東方種変録   作:大神 龍

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 コラボに参加してくださる方が第一回と比べて明らかに増えて嬉しすぎて半狂乱になっている大神です(*´▽`*)まだまだコラボは募集してます。気になったら気軽にどうぞ~(*´ω`)

 よぉし!全力で頑張るぞぉ!(。-`ω-)フンス


第五十四話

 初夏。だんだんと温かくなってきたというかむしろ暑くなってきた頃の出来事である。

 

 迅真達の前方に咲く大きな黄色い花。見慣れた向日葵(ひまわり)の花――――

 

「――――向日葵?この時代で?」

 

 迅真は思わず突っ込むが、別にそこまで重大な事でも無いなと思った。

 

「向日葵って何?」

 

 聞いて来るのは、封印が解かれて金髪ロングになったルーミアである。

 

「花だよ。今目の前に広がってる黄色い花。それにしても綺麗に咲いてるな。正直ここまで広い向日葵畑は初めて見るな。いやぁ、壮観だ」

 

「確かにすごい光景ではあるよね。この花、誰が管理してるんだろう」

 

「そうだよな。これだけ広いんだから管理も大変そうだな……そうだ。飛んで空から眺めてみるか」

 

「面白そうね」

 

 迅真は闇の翼を作ると、思いっきりはばたかせ宙へと飛び立つ。

 

 ルーミアは翼などは作らずふわりと浮き迅真の隣まで浮かび上がる。

 

「む。ルーミアは翼を作らなくても飛べるのか」

 

「どっちかって言うと、そうやって飛ぶ迅真が珍しいと思うよ?」

 

「そんなもんか?って言うか、それなら天狗の羽とかは何であるんだよ」

 

「さぁ?飾りかなんかじゃない?」

 

「嘘だろ…?あれが飾りとか、天狗の存在意義の半分近くが消えたぞ?」

 

「それは酷過ぎでしょ。残りの半分は?」

 

「あいつらを見る限り存在しない高い鼻だ」

 

「それ、迅真にとってあの天狗たちは天狗としての存在意義無しって言ってるようなもんじゃ…?」

 

「悲しい事に間違ってないのだよルーミア君」

 

 恂覇達の天狗としての存在意義はどうやら無くなったようだ。

 

「なによルーミア君って。何かちょっとかっこいい気がするわ」

 

「いや待て。その呼び方を強要するなよ?正直ちょっと恥ずかしいんだから」

 

「勝手に言ってそれはどうかと思うわよ?」

 

「…すいませんでした」

 

「分かればよろしい。じゃあまた進もうか」

 

 二人は手をつないで上空から向日葵畑を眺める。

 

「ほんと、すごい広い畑だよね。たぶん私ならすぐ飽きてここまで育てないわ」

 

「それはどうなんだ?まぁ、気持ちは分からなくもないが」

 

「どう考えても面倒くさいじゃない。こんな広い畑。それに、向日葵って食べれないでしょ?」

 

「う~ん……どうだろ。頑張れば食えるんじゃないか?」

 

「そう?まぁ、もしそうだったとしても、あんまりおいしそうじゃないんだもの。そんなものに一々時間なんか割かないわ」

 

「そんなところだよな。うん」

 

 純粋に花が好きな人に全力で喧嘩を売ってそうな発言をしながらも二人が進んでいると、

 

「あ、迅真。すぐさま右に全力で移動して」

 

「ルーミアは左に全力移動な」

 

 のんびりと会話しながら二人はすぐさま左右に分かれると、その間を巨大なレーザーのようなモノが通り過ぎる。

 

「うわお。すごい一撃だったな。あんなもの躊躇わず撃ってくるとか怖いな」

 

「いや、怖くは無いでしょ。危なっかしいだけで」

 

「あんま変わらないような気がしなくもないんだけど?」

 

 危険物が間近を通り過ぎたというのにマイペースな二人である。

 

「危なっかしいのと怖いのは違うと思うけど?だって、脅かされても大抵背後から大きな声を出すとかであんまり実がいないじゃない。でも危なっかしいのは実害あるでしょ?つまりそういう事よ」

 

「そう…なのか?あんまわかんないな」

 

「まぁ別にわからなくても問題ないけどね。で、今の問題はあの攻撃を仕掛けてきた犯人をしばき倒す事よ。一片の容赦もなく、ね」

 

「了解。じゃあちゃちゃっと倒して来るよ」

 

 そういって迅真は翼を一度大きく羽ばたかせると、レーザーの飛んできた方向へ急降下する。

 

 勢いよく地面に着地するが、突風は吹かず、しかし代わりに上空へ大量の砂埃が不自然なまでに一直線に上がっていく。

 

「花に被害が出るのは許せないからな。それで、襲撃者はどこかなぁっと」

 

 一歩進むと同時に体を反転させ、その途中でダーインスレイヴを生成し右手で持つと斬り上げる。

 

 ガンッ!と甲高い音がし、背後から襲い掛かって来たものは勢いよく吹き飛ばされる。

 

「殺意剥き出しってどうなのさ。奇襲するなら気配を消すのが最低限の条件だろう?」

 

「フフフ……別に私は奇襲で勝つつもりはないから別にいいのよ」

 

 襲撃者は深い緑色のショートボブの髪に、深紅の瞳。服装は白のカッターシャツとチェックが入った赤のロングスカートを着用し、その上から同じくチェック柄のベストを羽織っている。首には黄色のリボンをしており、その手には日傘を持っている女性だった。

 

「そうか。で、あんたはなんで襲撃して来たんだ?」

 

「そんなの簡単よ。強そうな奴がいたから喧嘩を吹っかけて見たってだけ」

 

「へぇ…?そうかそうか。じゃあ俺はお前の事を全力で狩ったとしても問題ないわけだ」

 

「ウフフ…やれるものならやってみなさい」

 

「じゃあ遠慮なく…行くぞ!」

 

 突撃しながら手を傷つけ札に染み込ませて投げ飛ばし結界を発動。瞬間勢いよく回転し女性に斬りかかる。

 

 しかし、女性はダーインスレイヴを日傘で下から上へと打ち上げ、隙を作り日傘を持ってない方の腕で殴り掛かってくる。

 

 が、迅真もその事は想定済み。左手に霊力を使って剣を作り拳に当てる。

 

 だが、その剣は女性の拳を斬ることは無く、むしろ押し返されそうになる。

 

「チィッ!」

 

 迅真は舌打ちをすると女性を蹴り上げ、数歩下がって距離を取る。

 

「あらら?もう終わりかしら。なら、次はこっちから行くわよ…!!」

 

 女性はそう言うと、狂気的な笑みを浮かべ迅真に向かって来る…!




 新キャラはいつも名前が出ない(´・ω・`)まぁこの人が誰か、もうお分かりの方が多いんでしょうけども…なんかなぁ(-_-;)
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