“枢相”イグラは敗残兵   作:チト 熟練見張員

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アリウスローグライク


統合戦略「バシリカへと至る路」

エデン条約を襲撃したアリウス分校。その本拠地の調査に乗り出すべく、トリニティとシャーレ一行はついにカタコンベの入り口へとたどり着いた。だが、その先は無限に続く廃墟の群れと、その行手を阻むユスティナ聖徒会のミメシスが溢れていたーーー

 

 

 

 

 

 

“ここでは、一体何が起きていたっていうんだ…”

 

廃墟街の路の中央に、壊れかけのラジオが鎮座していた。

 

そのラジオからは、壊れたように何度も同じ場面を繰り返し流していた。

 

『「……すべ_の生徒_義_を果たし、最善を尽くせば、何年か_ろうと、孤立無___う_も、我々__故郷を守り、戦__ち抜き、暴政の脅__ら生き延び_ことが____。

 

__ウス政府とユ_ティナ聖徒会は大__ため一丸となり、命をかけ_祖国を守ろ__し_いる ジジッ……

トリニティの広大な土地と伝統ある国家がティーパーティーやゲヘナの手に落ち、落ちようとしているが、我々は怯むことも止まることもない。

我々は最後まで戦う。古聖堂(ユスティナ)で戦い、水際(カタコンベ)で戦う。礼拝堂(バシリカ)で戦う。我々はいかなる代償を払おうとも、国土を守る。

海岸で戦い、上陸地点で戦い、野で、街で、(エデン)で戦う。

我々は_ジジ_決_て降伏する__は_な__ジジジ………

 

ジ__て万が一、その__こと_私は一瞬___信じぬが、このアリ__本土が征___飢えることがあろうとも、砂漠の__こ__広がる国々がアリ______共に戦__続__、解放___たらしてくれるはずだ__ジジジ__………』

 

 

 

「……イグちゃん、どこにいるじゃんね…」

 

純白の制服を身に纏ったピンク髪の生徒が、誰もいない虚空に向かって呟く。

暗闇の中から青白い影が伸びてきて、すぐにその生徒を囲んだ。

青白い影達は、徐々に輪郭をはっきりとさせ、長身の人型を形取った。

身はシスター服のようなものに包まれ、顔に当たる部分にはガスマスクのようなものが覆っていた。

はっきり顕現した青白い影達は、各々手に持っていた武器を白い制服の生徒に向け、ゆっくりと振り下ろした。

 

“……他を探そっか。”

 

生徒にそう提案すると、生徒は悲しそうな顔を浮かべながらこちらに振り返った。

 

「……うん」

 

そう一言言うと、生徒は自身の上着の中に腕を突っ込んだ。

生徒はその上着から一丁の短機関銃を抜いて、青白い聖徒達に向かってばら撒いた。

撃ち抜かれた聖徒達は悲鳴をあげながら、光の粒子となってその場に崩れ落ちた。

 

「……必ず、会いに行くから。」

 

黒く厚い雲が空を覆い、廃墟街は暗くひっそりと佇んでいた。

 




アークナイツやって解像度上げたら、加筆するかもしれません。
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