東方種変録   作:大神 龍

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 今年最後の投稿!!


第九十三話 コラボ PM11:00

「宴だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」

 

「「「うおぉおおおおおおぉぉおおぉぉおぉおぉおおおおぉ!!!!!!」」」

 

 とんでもない轟音と共に始まる宴。大晦日スペシャルである。

 

「楽しめよー!」

 

「あったりまえだー!」

 

「むしろ楽しまねぇ訳がねぇ!!」

 

 最高の食事を最高の仲間と一緒に食う。考えただけでも頬がにやける。

 

「さぁ、歌え!騒げ!最高の宴会にするぞぉぉぉ!!!」

 

「「「いよっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」

 

 大気を振るわす轟音。舞台は整った!楽しみ尽くせ!!

 

 

 * * *

 

 

 開始の合図とともに皆、騒ぎ出す。

 

 迅真は、俊のもとへ向かう。

 

「よっす。暇か?」

 

「いや、めっちゃ楽しんでるところだ」

 

「そうか。ならもっと楽しませてやるよ」

 

「な、なにをするつもりだ…?」

 

「なに、餅つきでもしようかと思ってな。まぁ、年明ける前までだけど」

 

「ふぅん?意外と普通だな」

 

「まぁな。さすがに後1時間で年明けなんだ。蕎麦食いたい」

 

「そこが本音か」

 

「そういう事。で、やるか?今優が必死で()いてるけど」

 

「なにそれ見に行く」

 

「お、おぅ」

 

 俊に気圧され、迅真は餅つき場へと移動する。

 

 

 * * *

 

 

「…うわぁ…」

 

 俊が見た光景は、すごいものだった。何がすごいって、すごいのだ。もう、色々と。

 

 優が杵を振り下ろし、()()()が餅を濡らす。ただ、一度振り下ろすのに1秒…いや、1秒に2度振り下ろしている。だが、振り下ろすまでの間に優はウサギに一撃受けている。

 

「…なんだこれ」

 

「餅つきだ」

 

「マジか…これが餅つき?」

 

「あぁ、餅つきだ」

 

「こ、こんなのを餅つきだなんて認めんぞぉ!!」

 

「残念。餅つきだ」

 

「なんで餅つくのに蹴られるんだよ!?」

 

「そりゃ、あのウサギを怒らせるのが悪い」

 

「そんなにあのウサギは強いのか?」

 

「おそらくここにいる全員に勝てるんじゃね?ルーミアを除いて」

 

「なんだそりゃ…」

 

 俊は呆れつつも、とりあえずやると言った手前、やるしか手はない。

 

「いよっし…挑戦してやる…!!」

 

 こうして犠牲者は増えるのだ。

 

 

 * * *

 

 

 また、宴会場では別のイベントが始まっていた。

 

「ま、まだ行けますよ!!全然大丈夫です!!」

 

「葉!やめてください!それ以上は無理です!!」

 

「どうした?それで終わりか?」

 

「いいや、俺はまだ終わらないぜ」

 

「まだまだいける!!」

 

「余裕だコノヤロウ」

 

 葉、隆文、絶、閃鬼、香の5人で大食い大会をしていた。

 

 食べる内容は蕎麦。といっても、わんこそばである。

 

 全員、まだ30杯。だが、すでに葉はきつい様で、苦しそうな表情をしている。

 

「はぁ…隆文さんに挑むなんて、自殺ものだろ…」

 

「そんなに食べるんですか?」

 

「かなり。なんせ町にある団子屋の怪物メニューを食べきった唯一の人だ」

 

「えぇ…う~ん、でも、その怪物料理っていうほうが気になります」

 

「ただ単に団子を大量に持っただけの料理だ」

 

「そうなの?なら、私にも作れそうね」

 

 唐突かかった声に反応して孤狼が振り返ると、そこにはルーミアがいた。

 

「いつからそこに?」

 

「さっき来たところ。もうウサギの監視はいいみたいだしね」

 

「ウサギ?」

 

「ちょっとね…知らないほうが幸せなこともあるのよ」

 

「…そういえば、俊さんと優さんの姿がさっきから見えないような……」

 

「彼らは…星に、なるのよ」

 

「「死んじゃう!?」」

 

 狼と絆の突っ込みに、妙に爽やかな笑顔でルーミアは答えるのだった。

 

 

 

 * * *

 

 

 今もなお続く大食い大会。その最中に俊と優が帰ってくる。

 

「だ、大丈夫ですか!?」

 

 狼が飛び出し、俊と優に近づく。二人の顔は少し腫れ上がっており、額などから少量の血を流していることから、謎の激闘があったのだろう、と読み取れる。

 

「な、何があったんですか!?」

 

「ちょっとな…」

 

「餅つきを…していただけさ」

 

「も、餅つきですか?」

 

「あぁ、餅つきだ。ただ…」

 

「生死を掛けた、な」

 

「なんですかその餅つき!!」

 

 狼の驚きようは尋常ではない。それもそうだろう。まさか餅つきでこんな顔になるとは思えない。杵で殴り合ったのかと思うほどだ。

 

「と、とりあえず応急処置をしますね!!」

 

「あぁ、頼むよ」

 

「お願いする」

 

 彼らは狼に治療を頼む。その間に迅真が近づいてきて、

 

「さて。今年もそろそろ終わりだな」

 

 迅真の一言に、全員は言おうとしていることを理解する。

 

 つまりは、そういう事だ。

 

「よし!みんな!!もう来年までの時間は短い!!今年はありがとう!!そして、」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「よいお年を!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」




 皆さん!!よいお年を!!
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