いろんな意味で史上最強になった俺。 作:弟子28号
乳…じゃなかった父親が念願のマイホームを購入した事により、引越しが決まった白浜家。
弟はメガネと妹は近所の幼女達との別れを悲しんでいた。
そして……俺もまた、師匠…いや、亀っちとの別れに寂しさを感じている。
引越し一日前、俺は亀っちに出会った公園に呼び出された。
呼び出したのはもちろん亀っちだ。
「宗ちゃん。今日は師匠としてではなく親友としてお主を呼んだ。
そう……聖杯(すごいエロ本)戦争の審判をお願いする為に」
「聖杯(すごいエロ本)戦争だって!?」
聖杯戦争……それは冒険者達の決闘の事である。
勝負方法は簡単。
まず箱にセイバー(純愛) ライダー(SM) アーチャー(盗撮) アサシン(ストーカー)
バーサーカー(筋肉女子のみ) ランサー(寝取られ)キャスター(ヤンデレ)
と七つの属性を書いたカードを入れた後、シャッフル。
シャッフルした後、先行後攻を決めて中に入っているカードをドロー。
引いた属性に合うお宝(エロ本)を探し出す、もしくは自身の持つお宝(エロ本)
お互いに見せてお宝(エロ本)の
レア(エロ)度を競い、勝者となった者が持つお宝は聖杯(すごいエロ本)と認定され
お宝のタイトルは冒険者達の胸に焼き付けられる。
これは、お題にあったお宝を確実に見つけ、お宝のレア(エロ)度を競う戦争である。
※七人プレーまで可能!!
「今日の午後四時にきておくれ……その時にはわしと我が怨敵である『帽子髭』のお宝は
準備されておる。どちらの選ぶお宝が『聖杯(すごいエロ本)』の名に相応しいのか
選んでもらいたい」
なんてこった!!しかも相手は都市伝説となっている帽子髭!!
分かっているのは帽子と髭に中国人であること。
それ以外は謎のままの伝説の冒険者!!
曰く、その動きは疾風迅雷。
曰く、お宝(エロ本)を逃すとその場で激しく号泣!!
曰く、お宝の為なら財布の中身を全て差し出す!!
亀っちも頂点に至った最高クラスの冒険者(エロリスト)だ。
つまり…今日でナンバーワンが……キングオブ冒険者(エロリスト)が決定する!!
果たして俺に、そんな二人の勝敗を決める大役がこなせるのか!?
想像するだけで冷や汗がとまらない。
とまらないのだが……同時にワクワクしていた。
二人がどんなお宝(エロ本)を選定し、果たしてどんな物(エロシーン)を見せてくれるのか……。
「では、頼んだぞ」
「任された!!」
…………。
………。
……。
…。
ー約束の午後四時ー
「来たようじゃの…宗ちゃん」
「ふむ……彼が貴方のお弟子さんね?……ほう、あの年でたいしたものね。
スカウターに至っていると言う話に嘘はなさそうね」
「当然じゃ、このわしが鍛えたんじゃからな!!」
公園に着くと、二人はギャラリーに囲まれながら、公園の中央で向かい合っている。
おそらく、この頂上決戦を見ようと名のある冒険者が集まったのだろう。
…誤審は許されない。
緊張で喉が渇く。
審判が来た事により二人への道をあけてくれる冒険者達。
まるでモーゼなった気分だ。
ギャラリー達の視線を浴びながら…俺は決戦の場へと歩いた。
そして……
「では、聖杯(すごいエロ本)戦争を開戦をここに宣言する!!
両者、共にカードとお宝(エロ本)を開示せよ!!」
二人の間に立った俺は開戦の宣言とカードの開示を要求した。
ついに……聖杯(すごいエロ本)戦争が始まった!!
「おいちゃんはアーチャーね!!おいちゃんに新たな道(盗撮)を教えてくれた偉大なる師父!!
来るね!!伝説の『盗撮バラダイス!ムッツリーニの伝説』!!」
「!?」
テーマカードと共にビニール袋から姿を現す、伝説のお宝に俺だけじゃなくギャラリーも
騒然となる。
無理もない、あのお宝(エロ本)は年代を考えるともう、世界に4冊しかないと歌われる
伝説の超レアお宝(エロ本)!!
さすが都市伝説の男だ……。
「中身を確認します」
「はいね」
ふむふむふむ
む!?
……ふぅ。
「レア(エロ)度……3000!!」
俺は目に穴が開くのではないのか?というほど集中して呼んだ結果。
帽子髭の持つお宝の数値を宣言した。
これに対しギャラリーは……。
「さすが伝説……納得の数字だぜ!!」
「ふぅん、たしかに強力な数値だが……俺の嫁(人妻)デッキ(エロ本)に
比べたら雑魚に等しい」
「これはもう決まりだな……俺は妹(エロ本)が本屋でまってるし
……帰ろうぜ遊偽(ゆうぎ)」
「いや、まだ決闘は終わっていない。勝負は最後まで分からないぜ」
勝負は決まったと思う者、まだ勝負は分からないと思う者と反応はさまざまだ。
絶望的としかいいようがない状況。
思わず亀っちを見る。
俺と亀っちの視線が交差する。
すると亀っちは俺にニッコリと微笑んだ後、いままでに見たことのない真剣な表情を見せ
カードとお宝を開示した。
※BGM再生
「わしは、バーサーカー!!現れろ、友とわしに出会いを与えた偉大なる海賊達よ!!
『パイレーツ・オブ・トレビアン~乳の都~』!!」
「!?」
なつかしい。
俺と亀っちを引き合わせてくれた友情のお宝(エロ本)だ。
まさかのお宝(エロ本)に涙が出そうになる。
「バカな!?『パイレーツ・オブ・トレビアン~乳の都~』はあの時、おいちゃんがゲットした
お宝(エロ本)ね!!貴方が持っているはずがないね!!」
「ふぉふぉふぉ。貰ったんじゃよ…我が心の友に」
「なるほど『パイレーツ・オブ・トレビアン~乳の都~』か…」
「知っているのか?海葉(かいば)」
「ふぅん、そんな事も知らんのか…さすが凡骨だな」
「て…てめぇ!!」
「上乃内(じょうのうち)君。アレは半年前に百冊だけ発売されたお宝。
俺も並んだが、買うことが出来なかった」
「マジかよ!遊偽でも買えなかったお宝(エロ本)かよ!!」
「あのお宝(エロ本)レア度だけじゃないぜ上乃内(じょうのうち)。筋肉女子から
ツンデレ、妹、人妻と数々の属性を宿し、そして…アレを作ったのはベガサスだ」
「ベガサス!?あの、伝説の冒険者(エロリスト)か!?」
「この勝負、どちらが勝ってもおかしくはないぜ」
……後ろの人たち、解説をありがとう。
「中身を確認します」
「……」
気を取り直して、中身を拝見。
本当になつかしい。
ふむふむふむ
む!?
……ふぅ。
「レア(エロ)度……4000!!」
……俺の宣言と共に俺に注目していたギャラリーの一人が騒ぎ始めた。
「バカな!?『パイレーツ・オブ・トレビアン~乳の都~』にそこまでのレア(エロ)度
は存在しない!!貴様、私情でこの聖(性)戦を汚すつもりか!!」
彼の言葉を合図にぶちきれるギャラリー達。
しかし、何故これだけの数値がついたのか分かった帽子髭は俺を庇うように前に出て
一番初めに激昂した栗頭の青年に話し掛ける。
「君…たしか海葉君と言ったかね?彼の出した数値は公平な物ね。おいちゃんも納得の数値ね」
「バカな!!ありえぬ」
「原因はこれね!!」
「なん……だと…!?それは……」
「ベガサスのサイン!!」
そう『パイレーツ・オブ・トレビアン~乳の都~』の数値を上げたのは
作者であるベガサスのサイン。
アレの効果でレア度は1000ポイント上昇し、伝説の『盗撮バラダイス!ムッツリーニの伝説』
を打ち破ったのだ。
「勝者!!亀仙人(ファイトネーム)!!聖杯となったのは
『パイレーツ・オブ・トレビアン~乳の都~』」
帽子髭の言葉に納得したギャラリー達は、熱いバトルを繰り広げた二人に対し
拍手を送り、俺達の戦争が終わった。