宵崎奏は冬の女王とイッシュチャンピオンを目指すようです【改訂版】   作:弊鳥

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第4話 とりあえず頭に浮かんだ嘆きを雌マスカーニャのように叫ぶ

『side ?』

 

 

ーーーーーーーーーーーガッ、ゴツッ、カチッ、カチッ

ーーーーーーーーーーー『上へ参ります。』『ドアが閉まります』

ーーーーーーーーーーーウィーーーーーーーン・・・

 

?「ふぅ・・・いやぁ今日も色々買ってきちゃったなぁ~♪」

 

 私は両方の手に食材で溢れそうになってるエナドリの柄が描かれたエコバックを持ち、肘でなんとかエレベーターのボタンを押す。もう何だかんだ数えきれないほど見た、下に滑っていくマンションの外に広がる光景に合わせて頭の中でリズムをとる。私の黄色い髪もそれに合わせてご機嫌にフラフラと。多分頭の上のド〇トスも楽しく踊ってるんじゃないかな~とも。

 

 

 

 いっや~、ほんとこういう時にドラムやってて良かった〜って思うんだよ。スネアだけでも嵩張るし、スーツケースをバス代わりにするにも、そもそもスーツケースが重たいわけでさ~。他の楽器隊よりも筋トレしなくても良いってわけでもないけども、こうして両手が重い荷物でふさがってても割と余裕がある。

 

?「・・・ま、今は完全にフリーだし、私がバンドやるだけの余裕は無いんだけどさ~」

 

 もしくはポケモンを持っていれば、というか手伝ってもらえればこんな荷物程度はそれこそ意にも解さないだろう。たとえ『攻』の種族値が平均以下だろうと人間のそれを大きく上回る、ポケモンさえいれば・・・ね。

 

 ただ残念ながらあたしはこっちも該当しないってわけ。こういう時にサクッと助けてくれる王子さまはおろか、明らかに袋持てないような獣要素強めなポケモンだっていない。それこそちょっと前なら”手持ちのポケモンも何匹かいた”わけだけど。

 

?「ま、もういないものねだりしても仕方ないしね。それに家事代行の仕事で大量の食材が必要って言っても、仕事先が一人暮らし位だったらまぁ何とかなるし!なんなら奏ちゃん食べなさ過ぎて多分普通より全然少ないでしょこれ」

 

 そんなわけで思い浮かべたバイト先にお住いの年下少女である奏ちゃんだが、最近ますます心配になってしまってるような気がする。作曲に集中しすぎないように目覚ましアラーム設定したり、ちょっとバイトの頻度も増やしてみたり。邪魔かな・・・と思いつつ、今となっては優しい笑顔を見せてくれるおかげで色々お節介やくようになっちゃって・・・

 

?「・・・?あれ?これダメンズ、いやダメ女子に引っかかってない?」

 

 

 その瞬間、あたしの脳裏にはプロトレーナーを目指すって言ってるヒモに貢いでる友人の姿がフラッシュバックーー----

 

?「うんまぁ、あの子が魔性で人たらしってことにしよう!実際になんか人をたらしこみそうな雰囲気というか、天才っぽいオーラ出してるのが悪いっ!ただものにただものじゃない、本物の才気を爆発させてくるなんて、本当に卑怯な奏ちゃんだなぁ!」

 

 そのくせ陰の気質が強すぎてお日様の前に出るところか、陽の気が強い人と会ったら、眩しさに負けて溶けてそうなのがなんだかなぁ。

 

 ・・・ま、そんな奏ちゃんでも孤独に倒れてしまわないよう、いつか誰か親しい友達を呼べるくらいになるように日はおべ・・・お部屋のお掃除もガンバロー!

 

 

 と、何とか重い荷物を持って目的の部屋の前まで辿り着いた私は「フンッ!」と肩でインターフォンを鳴らした。スピーカーからは最早家族を除いて一番聞き馴染んでいるんじゃないかと思う、儚さを感じる綺麗な声。良かった良かった、今日はちゃんと一回目で出たな?

 

?「・・・はい、宵崎です」

 

?「あっ、奏ちゃん、先々週ぶり~♪先週休んじゃった分今日は頑張りに来たヨ!」

 

奏「え、あっ・・・伊地知さん、あっ、そういえばもうこんな時間・・・」

 

伊地知?「んしょっと・・・荷物が重くて思ったより腕に継続ダメージ喰らっちゃってさ〜。とりあえず降ろしたり冷蔵庫に入れて置きたいから、奏ちゃん、ドア開けてくれないかな?」

 

奏「あ、う、うん・・・その、驚かないでね?」

 

伊地知?「ん?まぁ、そんな急に驚くようなことなんてないと思うんだけど・・・」

 

 と、遠隔操作で奏ちゃんちの鍵を開けて貰ってドアを開ける。両手を塞いでいる大きな荷物で壁を気をつけることの無いよう、気をつけながら廊下を進むのと、あとはまぁちょっとリビングに繋がる扉を開けるのが大変だけど、まぁその位。

 

 というか奏ちゃんが直ぐに出てくれるの珍しっ!これはこれは、結構心を開いてくれた証なんじゃないのかな~?・・・来る時間ってことを忘れてたっぽいのは気になるけども。気にしない気にしない。

 

 

 ーーーーガチャッ

 

 と、ぼんやりとそんなことを思っていると、私の期待していた通りに鍵の音がなり、ドアを押し込む音が鳴った。 ドアを開けて出迎えてくれたのは、いつも通り少し眠たげな印象も覚える奏ちゃん。最早それ以外の服装を来てる姿が浮かばないジャージ姿に綺麗に手入れされた銀髪、首には一応今はどこにも繋がっていないヘッドフォンを携えている。

 

伊地知?「奏ちゃん今日もこんにちは~♪今日は新作の常備菜、を・・・」

 

奏「あ、伊地知さん・・・よろしくお願いします」

 

 そんな姿を見て私の体は口をあんぐりと開いたまま、カチコチに固まってしまった。いや、正確には奏ちゃんのその向こう。奏ちゃん以外に誰もいないと思っていたドアの先に全く見知らぬ影が立っていたから。

 

モルガン「おや、貴女が件の小間使いですか。名は確かレインボーサマーとか何とか」

 

奏「いや、あの虹夏さんだからね?その原理で行くと苗字の方も英訳しないといけないけど、そっちの方は絶対無理だから変な事はやめてね・・・?」

 

 奏ちゃんを見下ろす様に立ち、まっすぐな視線をこちらに向けてくる彼女は惚れ惚れするような人間離れした美貌に懐疑的な表情を貼り付けているポケモン。奏ちゃんと似てきめ細やかな銀髪を靡かていて、そんな二人が並ぶとまるで姉妹の様にも思える。奏ちゃんを良く知らない人ならそれで納得しちゃうだろう。

 

 とはいえ、私は奏ちゃんの事はある程度知ってて、兄弟もいないし家族とも離れて暮らしている一人暮らしだということを知っている。つまり奏ちゃんに縁も縁も無い人が部屋の中にいる。と、いうことは彼女は・・・

 

?「・・・だ」

 

奏「だ?」

 

モルガン「だ?」

 

 

?「だ、誰よっ!?その女っ!?!?」

 

 ーーーーーー私は伊地知虹夏、華先盛りのの女子学生。家事代行のバイトで見た不審者に、とりあえず頭に浮かんだ嘆きを雌マスカーニャのように叫ぶ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『side 奏』

 

 

 伊地知さんから若干ここがあの女のハウスね、とか言いそうなの気配を感じてからしばらく。とりあえず「はっ!?それより生鮮ものを冷蔵庫に入れなくちゃ!」と我に返った彼女と二人で大急ぎで数日分の野菜とかお肉を詰め込んでから、私たち3人はテーブルによそよそしい雰囲気を垂れ流していた。

 

 ちなみに当然のようにモルガンは冷蔵庫前で慌てふためく私達を傍観して特に手伝うこともしないでいた。解せない。

 

虹夏「というわけで改めまして。奏ちゃん家で家事代行のアルバイトしてる、”伊地知虹歌”です!はじめまして~!」

 

 

 

 

 

虹夏「いつもは『トレーナーズスクール』の高等科育成専攻で学生してます!」

 

モルガン「なるほど、冷蔵庫に残されていたらしい作り置きは貴女が、ということでしたか。奏の家事能力と手先の不器用さ、そして何より意欲とQOLへの意識の低さからまず作り得ないと思っていましたが」

 

奏「あれ、今ナチュラルに家事能力0扱いされた?」

 

 おかしい、そんなはずは・・・いや、私は作曲に割く時間の方が大切なだけで、やろうと、思えば・・・多分。でも伊地知さんが作ってくれる料理はあったかくて美味しいから私には真似できないと言われたらそれまでだろう。カップ麺とはまた違ったよさがある。

 

 私と同じ身長で、同じ位長い金髪をポニーテールにしてゆらゆらとしている彼女。どこかで見たことあるようなアホ毛・・・?見たいな三角形がピコピコ主張してる。スポーティな半袖に、腰に括ってあるリボンがその快活さを見るからに表してて今日も元気そう・・・外はまだ大分暑いのに、お仕事とはいえすごいな・・・。

 

モルガン「まぁ良いでしょう。奏の様に虚弱な存在の生命維持活動をよくぞ維持してくれましたね。改めて、褒めて遣わしましょう」

 

虹夏「あ、あっれ~?初対面だよね?親しき中にも礼儀ありの親しくなる前から主従関係ちらつかせてくるんですけどこのポケモン。というか滅茶苦茶態度でかっ!偉そうすぎでしょ!」

 

モルガン「ええまぁ、偉いので。人間の尺度では測りかねますが」

 

虹夏「せいぜいレベル20程度の気迫しか発していないのに何をぉ・・・」

 

奏「まぁまぁまぁ・・・」

 

 

 

虹夏「えっとそれでこっちのポケモン。えっと、モルガン・・・さん?」

 

モルガン「ええ、『妖精』種が一人、モルガンと申します。そんな和の国らしい奥まった心持ちにならず、もっと敬いを表面に出しても良いのですよ?」

 

虹夏「あ、お気遣いどう・・・も・・・?おいやっぱりコイツもしかしなくても傲慢不遜に過ぎてない?まさか奏ちゃんにも迷惑かけてたりしてないだろうね?」

 

 伊地知さんが明らかに怪訝なまなざしで私の方を見てくる。うんまぁ・・・曲を聞かせておけばたいてい上機嫌になってるからそんなに迷惑にはなってないかな。正直な話プレイリスト作成でこっちもちょっと楽しくなっているのは・・・内緒にしとこうかな。

 

奏「でも昨日は高級ヘッドホンのサイト見て、『何とは言いませんが、こちらのサイトを欲見てください。貴女の眼鏡に叶うものなど・・・』って言われた、ような・・・」

 

虹夏「おい奏ちゃんに新しいヘッドホン買わせて、古いのを自分用にしようとするんじゃないよ」

 

モルガン「はて・・・私は奏の作業効率が少しでも上がれば、と思っただけですが。ええ、他意はありません、ええ。」

 

 はぁ・・・と頭の上の三角形をへにゃり・・・として呆れた顔をしている伊地知さん。いやまぁ・・・特に迷惑とかはしてないし。大変なお仕事の前からあまり気を落とさないで欲しい。フリーになった後の私の作曲時間にも関わってくるから。

 

虹夏「というか、本当に『妖精』種?確かにまぁこの世のモノっぽくないというか、浮ついた雰囲気はあるけど。見た目とか図鑑に乗ってるのと全然違くない?羽も」

 

モルガン「む・・・まぁ確かにそれは致し方ないことですね。能力も通常の『妖精』種とは、嘘偽りなく一線を画していますし。」

 

 そういうとモルガンは思い出したかのように視線を下にずらした。その先にあったのは・・・私のスマホ?

 

モルガン「まぁいい機会です。人界にはその携帯端末を用いてポケモン”データ”を見る方法があるといいます。そちらで見れば一目瞭然ですので。とはいえ本来は幾重にも厳重な承認プロセス」

 

虹歌「そんな変化に適応できないで廃れていく会社でふんぞり返ってる、家族経営の会社みたいなこと言って・・・ま、いいや!それじゃ見ちゃおっと~♪」

 

 伊地知さんはごそごそとスマホを取り出して画面とにらめっこし始めた。・・・そういえばモルガンが言っていたようにポケモンの”データ”を見るための『ポケモン図鑑』ってスマホアプリとして入れられてるんだっけ。正直トレーナーズスクールを辞めてからはこの先一生使う機会も無いと思って完全に頭から消えてた・・・まだ一応アンインストールしないで残ってるけど。

 

と、伊地知さんがスマホをモルガンの方に向けてすぐデータが出てきたようだ・・・私も自分のスマホのアプリで見てみよう・・・あ、アップデートしてなかった。

 

 

 

 

 

 

虹夏「うっわ、『とくぼう』低いやつは『すばやさ』下げて取り合えず殺すって書いてあるぅ、こっわ。この正確に違わない自尊心の塊みたいなとくせいよ」

 

モルガン「ええ、」

 

奏「んっと、色々書いてある、何だろうこれ。えっと、このステータス?のところにあるAとかBっていうのは?」

 

 予想以上にアップデートに時間がかかりそうだったので、断りを入れて伊地知さんのスマートフォンの画面を覗き見ると、そこにはモルガンのデータと思しきモノが。ポケモンの『わざ』って4つまでじゃなかったんだ?それにこの変なアルファベットは一体・・・?

 

虹夏「んっとね?まぁこれは、このポケモンのどの能力が優れているかっていうのを示す感じかな。体力だけはこれだけじゃ分からないんだけど・・・。しかもこれとくこうもとくぼうもAの中でも相当高い気がするんだけど・・・。」

 

 

 

 

モルガン「流石にそこまで無欠という訳ではありません。体力は凡百のポケモンと比べても並といった所でしょうか」

 

虹夏「それでも平均位っていうの普通に厄介だな・・・相手が物理強めでも上からムーンフォースで殴り合って潰すって物騒な文字が書いてあるし」

 

スマホとモルガンを交互に見比べながらむむむ…とにらめっこしている伊地知さん。えっと、トレーナーズスクールにいた時の授業の記憶とかは遥か彼方だから細かいところは正直よく分からないけど・・・

 

奏「モルガンって・・・結構強い?」

 

虹夏「ん〜と・・・ステータスだけだけど、これならプロを目指しているって言って遜色ないかな?いわゆる『御三家』レベル・・・種族が『妖精』でこれは、正直全く予想してなかったな~」

 

モルガン「・・・というか奏、貴女、私の事を侮っていたのですね」

 

 うん、別にその、ポケモンバトルに詳しく無かっただけだから。だから、その・・・私にだけ見えるようにシュンとするのはやめてほしい。子どもみたいに口を尖らせるのもダメ。いや、ごめんなさい。侮ってました。

 

虹夏「すばやさは元から早いけど、特性のおかげでさらに高速のポケモン相手にも上から高火力で通りの良いフェアリーわざを打ち込めるってだけで正直対処が厳しいからね。くっそ・・・本当に強くてなんか腹立つ~」

 

 

 

 

虹夏「一気に盤面を詰め切って勝利を決定づけられそうな感じで、それこそ、どっかのプロチームでエースとかやっててもおかしくなさそー。でも別に奏ちゃんのポケモンってわけでもないんでしょ?」

 

奏「あ、うん、別に私の手持ちポケモンってわけじゃないよ。仕事とかもしてないからわざわざポケモンを持つ意味もないし・・・それに特にポケモントレーナーとか、プロとかは勿論考えてないからね。私は曲を作り続けなくちゃ-----」

 

モルガン「・・・・・・」ジッ

 

奏「っ!?」ビクン!

 

な、何だろう。トレーナーになるつもりはないって言った瞬間、急に寒気がしたというか。

『くろいまなざし』を喰らった感触と言うか。

あれ?逃げられない?

 

奏「・・・プロ、か・・・」

 

 プロトレーナー…確か競技としてポケモンバトルをして、観客を楽しませる人。

 トレーナーズスクールに通ってた頃はそんな将来もあるのかな、って思ったりはしたけど。

 

奏「・・・全ての人を救う方法の一つではあるんだろうな・・・。」

 

でも、私には似合わないし、戦うなんて無理だろうから。

 

 

 

 

モルガン「・・・」ジッ

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

虹夏「さぁってと、そろそろお仕事としゃれこみますかね~。数日空けちゃっただけで結構色々溜まっちゃってるし、これは追加のお給金も期待しながら」

 

 

 

とモルガンと小突き合いながら、ぐい~っと伊地知さんが凝り固まった体を解すように体を伸ばした。頭の上の三角形もやる気を表すようにぴょこぴょこしている。可愛い。

 

 と、伸びながらあることに気が付いたのか、少し間の抜けた「あ」を繰り出す三角形。

 

虹夏「・・・そういえば珍しい、っていうか初めてじゃないかな?私が来た時に奏ちゃんが作曲してないのって」

奏「えっ?ああうん、その・・・そういえばインターホンに直ぐに出たのは初めてかも。ちょうどご飯を食べようと思ってて、モルガンを誘ってリビングに来た瞬間に伊地知さんが来たから」

 

虹夏「う~ん・・・このお昼とも夕方とも言えないような時間に昼食とは。もうちょっと生活バランスをだね?」

 

モルガン「いえ、昼食ではなく朝食ですが」

 

 ガクんっ、と伊地知さんは目の前で大きく肩を落とした。まぁ昨日も作曲してたら寝落ちしかけて、モルガンに手伝ってもらいながら何とか気絶みたいにベッドで寝て、そこから起きて直ぐのご飯だから、朝食は間違ってないよね・・・?

 

虹夏「ちょ、朝食か、はぁ・・・ま、いいや。それより前回来たときは多めに作ったし、奏ちゃんの食事量だとちょっと余ったりも・・・ん・・・?」

 

ガパッと台所をぴょこぴょこさせながら移動し、白い冷蔵庫を開けたポニーテールの向こう側に浮かんだのは、さっき入れた食材と調味料以外は何もない氷点下にギリギリ届かない冷えた光景。最近はだいぶ全部食べきる事も多いけど、最初の方は作曲を優先しすぎて倒れる寸前まで食べなくて、余らせそうになったことを思い出す・・・。

 

 ・・・そんな光景を見ながら伊地知さんはまた難しい顔。

 

虹夏「あのさ、そういえばなんだけど・・・今、奏ちゃんはモルガンと二人暮らしってことでいいんだよね?」

 

奏「え、うん、そうだけど・・・」

 

 

 

 

虹夏「・・・そうなるとお料理ってさ・・・何人分必要?」

 

 

 はっ、とさっき伊地知さんと二人でいれた食材を思い出す。勿論作り置きのごはんも込み込みで作って貰ってるわけだから普通よりも多い、んだけれどもそれでもあくまで一人分だし私が数日かけて食べることを想定されている量。

 

 つまり・・・この目の前の材料だけでは二人で食べる分には到底足りない。

 

奏「えっと、二人分、作って欲しい、んだけど・・・です・・・。」

 

虹夏「・・・・・・」

 

モルガン「当然です。私を餓死させる気ですか。必要であれば調理は手伝いますが。」

 

虹夏「・・・・・・」

 

 

虹夏「そういうのは前もって言えいっ!!!!!!!」

 

 

 そうして明日は元々決めてた外出の予定の後、モルガンと一緒に伊地知さんの買い物をお手伝いすることになったのだった・・・うん、ごめんなさい。

 

 




・家事代行で来てくれる女子学生 伊地知虹夏(出典:ぼっち・ざ・ろっく!)

バンドのドラム担当かつリーダー、家事ができる、ママ、とくれば彼女しかおるまいて。

努力値はロストゾーンに飛ばされました。あとポケモンのわざは4つ以上がデフォなので悪しからず。
まぁCとDは”今はまだ”130位だと思われ。やっぱハバタクカミっておかしいね。
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