AIに諸々丸投げしてFFT世界にプレインズウォーカーを放り込んでみる   作:あーぷ

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精神的な介入/Psychic Intrusion

 

 

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(プロンプト3:削除)

 

 

 

 

 

 ◆異世界からの誘い

 

 

 突然の闖入者が、あっという間に脅威を排除した。その事実に、オーボンヌ修道院の石畳にいた者たちは、それぞれの立場で異なる感情を抱いていた。修道院の外の雨は依然として降り続き、空に消えたディリータの幻影を探すかのように、誰もが言葉を失っていた。

 

 その静寂を破ったのは、フェイ自身だった。彼は濡れた前髪を軽くかきあげ、アグリアスに向けられていた剣先を意に介する様子もなく、オヴェリアへと向き直った。その佇まいは、この場の誰とも異質でありながら、奇妙な説得力を持っていた。

 

「驚かせてしまったかな。私はフェイ。見ての通り……いや、見ても分からないかもしれないが、異世界から来た特殊な魔術師だ」彼は、背後でかすかに光を放ち続ける転移門を指し示した。「この門は、まあ、ちょっとした実験でね。偶然ここ、オーボンヌ修道院に繋がったらしい。だが、どうやら大変な時に来てしまったようだ」

 

 彼はオヴェリアの瞳をまっすぐに見つめた。「王女殿下、あなたは命を狙われているのだろう? 先ほどの男も、そう簡単には諦めるとは思えない。よろしければ、私の拠点に一時的に避難しないか? そこならば、どんな追手も届かないだろう。文字通り、世界が違うからね」

 

 

 

 彼の言葉に、オヴェリアは息をのんだ。彼女は恐怖と混乱の中にいたが、同時に、目の前の男が放つ不可思議な力と、その声に含まれる奇妙な安堵感を感じ取っていた。「異世界……魔術師……? 神よ……」

 

 彼女は胸の前で十字を切るように手を組んだ。「あなたは……敵ではないのですか? ……しかし、先ほどは助けてくださいました……。もし、本当に安全な場所があるのなら……」その声は、不安と、かすかな希望の間で揺れていた。

 

 

 

「待ってください、王女!」アグリアスが鋭く制止した。彼女はフェイから視線を外さず、剣を構え直す。「素性の知れぬ者を軽々しく信用してはなりません! 貴殿、フェイとやら。一体何の目的で我々に近づく? 異世界の魔術師などと、俄かには信じがたい。その『拠点』とやらが、我々を陥れる罠でないと、どうして言えようか!」

 

 忠実な騎士である彼女にとって、王女の安全は何よりも優先されるべきであり、未知の存在はまず疑ってかかるのが当然だった。

 

 その言葉に、待ってましたとばかりにガフガリオンが同調した。「アグリアス殿の言う通りだ。王女殿下、そいつの言葉に乗ってはいけません」彼はフェイを値踏みするように見ながら、もっともらしい口調で言った。「異世界などという与太話、信用できるものか。我々の任務は、王女をゼイレキレの森へとお連れすること。ベオルブ家の騎士団が待っているはずだ。得体の知れない場所へ行くなど、論外だ! それに、こいつがさっきの奴ら――あの黒マントの連中の仲間でないとも限らん!」

 

 彼の内心では、オヴェリアをゼイレキレへ連れて行き、そこで始末するという計画があった。この魔術師の申し出は、その計画を根底から覆しかねない危険なものだった。

 

 

 

 フェイは、ガフガリオンの言葉と、その裏にある殺意を、既存の知識と、プレインズウォーカーとしての鋭敏な感覚で感じ取っていた。彼は内心でため息をつきつつも、表情は崩さなかった。「ふむ、傭兵殿の懸念ももっともだ。だが、先ほどの襲撃者を追い払ったのは私だ。私が彼らの仲間なら、もっと上手くやるさ」彼は肩をすくめた。

 

「それに、君たちの目的地であるゼイレキレの森が、果たして本当に安全かな? 追手はまた来るだろう。だが、私の拠点は、文字通り『別の世界』にある。物理的に追跡は不可能だ。君たちがゼイレキレへ行くにしても、一度態勢を立て直す時間は必要ではないか?」

 

「詭弁を弄するな!」ガフガリオンが声を荒らげようとした、その瞬間。

 

 

 

 フェイの瞳が、ごくわずかに青い光を宿した。それは誰にも気づかれないほどの微細な変化だったが、その視線はまっすぐにガフガリオンに向けられていた。

 

 彼は密やかに、しかし確実に、《支配魔法/Control Magic》の亜種である微弱な精神誘導の呪文を放った。それは相手の意志を完全に奪うものではない。ただ、思考の流れをわずかに捻じ曲げ、特定の結論へと「優しく」導くだけのものだ。

 

 

 

 ガフガリオンの言葉が、喉の奥で詰まった。彼の眉がわずかに動き、表情に困惑と、それに続く奇妙な納得の色が浮かんだ。

 

「……いや、待てよ」彼はまるで、何か重要なことに気づいたかのように呟いた。「確かに、この魔術師の言うことも一理あるかもしれん。敵の次の手が読めない以上、一度完全に身を隠し、追跡を断ち切るのは有効な戦術だ。ゼイレキレへ向かうのは、その後でも遅くはない……。よし、王女殿下。アグリアス殿。この者の提案、一度検討してみる価値はあるかもしれませんぞ」

 

 あまりにも唐突なガフガリオンの心変わりに、アグリアスは目を丸くした。「ガフガリオン殿!? いったいどうしたというのですか、先ほどとはまるで……」

 

 

 

「いや、冷静に考えただけだ」ガフガリオンは、自分でもなぜそう考えたのか完全には理解できないまま、しかしそれが正しいことのように感じながら言った。「この魔術師は、我々が束になっても敵わぬであろう力を示した。彼が敵ならば、今頃我々は生きていないだろう。ならば、彼の力を借りるのも一つの手だ」彼の声には、先ほどまでの頑なさは消えていた。

 

 アグリアスは混乱した。しかし、ガフガリオンの言うことにも、そして何よりフェイの示した力と、オヴェリアの安全を考えれば、この提案は魅力的だった。

 

 彼女はフェイを見つめ、その真意を探ろうとした。フェイはただ、穏やかに微笑んでいるだけだった。

 

 

 

 オヴェリアは、この奇妙な議論の成り行きを見守っていた。ガフガリオンの態度の変化には驚いたが、彼女の心はすでに決まりつつあった。

 

 この得体の知れない魔術師は、自分を助けてくれた。そして、彼の瞳には、ディリータや、自分を取り巻く他の大人たちにはない、何か純粋な、あるいは超越的なものを感じたのだ。

 

「……わかりました」オヴェリアは、震える声ながらも、はっきりとした口調で言った。「フェイ様。あなたの言葉を信じます。どうか、我々をあなたの世界へとお導きください」

 

 アグリアスは驚いて王女を見たが、その決意の固い表情を見て、もはや反対はできなかった。「……王女殿下のご意志とあらば。しかし、フェイ殿、もし王女の身に何かあれば、このアグリアス、命に代えても貴殿を許しはしませんぞ」

 

「ああ、約束するよ」フェイは満足そうに頷いた。「私の拠点、『アウルムの霊気拠点』へようこそ。歓迎しよう、イヴァリースからの客人たち」

 

 

 

 彼は光り輝く転移門に向き直り、オヴェリアたちを手招きした。雨に打たれるオーボンヌ修道院を背に、王女とその護衛たちは、未知なる世界への一歩を踏み出そうとしていた。

 

 ガフガリオンは、どこか腑に落ちない表情をしながらも、黙ってその後に続いた。彼の計画は、この異世界の魔術師によって、予期せぬ形で修正されることになったのだ。

 

 

 

 ――次の指示を待ってください。

 

 

 

 

 

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(プロンプト4:削除)

 

 

 

 

 

 ◆霊気拠点への招待

 

 

 転移門をくぐった瞬間、オヴェリア、アグリアス、そしてガフガリオンとその部下たちは、息をのんだ。雨に濡れたオーボンヌ修道院の陰鬱な風景は消え去り、彼らの目の前には、想像を絶する光景が広がっていた。

 

 空には二つの月が淡く輝き、大地からは巨大な水晶のような構造物が天を衝いている。その中心には、空に向かって五色の霊気の奔流が絶え間なく噴き上がり、周囲の建造物にエネルギーを供給しているかのように、光のラインが網の目のように走っていた。

 

 空飛ぶ奇妙な機械や、見たこともない生物が穏やかに行き交い、空気は清浄で、力強いマナに満ちている。ここは、彼らの知るイヴァリースとは、明らかに異なる法則で動いている世界だった。

 

 

 

「ここが、私の拠点、『アウルムの霊気拠点』だ」フェイは、呆然とする一行を振り返り、誇らしげに言った。「ようこそ、原生次元アウルムへ」

 

 彼は一行を拠点の中枢部へと案内した。ガラス張りの通路からは、眼下に広がる自動化ファクトリーや、緑豊かな庭園、そして研究施設が遠巻きに見渡せる。様々な機械類やゴーレムたちが黙々と働き、それぞれが蟻の群れのように蠢きまわる様子を目の当たりにし、アグリアスたちは警戒しつつも、その圧倒的な技術力と精巧さに驚きを隠せなかった。

 

 続いてフェイは一行を拠点の一角、広々とした土地へと導いた。「君たちが安心して過ごせる場所が必要だろう」彼はそう言うと、地面に片手を触れた。彼の手のひらから青と緑のマナが溢れ出し、大地に流れ込む。すると、まるで生き物のように地面が隆起し、石材や金属、水晶が瞬く間に組み上がり、数分もしないうちに、元の霊気拠点と酷似した、しかしやや小ぶりな要塞が出現したのだ。

 

「これは……!? なんという魔術……」アグリアスは絶句した。

 

 

 

「まあ、『セットランド』みたいなものさ」フェイはこともなげに言った。「追加の霊気拠点だ。霊気拠点・2としよう。ここを君たちの好きに使っていい。セキュリティは万全だし、必要なものは私専用のファクトリーから供給する。衣食住の心配はいらない」

 

 オヴェリアは、恐る恐る新しい拠点の門をくぐった。内部は清潔で機能的であり、何より、追手の影がないという事実に、彼女は心からの安堵を覚えた。アグリアスは、フェイに対して完全には心を許していなかったが、この申し出を断る理由はないと判断した。王女の安全を確保し、態勢を立て直すには、これ以上ない環境だった。

 

「……感謝する、フェイ殿。このご恩は、いずれ必ず」彼女は騎士として礼を尽くした。

 

 ガフガリオンは、この状況を苦々しく思いながらも、表向きは従順に従っていた。アグリアスたちは早速、フェイの許可を得て、提供された「霊気拠点・2」を自分たちの砦としてカスタマイズし始めた。見張り台を強化し、訓練場を設け、イヴァリース風の調度品を魔法で再現してもらうなど、少しずつではあるが、彼らの新しい生活が始まろうとしていた。

 

 

 

 ◆密かな接触と暴露

 

 

 その数日後、フェイは一人、霊気拠点の高層部にある展望デッキで夜景を眺めていたガフガリオンに近づいた。二つの月が、眼下に広がる魔法都市と原生林を幻想的に照らしている。

 

「いい眺めだろう?」フェイが声をかけると、ガフガリオンはギクリとして振り返った。

 

「……貴様か。何の用だ」彼の声には、隠しきれない警戒心が滲んでいた。

 

 フェイは彼の隣に立ち、手すりに肘をついた。「少し、君と話がしたくてね」彼は静かに言った。「ああ、その前に……これを解いておこう」

 

 フェイが指を鳴らすと、ガフガリオンの頭の中にまとわりついていた微かな霧のようなものが、スッと消え去った。それは、オーボンヌでかけられた精神誘導の魔法だった。

 

 ガフガリオンは一瞬、目を見開いた。なぜ自分が、あの時、この男の提案にあっさりと賛成してしまったのか、その理由がようやく理解できた。同時に、自分が操られていたという事実に、屈辱と怒りが込み上げてきた。

 

 

 

「貴様……俺に何をしていた!」

 

「ほんの少し、君の考えを後押ししただけだよ」フェイは平然と答えた。「だが、本題はそこじゃない。私はね、ガフガリオン。君の考えていることが、だいたい分かるんだ。テレパシー……心を読む力、とでも言えばいいかな」

 

 ガフガリオンの顔色が変わった。フェイは構わず続けた。「オヴェリア王女をゼイレキレで始末するつもりだったんだろう? ラーグ公か、ダイスダーグ卿か……まあ、どちらの指示でも構わないが。金のためなら、王女殺しさえ厭わない。今の君は、そういう男だ」

 

 フェイはガフガリオンの目をじっと見つめた。「だが、君も昔は違った。北天騎士団で名を馳せた、誇り高い騎士だったと聞いている。いったい、どこで道を間違えたんだい?」

 

 

 

 その言葉は、ガフガリオンの最も触れられたくない部分を抉った。暴露された計画、そして過去への言及。侮辱されたと感じた彼の怒りは頂点に達した。

 

「知ったような口を……!」彼は怒声と共に、腰の剣を抜き放ち、フェイへと斬りかかった。

 

 しかし、刃がフェイに届く寸前、彼の全身が淡い緑色の光に包まれた。キィン! という甲高い音と共に、ガフガリオンの剣は、まるで硬い壁にぶつかったかのように弾き返された。それは、フェイが事前に自身に施していた《英雄的介入/Heroic Intervention》。あらゆるダメージと対象になる効果を無効化する防御魔法だった。

 

「な……馬鹿な!?」ガフガリオンは再度斬りかかろうとしたが、結果は同じだった。彼の渾身の力も、闇の剣技も、その緑色の光の前では全くの無力だった。彼はフェイとの間に存在する、絶望的なまでの力の差を悟り、額に汗を浮かべ、息を切らしながら後ずさった。剣を握る手が、わなわなと震えている。

 

「……化け物め」彼は憎悪と、そしてわずかな畏怖を込めて吐き捨てた。「いったい何が目的だ? 俺たちを弄んで楽しいか?」

 

 

 

 ◆冗談めかした勧誘

 

 

 フェイは、苛立ちと無力感に打ち震えるガフガリオンを見て、面白そうに口角を上げた。彼はゆっくりとガフガリオンに近づき、その肩にポンと手を置いた。

 

「弄ぶ? まさか。私はただ、優れた人材を探しているだけさ」彼の声は、どこか楽しんでいるようだった。「君のような、腕が立ち、酸いも甘いも噛み分けた、それでいて心のどこかでは『誇り』を捨てきれていない男は、実に興味深い」

 

 彼はガフガリオンの耳元で囁くように言った。

 

「どうだい、ガフガリオン? 金のために汚れ仕事をするのはもうやめて、私の部下にならないか?」

 

 ガフガリオンは驚いてフェイを見た。

 

「面倒な政治闘争からは解放してやる。ラーグ公もダイスダーグ卿も、ここでは何の力も持たない。その代わり、もっと大きな舞台で、君がかつて夢見たような……そう、『かっこいい騎士役』をやらせてやるぞ」

 

 フェイはニヤリと笑った。それは冗談のようにも、しかし抗いがたい魅力を持つ、悪魔の誘いのようにも聞こえた。

 

 翻弄され、力の差を見せつけられ、そして過去の傷を抉られたガフガリオンは、この異世界の魔術師の真意を測りかね、ただ立ち尽くすしかなかった。

 

 

 

 ――次の指示を待ってください。

 

 

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