「ってことで夜の部だオラー!!」
「いい加減飽きるぞゴラー!!」
俊の突っ込みはごもっともである。
もう辺りは真っ暗。基本的にお子様は寝る時間だ。
「さて、じゃあさっさと解散だー!転移!」
「ここにきて変な掛け声が入るようになった!?」
突っ込みを入れつつも、全員は転移するのだった。
* * *
葉、ホワイト、ファントム、ドール、あっき、しろまの六人は、掃除場所に転移する。
「さて。掃除、しちゃいましょうか」
「そうですね」
「私は飾りをやっていよう。そんなに人数がいても困るだろう?」
「あ、じゃあ僕も飾りの方を」
「俺もそうさせてもらう」
「私は食器洗いで!!」
ちょうど半分に分かれ、行動を始める。
「さてと。俺も正月飾りを手伝うかな」
「あ、閃鬼さん」
「用事はもうないからな。後はフリーなんだ」
「そうか。じゃあ手伝ってくれ」
「おぅ。任せとけ」
* * *
俊、優、絆、絶、狼は採取スタート地点に転移する。
「おぅ。珍しくりょうかがいないような…」
「そうなんですか?」
「開始してからずっといたからな。居ないのはレアだ」
「そんなにいたのか…別の場所も行ってみたらよかったのに」
「別に良いだろ。気にすることないって」
「ま、それもそうか」
「で?誰がどこだ?」
「あぁ、俺は適当に歩き回って見つけた食材を持ち帰ることにするよ」
「あ、僕もそうしますね」
「俊と狼は適当にっと。了解。じゃ、ランタンもってけ」
「ほいほい」
「分かりました」
香は先ほどの光草の液が入ったランタンを渡し、先ほどと同じように説明する。
「じゃ、お先」
「行ってきますね」
そういって二人は行ってしまう。
「で?肉は?」
「俺だな」
「ん?優一人か」
「なんだと!?またか!!」
最初の様にボッチである。
「クッソ~…別に誰かと行きたいわけじゃねぇけど、なんか悔しい」
「ハイハイ。落ち込んでるくらいなら暴れてこい。ほら、ランタン」
「おぅ…行ってくる」
優はそういうと、ランタンを持って行ってしまう。
「さて。魚は誰が採りに行くんだ?」
「俺が行く」
「…お前も一人、と。じゃあ絆は野菜か?」
「キノコを採って来ようかと思ってます」
「了解。じゃ、頑張って来いよ」
「あぁ、行ってくる」
「頑張ってきますね」
* * *
りょうかは、キッチンに転移する。
「あれ?誰もいない…?」
「たぶんみんな他の場所に行ったんだろ」
後ろから声を掛けられ、驚くりょうか。
「そんな身構えんなよ…俺だからさ」
「な、なんだ、迅真さんですか…はぁ、びっくりしました」
「えぇ…俺、そんなに気配無い?」
「それは…俊さんや優さん。香さんや閃鬼さんと居る時と違って全然ないですね」
「そっか…まぁ、それなら仕方ない。じゃ、料理始めようぜ」
「そうですね」
そういって、彼らは料理を始める。
* * *
「で、いつも通り稲荷様はここなのな」
「そうだよ~」
「はぁ、全く。別にいいけどさ…」
香はため息を吐き、どこからか引っ張り出してきた椅子に座る。その前には机があり、適当に作った植物を配置していく。
「これはなに?」
「それは月光花。日中は大気中の微量な霊力や揚力を集めて、月が出ると日中集めた力を青い光に変えて光るんだ。薬草の一種って事にしてる。その花をすり潰したのを飲むと、体内の力が活性化するんだ。風邪の時には重宝するぞ」
「ほぇ~…」
そうやって話していると、前から二人の人物が来る。
「…孤狼と隆文か?」
「そういう貴方は…香か」
「おぅ。お前らは何をしてるんだ?」
「せっかくだからお見上げでも買おうかと思ってな」
「あぁ、買い物か…おっけ。じゃあなんか適当に作ってやるよ」
「良いのか?」
「ちょうど暇だったから好都合だ。ほら、この机の上にあるのなら何でもいいぞ」
「じゃあ――――」
そうやって、買い物は始まった。