【設定厨】異世界の観測記録   作:鷹と暁

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作中世界の基礎設定

《世界樹(ユグドラシル)》

其(そ)れは作中世界(さくちゅうせかい)に於(お)ける最重要(さいじゅうよう)となる基盤(きそ)の要素(ようそ)。

全(ぜん)次元界(じげんかい)の中心部(ちゅうしんぶ)に聳(そび)え立(た)つ巨大(きょだい)な神樹(しんじゅ)であると同時(どうじ)に一種(いっしゅ)の神性(しんせい)を宿(やど)す生命体(せいめいたい)と表現(ひょうげん)するのが適切(てきせつ)だろうか。

其(そ)の神樹(しんじゅ)から無数(むすう)に生(は)えた枝先(えださき)に付(つ)いた球体(次元界)には一(ひと)つ一(ひと)つが独立(どくりつ)した次元界(じげんかい)が存在(そんざい)し、植物(しょくぶつ)の如(ごと)く繁栄(はんえい)と衰退(すいたい)を繰(く)り返(かえ)す。

 

《神柱(みはしら)と精霊(せいれい)》

其々(それぞれ)の次元界(じげんかい)には内包(ないほう)された膨大(ぼうだい)な情報(じょうほう)が存在(そんざい)し、其(そ)の情報(概念)に自我(意識)を確立(かくりつ)した存在(そんざい)が神柱(みはしら)である。

 一方(いっぽう)の精霊(せいれい)とは神柱(みはしら)の子供(こども)の様(よう)な存在(そんざい)である。

微精霊(びせいれい)→下級精霊(かきゅうせいれい)→中級精霊(ちゅうきゅうせいれい)→上級精霊(じょうきゅうせいれい)→神靈(しんれい)→ 神柱(みはしら)の位階(いかい)ごとに昇華(しょうか)して行(い)く。

 一連(いちれん)の進化(しんか)と同時(どうじ)に世界(せかい)を運営(うんえい)する為(ため)に精霊達(せいれいたち)が修行(しゅぎょう)の場所(ばしょ)として送(おく)られるのが「現世(うつしよ)」であった。

 現世(うつしよ)では精霊(せいれい)が人間(にんげん)等(など)の肉体(にくたい)に宿(やど)り、様々(さまざま)な経験(けいけん)を繰(く)り返(かえ)し、其(そ)の徳(とく)が精霊(せいれい)の靈格(れいかく)を積(つ)み重(かさ)ねて昇華(しょうか)し続(つづ)けて行(い)く。

逆(ぎゃく)に悪行(あくぎょう)を重(かさ)ねる事(こと)は靈格(れいかく)を低下(ていか)させ、最低値(さいていち)の場合(ばあい)は危険分子(ウイルス)と見做(みな)されて消滅(しょうめつ)する。

 ―― 此(こ)れが「輪廻転生(りんねてんせい)」と呼(よ)ばれる自然の摂理(ルール)である。

 

《虚数領域(きょすうりょういき)》

有(あ)り体(てい)に云(い)うなら、不要(ふよう)となった世界(せかい)の破棄捨(はきす)て場(ば)みたいなものだろうか。

世界樹(ユグドラシル)に付(つ)いた次元界(じげんかい)が天命(てんめい)を全(まっと)うして寿命(じゅみょう)を迎(むか)えるか、知的生命体(ちてきせいめいたい)による戦争(せんそう)や自然破壊(しぜんはかい)が原因(げんいん)で世界樹(ユグドラシル)の浄化現象(自然現象)である「崩壊現象(カタストロフィ)」によって強制終了(リセット)されるかの何方(どちら)かである。

そして終焉(しゅうえん)を迎(むか)えた次元界(じげんかい)はそのまま世界樹(ユグドラシル)から切(き)り捨(す)てられ、虚数領域(奈落の底)に飲(の)み込(こ)まれて消滅(しょうめつ)する。

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