東方種変録   作:大神 龍

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 ってことで、本編となります。

 いやはや、正直人気投票の結果がこうなるなんて笑いが止まりませんけれどもね。

※今回出てくるオリキャラはみんな最下位だよっ☆


番外 バレンタイン ②

 恂覇

 

 * * *

 

 

「天魔様いらっしゃいますか?」

 

「む?文か。どうした?」

 

 恂覇が自室で仕事をしている時、文が入ってくる。

 

「あの、これ、作ってみたのですが、食べていただけませんか?」

 

「ふむ。文が私に物を作ってくれるなんて、初めてじゃないか?」

 

「うぐっ。それはそれですが…ま、まぁ、日ごろのお礼というものです。受け取ってください」

 

「何か腑に落ちないが…まぁ、貰える物はありがたく貰おう。ありがとう」

 

「いえいえ。こちらこそいつもありがとうございます」

 

 それだけ言うと、文は出て行ってしまう。

 

 不思議な事もあるモノだな。と恂覇は思いながら、渡された物を見つめる。

 

「箱…か。一体中身がなんなのか、とても気になるが…仕事が溜まっているからな…後に取って置こうか」

 

 恂覇はそう呟き、とりあえず直感に導かれるまま一番冷えている所にその箱を置いておくことにした。

 

 

 * * *

 

 

 龍華 緑&鳳花

 

 

 * * *

 

 

「なぁ、あんたはコレどうする?」

 

「え~っと……まぁ、知り合いで親しい男の人なんて、一人しかいないので選択しないんですけど…なんというか、自分で食べるのもアリかなって思ってます」

 

「その手もアリか……いや、でもやっぱり渡すべきかな…?」

 

「そこはやっぱり自分で考えるしかないと思いますよ」

 

 それが難しいんだけどね。と鳳花が返すが、結局の所緑の言う通りである。

 

「じゃあ、私はその人を探しに行ってきます。ルーミアさんに隠されてなければいいんですけど…」

 

「そうか…じゃあ私も探しに行ってくるかね。たぶん家にいると思うけどね」

 

 そういって、二人は別れた。

 

 

 * * *

 

 

 薙浪 迅真

 

 

 * * *

 

 

「じ~んまっ!」

 

「ん?どうした?」

 

 全てを知っているはずの迅真。しかし、さも何も知らないかのように彼は聞く。

 

「はい。これあげるわ」

 

 そう言って、ルーミアは持っていた箱を迅真に差し出す。

 

「おぉっ!ありがとう!なぁ、開けても良いか?」

 

「フフッ、良いわよ」

 

 子供の様にはしゃぎながら、迅真は箱を開け――――

 

 

 

――――中には、いくつかの小さなハートの形をしたチョコレート。

 

「……ちょっと嬉しい想定外」

 

「えへへ~…嬉しく思ってくれるなら作った甲斐があったわ!!」

 

 そう言って、本当に嬉しそうに微笑むルーミア。

 

「あぁ、ありがとな」

 

 迅真が頭を撫でながらそう言うと、どんどん頬が緩んでいくルーミア。

 

「ほらほら。早く食べてよ!」

 

「おぅ。いただきます」

 

 そう言ってひとつつまみあげ、迅真は口に入れる。

 

「ん。美味い。しっかりとチョコの甘さはあるけどそこまで強くも無いからな。ご馳走様」

 

「うん、なんか、ありがと」

 

「ん?いや、それは俺のセリフじゃね?」

 

「何となく言いたかったの。別にいいでしょ」

 

「まぁ良いけどさ……」

 

 ルーミアが寄り掛かってくるので、仕方がないな。と思いながら受け止める。

 

 

 

 

 

 

 

「……う~ん……これは、渡せませんね…諦めますか」

 

 離れた所から見ていた緑は、そう呟いて、その場を去るのだった。




 迅真マジm9(^Д^)プギャー

 これは傑作ですね。切りつぶしたいリア充ですが(^ω^)ピキピキッ

 さて、次回は堂々の2位!お楽しみに!(20時投稿)
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