私の両親は私を産んで数ヶ月で亡くなったらしい。
らしいっていうのは人から聞いた話だから。
敵の個性による建物の倒壊に巻き込まれて亡くなった。
ヒーローは間に合わなかった。
両親が亡くなってから親戚の家に預けられた。
だから育ての親はほぼ親戚みたいなものだ。
中学に上がる前に親戚もみな死んだ。
私の周りはどうなってるんだ。
中学に上がってからはあっという間だった。
家のこと、学校のこと、勉強、個性特訓…
全て一人でこなす。
そりゃあ友達もいたよ、でも噛み合わないよね。
だって環境も違うし時間もないしなぁ…
みんなみたいな楽しく学校生活を送りたかったよ。
高校ではもう少し楽しくいきたいな…
雄英高校
合格しました。(早いと思うでしょ?でもこうでもしないとね、許してね。)
あ、そういえばずっと話している私は誰ですか?ってなってるよね。
では真打、名乗らせていただきます。
私は『仮ノ面 稲荷(かりのづら いなり)』、ピッチピチの高校一年生!
雄英ヒーロー科に無事合格し今日は初日!
稲荷「校舎でか〜い…」
思わず呟いてしまうほどにデカい校舎、校門も他の学校と比べて大きいよね。
アメリカかな?
稲荷「え〜っと、1-Aは〜…」トコトコ
教室に着いた。
ガラガラ
稲荷「…誰もいないな。」
そりゃそうだ。暇すぎたのとワクワクしすぎで1時間前に来てしまったんだから。
稲荷「…本でも読んでますかね。」
自分の席に座り本を取り出す。
え、なんの本読んでるかって?
『世界のかわいい動物の特性について』って本。
いろんな動物のこと知れるし時間潰せる内容だからね。
しばらくしてると何人か入ってきた、クラスメイトさんだね。
「む、早いな!」
「わ〜、メガネだ。なんか親近感。」
「うむ、俺は飯田天哉、よろしく頼む。」
「私は仮ノ面稲荷、苗字呼びにくいから名前でいいよ。」
「いきなりいいのか?」
「うん、毎回めんどくさいでしょ?色んな人に都度言ってるんだ。」
「そうなのか…」
なんか、カッチリした真面目な人だね。
その後も色んな人が来た。
プリプリした美しい人、硬派な赤髪くん、とってもカエルちゃん…
飽きないねこの学校は。
相澤「友達ごっこがしたいなら他所へ行け。」
全員来たのかな?とくらいでどこからか声が響いた。
廊下の方から寝袋を纏った先生?みたいな人が来た。
皆急いで席へ戻り、先生が教壇に立つ。
相澤「ハイ、皆が静かになるまで8秒掛かりました。君達は合理性に欠けるね。そんなんじゃこの先やっていけないよ。」
え〜っと、先生でいいんだよね?
相澤「俺は相澤消太。このクラスの担任だ。これから宜しくね。早速だが、これを着て外へ出ろ。」
と、相澤先生は寝袋の中から体操着を取り出しそう言った。
…いや、ずっと入れてたの?
皆「「「個性把握テストォ!?」」」
あれ、入学式ぃ…
相澤「雄英は自由が売り文句だ、なんら不思議なことではないだろう。」
あっはい。
その後爆豪くんが爆殺っ!してボールをおよそ600mほど飛ばしました。
そして誰かが言った。
「面白そう!」と。
相澤「ほう?面白そう、か…。君達はこの先ヒーローになるための三年間、そんな腹積もりで過ごす気か?」
相澤先生の纏うオーラが変わった。
おっとこれはまずいな?
相澤「よし、テストの結果、最下位のやつは見込みなしと判断し、除籍処分にしよう。」
皆「「「はぁー!?」」」
麗日「な、入学初日ですよ!? いきなり除籍って、そんなの理不尽すぎる!」
と、麗日さんが反論するが、相澤先生は
相澤「理不尽を覆してこそのヒーローだ。ほら、プルスウルトラさ。全力で乗り越えてこい」
と、反論を一蹴した。
そんなこんなで、除籍をかけたサバイバルが始まってしまった。
…まぁ、それなりに頑張りましょうか。