今回は食事の時間も含まれていたらしく、すぐに呼び出された。ただ、辺りを見回して気付く。
「なぁ、香が居ないんだが?」
「絆と葉も居ないぞ?」
「稲荷様も居ないのですが」
「…四人行方不明?でも、結界に損傷はないし…まぁ良いか。後で探して捕まえとくよ。じゃ、移動な」
「了解。ちゃんと見つけ出しとけよ?」
「任せとけ」
俊に言われ、威勢よく答える迅真。そして、全員が移動する。
* * *
あっき、しろまの二人は、掃除場所に転移していた。
「む?二人か」
「そうみたいだね。じゃあとりあえずそこに転がってるモノを作ってみよー!」
「そんなので良いのか?」
「いいんじゃない?」
「雑だな」
「それでもいいのだー!」
……閃鬼。マジでどこ行ったんだ。帰ってこい…(食事時はいたけど登場してないぜっ!
* * *
俊、優、絶、ホワイト、ファントム、ドール、りょうか、孤狼、隆文、狼の十人は採取地点にいた。
「うわぉ。ほとんどが集まってないか?」
「ひーふーみー……十人…?三分のニはいるんだけど?」
「ほとんどじゃんか!なんでこんなに集まったし!?」
「「「お料理、作りたいんですけど」」」
「「「食料ないし」」」
「うぉ!正論!そりゃ食料無いなら調達行くっきゃない!って、だからってそんな大人数で行くか?普通」
「その方が効率がいいだろう?」
「なので、大人数で行こうかと」
「なるほど…じゃ、これだけいるなら目的で分けた方が良いな。肉行く奴は?」
迅真の問いに、優、ホワイト、ファントム、孤狼が手を上げる。
「四人な。じゃあお前らは出発してよし!」
「肉が最初なのか」
「探索に一番時間がかかるからな。まず食材となる動物を見つけて、絞めないといけないんだから」
「なるほど。じゃあ行ってくる」
「おう。頑張れよ」
迅真はそういって四人を送り出し、再度問う。
「魚に行くのは誰だ?」
その問いには、俊、ドール、隆文が手を上げる。
「おっけ!向こうの方にある湖だぞ!行って良し!」
「本当にアッサリだな。なんていうか、気持ち悪い」
「んなひどい!頑張って皆をまとめてるのに!」
「あ~…まぁいいや。じゃあ行ってくるよ」
「おぅ。頑張れよ~」
さて。と一拍置き、改めて残った三人に向き直ると、言う。
「お前らは野菜だな。この畑全体に野菜を植えてるから適当に抜いてくれ。じゃ、解散」
「一番適当に流されたぞ!?」
「だって面倒くさくなったんだから仕方ない」
「面倒くさくなったのなら仕方ないですね」
「いや、よくないと思いますよ?」
「っていっても、さっきと対応変わらないと思うし、それに、早く終わらせないと時間がな」
「…まぁ、それもそうだな。じゃあ、行くぞ」
「おう。いってら~」
迅真はそういって絶達を送り出すのだった。
* * *
「ターゲット。どうやら迷子の様です。どういたしますか?稲荷様」
「潜伏あるのみ!」
「さいですか」
ちょっと楽しくなってきた香。まぁ、先ほど香の言った通り、絆と葉は迷子の様だった。
「えっと、南に行けば森から出られるみたいです!南は…太陽があっちだから…向こうです!!」
そっちは北だぞ!?と心の底から突っ込みたいのを我慢し、香は稲荷様と一緒に絆と葉を追うのだった。
行方不明…なのです…しかも四人!!