“枢相”イグラは敗残兵   作:チト 熟練見張員

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ロドスも悪くはないぜ?
ロドスも悪くはないぜ?
ロドスも悪くはないぜ?

プリースティスの自動指揮は崩れるけどな!

“その点、アロナはすごいよな”
“その端末(シッテムの箱)ウチ(ロドス)PRTS(粗大ゴミ)交換しようぜ”


Vol.2 第二章:吊るされた双頭の王女.編
第十二話 夜間遊覧


13時間前

 

 

 

___キヴォトス、ミレニアム自治区、廃墟

 

かつては整然とした街並みだったのだろう。
今では瓦礫と錆びた鉄骨、割れたガラスが散乱し、風が吹くたびに金属が軋む不気味な音が響く。

曇天の下、街路には長らく誰も踏み入れなかったかのように埃が積もり、色褪せた看板がぶら下がっている。

 

その中を、一人の生徒が歩いていた。
艶のある黒のメイド服に身を包んだ少女の姿は、この荒廃した風景の中で異様なほど際立っている。
背筋を伸ばし、規律正しい足取り。だがその表情には緊張の色があり、瞳は常に周囲を警戒していた。

 

少女は耳に装着した無線機にそっと手を添え、静かに声を発する。

 

 

「リオ様、指定の地点に到着しました」

 

 

無機質なノイズの後、澄んだ女性の声が返ってきた。

 

 

『確認したわ。既に承知していると思うけれど、もう一度説明するわね。
数日前、この地点付近で稼働を続けていた監視カメラが、正体不明の機械兵を記録したわ。その姿は、これまで廃墟で確認されているオートマタやドローンとは異質なものだった』

 

 

少女は一瞬だけ目を細め、周囲を見渡した。
瓦礫の影やひび割れた建物の窓に、機械の気配は感じられない。だが、静けさが逆に不気味さを増している。

 

 

「発見と鹵獲が任務ですね」

 

『そうね。可能なら鹵獲してちょうだい。ただ、相手の出方が分からない以上、冷静に頼むわ。』

 

「イエス、マイロード」

 

 

短く答え、少女は無線から手を離した。
その瞬間だった。

 

 

「……ッ!!」

 

 

背後から肌を焼くような圧を感じ、少女は反射的に後方へ跳んだ。
次の刹那、轟音と共に彼女が立っていた地点が爆ぜ、瓦礫と砂塵が空気を裂いた。
衝撃波が全身を打ち抜き、頬に鋭い破片がかすめていく。

 

 

「ミサイル……奇襲!?」

 

 

耳を打つ爆音の余韻の中、少女は素早く目線を巡らせた。
瓦礫の屋根に立つ白い影――人形のように整った外見を持つ白色のオートマタが、手にしていたロケットランチャーを投げ捨て、背を向けて逃げ出していくのが見えた。

 

 

「リオ様、怪しいオートマタを発見。これより追跡に入ります」

 

『お願い。データはこちらで録っているわ』

 

「はっ」

 

短く答え、少女は瓦礫の地面を蹴った。
まるで重力を裏切るような身のこなしで、一気に屋根へと飛び上がる。
白いオートマタはこちらを振り返りながら銃撃を放った。乾いた発砲音が廃墟に木霊し、鉛弾が瓦礫を穿つ。

 

 

「無駄です」

 

 

少女は身を低くし、銃弾を紙一重で避けながら前進する。
オートマタは追撃を嫌ったのか、近くの建物へ滑り込むように姿を消した。

 

 

「逃がしません……!」

 

 

少女は建物の入口に立つ。崩れかけたコンクリートの外壁、赤錆びた鉄製の扉。
扉を開けると、そこには地下へ続く階段が口を開けていた。
下からはひんやりとした空気が吹き上げ、微かに油と鉄の匂いを運んでくる。

少女は腰のポーチから懐中電灯を取り出し、カチリと点灯させた。
白い光が闇を切り裂き、埃が舞う様を照らす。

 

 

「……CQC(近接戦)になりそうですね」

 

 

独り言のように呟き、彼女は階段を駆け降りた。
靴音が乾いた反響を生み、地下へ吸い込まれていく。

やがて長い階段を抜けると、薄暗い廊下が続いていた。
壁は金属製で、所々にケーブルが垂れ下がり、まだかすかに電流が走っているのか青白い火花が瞬いている。

少女は銃を肩に構え、警戒を強めつつ廊下を疾走した。


 

廊下を抜けた先――突然、広大な空間が目の前に広がる。

 

 

「……っ」

 

 

暗闇に包まれたその空間は、天井すら見えないほどの高さを持ち、足音は重く反響して耳に戻ってくる。
無機質な匂い、冷気、そして不気味な静寂。まるで生き物の口腔の中へ入り込んでしまったかのような圧迫感があった。

 

 

「……ここは」

 

 

彼女が一歩踏み出した、その背後。

 

ガダンッ!

 

鋭い金属音が轟き、彼女は振り返る。
先ほど通ってきた通路の入口に設けられた重厚なドアが、油圧音と共にゆっくりと閉じられていくところだった。
埃が舞い、錆びた匂いが一層濃くなる。

 

 

「……出口が、塞がれましたか」

 

 

無機質な声で呟きつつも、少女の瞳には一瞬、鋭い闘志の光が宿った。

 

 

 

//////////////////// CHESED ////////////////////

DECAGRAMMATON

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

俺たちは100フィートとかいうクソみたいな高度で飛んでいる

We had been flying all day long at a hundred fuckin' feet

 

天気はクソ、雨やみぞれが馬鹿みたいに降りやがる

The weather fuckin' awful, fuckin' rain and fuckin' sleet

 

南を指していたコンパスは今、クソみたいな所を指してやがる。

The compass, it was swinging south, east, west and fuckin' north

 

そして俺たちはクソッタレなアビドス砂漠に不時着するハメになった

And we made a fuckin' landfall in the Desert of fuckin' Abydos

 

 

でもな、空軍はそんなヤベェとこじゃないぜ?

Ain't the Air Force fuckin' awful?

Ain't the Air Force fuckin' awful?

Ain't the Air Force fuckin' awful?

 

俺たちをクソッタレな砂漠に不時着させるがな!

And we made a fuckin' landfall in the Desert of fuckin' Abydos !!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

>01:34

>ミレニアム・サイエンススクール自治区

>指定危険区域『廃墟』上空、4300m

 

 

 

 

AWACS BANDOG

<各機へ。目的地まで、あと5分。周囲の対地、対空警戒を厳となせ。いいな?>

 

『あいよ』

『ウェルコ』

『了』

『ウェルコ』

『コピー』

『うぇるこ』

『敵の潜水艦を発見』

『THE☆フ●ック!!』

 

AWACS BANDOG

<黙れカスども!!>

 

『お前が聞いたんじゃねぇか…』

 

AWACS BANDOG

<副隊長、お前は帰ったら独房(ミレニアム反省室)だ>

 

『涙がちょちょん切れそうだぜ…』

 

 

 

夜空は雲に覆われ、星の光さえも鈍く霞む。
下方に広がるのは、暗闇に沈んだ廃墟群。

かつて都市だったはずの街並みは、骨格だけを残した骸のように静まり返っている。
その真上を、三機のアパッチAGが唸りをあげて飛行していた。

 

胴体と垂直尾翼には、ゲヘナ学園のマークと、ゲヘナ飛行機倶楽部の隊章が描かれている。

月明かりに照らされたその印章は、戦場というよりも祭りの旗印のように、妙に誇らしげに見えた。

 

ローターの轟音が夜を震わせ、冷たい風がキャノピーを叩く。
高度4300m、空気は薄く、吐く息がわずかに白く曇る。
パイロットたちは眠気を堪えながら操縦桿を握り、計器類が放つ緑色の光に目を細めていた。

そんな緊張感を切り裂くように、無線が弾む。

 

 

『ったく、ミレ公はこんな真夜中に呼び出しといて、なんの用だってんだよ』

 

『皆が皆、頭ミレニアムじゃねぇんだ。エナドリで徹夜は、ゲヘナ生には酷だぜ…』

 

『知らんのか?ついにミレニアムが滅亡すんのさ』

 

『なんだそうだったのか。先週のテロリスト騒動をやっと切り抜けたってのに、ミレニアムもつくづく不幸だな。』

 

『景気ずけにワインでも持ってくるべきだったか?』

 

『抜かせ、精々が発酵した果物ジュース程度だろうがよ』

 

『レッドウィンターのやつか?』

 

『そういうこったぁ!!』

 

AWACS BANDOG

<そんな可哀想なお前達のために、ここに定価3万円の超高級葡萄ジュースがあるぞ。>

 

『あぁ!?』

 

『なんだバンドック、気が効くじゃねぇか』

 

『お前にもまだ、気遣いだとか思いやりっていう人間の感情が残ってたんだな?』

 

AWACS BANDOG

<飲めないお前達の代わりに、今ここで開けてやる。ありがたく思え?>

 

『はぁぁ!?っざけ#$%絵2!!?!』

 

『なんだ飯テロか?』

 

『“テロリストを全員血祭りにあげろ”ってのが、お上(枢密院)からの命令なんだがな』

 

『コイツ●っちまおうぜ!』

 

AWACS BANDOG

<残念なことに、私も体制派なんだなこれが。>

 

 

ゲヘナ飛行倶楽部の部員たちは、眠い目を擦りながら操縦桿を握っていた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

昨夜未明、事態は起こった。

既に各々の寮で就寝していたゲヘナ飛行機倶楽部の部員らに、突如スクランブルが鳴り響いたのだ。

慌てて倉庫に集まれば、急を要する案件だと言われ、すぐにミレニアムに飛べとの命令が、パジャマ姿の部員たちに無慈悲にも下る。

部員たちは眠い目をひん剥いた。

 

そんなこんなでブリーフィングも無いまま、空に放り出された部員たちと機体。

何も知らされずに機体のジェットエンジンを蒸し、気づけばミレニアムの管制空域。

管制機に誘導されゲヘナ飛行機倶楽部は、禁域『廃墟』の空へと足を踏み込んでいた。

 

 

さっきから無線でずっと喋っているのは、一番機のガンナーとんで2番機と4番機のパイロット達だった。

まとめ役である隊長と1番機は、不慮の残業により今回は出撃不可。

3番機は、元から口数も少ないペアなので、そもそも無線に口を出してこない。

 

ちなみに、1番機ガンナーは基地から無線を繋いでいる。

他の仲間が真夜中の飛行中、自分だけ寝ているのは躊躇われたからだった。

 

そして、無線に参加している人間が、もう一人…

 

AWACS BANDOG

<こちら管制機。よく聞けお前たち。一度しか言わん。目標は、13時間前に廃墟に遭難したとされるミレニアム・サイエンススクールの生徒の発見、およびその救出だ。>

 

 

エーワックス…空中管制官

コールサインは、バンドック。

 

その無線から聞こえてくる声は、どこかイライラしているよう声質だった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

ゲヘナ飛行機倶楽部、その創設に深く関わっている一人のミレニアム生がいる。

 

調月リオ

 

既存の航空機と一線を画す飛行機倶楽部の主力ヘリコプター(?)、アパッチAG(アバンギャルド)をたった一人で設計した世紀の天才にして、ミレニアム・サイエンススクールを冷酷無慈悲に治める生徒会長、またの名をビッグシスター。

 

飛行機倶楽部の運用思想は、彼女の考えが多分に影響している。

その一つが、“AWACS”…早期警戒管制機と空中管制官だった。

 

 

早期警戒管制機とは、部隊の目となり、また脳となるべく生み出された機体である。

その外見は、灰色に塗られた民間のジェット旅客機が奇妙な円盤を背負う、極めて不恰好なものだ。

だが、この機体の真価こそ、その奇妙な円盤にある。

この奇妙な円盤は、超大型対空レーダーだった。

 

実際に前線で戦うパイロット達は、このエーワックスの指示に従って行動する。

逐次変化する戦況に視野の狭くなる最前線に比べ、エーワックスは情報を寸分狂いなく把握できる能力があるからだ。

そして、その能力を最大限に発揮するためには、優秀な指揮官も必要とされた。

その創設にあたりリオは、最も適した人員を選出した。

 

リオが選出した人員、それは……

 

 

 

 

 

AWACS BANDOG

<早く目標を見つけろゴミども。貴様らがチンタラポンたら飛んでる間にも、ミレニアムでは1分に60秒もの私の大切な就寝時間が無駄に浪費されていっているという事を忘れるな!>

 

『お前の就寝時間なんか知ったこっちゃねぇ…』

 

AWACS BANDOG

<お前らと違って人間様はな、毎日7時間きっちり睡眠をとらねばならん。>

 

『だから知らねぇつってんだろ!?』

 

 

コールサイン・バンドック。

………コイツである。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

『ドック怒ってるの?』

 

AWACS BANDOG

<ドックいうな3番機>

 

『やーい犬!!』

 

『わんわんwww』

 

『おて』

 

『ワオーンw』

 

AWACS BANDOG

<プチッ>

 

『怒らないでドック』

 

 

 

エーワックス:バンドッグ

“バンドッグ”という名前は、もちろん本名ではない。

「戦場で本名を使うのは、個人情報を垂れ流すようなものよ」とは、調月リオの言葉である。

そうして彼女が上司から名付けてもらったコールサインが、『バンドッグ(番犬)』である。

だが、この名前に至るには多少のドラマがあった。

そも、別の名前がバンドックには割り当てられる筈であったのだ。

 

「ゲヘナと付き合うのだから、舐められない名前の方がいいかもしれないわ。地獄の番犬にあやかって、“ケロベロス”なんてのはどうかしら?」

 

(名前ダッッッッッッッッッッッッさ)

 

リオに言われた時の彼女は、死んだ魚の目をしていたらしい。

 

その後、たまたまそこに居合わせたゲヘナの副会長*1の提案で、“バンドック”という名前に急遽変更となった。

名前が多少マシになったことに感謝した彼女だったが、ソイツが元凶のゲヘナ野郎だと知り、またしても彼女は浜に打ち上げられた魚のような目に戻った。

 

 

『?いきなり黙ってどうしたバンドック』

 

『あ〜あ、2番機がバンちゃん泣かした〜』

 

AWACS BANDOG

<ゴミめらが…まじで覚えとけよ>

 

『きっと寝不足で怒り浸透だぜこりゃ、カルシウムが足りてねぇ』

 

『カルシウムだぁ?おいおい頼むぜ。そいつに足りてないのは、お淑やかさだろ?』

 

 

バンドックは、淑女じゃなかった。

口も悪かった。

すぐ手もでた。

 

ゲーセンでギャーギャー騒いでるチビの謎メイドと殴り合うこともあった。

セミナーの予算を横領してギャンブルに溶かそうとした後輩をシバいたのも彼女だった。

かろうじて上司(リオ)への礼儀は弁えていたが、それだけだった。

 

実際、彼女はこの仕事が閑職だと思っていた。

これは彼女の勘違いである。

リオとしては、友人(共犯)の部下のサポートの為に選りすぐりの人材を選んだつもりだった。普段の彼女の態度や性格から見ても、セミナーの中で1番ゲヘナと馬が合いそうなのが、彼女だった。

 

 

 

AWACS BANDOG

<お前たち、よっぽど堕とされたいようだな?教えておくが、基地にある地対空ミサイルは、IFF(敵味方識別)関係なしに撃てるモードもあるんだからな?>

 

『やめとけバンドック。そんな脅し、ゲヘナでだって通用しないぜ?』

 

AWACS BANDOG

<殺す>

 

『おいおい、本当にこいつに足りてないのはお淑やかさだけか?』

 

 

 

結果的に見れば、稀代の天才、調月リオの差配は完璧だった。

バンドックはE-767早期警戒管制機の空中管制官として、完璧だった。

そして何よりも、ゲヘナ生とメチャクチャ馬が合った。

てかもう、こいつ四捨五入したらゲヘナ生だろ。

飛行倶楽部の整備員たちは、内心そう思ってた。

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

泣きそうになるまで、俺たちはヒノム火山の真上を飛んだ

We flew the Hinom Volcano 'til it made us fuckin' weep

 

 

クソ暑いしクソ眩しいし、おまけに底も見えねぇ

The Mt was fuckin' hot and fuckin' dazzle and fuckin' deep

 

 

パンデモの上層部はマジでクソみたいな頭してやがる

Operations Room of Pandemonium is simply fucking

 

 

そして、行政官は犬みたいにソコに居続けるんだろう(笑)

And Administrators will be there 'til they're dog’s well forgotten

 

 

 

でもな、空軍はそんなヤベェとこじゃないぜ?

Ain't the Air Force fuckin' awful?

Ain't the Air Force fuckin' awful?

Ain't the Air Force fuckin' awful?

 

 

 

でも、行政官は犬みたいにソコに居続けるんだろう(笑)

And Administrators will be there 'til they're dogs well forgotten

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

機体下部に取り付けられた投光器が、地面を舐め回すように鋭い光を放つ。
白々とした光が瓦礫に砕け、影が長く伸びては消える。
その光景は、まるで古い刑事映画の一幕――逃走する犯人を警察のヘリコプターが執拗に追い詰める、そんなシーンを彷彿とさせた。

 

 

『しっかしまぁ、こんなところに、遭難した生徒ねぇ?』

 

 

誰かが呆れたように吐き捨てる。
ヘリのエンジン音にかき消されそうな声だが、無線越しにはやけに軽く響いた。

 

 

 

『ここは、連邦生徒会に封鎖された禁域だぞ??だってのに、来るか?普通……』

 

『……ん、見つからない』

 

『キナくせぇってこったぁッ!!』

 

 

AWACS BANDOG

<無駄口は叩くな。お前たちは、割り当てられた仕事を黙ってこなしていればいい。>

 

『なんだ、随分と含みのある言い方だな?バンドック』

 

AWACS BANDOG

<質問は受け付けていない。>

 

『はっ、読めたぜ。さては、ここで生徒が遭難ってのはガセだろ?本当は、ここで何かやってたんだ。それも、セミナー包みでよぉ』

 

『セミナー包み?』

 

『もしここがただの廃墟ってんなら、なんで連邦生徒会長はここを禁域にした?なんで依頼主は、送迎にこんな大規模な戦力(虎の子のアパッチAG3機)を投入する?』

 

『大規模な戦力………ひょっとして、あれか?前のアビドス砂漠で見た……』

 

 

AWACS BANDOG

<少なくとも、お前達には永久に知る必要のないことだ。>

 

 

『ビナー?だったか…確か、デカ枕』

 

『<神聖十文字(デカグラマトン)>な?セラフィムがどうとかって話だ』

 

『勘弁してくれ…神話の生物の相手なんて』

 

『そういうのは、うちの風紀委員長にでも任せておきゃぁいいのによ』

 

『その風紀委員長レベルの戦力をミレニアムが投じて、そのまま帰還不可能になってたらとしたら?』

 

『…………まさかな』

 

 

軽口の温度が、一気に冷え込んだ。

無線の雑音が、やけに耳に障る。

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

空軍に入ろうって俺たちの考えはクソ正しかった

We joined the fuckin' Air Force 'cause we thought it fuckin' right

 

羽虫みたいに飛び回ったり馬鹿みたいに戦ったりってのは悪くねぇ

But we don't give a bugger if we fly or fuckin' fight

 

でも、上層部のクソ●ッチ共にはうんざりしてる

But what we do object to are those fuckin' Ops Room b●tch

 

そこに座って、xxxxするみたいな速さで伝令を飛ばしてくる奴らにな!

Who sit there sewing stripes on at a rate of fuckin' knots

 

 

でもな、空軍はそんなヤベェとこじゃないぜ?

Ain't the Air Force fuckin' awful?

Ain't the Air Force fuckin' awful?

Ain't the Air Force fuckin' awful?

 

xxxxするみたいな速さで伝令を飛ばしてくるけどな

And they sit there sewing stripes on at a rate of fuckin knots

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

警報が鳴る。

 

『……?』

 

突如、編隊のすぐ横にあった傾いた高層ビルで、閃光が走る。
次の瞬間、爆炎がビルの内部から吹き出し、鉄骨が赤熱した悲鳴をあげながら崩れ落ちた。

爆風が編隊の側面を叩き、機体が大きく揺さぶられる。
遅れて耳をつんざく轟音。振動でキャノピーが震え、外の世界が赤く染まる。

 

 

 

『は………?』

 

 

ビルの巨体が、ゆっくりと、だが確実に、編隊の方へと倒れ込んだ。

*1
野生のブリカス




無線の会話って、書くの楽だからいいですよね
何より、描写が少なくて済む。

全然関係ない話だけど、FOX小隊はいつ実装されるんですかね??
早くオギャりたいんですけどーーー

ーーユキノに。








以下、『空軍は悪くないぜ(和訳)』の替え歌↓

【1】

俺たちは100フィートとかいうクソみたいな高度で飛んでいる
We had been flying all day long at a hundred fuckin' feet

天気はクソ、雨やみぞれが馬鹿みたいに降りやがる
The weather fuckin' awful, fuckin' rain and fuckin' sleet

南を指していたコンパスは今、クソみたいな所を指してやがる。
The compass, it was swinging south, east, west and fuckin' north

そして俺たちはクソッタレなアビドス砂漠に不時着するハメになった
And we made a fuckin' landfall in the Desert of fuckin' Abydos

 

でもな、空軍はそんなヤベェとこじゃないぜ?
Ain't the Air Force fuckin' awful?
Ain't the Air Force fuckin' awful?
Ain't the Air Force fuckin' awful?

俺たちをクソッタレな砂漠に不時着させるがな!
And we made a fuckin' landfall in the Desert of fuckin' Abydos

 

【2】

泣きそうになるまで、俺たちはヒノム火山の真上をクソ飛んだ
We flew the Hinom Volcano 'til it made us fuckin' weep

ここはクソ暑いしクソ眩しいし、おまけに底も見えねぇ
The Mt was fuckin' hot and fuckin' dazzle and fuckin' deep

パンデモの上層部はマジでクソみたいな頭してやがる
Operations Room of Pandemonium is simply fucking

そして、行政官は犬みたいにソコに居続けるんだろう(笑)
And Administrators will be there 'til they're dog’s well forgotten

でもな、空軍はそんなヤベェとこじゃないぜ?
Ain't the Air Force fuckin' awful?
Ain't the Air Force fuckin' awful?
Ain't the Air Force fuckin' awful?

でも、行政官は犬みたいにソコに居続けるんだろう(笑)
And Administrators will be there 'til they're dogs well forgotten

 


【3】

空軍に入ろうって俺たちの考えはクソ正しかった
We joined the fuckin' Air Force 'cause we thought it fuckin' right

羽虫みたいに飛び回ったり馬鹿みたいに戦ったりってのは悪くねぇ
But we don't give a bugger if we fly or fuckin' fight

でも、上層部のクソ●ッチ共にはうんざりしてる
But what we do object to are those fuckin' Ops Room b●tch

そこに座って、xxxxするみたいな速さで伝令を飛ばしてくる奴らにな!
Who sit there sewing stripes on at a rate of fuckin' knots
 

でもな、空軍はそんなヤベェとこじゃないぜ?
Ain't the Air Force fuckin' awful?
Ain't the Air Force fuckin' awful?
Ain't the Air Force fuckin' awful?

xxxxするみたいな速さで伝令を飛ばしてくるけどな
And they sit there sewing stripes on at a rate of fuckin knots

カイザー潰しが終わった後のイグラは…

  • リオと共謀して魔王を倒しました。
  • セイアを誘拐しに行きました。
  • ティーパーティー候補時代を思い返した。
  • 雷帝になりたいと思いました。(if)
  • シャーレに加入しました。
  • チアキと過酷()したんだ!あいつら過酷s
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