東方種変録   作:大神 龍

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第九十話 コラボ PM8:00

「ってことで夜の部だオラー!!」

 

「いい加減飽きるぞゴラー!!」

 

 俊の突っ込みはごもっともである。

 

 もう辺りは真っ暗。基本的にお子様は寝る時間だ。

 

「さて、じゃあさっさと解散だー!転移!」

 

「ここにきて変な掛け声が入るようになった!?」

 

 突っ込みを入れつつも、全員は転移するのだった。

 

 

 * * *

 

 

 葉、ホワイト、ファントム、ドール、あっき、しろまの六人は、掃除場所に転移する。

 

「さて。掃除、しちゃいましょうか」

 

「そうですね」

 

「私は飾りをやっていよう。そんなに人数がいても困るだろう?」

 

「あ、じゃあ僕も飾りの方を」

 

「俺もそうさせてもらう」

 

「私は食器洗いで!!」

 

 ちょうど半分に分かれ、行動を始める。

 

「さてと。俺も正月飾りを手伝うかな」

 

「あ、閃鬼さん」

 

「用事はもうないからな。後はフリーなんだ」

 

「そうか。じゃあ手伝ってくれ」

 

「おぅ。任せとけ」

 

 

 * * *

 

 

 俊、優、絆、絶、狼は採取スタート地点に転移する。

 

「おぅ。珍しくりょうかがいないような…」

 

「そうなんですか?」

 

「開始してからずっといたからな。居ないのはレアだ」

 

「そんなにいたのか…別の場所も行ってみたらよかったのに」

 

「別に良いだろ。気にすることないって」

 

「ま、それもそうか」

 

「で?誰がどこだ?」

 

「あぁ、俺は適当に歩き回って見つけた食材を持ち帰ることにするよ」

 

「あ、僕もそうしますね」

 

「俊と狼は適当にっと。了解。じゃ、ランタンもってけ」

 

「ほいほい」

 

「分かりました」

 

 香は先ほどの光草の液が入ったランタンを渡し、先ほどと同じように説明する。

 

「じゃ、お先」

 

「行ってきますね」

 

 そういって二人は行ってしまう。

 

「で?肉は?」

 

「俺だな」

 

「ん?優一人か」

 

「なんだと!?またか!!」

 

 最初の様にボッチである。

 

「クッソ~…別に誰かと行きたいわけじゃねぇけど、なんか悔しい」

 

「ハイハイ。落ち込んでるくらいなら暴れてこい。ほら、ランタン」

 

「おぅ…行ってくる」

 

 優はそういうと、ランタンを持って行ってしまう。

 

「さて。魚は誰が採りに行くんだ?」

 

「俺が行く」

 

「…お前も一人、と。じゃあ絆は野菜か?」

 

「キノコを採って来ようかと思ってます」

 

「了解。じゃ、頑張って来いよ」

 

「あぁ、行ってくる」

 

「頑張ってきますね」

 

 

 * * *

 

 

 りょうかは、キッチンに転移する。

 

「あれ?誰もいない…?」

 

「たぶんみんな他の場所に行ったんだろ」

 

 後ろから声を掛けられ、驚くりょうか。

 

「そんな身構えんなよ…俺だからさ」

 

「な、なんだ、迅真さんですか…はぁ、びっくりしました」

 

「えぇ…俺、そんなに気配無い?」

 

「それは…俊さんや優さん。香さんや閃鬼さんと居る時と違って全然ないですね」

 

「そっか…まぁ、それなら仕方ない。じゃ、料理始めようぜ」

 

「そうですね」

 

 そういって、彼らは料理を始める。

 

 

 * * *

 

 

「で、いつも通り稲荷様はここなのな」

 

「そうだよ~」

 

「はぁ、全く。別にいいけどさ…」

 

 香はため息を吐き、どこからか引っ張り出してきた椅子に座る。その前には机があり、適当に作った植物を配置していく。

 

「これはなに?」

 

「それは月光花。日中は大気中の微量な霊力や揚力を集めて、月が出ると日中集めた力を青い光に変えて光るんだ。薬草の一種って事にしてる。その花をすり潰したのを飲むと、体内の力が活性化するんだ。風邪の時には重宝するぞ」

 

「ほぇ~…」

 

 そうやって話していると、前から二人の人物が来る。

 

「…孤狼と隆文か?」

 

「そういう貴方は…香か」

 

「おぅ。お前らは何をしてるんだ?」

 

「せっかくだからお見上げでも買おうかと思ってな」

 

「あぁ、買い物か…おっけ。じゃあなんか適当に作ってやるよ」

 

「良いのか?」

 

「ちょうど暇だったから好都合だ。ほら、この机の上にあるのなら何でもいいぞ」

 

「じゃあ――――」

 

 そうやって、買い物は始まった。

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