから安心しろ。取りあえずお前を元の世界に戻すまでは守ってやるから泣くな、泣かれてると向こうついたときに変な誤解をされそうだしな」

 

「最後が、一番の理由ですよね?」

 

そんなことを言ってくるコユキ、俺は教師でもカウンセラーでもないからこんなことしか言えない、キヴォトス戻ったらきっと先生やセミナーオオフトモモが何とかするだろ。

 

『ウェッハッハッハ、ご機嫌よう世界に取り残されたもの達よ!ゼットンの食事は貴様らの絶望と恐怖心……たっぷり怯えてくれ、我がゼットンの為に』

 

そう言うとまたもや高笑いしながら消えていくバット星人の通信映像に、俺は思い出した。

バット星人がこんなことを言ってる、てことはタイガを騙したゼロの変身(笑)のシーンか。

そんな事を考えていると大きな地響きと共に工場の向こうの方から現れたのは頭の角が特徴的な怪獣であるゴメス、そして初代以降で登場が凄く少なくて稀なグビラ。

 

「うわーん!また出た~!!」

 

隣でコユキが叫び声をあげる、確かこの後映画ではタイガがゼロに心の目で敵を見るんだって唆して強制変身させられたんだよな。

タイガが拒否してたからチビトラマンなんて呼ばれるような小さな姿だったけど。

見た当時は汚い、ウルトラマンなのに汚い!と思って笑っていたがいざ今になってみると本当に笑えない。

あれ?タイガってもしかして俺と同じ?……うわ、ゼロといい邪神とやってること同じじゃん、マジで最低だな。

 

ンネクサース♪─∑(゚Д゚)─

 

あの子そんなことしてたの!?みたいな反応してるあんたもさ、おんなじことやってるんですよ邪神?ねぇ邪神?

 

「早く!逃げましょうよ!ねぇ!」

 

俺の服を引っ張って逃げるよう話すコユキだが、俺はもう俺みたいに強制変身させられるの見たくない。

俺みたいなのがネクサスに変身するのは凄く、凄く解釈違いだし原作も壊すのもヤダけど。

子供達や大人にバカにされるウルトラマンゼロとか解釈違いだし、ゼロが人を騙して変身させるとか絶対に許せないし、してるの見たら殴る自信ができてしまう。

なら俺がここで戦った方が色々と良いのでないかと思ってしまうのだ。

コスモスには申し訳ないがどうせフルムーンレクトした怪獣はバット星人に殺される訳だし、早くに倒してしまった方が子供達や基地の機材への被害は小さくなるだろう。

そうしてその後に改めてコユキと合流して工場に行けば問題ないだろうし。

ゼロにはここで変身せずにいて貰うか、そう思いながら俺はコユキが掴む服を優しく外す。

 

「ちょっと行ってくる、荷物頼むわ。これ以上俺のような(強制ウルトラマン変身)被害者は出したくないし」

 

そう言いながら背負っていた大きなリュックを下ろす、今の場所は工場から少し離れてる場所で恐らく怪獣との戦闘で出る被害はこないだろうし。

 

「え?何を言って、私を元の世界に帰すって約束は」

 

「それは当然守る……いや守らせるから、すぐ帰ってくるから、3分ぐらい待っててくれ」

 

そう言いながら俺は上着のポケットからエボルトラスターを取り出す。

 

ンネクサース♪─(゚∀゚)!─

 

いいかノア?最初に言っておくが俺は絶対に、絶対にフォームチェンジはしないしメタフィールドも使わないで戦闘するからな!

どんな敵が来ても少しでも怪我しないよう立ち回って、命を削ることも怪我することもしないで勝ってやる。

 

ンネクサース♪─(눈_눈)─

 

呆れた雰囲気を感じさせる顔文字が脳内に浮かぶなか、俺は左手に持ったエボルトラスターを右手で引き抜きながら、頭上へと勢い良く振り抜いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイガ・ノゾムは目の前で青い巨人、ウルトラマンコスモスがゴメスとグビラに挟まれて何度も攻撃を受け、ゴメスの振るった尻尾で吹き飛ぶのをみていた。

チームUもタイガも、コスモスが2対1という不利な状況にも関わらず、怪獣と和解するため傷付けないよう立ち回っていることを理解していた。

だが、それがコスモスの……ムサシの不利で一方的に攻撃を受ける原因になっていた。

 

「2対1はキツイっしょ…しかも慈愛モードじゃ」

 

『数は問題じゃない、大切なのは心の目で敵を見ることだ』

 

不利なコスモスを目にし、弱気な発言をするタイガを自分に変身させるとある方法を思い浮かべたゼロは、タイガを誘導しようと言葉を続けようとしたその瞬間。

 

──諦めるな──

 

「え?」

 

『ッ!?』

 

その場にいたチームUのメンバー、そして工場内に隠れ外を伺う子供達、そしてコスモスにまでもその重く、そして強い意志が込められた言葉が響いた。その言葉と共に一筋の光が倒れたコスモスへと近付くグビラへと迫りグビラに当たる。そしてそのビームをまともに喰らったグビラはその体を粒子へと変え、風に乗って消え去った。

そんな粒子となり消え去っていくグビラへと手を伸ばすウルトラマンコスモスの手は空を切り何も掴むことはなかった。

一度とはいえ、興奮した状態から大人しくさせ元の住みかへと戻した怪獣。そんな怪獣を目の前で殺した存在に怒りを抱き拳を握りしめる。

 

「今の声……」

 

「諦めるなって…」

 

「一体、何が」

 

困惑するチームUのメンバー達だったが、コスモスとゴメスの間に新たな巨人がまるで最初からその場所にいたように現れた。コスモスとゴメスが驚きの視線を向けた先には銀色でまるでYのような形のカラータイマーらしきそれを胸に灯し、腕を十字に組んだウルトラマンがいた。

 

『ノア?いや違う、アイツは一体……』

 

ウルトラマンゼロの困惑を他所に現れたその新たなウルトラマンは右手を軽く握り腕を前へ、伸ばした左手を引いて構える。

 

「シェアッ!」

 

ゼロやコスモス、そしてチームUすら知らない謎のウルトラマン……ウルトラマンネクサス・アンファンスが戦闘へ介入した。

即座に立ち上がりこれ以上、怪獣を傷付けないよう構えたコスモスだったがその横をネクサスの放ったパーティクル・フェザーが通りゴメスへと突き刺さる、そしてゴメスはコスモスから自分を攻撃してきたネクサスへと標的を切り替えて咆哮した。

 

「フッ!」

 

『待ってくれ!!』

 

コスモスの制止する言葉を聞かず、ネクサスはマッハムーブによる高速移動とその高速移動の勢いを使ったハイキックでゴメスの頭部を蹴り飛ばした。

少し後退して耐えたゴメスだったが、間髪入れずに再び繰り出された2度目のハイキックに蹴られた方向へと吹き飛び地面へと倒れる。

これは余程のダメージだったのか、ゴメスは立ち上がることが出来ずその場で足掻くことしか出来なかった。

そんなゴメスを見たネクサスは一瞬、背後のコスモスをみた後左腰に右手を当ててそこから抜刀を思わせる動きで十字で作りクロスレイ・シュトロームを放った。

クロスレイ・シュトロームを受けたゴメスは地面から立ち上がることなく粒子へと分解され風に乗って消えていった。

 

『何も倒さなくても』

 

ネクサスへと歩み寄り、そう声をかけるコスモスだがネクサスはこれが正解であり、最善の選択だったと言うように何も答えず真っ直ぐコスモスを見つめるだけで何も返事を返さない。

チームUはダイナのようにハンドサインや頷くこともせず、コスモスとも違い機械的な動作をする新たなウルトラマンへと困惑する。

 

『ッ!』

 

コスモスは話どころかジェスチャーすらしないネクサスに困惑していたがネクサスが突如として上を見上げ即座に両腕をクロスさせ上へと伸ばすと、自身とコスモスを守るようにサークルシールドが展開される。

 

『何を?』

 

困惑するコスモスだったが、次の瞬間にネクサスの展開したサークルシールドがネクサスとコスモスの頭上に浮かぶ黒い円盤から放たれた雷を防いだ。

 

『勘の良い奴だ……』

 

黒い円盤からバッド星人の声が響き渡る。

 

『新たなウルトラマンども、これは警告だ。即刻私の実験場から立ち去れ!!早々になウェッハッハッハッハッハ』

 

そんな言葉と同時に消え去る黒い円盤、バッド星人の宇宙船があった場所をチームUのメンバーやタイガ、そしてムサシは見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バッド星人の宇宙船が消えたのを確認して即座に変身を解除した俺は、コユキの元へと戻って来た。

これ以上は特に介入する理由なんてねぇし、後はサーガの物語をポップコーン片手に眺めるだけだな。

それにしても変身すると結構疲労が体に来るな。まだ戦闘で負傷はしてないけど、負傷したらどんな状態になっていたことか。

 

「あー疲れた、荷物見てくれてありがとな」

 

そう言いながら呆然と此方を見つめたままのコユキに感謝しながら持っていてくれたリュックを受け取って背負う。

 

「えっと、説明してくれますよね?」

 

「あー、まぁ長くなるから工場ついて落ち着いてからでいいか?」

 

そう言いながら俺とコユキはチームUの基地である工場跡へと向かった。

 

 

 






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