対ホロウ六課のゲヘゲヘ言ってる不審者おじさん。 作:なんとほくと
なんか気に入らなかったので修正しますた。
ビビアンの水着かわいすぎか....!?
不審者おじさんが水着着るなら
うーむ、エドモンド本田のoutfit3みたいなスタイルか、不審者装備のフルセットですかね?
「.......................」
_ただ歩く。崩壊してゆく街を。
「.....................................」
_ただ歩く。身体中にへばりつく血と土とが混ざり合って、気持ち悪くてしょうがない。
_空を気味のわるい雲が覆っている。脳裏に浮かび上がる悲鳴と絶叫が、ジクジクと正気を引き裂いてゆく。
「くそっ....なんでっ......なんでこんなっ」
エーテルが空気を侵してゆく。日常が崩れていくさまを、ただ眺めていた。
エリー都。現在の新エリー都がまだ新開発地区であった頃。
突如発生した超自然災害によって崩壊したこの世界で、残された人々が寄り添い発展したこの都市。
その都市の中で、世界の終焉がすぐそこにありながらも必死にもがき、生き抜いてきた人類に、クソッタレな神はさらなる困難を与えた。
旧都陥落。
のちにそう呼ばれる大災害によって、エリー都は壊滅、市民へ恐怖と共にさまざまなトラウマを植え付け、開発中であった地区への避難を余儀なくされた。
その災害の発生直後、崩れてゆく市街の中心にて、若き頃の彼、日島は走っていた。
「どけっ!このバケモノどもがっ!」
道を塞ぐエーテリアスを蹴散らし、望みをかけ手元にある通信機器でホロウ外への通信を試みるが
「聞こえるか!こちら◯◯街区駐屯部隊!ホロウ発生!ホロウ発生!現在も膨張を続けている!エーテル活性上昇中!応答せよ!」
しかし、どれだけ言葉をかけても無機質なノイズ音だけが返ってくる。
幸いにも軍属だった俺は通信手段を持ち合わせてはいたものの、それもホロウ内では全くの無意味であった。
「......くそっ!」
役に立たない無線にイラついて、地面に投げつけ冷静さを取り戻す。
どんどんと悪くなっていく状況に冷や汗が止まらない。空気中を取り巻くエーテルは今まで経験した中で最も濃く、イヤな気配が伝わってくる。
発生直後で街ひとつを飲み込む規模なら、膨張しきってしまったら一体どうなるのか、想像して背筋が凍る。
「避難を!こっちです!治安局のボンプの指示に従って避難してください!」
「ありがとう!」「助かった!」
運良くエーテル適応体質であった者たちが、次々に避難していく。そうでなかった運の悪い者たちは既に、何人か....何十人か、殺してしまっている。
罪悪感が身体を蛇のように這いずり回る、それでも止まるわけにはいかない。まだ助けられる命があるのだから。
しかし、こうも最悪を更新していく状況に
(いくら市民の避難をしたところで、このホロウの膨張速度じゃいくら避難したところでホロウから抜けられないんじゃ....)
そう、心の中で「意味のない事なのではないか」と弱音をこぼしてしまう。それでも銃を手に街を駆け回る。街からの脱出ルートを確保し、避難を呼びかけ続けた。
たとえあと数分で空間が入れ替わり、死力を尽くして守った避難経路がぐちゃぐちゃになるとしても。
市街地の中にごまんとある機械類が異化し、人類に牙を向く。あるいは人でさえ、5分と経たずに体をエーテルに侵食されつくし、バケモノに変わり果てる。
「いやっ、助け────
「くるなぁ!このバケモノめ─────
目の前で救えなかった命が陽炎のように消えてゆく。無力感に苛まれて、膝を屈しそうになる。
しかし、逃げる事は許されない。こんな肝心な時に役に立たなくてどうするというのだ、1人でも多く人を救わねば。そう心を奮い立たせる。
そうしていると────
ドゴォオオオン!
と轟音が響く。
音のした方に目線をやればそこには、生まれ故郷の街の上で、臨界に達したエーテルとエーテリアスとがぐちゃぐちゃに混ざり合い、一つのエーテル集合体に異化してゆく光景が目に映った。
市民に絶望が伝播していく。まさに今自分自身が諦めてしまいそうになっているように。
「──うそだろ」
─────────ッ!!!!!!
聞くに耐えない叫び声をあげ、ボコボコと身体が膨れ上がっていく。
ぐじゅぐじゅとイヤな音を発しながら伸縮と膨張を繰り返し、やがてビル程の超巨大な肉塊と化したエーテリアスは、その醜いワームの様な口をもたげさせ、次第に人のようなナニかを吐き出し始めた。
『『『GYAAAAA!!!!』』』』
生まれ堕ちたバケモノどもが建物を呑み込み、蹂躙の限りを尽くす。
まるで地獄だ。それ単体で悪夢を容易に作り出せる、恐ろしいバケモノ共がこうも簡単に産まれ落ちる。
思わず、乾いた笑いが込み上げてくる。
「─ははっ、なんだこりゃ」
沸々と怒りが湧いてくる。心に巣食う喪失感と無力感が、憎悪の炎に変わっていく。悲しみと憎しみがぐちゃぐちゃに混ざり合い、目頭が熱くなる。
「クソッタレめ」
─銃を固く握る。これで手から離れる事はない。
─懐のナイフを手に取る。これで弾が切れたとしても戦える。
─大挙するバケモノどもを一息に飛び越え、巨大ワームに突貫する。
「くたばれぇええええええ!!!!」
────結局、戦闘の余波で荒れ果てた街区に残されたのは、1人の男だけだった。
「──フフ、フフフフフハハハハ、アハハハハハハ!」
そこらをうろつく小さいエーテリアスと、瓦礫しか残されていない街区で、ひとり笑う。
あまりに容易く壊れていった日常に、笑いが込み上げてくる。
─ハハハハ..........くそっ、くそっ!ちくしょぉおおおお!」
怒りの炎は、めらめらと燃え上がっていた。
それは、守ることができなかった自責の念。それは、束の間の平和すら許されない理不尽への怒り。それは、
しかたないじゃないか
俺にできることはすべてやったんだ
俺のせいじゃない
自身の内から湧き上がってくる、許しの言葉。その弱さへの怒り。
_ああ、いつになったらこの気味のわるい空が晴れてくれるのだろうか。
「ふんっ!せっ!」
『ッ!!!───
拳を振り抜き、風穴を空けてやると、耳障りな悲鳴を上げながらエーテリアスが粒子化していく。
故郷が壊滅し、守るべき市民だったものがこうして徘徊している現状に全てがどうでも良くなって。ただ内に燻る火を、蛆のように湧いてくるバケモノどもにぶつけて発散する。
目を瞑れば、瞼の裏に浮かぶのはこのどうしようもない災禍への憎悪と、自身への嫌悪のみ。
むしゃくしゃして、でももう守るものは崩れ去っていて。
そうしてただあてもなく
ホロウの中を渡り歩いて
頭の中の悲鳴は消えなくて
歩いて
歩いて
歩いて
───BEEP!BEEP!BEEP!
──はっ!..............夢、か.....」
天井に向けられた手で、思わず顔を覆う。
汗ばんだ身体を起こし、気怠げな頭の中の靄を取り除いてゆく。
_最近また見るようになった夢、いや、過去のさざ波とでも言うべきか。
かの災害後、落ち着いてからはあまり見なくなっていた、が
「ぐへへ....やはり疲れが溜まってるんだろうなぁ」
いけないいけない。こんな過ぎたことに気を取られていては、仕事に身が入らないってもんだ。
気持ちを切り替えてノックノックを確認しよう。
とりあえず柳ちゃんと業務の確認を済ませようかな。
対ホロウ六課♡ファミリー
:柳ちゃん
《本日の業務内容はこちらで処理できる範疇ですのでオフィスにはいらっしゃらなくて結構ですよ。》
:柳ちゃん
《というかここ最近働き過ぎです、少しは休息を取ってください》
:雅ちゃん
《いや、今日一日は私達に付き合ってもらうぞ。》
《今から迎えにゆく。共に休暇を楽しむ修行だ。》
:マサ
《店長くんたちから招待が届いてね。スロノス区にある、[ファンタジィ・リゾート]ってとこで納涼ついでにパーティでもどうか、って。》
:蒼角ちゃん
《水族館もあるらしいよ!いまから楽しみで落ち着かなーい!》
:柳ちゃん
《と、言うことです。しっかり羽を伸ばしてきてくださいね?後ほど私も向かいますので。》
《それと、このグループの名前を珍妙な名前に変えたのは浅羽隊員ですね?》
:マサ
《うげ!バレ....じゃなくてなんで僕なんですか─────
「ふふっ.....」
思わず笑みが溢れてしまった。
人それぞれ、失ったものがあるのだ。ただそれでも、失ったものを抱いて明日に向かって懸命に生きている。いつ崩れ去るのかわからない日常でも、こうして笑うことができている。
それだけで、いや、それこそが、本当に大事にするべき事なのだろう。
よーし、久しぶりの休暇だし、雅ちゃん達の水着姿も楽しみだし、気合い入れていかないとね。
さて.....水着か。
何か押し入れの中にあったかなぁ....
とんでもねぇ遅筆じゃあこりゃ!
ちゃうんすよ、ストリートなファイターで相撲取ってたり杖握ってたり、オーバーなウォッチで竜剣抜いてたわけではなくてですね、
いやちゃうんすよ
本当に、申し訳ない