東方種変録   作:大神 龍

56 / 127
数日前ふとコラボが今年中に全員終わらせる事が出来るのか不安になってきた大神です。

 いや、まだ大丈夫…のはず!最悪年越しコラボですね(。-`ω-)キリッ

 まだまだ募集してますぜ(`・ω・´)


第五十五話

 振り下ろされた日傘を迅真はダーインスレイヴで弾く。しかし、その直後に放たれた蹴りに気付くのが一瞬送れるが、霊力と妖力で何重にもなる盾を作り上げ、威力を殺ぐ。

 

 蹴りが止まると同時、左手の霊剣で女性に斬りかかるが、想像通り日傘で防がれる。が、そこで止まる迅真ではない。

 

 瞬時に霊剣から手を離し、その直後に妖力で太刀を作り確実に女性を貫く。

 

 深々と刺さった太刀。だが、女性はその状態にもかかわらずにやりと笑い、

 

「まだまだね。こんな力じゃ私にはダメージを与える事は出来ないわよ…!」

 

 全身に走るダメージは、腹部から。おそらく殴られたのだと悟るが、そんな事を考えてる余裕などなく、すぐさま妖力の太刀を手放し闇を解放する。

 

 出現した影は女性を覆うように展開し、全方位から一斉に襲い掛かる。

 

 だが、一瞬光が見えたと思った瞬間である。極大のレーザーが迅真ごと影の刃を消し飛ばす。

 

 そして、辺りの闇が迅真の消失によって消えてゆく。

 

「……はぁ、期待外れだったわね。やっぱり強いのはもう一人のかしら」

 

 ため息を吐きつつ、女性はそこから立ち去ろうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「残念。それくらいで私の愛しの人を倒したと思ってるあなたの負けよ」

 

 そんな声が聞こえたと思った瞬間、全身に激痛が走る。

 

 反射的に自身の身体を見ると、体中がズタズタに切り裂かれていた。

 

「正直私からしたらあの程度(・・・・)の攻撃で生き物を殺せると思ってるあなたの頭を疑うわ。普通あの三倍は出すでしょう?って、そうか。今はあの程度でもやられるくらいに生き物は弱くなってるのね。ごめんなさいね。うっかりしてた。とにかく、次やる時は気を付けなさい」

 

 人を小馬鹿にするような声を聞きながら、女性の意識は落ちて行くのだった。

 

 

 

「……ルーミア。怒ってるのか?」

 

「どうしてそう思うのよ」

 

「いや、その……」

 

 迅真は黙って下を見る。そこには、なぜかひたすらに蹴られてる気絶している女性がいた。とりあえず結界は解けてないので今のところはいくらやっても問題は無いと思うが、それでもこの状況はやっぱりどうかと思う。

 

「べっつに~?私はこれっぽっちも怒ってないわよ?こいつが迅真に攻撃したのが許せないとか、そもそものこうつの行動が許せないとかじゃ全くないから」

 

「お、おぅ……とりあえず、こいつが許せないのは分かったけど、そろそろやめてあげたら?なんか可哀想に見えて来たんだけど」

 

「いやよ。どうしてやめなくちゃいけないのよ。私は迅真を傷つけたこいつに治癒不可の傷を与えたくて仕方ないんだから」

 

「それはやめろ。お願いだから。それでルーミアが報復されるのを見るこっちの思いも考えてくれよ」

 

「同じことをそのまんま返すわよ。喧嘩を買うなら無傷で勝つようにしてよね」

 

 プンスカと怒っているルーミアは、迅真の頬を引っ張りながらそう言う。

 

「う……ごへんなはい。ふひははふんひなひから(う……ごめんなさい。次はたぶんしないから)」

 

「たぶんって何よ!そこは嘘でも絶対って言いなさい!分かった!?」

 

「ひゃ、ひゃい!ふひはかならふむひふへかっへひまふ!!(は、はい!次は必ず無傷で勝ってきます!!)」

 

 ……ルーミアの封印を解いてから立場が逆転しているような気がしている迅真なのだった。

 

「……それで?結局どうやってあれを避けたのよ」

 

 疲れたのか、迅真の頬から手を離すルーミア。まだひりひりと痛む頬を抑えながらも、ケロッとした表情で

 

「あれ?分かってたんじゃないのか?」

 

「いや、分かってたのは迅真が攻撃を避けた事だけよ」

 

「そうだったのか。てか、なんで避けた事が分かったのに方法が分からないんだよ」

 

「結果は分かっても過程が分からないってのは良くある事でしょうが。つまりそういう事よ」

 

「納得。で、どう避けたかってのに答えるが、簡潔に行ってテレポートだ」

 

「テレポート?」

 

「瞬間移動って言った方が良いか?意味的には名前のまんまある場所から他の場所までを瞬間的に移動することだ。まぁ瞬間的に見えるのはこっち側だけでやってる俺自身は少し時間がかかってたりするんだけどな。で、それをして回避した後普通に上空から落ちて来ただけだ。簡単だろ?」

 

「あぁ、だからいきなり空中に現れたのね。むぅ…まだ私の知らない事が多いわ」

 

「まぁ知らない事がある方が楽しいじゃんか。ある程度の知識は欲しいけどな」

 

「それもそうね。で、こいつどうしようかしら。気絶してるからこのまま放置していく?」

 

「いや、せめて起きるまで待ってようぜ?さすがに放置は可哀想だろ――――」

 

 ゾワリッと悪寒が走る。瞬間迅真がしゃがみ、ルーミアは闇を展開し襲撃者の攻撃を受け止める。

 

 受け止めたのは蹴り。しかし恐ろしいほどの威力の籠っている一撃だった。

 

「危ないわね。当たったら痛いじゃない」

 

「ふん。痛いって程度で済むあたり、やっぱりお前か」

 

「ちぇ。面倒なのに見つかっちゃった」

 

 迅真はテレポートでその場を抜け出し、ルーミアの後ろに移動する。

 

「何あいつ。すげぇ強そうなんだけど?」

 

 目の前にいるのは鋭い目つきの青い瞳の男。髪色は空色で、服装はダークブラウンのロングコートに同じ色のカーゴパンツ。シャツはロングコートに隠れているために確認は出来ないが、一言言うとしたらかなりのイケメンだ。背中には一本の太刀があり、雰囲気的にどこか禍々しい。

 

「強いっちゃあ強いかなぁ……まぁあれから強くなってないのだとしたら迅真の敵じゃないでしょ」

 

「いやいや。最初の攻撃を思わず避けちゃった時点で無理だろ。簡単に勝てないって」

 

「大丈夫大丈夫。安心して倒してらっしゃい」

 

 ルーミアに押され男の前に出てしまう迅真。目が合ってしまい、何とも言い難い気分である。

 

「…お前、俺と同じだな?」

 

「は?それはどういう――――」

 

「自分で気付くんだな。行くぞ。俺の女に手を出した罪、償って貰う!」

 

 一瞬の間で距離を詰められ、男の拳が迅真の顔面目掛けて振り下ろされる―――!




 最近、思ったんだ。新しく原作キャラが出る度にもう一人男のオリキャラがいる……あれ?ハーレムタグってなんだっけ?

 そう思ったのでハーレムタグを消そうか悩んでます。はい。

 本当にどうしよ(´・ω・`)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。