《世界樹》
其れは作中世界に於ける最重要となる基盤の要素。
全次元界の中心部に聳え立つ巨大な神樹であると同時に一種の神性を宿す生命体と表現するのが適切だろうか。
其の神樹から無数に生えた枝先に付いた球体には一つ一つが独立した次元界が存在し、植物の如く繁栄と衰退を繰り返す。
《神柱と精霊》
其々の次元界には内包された膨大な情報が存在し、其の情報に自我を確立した存在が神柱である。
一方の精霊とは神柱の子供の様な存在である。
微精霊→下級精霊→中級精霊→上級精霊→神靈→ 神柱の位階ごとに昇華して行く。
一連の進化と同時に世界を運営する為に精霊達が修行の場所として送られるのが「現世」であった。
現世では精霊が人間等の肉体に宿り、様々な経験を繰り返し、其の徳が精霊の靈格を積み重ねて昇華し続けて行く。
逆に悪行を重ねる事は靈格を低下させ、最低値の場合は危険分子と見做されて消滅する。
―― 此れが「輪廻転生」と呼ばれる自然の摂理である。
《虚数領域》
有り体に云うなら、不要となった世界の破棄捨て場みたいなものだろうか。
世界樹に付いた次元界が天命を全うして寿命を迎えるか、知的生命体による戦争や自然破壊が原因で世界樹の浄化現象である「崩壊現象」によって強制終了されるかの何方かである。
そして終焉を迎えた次元界はそのまま世界樹から切り捨てられ、虚数領域に飲み込まれて消滅する。