「宴だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」
「「「うおぉおおおおおおぉぉおおぉぉおぉおぉおおおおぉ!!!!!!」」」
とんでもない轟音と共に始まる宴。大晦日スペシャルである。
「楽しめよー!」
「あったりまえだー!」
「むしろ楽しまねぇ訳がねぇ!!」
最高の食事を最高の仲間と一緒に食う。考えただけでも頬がにやける。
「さぁ、歌え!騒げ!最高の宴会にするぞぉぉぉ!!!」
「「「いよっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」
大気を振るわす轟音。舞台は整った!楽しみ尽くせ!!
* * *
開始の合図とともに皆、騒ぎ出す。
迅真は、俊のもとへ向かう。
「よっす。暇か?」
「いや、めっちゃ楽しんでるところだ」
「そうか。ならもっと楽しませてやるよ」
「な、なにをするつもりだ…?」
「なに、餅つきでもしようかと思ってな。まぁ、年明ける前までだけど」
「ふぅん?意外と普通だな」
「まぁな。さすがに後1時間で年明けなんだ。蕎麦食いたい」
「そこが本音か」
「そういう事。で、やるか?今優が必死で
「なにそれ見に行く」
「お、おぅ」
俊に気圧され、迅真は餅つき場へと移動する。
* * *
「…うわぁ…」
俊が見た光景は、すごいものだった。何がすごいって、すごいのだ。もう、色々と。
優が杵を振り下ろし、
「…なんだこれ」
「餅つきだ」
「マジか…これが餅つき?」
「あぁ、餅つきだ」
「こ、こんなのを餅つきだなんて認めんぞぉ!!」
「残念。餅つきだ」
「なんで餅つくのに蹴られるんだよ!?」
「そりゃ、あのウサギを怒らせるのが悪い」
「そんなにあのウサギは強いのか?」
「おそらくここにいる全員に勝てるんじゃね?ルーミアを除いて」
「なんだそりゃ…」
俊は呆れつつも、とりあえずやると言った手前、やるしか手はない。
「いよっし…挑戦してやる…!!」
こうして犠牲者は増えるのだ。
* * *
また、宴会場では別のイベントが始まっていた。
「ま、まだ行けますよ!!全然大丈夫です!!」
「葉!やめてください!それ以上は無理です!!」
「どうした?それで終わりか?」
「いいや、俺はまだ終わらないぜ」
「まだまだいける!!」
「余裕だコノヤロウ」
葉、隆文、絶、閃鬼、香の5人で大食い大会をしていた。
食べる内容は蕎麦。といっても、わんこそばである。
全員、まだ30杯。だが、すでに葉はきつい様で、苦しそうな表情をしている。
「はぁ…隆文さんに挑むなんて、自殺ものだろ…」
「そんなに食べるんですか?」
「かなり。なんせ町にある団子屋の怪物メニューを食べきった唯一の人だ」
「えぇ…う~ん、でも、その怪物料理っていうほうが気になります」
「ただ単に団子を大量に持っただけの料理だ」
「そうなの?なら、私にも作れそうね」
唐突かかった声に反応して孤狼が振り返ると、そこにはルーミアがいた。
「いつからそこに?」
「さっき来たところ。もうウサギの監視はいいみたいだしね」
「ウサギ?」
「ちょっとね…知らないほうが幸せなこともあるのよ」
「…そういえば、俊さんと優さんの姿がさっきから見えないような……」
「彼らは…星に、なるのよ」
「「死んじゃう!?」」
狼と絆の突っ込みに、妙に爽やかな笑顔でルーミアは答えるのだった。
* * *
今もなお続く大食い大会。その最中に俊と優が帰ってくる。
「だ、大丈夫ですか!?」
狼が飛び出し、俊と優に近づく。二人の顔は少し腫れ上がっており、額などから少量の血を流していることから、謎の激闘があったのだろう、と読み取れる。
「な、何があったんですか!?」
「ちょっとな…」
「餅つきを…していただけさ」
「も、餅つきですか?」
「あぁ、餅つきだ。ただ…」
「生死を掛けた、な」
「なんですかその餅つき!!」
狼の驚きようは尋常ではない。それもそうだろう。まさか餅つきでこんな顔になるとは思えない。杵で殴り合ったのかと思うほどだ。
「と、とりあえず応急処置をしますね!!」
「あぁ、頼むよ」
「お願いする」
彼らは狼に治療を頼む。その間に迅真が近づいてきて、
「さて。今年もそろそろ終わりだな」
迅真の一言に、全員は言おうとしていることを理解する。
つまりは、そういう事だ。
「よし!みんな!!もう来年までの時間は短い!!今年はありがとう!!そして、」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「よいお年を!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
皆さん!!よいお年を!!