宵崎奏は冬の女王とイッシュチャンピオンを目指すようです【改訂版】   作:弊鳥

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第6話 は?オレ様が超絶カワイイ美少女であることは全宇宙遍くに存在するポケモンが見ても、一切の否定や反論が出来ない純然たる事実だろ?この芸術品すらかすむカワイさを浴びておいてそん

 

 

『ライモンシティ ショッピングモール』

 

 

カリオストロ「えぇぇぇぇーーー!?」

 

外には未だ残暑が猛威をふるう中、涼をとろうとする人の賑わいが溢れるファミリーレストランで、その中でも一際大きな声が目の前の美少女?ポケモンから飛び出てきた。

 

カリオストロと名乗るポケモンに出会ったその後、流石に暑いからという理由ですぐそこにあったファミレスへと4人揃って入店していた。

 

カリオストロ「なんで!?イッシュ地方にはコンテスト会場がないって本当!?え〜ん、大都会って聞いてたのに!」

 

虹夏「んまぁコンテスト自体は有名だけど案外それができる地方って少ないからね。今でもホウエン地方とシンオウ地方だけだっけ」

 

奏「うん・・・一応調べてみたけどやっぱりイッシュ地方にコンテストマスターが公演しに来たことはあってもコンテスト自体は」

 

カリオストロ「ホウエンとイッシュだけだなんて・・・そんなとりあえず広大な自然と有り余る海位しかアピールポイントがないとこなんて!」

 

虹夏「ねぇそれアローラ地方の前でも言える?」

 

 いくつかの地方に喧嘩を売りながらも、ぷく~と頬を膨らませて怒りを全面に表出させるカリオストロ。少し漫画のような仕草だが、それでもなお、彼女の見た目相応な怒り方のように見える。可憐な少女的にというか。

 

ただ次の瞬間、私の耳には予想だにしない声が届いていた。

 

カリオストロ「ちっ・・・イッシュ地方ならとりあえず何でもあると思ってたが、コンテスト会場がない、なりアテが外れたな。まぁ他にやりようはいくらでもあるとは思うが・・・」

 

奏「・・・ん?」

 

あれ、今なんか今までのイメージからかけ離れた声色と口調が聞こえたような。気のせいかな?いやあの方向と声そのものの形的には間違いなくカリオストロのものだと思うけど。

 

カリオストロ「んっ?そんなに見つめてどうしてのっ☆お姉さん♪そんなにあつ~く見つめられると照れちゃうけど。ま☆これもカリオストロがかわいいのが罪ってことだもんね♪」

 

奏「・・・流石に気のせい?」

 

 目をうるうるさせながらきゅる~ん☆というSEまで発生させている姿からはそのような悪態を突く様子は感じさせない。いや何となく違和感のようなものは感じ取れてはいるのだけれど。ただその姿に疑念を持っていたのは私の隣に座る彼女もそうだった模様。

 

モルガン「いえ間違いなく気のせいではないでしょう。『妖精』の目をそのような幼稚な演技で騙しとおせるとは。企みまでは分かりませんが、発想が浅はかですね、『龍』の端くれが」

 

カリオストロ「・・・ちっ、お前何者だと思ったらフェアリータイプかよ。しかもその図体でまさか『妖精』種か?大人しくドラゴンわざ受けとけばいいものを」

 

やはり・・・というべきなんだろうか。カリオストロ・・・さんは先程までの、きゃ、きゃるーん?といった表情から一転、明らかに不機嫌そうな顔をしてイメージとは違う頬杖をついてこちらを睨んでいた。

 

子どもらしさからはかけ離れたその姿に隣に座っている伊地知さんはかなり驚いてるみたい。対岸はなんか冷やかだけど。

 

虹夏「うっわ騙されてた・・・って事?じゃあその世界一カワイイッ!っていうのも何か隠してる秘密とかがあって言ってるとかなの?」

 

カリオストロ「は?オレ様が超絶カワイイ美少女であることは全宇宙遍くに存在するポケモンが見ても、一切の否定や反論が出来ない純然たる事実だろ?この芸術品すらかすむカワイさを浴びておいてそんな事言うとか嫉妬か?よく見ろ、まずはこのプリティなフェイス。各パーツ、特に眼は大きくて、瞳の色も宝石のような煌めきを纏ってるパープルってのが最高にカワイイ。そんじょそこらの魔眼よりもよっぽど人を魅了してやまねーなこりゃ。そんでもって何よりも重要なのは顔のバランスだ。 黄金比をマルマイン周率ベースじゃなくてオレ様の顔に手直ししないと全生物、全芸術界の損失だぜ?これは比喩でもなんでもなくオレ様の計算結果が証明してることだ。それにノーメイクのままでも過剰カワイイだが、軽くメイクしても全く別の大人びたかっこいい貌や地雷系、ゆるふわ系だってどんな魅力も発揮できる化粧映えも抜群ときた。プチプラ品だろうとバチバチに使いこなして広告塔として動画配信サイトのCMにも引っ張りだこだなこりゃ。5秒経てばスキップできるだぁ?ふぅ〜ん?例え次の動画を楽しみにしてて、CMに一切興味がない画面の前の人だろうと、5秒もあれば、しゅ・ん・さ・つ・だぞっ☆っとと、悪いな、溢れるプリティフェイスの魅力を語りすぎちまった。オレ様が作り出せる微粒子レベルの砂粒ひとつ位。まぁちょっとずつ上から語るってのもいいが、モデルってことで言えばこの可愛いお手手もさいっこうにカワイイよなぁ?ハンドモデルもかくやというほどのすべすべな美白に、すらっとした少しどきっとするような大人っぽさが垣間見える指先。磨くまでもなくナチュラルにつやが輝く爪もチャームポイントだ。おっと、水仕事はNGだぜ?いくら潤い溢れたもちもちの美肌っていっても限度があるからな。日々のお手入れに支障をきたすやつは滅っ☆しちゃうぞっ☆それで言えば流れる黄金のようなさらさらヘアーもとってもふわかわっ☆ちょっと動いたり、風に揺られるだけで、1本1本が金糸みたいに陽光を反射しながら靡く、引っかかるような所が1つも存在しない柔らかなシルク素材。おっといけねぇ、金糸如きよりもよっぽど高級品だったなこりゃ。あと、勿論ど〜んな髪型だって変幻自在だよっ♪今はこうやって普通に・・・といってもこれも最強カワイイが、ロングでそのまま伸ばしてる。それを結び合わせてあざとカワイイツインテールにしても♪ウルフカットにして危険度マックスなカッコよくてカワイイにしても♪1つに編みこんだ髪を肩から下ろして知的カワイイにしても何でもカワイイ全開な、縦横無尽無敵全方位対応型万能ヘアーとなっておりま〜す☆それにオレ様レベルだと何着ても着こなすどころか、中途半端な服だと良さを殺しちゃうもんなんだが、そんなオレ様のカワイイを更に底上げするこの服もさいっこうだろ?ワンポイントどころじゃなくて目立つリボンのはずが、オレ様のカワイイ笑顔と上手く重なってわざとらしくなく調和してんだぜ。しかも・・・リボンのおかげでこの服がどこまであるかわかんないでしょ♪もしかしたら屈んだらセクシーな鎖骨も披露したゃうかも・・・な〜んて♪あっ♪チラチラ見えるからって、横から二の腕とかその付け根のところまでは見たらぜ〜ったいダメだよ?鎖骨までは特別サービスで脳裏に焼き付けてあげちゃうかもしれないけど、こっちはちょっとえっちすぎて、きっ〜と、ドキドキが止まらなくなって変態さんが編隊くんで大変なことになっちゃうからねっ☆あっ、ファンクラブ組んでカリオストロちゃんのカワイイを讃えて生涯を費やす位ならしょうがないから認めてあげるっ♪そして程よくくびれた腰を横目に見ながら下に視線を移せば、ミニよりなスカートもスケスケなレースがはためいてて最高にキュート☆変な装飾とか付けなくてもハイエンドブランドに見えちゃうのも困りものかもな。あまりにも素材殺しすぎて申し訳ねぇや。あっ♪今スカートってきいて、カリオストロの均整取れすぎた絶対領域イメージしちゃったでしょ、きゃっ☆えっち☆確かにわさど用意した絶対領域だけどこっちも芸術的だからって鑑賞して評論文するほど、目線ここに寄せたらダメなんだからね?でも気になっちゃうのもし〜っかたないよねっ☆今どきはすっごい細くてすらっとした人もいっぱいだけど、美少女天才ポケモン的にはあんまり病的よりも健康的で思わず息を飲んじまう方がカワイイって証明済みだからな。まぁでもあんまりお肉がむっちり付いてるのはだらしがねぇ。あくまでオレ様は触れたら壊れてしまいそうな陶器のようで、かつ所有欲すら根こそぎ掻き立てられるキラキラを纏い降臨した高貴な宝石のようでもあるからには無駄な贅肉なんてあるわけはない。ただそこにスパイスとして、ドキドキが止まらなくなるような小悪魔的なエロティックさもプラスしてやるのさ。流石オレ様、あらゆるジャンルのカワイイを淘汰しちまう罪だらけのレゾンデートルっ☆・・・あ?今ニーソが太もものお肉にちょっとくい込んでる、って思っただろ?でも・・・こーゆーのが好きなんだろぉ?skindentation・・・ってな♪あとはこのソックスの上から纏うブーツとかその内側の秘密の足にも蒼空の涯からでも視線が集中する程魅力た〜っぷりな訳だが-------」

 

虹夏「この子呼吸一つとってもあざとかわいいタイミングを逃さず・・・まず小説で声の話されてもどうしようもないんだわ。というかマジのガチでナルシスト極めてるなぁ。まさかここまで自尊心の塊みたいなやつがこの場に二人も現れるとは」

 

モルガン「二人・・・?はて?己を尊ぶのは至極当然のことですが、でしょう?奏」

 

奏「そこで私にふるのはやめて欲しいかなって」

 

一切息も切れることもなく、言葉に詰まることもなく、演技ぶってるところもなく、心の底から思ってる、自分がカワイイことを讚美歌をすらすらと諳んじる目の前の自称天才ポケモン。

 

そのままの流れでその目的についても話してくれる。

 

カリオストロ「それでもって俺様の使命にして生業は、この圧倒的カワイイを全世界に知らしめて、供給するってこと1点だ、それ以上でも以下でもなんでもねぇ」

 

奏「えっと、そういうことする目的って」

 

カリオストロ「も〜☆可愛い乙女には秘密もあるのが大切なんだゾっ♪」

 

うん、明らかにはぐらかされた。まぁちょっと興味が湧いたから聞いただけだけど・・・余計気になる。

 

カリオストロ「そのためにもコンテストマスタークラス優勝が1番手っ取り早いと思ったんだか・・・まさかこの地方にないとはな」

 

虹夏「利権とか色々がね。この地方でもマスタークラスとかの大きな大会だと中継されるから知名度はそりゃあるけど」

 

奏「うん、私も大きな大会とかだと見たりはするかな?表現の方法とかパフォーマンスの参考にはなるし」

 

カリオストロ「ってもホウエンとシンオウなんてイッシュからじゃ遠くてかなわねぇよ。オレ様なら渡航代位は軽く稼げるだろうが、船での長旅とくれば話は別だ。じめんタイプのつるつるタマゴ肌には潮の風は天敵すぎる」

 

流石にコンテストはいったん保留にしとくか・・・と零すカリオストロ。自分自身の頬杖をもう片方のほっぺにも追加し、むに〜とだらけた様子で口を窄めている。

 

先程の口ぶりからしてもコンテスト自体は目的とかでは無さそうだし、ぼんやりと次の一手を夢想しているようだ。

 

カリオストロ「なぁ、ほかになんかそんな感じの施設とかイベントとかそんなものはねぇのかよ?オレ様のカワイイを全面的にアピールできるもの限定で」

 

奏「この街にある施設・・・昔から変わってなければミュージカルとかはあった気がする」

 

モルガン「あとはこの地方にある特有の産業といえばポケウッドなるものがあったでしょうかね。映画産業の一つと伺ってはいます」

 

いくつか思いつく限りの施設やイベントなんかを列挙していくも、カリオストロの顔は難色を示したままだ。

 

カリオストロ「う〜ん、なんというか。オレ様のカワイさを知らしめるのは可能だと思うし、悪くはなさそうに聞こえるが・・・両方とも演技が前提というのがな」

 

モルガン「演技自体には遠慮は無さそうに見えますが、その上手さについてはコメントを遠慮するとして」

 

カリオストロ「え〜?閉口しちゃうほどカリオストロの魅惑の演技にドキドキしちゃったってこと〜?カリオストロ嬉しいっ☆」

 

虹夏「話が進まないからとりあえず煽り合いはやめよう?」

 

カリオストロ「んっ・・・まぁ脚本があるとどう足掻いてもそれに従う必要があるのがな。それに映画館だのミュージカルを見に来た奴にしかカワイさを提供できねぇのも不満がある」

 

奏「確かに変に作品の邪魔になるのは作り手側から見たらマイナスポイントかな・・・」

 

カリオストロの目的がはっきりしているが故に、狭い選択肢では上手く解決策にはなっていないみたい。そもそも私やモルガンだとどうしても教えられる内容に限界もあるような気がする。そうなると後頼れるのは・・・

 

虹夏「そんなに言うなら・・・アイドルとかはどう?」

 

カリオストロ「アイドル?」

 

虹夏「そっ、アイドル活動。間違いなくカワイイを全面に出していくべきコンテンツだしね〜。それにアイドルだったら路上とか配信、動画を駆使すれば色んな所に見せに行けるんじゃない?」

 

奏「へぇ・・・アイドルって路上とか、そういう所でも歌ったりするんだ。配信やったり動画も出したり・・・色んな方法で元気を届けてるんだね」

 

伊地知さんの提案はアイドルという正しくカワイいを体現したような職業だった。確かによくは知らないけれど、色々縛られないっていう意味ではありなのかも?

 

奏「伊地知さんはアイドルについて詳しかったりするの?」

 

虹夏「う〜ん、まぁアイドル全般に詳しかったりするわけじゃないけどね?友達に1人結構有名なアイドルがいて、その経由でいろいろ。今は活動一時休止してるんだけど」

 

へぇ・・・アイドルの友達がいるなんて凄いな。いやそもそも友達がいるのが凄いと思うのは私だけだと思うので黙っておこう。カリオストロの方はというと、先程までの空を滑るような視線はなりを潜め、頬杖と解除して細かい頷きを繰り返していた。

 

カリオストロ「アイドルか・・・いや、悪くねぇな。目を離せない存在っていう意味で、オレ様を眼中にぶち込むにはちょうど良いかもしれん」

 

奏「発想が・・・比喩とわかってても怖い・・・」

 

カリオストロ「ちょっと興味があるな、ただ、オレ様的には全く知らないまま戦略も何も無く挑むのは有り得ねぇ。虹夏・・・って言ったか?その知り合いのでいいから、動画だの何だのみて知見を得たいんだが」

 

奏「あ、私もちょっと興味あるかも。少しは聞いたことあるけど、普段はあまり聞かないジャンルだし。今までにない作曲のインスピレーションが得られるかも」

 

虹夏「まぁそれは全然いいけど・・・でも流石にフードコートで大音量で流すのは迷惑だよね。となるとどっか聞ける場所に移動した方がいいか」

 

確かに・・・今日は珍しくイヤホンとか持ってきていないのもあって動画とかを見るとなってはここは適してなさそうかも。でもここから私の家となるとまた結構歩かなくちゃ、と思っていると、伊地知さんは何かを思いついたように、頭頂部のアホ毛をピン!と立てた。

 

虹夏「うるさくしてもそんなに問題なくて、カラオケでもいいけどもっと近くにある、それにコンテストにも詳しいオマケもあるし・・・どうせアレならOK出してくれるでしょ」

 

 

 

 

虹夏「いこっか、ライモンシティジムに!」

 

 

 

----------------

 

 

 

モルガン「ああそうです、カリオストロとやら」

 

カリオストロ「・・・あ?なんだよこれからいい所だってのに」

 

フードコートの席から立ち上がり、伊地知さんが言った目的地へと向かおうとしたところで、何やらモルガンがカリオストロに話しかけていた。

 

モルガン「いえ、たんなる思いつきで、取り留めのないことです。特に覚えておく必要もなければ忘れても構いませんが」

 

カリオストロ「・・・逆にそこまで言われると気になるな」

 

モルガン「単に思い出しただけです。先ほどあった誰もが眼を話せない存在になる方法についてです。貴女も知る、どこぞの誰かが言っていたことですが----------」

 

 

 

モルガン「イッシュチャンピオンになってしまえばいい、などと」

 

 




セカシン遠征につき遅れました、スマヌ
改訂で追加の話ですが、遠征の都合で形式は後日修正します。
やはりカワイイ枠は必須だった
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