いろんな意味で史上最強になった俺。   作:弟子28号

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1話

 

突如、俺の目の前に現れた臭い足。

無残な姿にされたガチャガチャ。

ガチャガチャが壊れると同時に逃げ出す小僧共。

取り残された俺と幼女!!

ついでにやばそうな地上げ屋二人にモヒカンが一人が店のものを破壊しながらばあさんに

詰め寄っていく。

 

なんてこったい。

ドラマみたいな場面に遭遇してしまったぞ。

ここは逃げ……。

 

「ちょわーーーー!!」

 

「ぐは!?」

 

「どぅう!?」

 

「ひでぶ!?」

 

な、なんだと!?

俺は幼女の突然の暴挙に戦慄した。

なんと幼女はおばあさんの近くに居たヤンキーAの懐に入り込み膝蹴りを一撃。

そして膝蹴りの勢いを殺さずそのまま横二人の延髄に踵落としを決めたのだ。

すごい!あの子はただの幼女じゃなかった……伝説のスーパー幼女だったんだ!!

 

「大丈夫でしたか、おばあ様」

 

「はい、おかげさんで」

 

男三人を一撃で静めた伝説のスーパー幼女はとてとてと店のばあさんの下に行き

無事を確かめていた。

……帰るか。

ガチャガチャも粉砕され、やることがなくなってしまったので帰ることを決意

した俺だったが……。

 

「うぐ…ガキめ……」

 

ヤンキーAが復活し、起き上がろうとする。

させるか!!

幼女に手を出す、腐れ外道……俺が天誅を下してくれる!!

 

「食らえ!!奥義!!!」

 

 

 

 

 

子 孫 爆 砕 脚(しそんばくさいきゃく)!!←ただ金的です。

 

 

 

グシャ!!←子孫終了のお知らせ。

 

 

 

 

「○×□ぜrrないふぁsぺおう!???」←声にならない叫び

 

金属製のドアをサッカーボールで凹ます名探偵の如く、俺はうずくまる男の

ゴールデンボールを力の限りクラッシュして差し上げた。

男は声に鳴らない叫びを上げた後、口から泡をふいて店の床に沈んだ。

ふっ、きたねえヤンキーだ。

額の汗を拭う動作をして、なんとなくスッキリした俺は帰ろうと振り向くと……。

 

ズシン…ズシン……。

 

「悪は何所じゃ」

 

「こっちですわ!おじい様!!」

 

歩くたびにズシンズシンと音をならす、筋肉ムキムキの髭を生やした巨人が居た。

やべーよ、世紀末覇者だよ!!リアル世紀末覇者だよ!!

殺人拳の伝承者も真っ青だよ!!最終兵器ジジイだよ!!

ん?いまおじい様って言わなかったか?あの幼女。

聞き間違いだよね?あの幼女があの生物兵器の血が流れているわけが……。

 

「ほっほっ!おしおきじゃ~~!!」

 

すごくいい笑顔で、気絶している男達に向かっていくモンスターと幼女を

見比べる。

………。

……。

似てる!!髪の色とかあのアホ毛みたいなのそっくりじゃねーか!!

マジで血縁者だったのか!!

やべーよ。さすがの俺もあんなリアル世紀末覇者と関わりになりたくねーよ。

こっそり逃げるか……。

 

「あの……さっきは、ありがとうございますですの!!」

 

駄菓子屋の事なんて知りませんよ?風に立ち去ろうとしたら

後ろから声を掛けられた。

無私はやばい、リアルに命の危機が迫ってくる。

とりあえず無難に右手を上げて幼女に答え、俺は駄菓子屋を去っていった。

 

☆☆☆

 

「……言い訳は無用だぞ。小僧共」

 

「「……うぅ」」

 

目の前で涙を流しながら公園の土の上で正座する小僧共。

なんとこいつ等、取り残された俺の為に警察や大人を呼ぶのではなく、駄菓子屋の

近くにある電柱の影に隠れて一部始終を見ていたのである。

だから俺はこの薄情者の頭に拳骨をプレゼントし、近くの公園に引きずり込んだ後、

正座をさせて説教をしてやっているのだ。

 

「足に…石が……」

 

「し、しびれる~~」

 

ふはははは!!苦しめ苦しめ小僧共!!

痺れるだろう?足に小さな石が食い込んで痛いだろう?

 

「あと、三十分な」

 

「「ひぃいいいい!!ごめんなさぁ~~い!!」」

 

 

 

…二十五分後…

 

 

 

「いたたたた……」

 

「し、痺れてたてないよ~~」

 

まあ、さすがに小学生相手に大人気ないと思い三十分の所を二十五分にしてやった。

まったく、俺も甘くなったもんだ。

俺の優しさに感謝するがいい。

 

「それにしても、凄かったね……あの子」

 

「うん…すごかった」

 

足の痛みがなくなって来たのか、駄菓子屋に居た幼女の話題を兼一が振り始めた。

ふむ…めずらしい。

兼一は怖がりで弱虫だ。

あんなアクション映画のような出来事は忘れたいと思い話題にする事はないと思っていた。

もしかして幼女に惚れたか?

あと、メガネ。

お前は反応しているようで反応していないな……夕日を見て黄昏ているぞ。

おまえも惚れたか?

やめておけ、幼女と共にモンスターまで付いてくるぞ。

 

「そして兄さんは怖かった」

 

「うん…怖かった」

 

「おいこら」

 

こうして、俺達の前で起こった事件は終わりをむかえた。

この後、駄菓子屋は立ち退くことはなく、事件のことはまるでなかったかのように

営業を続けている。

めでたし……めでたし。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

さて、駄菓子屋事件から数日後。

俺の日常に少し変化が起こった。

簡単に言うと、いじめられっ子の弟とメガネが幼女の影響を受けて

強くなろうと決意したらしい。

そのおかげで一人の時間が増えた。

これで俺のお宝(エロ本)収拾と鑑賞に励めるぜ!!

 

しかし、最近どうも燃えないというか飽きたというか……。

死ぬ前からあらゆる知識をネットや本で十年以上学習していたからな……。

どれも同じに見えてしまう。

何とかならないものか……。

 

「しょ、少年!まさかそれは……!?」

 

悩みながらも、今日の戦利品を神社で鑑賞していると。

声につられ、うしろを振り向くとアロハを来た爺さんが驚愕の表情でこちらを見ていた。

いや、正確には俺の持っている聖書に血走った目で熱い視線を送っている。

 

「タッチの差で帽子の髭に奪われた

数量限定の『パイレーツ・オブ・トレビアン~乳の都~』!!」

 

なるほど……この爺さんは俺と同じ思いを胸に突き進む永遠の冒険者のようだ。

不審者だと思ったが、念願のお宝が手に入らなかったのだ。

このような反応をおもわずしてしまってもしょうがない。

若い頃の熱い心を忘れた、ただの爺さんなら施しを与えるつもりはないが……。

この爺さんは未だに熱い心を未だに持ち続ける偉大なる冒険者だ。

俺は持っていた聖書を爺さんに差し出し…俺達は、年の離れた心の友になった。

 

☆☆☆

 

心の友になった爺さんこと、亀っちと俺は、神社の近くにある駄菓子屋のベンチで茶を飲みながら

お互いに熱い話を聞き、話をした。←エロトーク

しかし亀っち、パンモロか……いい趣味してやがるぜ。

お互いのテンションが高くなったせいだろうか……俺は自分の悩みを亀っちに話した。

すると亀っちは今までにない真剣な表情で俺に語りかけた。

 

「……ふむ、どうやら宗ちゃんは壁にぶつかったようじゃな」

 

「壁?」

 

「そうじゃ、その壁は冒険者の誰もが経験するもの。

超えれば冒険者として大成し、超えることが出来なければ……冒険(エロの探求)

が出来なくなり、ただの人になる」

 

「マジで!?」

 

亀っちの言葉に恐れおののく。

冒険(エロの探求)が出来なくなる、それは男の死だ。

いやだ!俺は枯れたくない!!まだ、夢(童貞卒業)を叶えていないのに!!

 

「安心するのじゃ、宗ちゃん。

壁を越えた者として、わしが宗ちゃんを導こう。

宗ちゃん……わしに弟子入りしなさい。

さすれば更なる高みへ……『女スカウター』を伝授しよう」

 

「お…『女スカウター』!?冒険の果てに至ると言う、あの伝説の!?」

 

女スカウター…伝説によれば、高みに上り詰めた冒険者がエロパウァーを得て

開眼する魔眼であり、凄まじい性能を誇るらしい。

ある時は、人ごみの中に居る自分好みの女を正確に視線で捉えることが出来。

またある時は、女性のバスト・ウエスト・ヒップを正確に数値化し、極めれば

服が透けて見えるとか……。

 

「そうじゃ、若き冒険者にして我が心の友よ。

返答はいかに」

 

「よろしくお願いします!!師匠!!!」

 

こうして俺は伝説と言う、新たな目標に向かって走り出した。

 

 

 

 

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