英印イグラ
英印=英領東インド(印度)会社
イグラ=イングランド
ブリカスの代名詞といえば、3枚舌とインド会社ですよね。
料理…?フィッシュ&チップスは美味しいじゃないですか!
「時にマコト議長、サプライズ温泉理論というのをご存知ですか?」
「サプライズ温泉理論…?」
イグラは唐突に、マコトにそう切り出した。
どうやらマコトには、いまいちピンと来ていないらしい。
「サプライズ温泉理論…
ーーある日唐突に治安機関に源泉が吹き出して、掘削し始めた温泉開発部にすら戦闘で負けるようであれば、それは十分に能力を有した治安機関とは言えないーー
というものです。」
「キキッ…なるほど?」
「いや何ですかその無茶苦茶な理論は……いや、待ってくださいまさか…」
ただ、近くで聞いていた赤モップことイロハには、今目の前の先輩が何を企んでいるのか気づき、顔を青くする。
「イグラ先輩、流石にそれはまずいかと…」
「???どういうこと?勿体ぶらないで教えてちょうだいイグラちゃん。」
「ホンホンホンッ!風紀委員会の権威を失落させる為には、その居城である風紀委員会本部を粉々に粉砕するのが一番効果的でしょう。視覚的にも分かり易いですし、何よりインパクトが強い。」
「それで
温泉開発部。
ゲヘナ学園を中心に活動する
部長には2年生きっての知才、鬼怒川カスミを添えるこの温泉開発部の最終目標は、キヴォトス全土を温泉テーマパークにすることである。
現在ゲヘナ学園風紀委員会で最大の懸念要素は、来年度からカスミに唯一対応可能な
目下、次期風紀委員長候補、銀鏡イオリの大幅強化が急がれる。
「でもイグラちゃん?確か温泉開発部部長のカスミちゃんって、
「あー、そういえばそうでしたね…」
温泉開発部の戦闘力は、風紀委員会に肉薄しつつある。
そこに策士カスミが加わることにより、温泉開発部は磐石な守りを固めている。
だが、今日に至ってもゲヘナ全土が温泉テーマパークに改築されるという笑えない惨状になっていないのには、明確な理由があった。
それが、風紀委員長
空崎ヒナと鬼怒川カスミの関係は、正に『猫とネズミ』『シャチとペンギン』『
要は、空崎ヒナがいればカスミはただのちぃかわに過ぎないということだ。
「ホンホンホンッ!!そこで、これの出番です。」
そう言うと、イグラは持参していたアタッシュケースから書類の束を取り出し、マコトの前に差し出した。
「ふむ、何々……“連邦捜査部シャーレについての報告書”…??」
「連邦捜査部…??そんな機関、あったかしら…」
聞いたことの無い組織に、思い当たる節が無いか頭をひねる二人。
「はぁ…確か失踪した連邦生徒会長が設立した部活…でしたっけ?」
「あー、確かそれ前に週間パンデモで取り上げました!確か、その為にキヴォトス外から“先生”が招かれたんでしたっけ?」
「ホンホンホンッその通り。」
「ですが先輩、それが温泉開発部とどう繋がるんです?」
「というか報告書……風紀委員会の部外秘じゃ無いですか…」
「ホンホンホンッ、諜報部の伝手で風紀委員会に正式に提出される前に差し押さえさせてもらったよ」
「諜報部動かしたんですか??はぁ、頭が痛くなってきました」
イロハは読んでいた報告書を机に投げ、頭を押さえながらソファーに身を委ねた。
「キキキッ風紀委員会の機密文書をスッパ抜いたのはイイ気味だが、この報告書にそれだけの価値がある様には見えんぞイグラ」
「ええ、その報告書にはそこまで重要なことは書かれていません。」
「?どう言うことだ??」
質問されたイグラは、悪い顔を浮かべて応える。
「この報告書はこのまま破棄、代わりにニセの書類を報告に上げさせました。」
「何ぃ!?」
普通に汚職だった。
しかも機密文書の改竄である。
「それ完全にアウト……ああ、もうこの際いいです。いい加減、先輩の考えを教えてください。」
ギブアップと言う様に、ソファーから伸びた手が力無く振られた。
余談だが、イロハがソファーに寝転んでいる所為で、余計モムモフした綿あめか何かに見える。
「ホンホンホン…私の筋書きはこうです。」
温泉開発部に風紀委員会本部を襲撃させるには、空崎ヒナの不在と、風紀委員会兵力を極力減らすことが絶対条件。
そこで、空崎ヒナと風紀委員会が自治区から出ていかざるを得ない状況を作る必要がある。
そこで使うのが、先日着任したばかりのシャーレに関しての報告書。
偽造された虚偽の報告書とすり替え、風紀委員会…特に
その機に乗じて、風紀委員会を爆破する。
「そして、相対的にマコト議長と
「……」
「……」
「……」
唖然。
今この執務室にいる人間の表情を表すなら、その一言に尽きる。
用意周到
無駄の無い無駄な努力
鬼畜の所業
それぞれ色んな言葉が思い浮かんだが、最終的に同じ感想を抱く事になった。
「「「(そこまでするかぁ?普通ッ…)」」」
「……キッキッ!」
一人を除いて。
「キッキッキッキッ!!素晴らしい!!完璧な作戦だ。パーフェクトだイグラァ!」
「ホンホンホンッ、感謝の極み。」
マコトは勢いよく立ち上がり、デスクに足を乗っけ決めポーズをとった。
「よしッ!すぐに始めるぞ!!すぐに温泉開発部とコンタクトを取れ!イロハァ!」
「え、嫌ですけど」
「イロハァ!!!」
「はぁ…この調子じゃ、マコトちゃん止まりそうにないわね…イグラちゃんもやる気満々だし…」
「あはッ!じゃあ取り敢えず、マコト先輩の勇姿を収める為にカメラの手入れでも…」
「いや…チアキには別件でブラックマーケットに行ってもらいたい。」
「ブラックマーケットですかぁ?」
「調べてきて欲しい事がある。…安心してくれ、週刊パンデモのネタになる事は保証するよ。」
「そこまで言われちゃえば、断る理由もないですね!」
「じゃあ、風紀委員会倒壊の写真は私が撮る事になりそうねぇ」
「はぁ、せめてイブキを巻き込まない様にしてくださいね…」
「ホンホンホンッ、風紀委員会本部が温泉になった暁には、イブキも呼んで一同で温泉パーティーですね。」
「ッ!!イブキと温泉か!?」
ワイワイガヤガヤと、今日も万魔殿の会議は躍る。
その内容は、内紛紛いの治安機関への嫌がらせについてなのだが…。それでも、もうマコトがそれでいいならもうそれでいいんじゃないかな、という一種の諦めが、この万魔殿特有の行き当たりばったりなドタバタ劇を造っているといえる。
そして、嫌だ何だのと言いながらも、何やかんやで悪巧みを楽しんでいる議員達も、この万魔殿に惹かれて集った生粋の
「よーしッ!!イブキと一緒に温泉パーティをするぞぉ!!!」
「ホンホンホンッ!!!ゲヘナ温泉スタンダード=スタイルゥ!!!」
「イエェーイ!」
パシャッ
「せっかくだから、BBQや飲み物も用意したいわね!」
「………いや、風紀委員会は?」
会議はその後、暴走機関車の如く脱線していった。
ぶっちゃけ風紀委員会よりもイブキの方がマコト的には優先順位が高かった。
「……待てよ?……温泉って事は裸ッ!?キタコレッ!!」
「ああ!?先輩本音がッ…閉まって閉まって…ッ」
変態も同様だった。
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「イオリ」
「何かあったのか?アコちゃん。」
「出撃可能な全ての部隊を招集してください。条約前の今、後方の憂いは断つべきです…ここらで、便利屋68とのケリをつけに行きましょうか。」
「全部隊を!?いったい何処に行く気なんだよ!?」
「便利屋68の活動が最後に確認された場所…
【瀕死の病人】アビドス自治区。
まさか、腐った納屋が蹴飛ばされたところで、誰も気には留めませんよ。」
翌日。
風紀委員会、アビドスへ戦力を動員。
万魔殿の立てた行動予測日より、約一ヶ月遅れてのことだった。
if
もしイグラがゲヘナへ転向していなかったら…
ブラックマーケット
↑ ↓タダ働き同然の労働力
↑ アリウス(委任統治領)
↑ ↓安く買い叩かれた茶葉
↑ トリニティ
廃棄される予定の武器・弾薬
完成しちまったなぁ!!
悪魔的な貿易図(比喩なし)がよぉ!!
連邦生徒会長在任中なら、余裕でしょっぴかれてたイグラ。
多分トリニティ版の雷帝みたいなポジションになってた。
う〜ん、これは
カイザー潰しが終わった後のイグラは…
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リオと共謀して魔王を倒しました。
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セイアを誘拐しに行きました。
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ティーパーティー候補時代を思い返した。
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雷帝になりたいと思いました。(if)
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シャーレに加入しました。
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チアキと過酷()したんだ!あいつら過酷s