AIに諸々丸投げしてFFT世界にプレインズウォーカーを放り込んでみる   作:あーぷ

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オマケ・カーウェイ大佐の受難(上)

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 さて、ある日。なんとなく私がFF8世界に行くと、デリングシティでは、「魔女イデアが現れ、デリング大統領に協力するらしい」みたいな噂が流れ始めています。FF8のシナリオがこのまま進行した場合、時間圧縮とかいう良くわからないイベントが発生して(主に私の所有するエスタの不動産が!)面倒なことになりかねません。

 

 というわけで、私は魔女イデアを何とかするために、まずはカーウェイ大佐に接触するべくカーウェイ邸に侵入します。警備員を例によって「命令の光/Ray of Command」などで適当に洗脳し、カーウェイ大佐のところまで案内させた上で、大佐に対して「はじめまして、カーウェイ大佐。私はフェイ、身分としては自分も魔女みたいなものだが、男だから魔法使いかな? ともあれ、面倒なことになる前に同類である魔女イデアを回収しようと思っているんだが、協力してくれないか」みたいなことを言います。

 

 いきなり現れた怪しげな、しかし明らかに異様な力を持っている私を目の前にしたカーウェイ大佐の気持ちをシミュレートした上で、何らかの反応を描写してください。

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 最近のデリングシティでは、市民たちの間で、ある噂がまことしやかに囁かれ始めていた。かのデリング大統領が、正体不明の、しかし絶大な力を持つという「魔女イデア」を、国賓として迎え入れ、協力関係を結ぶらしい、と。

 

 何となくプレインズウォークでガルバディアに観光に行っていたフェイは、その噂を耳にし、静かに眉をひそめた。

 

 FF8のシナリオが、いよいよ本格的に動き始めたのだ。このまま放置すれば、いずれ「時間圧縮」というとてつもなく面倒で、世界の理そのものを揺るがしかねない事態に発展する。

 

 それは、御免だった。とりわけ、彼はエスタの高台の一軒家を気に入っており、それを失うのは耐え難かった。

 

「……仕方ない。少し、介入させてもらうか」

 

 

 

 その日の夜、フェイは誰にも告げず、一人、アウルムに設置されたの次元門のひとつをくぐった。彼の目的はただ一つ。面倒の芽が大きくなる前に、魔女イデアを無力化し、回収すること。

 

 そのために、まず接触すべき人物は、ガルバディア軍のカーウェイ大佐。表向きは大統領の腹心でありながら、裏では魔女の危険性を深く理解し、独自の対抗策を練っている、あの男だ。

 

 

 

 デリングシティの高級住宅街にそびえる、カーウェイ邸。フェイは「霞の外套/Cloak of Mists」でその姿を不可視なものにすると、何食わぬ顔で、堅牢なはずのその屋敷に侵入した。巡回していた警備員の一団の前に、ふわりと姿を現し、その青い瞳に「命令の光/Ray of Command」を灯す。

 

「カーウェイ大佐の書斎まで、私を案内しろ。誰にも見咎められるな」

 

 魔術によって完全に意思を奪われた警備員たちは、機械仕掛けの人形のように、無言で、そして正確に、フェイを屋敷の奥深く、大佐のプライベートな書斎の前まで案内した。

 

 

 

 扉を開けると、そこには、ガルバディア軍の制服を威厳たっぷりに着こなした、壮年の男が、机に広げられた戦術マップを前に、難しい顔で腕を組んでいた。彼こそ、カーウェイ大佐その人だった。

 

 部下であるはずの警備員が、何のノックもなしに、見知らぬ若者を連れてきた。その異常事態に、カーウェイ大佐の身体が、即座に戦闘態勢へと移行する。その鋭い眼光は侵入者を射抜き、机の下に隠された拳銃のグリップに、いつでも触れられるよう、指先が微かに動いた。

 

「はじめまして、カーウェイ大佐」

 

 フェイは、そんな彼の緊張など意にも介さず、まるで旧知の人間にでも会ったかのような、軽い口調で言った。

 

「私はフェイ。身分としては、自分も魔女みたいなものだが、男だから魔法使い、かな? ともあれ、面倒なことになる前に、同類である魔女イデアを回収しようと思っているんだが、協力してくれないか」

 

 

 

 その言葉を聞いた瞬間、カーウェイ大佐の脳裏を、いくつもの思考が、稲妻のような速度で駆け巡った。

 

(何だ、この若者は……!? 警備はどうした! 私の部下たちが、なぜ、こいつの言いなりになっている? まるで、意思のない人形のようだ……。これが、こいつの言う『魔法使い』とやらの力か……?)

 

(魔女みたいなもの、だと? 男の魔女など、聞いたこともない。だが、この異常な状況そのものが、こいつが常人でないことの、何よりの証明となっている。魔女イデアの、仲間か? いや、違う……。『面倒なことになる前に』『回収する』と言った。奴の目的は、イデアの無力化。それは、今、この私が、命を懸けて成し遂げようとしている計画と、完全に、一致している……!)

 

(こいつは、一体、何者だ。どこから現れた? 目的は? 敵か、味方か? いや、違う。この男は、そのどちらでもない。規格外の、予測不能な、巨大な力そのものだ。危険すぎる。排除すべき脅威だ。しかし……しかし、もし、この力を、利用できるのならば……? 私が練り上げた、あの暗殺計画よりも、遥かに確実で、そして、犠牲の少ない形で、魔女イデアを、この国から、いや、この世界から、排除できるの、では……?)

 

 

 

 数秒間の沈黙。それは、カーウェイ大佐が、人生で最も濃密な思考を巡らせた時間だった。

 

 やがて、彼は、机の下の拳銃から、そっと指を離した。そして、顔に浮かべていた険しい表情を、冷静沈着な軍人のそれへと戻すと、目の前の、底の知れない若者を、値踏みするように見据えながら、低い声で応じた。

 

「……面白い冗談だ。貴様、一体、何者だ。私の部下たちに、何をした?」

 

 彼は、フェイの提案に、すぐには乗らなかった。だが、その声には、もはや、最初の敵意はない。ただ、この予測不能な駒の正体と、その利用価値を、極限まで見極めようとする、冷徹な策略家の、探るような響きだけが、そこにはあった。

 

 

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 カーウェイ大佐にも「命令の光/Ray of Command」を使い、彼が過去、ジュリアにどうプロポーズしたのかをこの場で実演させましょう。一方、警備員たちに対する洗脳は解除し、カーウェイ大佐の実演を目の当たりにさせ、証人とします。

 

 その後、「いやあ、大佐もなかなか情熱的な方のようだ。素晴らしい」と雑に称賛しつつ、「まぁこういうことが出来るんだ。魔女イデアとあんまり変わらんだろう? ちなみに、仮に対面した場合、魔女に対しててきめんに効く方式を知っている私が先手を取れるだろうから、魔女イデアと引き合わせてくれれば私の方で適当にやって、彼女を回収しておさらばする。後は皆さんでご自由に、というプランを考えているんだ。どうだろう、手伝ってくれないかな?」

 

 以上の流れを描写し、続いて好き勝手されたカーウェイ大佐の反応を描写してください。

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 カーウェイ大佐の、探るような、しかし未だ主導権を握っているかのような問いかけ。それを聞いたフェイは、答える代わりに、ただ、にやりと笑った。そして、再びその指を、ぱちん、と鳴らす。

 

 今度は、部下たちに対するものよりも遥かに強く、そして抗いがたい「命令の光」が、カーウェイ大佐の精神を直接、貫いた。

 

「ぐっ……! き、さま……!」

 

 鉄の意思を誇る大佐も、プレインズウォーカーの異常な魔力の前には、赤子同然だった。彼の意識は、急速に白濁していく。そして、フェイは、書斎の隅で人形のように立ち尽くしていた警備員たちにかけられていた洗脳を、同時に、ふっと解いた。

 

「……ん? ここは……?」

 

「大佐……?」

 

 正気に戻った警備員たちが、状況を飲み込めずにいる、その目の前で。彼らが尊敬し、畏怖する、あの厳格で、冷徹なカーウェイ大佐が、おもむろに、その場に跪いた。その瞳は、どこか遠く、過去の思い出を見ているかのように、熱っぽく潤んでいる。そして、何もない空間に向かって、彼は、若き日の、情熱的な言葉を、朗々と語り始めたのだ。

 

「――ジュリア! 聞いてくれ! 私は、君のピアノが、君の音楽が、そして、何よりも君という存在が、たまらなく好きなんだ! 軍での地位も、名誉も、何もかも捨ててもいい! だから……だから、私と、結婚してくれ!」

 

 それは、かつて、彼がピアニストであったジュリア・ハーティリーに捧げた、プロポーズの言葉の、完璧な実演だった。

 

 威厳に満ちた壮年の軍人が、部下たちの目の前で、恋に悩む青年のように、ひざまずき、愛を叫ぶ。そのあまりにもシュールで、悲痛ですらある光景に、警備員たちは、ただ、呆然と立ち尽くすことしかできなかった。

 

 

 

 やがて、実演を終えたカーウェイ大佐にかけられていた魔法が、すっと解かれる。フェイは、まるで面白い芝居でも観たかのように、ぱちぱちと、わざとらしく拍手をした。

 

「いやあ、大佐もなかなか情熱的な方のようだ。素晴らしい」

 

 フェイは、雑にそう称賛すると、未だ状況が飲み込めず、顔を真っ赤にして震えているカーウェイ大佐に、追い打ちをかけるように言った。

 

「まぁ、こういうことが出来るんだ。魔女イデアと、やってることはあんまり変わらんだろう? ちなみに、仮に対面した場合、魔女に対しててきめんに効く方式を知っている私が先手を取れるだろうから、魔女イデアと引き合わせてくれれば、私の方で適当にやって、彼女を回収しておさらばする。後は皆さんでご自由に、というプランを考えているんだ。どうだろう、手伝ってくれないかな?」

 

 

 

 カーウェイ大佐の、鉄仮面のような表情の下で、凄まじい感情の嵐が吹き荒れていた。

 

(殺す……! この、小僧……! この私を、部下たちの前で、ここまで、ここまでコケにしてくれた……!)

 

 沸騰するような、殺意にも似た怒り。しかし、その怒りは、次の瞬間には、氷のような、絶対的な恐怖によって、急速に冷却されていく。

 

(……ダメだ。勝てない。この男には、絶対に、勝てない。私が銃を抜くよりも早く、また、あの屈辱を味わわされるだけだ。いや、それだけで済む保証すらない)

 

 彼の脳は、軍人として、そして策略家として、瞬時に、最も合理的で、そして、最も屈辱的な結論を弾き出した。

 

 この男は、交渉相手ではない。取引相手でもない。抗うことのできない、天災のような存在だ。

 

 天災の前では、ひれ伏し、その通り過ぎるのを待つしかない。そして、その進路を、自国にとって、最も被害の少ない方向へと、僅かでも誘導すること。それが、今の自分にできる、唯一にして、最善の選択なのだ、と。

 

 

 

 カーウェイ大佐は、ゆっくりと、震える拳を解いた。そして、深く、深く、息を吐き出す。顔を上げた時、その表情からは、怒りも、屈辱も、綺麗さっぱり消え去っていた。ただ、全てを諦め、受け入れた、無機質な能面のような顔が、そこにあるだけだった。

 

「…………理解、した」

 

 絞り出すような、乾いた声だった。

 

「君の、力は……理解した。協力しよう。我々は、君の作戦を、全面的に支援する。……それで、具体的には、何をすればいい? 魔女イデアの、詳細なスケジュールでも、提供すれば、満足か……?」

 

 それは、もはや、対等な立場からの言葉ではなかった。ただ、命令を待つ、一人の部下の、確認作業に過ぎなかった。

 

 

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

「気分を悪くさせたら済まないね。ただまぁ、君たちの知るところの「魔女」のやることだとすると、あんがい穏当なやり口だと思ってくれると助かるよ。私は魔女アデルとか、今回の魔女イデアみたいに、支配欲とか、加害欲みたいなのは持ち合わせていない。単に平穏無事な毎日を過ごしたいというだけだ」

 

 と、私はカーウェイ大佐に引き続き雑なことを言いつつ、続けます。「私が貴方がたに要求することはひとつだ。『この日なら魔女イデアに会いに行っていいですよ』という日を指定してもらいたい。私は、今日こうやって貴方の前にいるように、だいたいのところには好き勝手に出入りできる。魔女イデアに対しても同じことだ。とはいえ、魔女イデアがいきなりいなくなったら、たぶん、色んなところで大騒ぎになるだろう? なので、騒ぎがそこまで大きくならないように、貴方がたに事前の根回しをお願いしたいのさ。その上で、前述の日取りを指定して貰えば、私はその日にイデアのところに出かけていって、彼女を拐っていく。そういう段取りで行きたいんだが、どうかな?」

 

 以上の流れを描写し、続いてカーウェイ大佐の反応を描写してください。

 

 

 

 

 ◆

 

 

 先程までの(尊敬する上司の)屈辱的な光景を目の当たりにした警備員たちが、未だ呆然と立ち尽くす書斎の中。全てを諦めたかのように、抜け殻のようになったカーウェイ大佐に対し、フェイは、まるで何事もなかったかのように、穏やかな口調で話を続けた。

 

「気分を悪くさせたら済まないね。ただまぁ、君たちの知るところの『魔女』のやることだとすると、あんがい穏当なやり口だと思ってくれると助かるよ。私は魔女アデルとか、今回の魔女イデアみたいに、支配欲とか、加害欲みたいなのは持ち合わせていない。単に平穏無事な毎日を過ごしたいというだけだ」

 

 その言葉は、謝罪の形をとりながらも、その実、先程の行為は、自分にとっては赤子の手をひねるようなものであり、本気を出せば、こんなものでは済まない、という、暗黙の恫喝を含んでいた。フェイは、さらに続ける。

 

「私が貴方がたに要求することはひとつだ。『この日なら魔女イデアに会いに行っていいですよ』という日を指定してもらいたい。私は、今日こうやって貴方の前にいるように、だいたいのところには好き勝手に出入りできる。魔女イデアに対しても同じことだ。とはいえ、魔女イデアがいきなりいなくなったら、たぶん、色んなところで大騒ぎになるだろう? なので、騒ぎがそこまで大きくならないように、貴方がたに事前の根回しをお願いしたいのさ。その上で、前述の日取りを指定して貰えば、私はその日にイデアのところに出かけていって、彼女を拐っていく。そういう段取りで行きたいんだが、どうかな?」

 

 

 

 その、あまりにも理路整然と、そして、あまりにも身勝手な提案。それを聞いたカーウェイ大佐は、しかし、もはや何の反論も示さなかった。

 

 彼の頭脳は、先程までの怒りと屈辱を、冷徹な計算能力によって、完全に抑制していた。

 

(穏当なやり口、だと……? この男、自分が何をしたのか、全く理解していないのか、あるいは、理解した上で、これを『手加減』だと言っているのか。どちらにせよ、底が知れん……)

 

(支配欲がない、だと? 笑わせる。現に、私の精神を、赤子の手をひねるように支配してみせたではないか。……いや、待て。奴の言う『支配欲』とは、国家や世界を支配する、といった、政治的な意味合いでのことか。自分の平穏を乱す者だけを、ピンポイントで排除する。そう考えれば、奴の言動には、一貫性がある。奴は、暴君ではない。ただ、自分の平穏のためならば、あらゆる手段を躊躇しない。災害、なのだ)

 

 そして、フェイが提示した計画そのもの。カーウェイ大佐は、その内容の、あまりの合理性に、内心、戦慄していた。

 

(魔女の、計画的な失踪……。馬鹿な。だが、確かに、それが最も混乱の少ない形かもしれん。我々が進めていた暗殺計画は、リスクが高すぎる。失敗すれば、我々が逆賊として処刑されるだけだ。成功したとしても、魔女を殉教者にしてしまい、かえって国民の結束を高めてしまう危険性すらある。だが、この男の言う『拐う』という方法ならば……。病による急な隠居、あるいは、極秘の外交任務。いくらでも、物語は作れる。そのための『根回し』……政治工作は、我々の最も得意とするところだ)

 

 

 

 この男は、脅威だ。怪物だ。だが、同時に、この男がもたらした提案は、自分たちが抱える最大の問題を、最も理想的な形で解決しうる、千載一遇の好機でもあった。

 

 屈辱ではある。だが、この取引に乗らないという選択肢は、もはや、彼には存在しなかった。

 

 

 

 カーウェイ大佐は、ゆっくりと顔を上げた。その瞳には、もはや感情の色はない。ただ、任務を遂行する、一人の軍人の顔があるだけだった。

 

「…………計画の概要は、理解した。確かに、それが、現時点では、最も現実的かつ、損害の少ない作戦だろう」

 

 彼は、一度、言葉を切った。そして、自らの頭脳をフル回転させ、最適な日時を導き出す。

 

「……三週間後だ。三週間後、デリング大統領の就任記念パレードが、このデリングシティで執り行われる。魔女イデアも、大統領の隣に立つことになっている。国民の注目がパレードに集まる、その日。そのタイミングであれば、彼女が『急病により、公の場から退く』という筋書きも、信憑性をもって受け入れられるだろう」

 

 彼は、フェイの目を、まっすぐに見据えた。

 

「それまでに、必要な根回しは、全て、こちらで済ませておく。……それで、いいか?」

 

 

 

 それは、もはや、協力の依頼に対する返答ではなかった。自らに与えられた、新たな任務内容の、確認作業。

 

 カーウェイ大佐は、この瞬間、自らのプライドと、これまでの計画の全てを捨て、フェイという、予測不能な駒の、最も有能な手駒となることを、自ら選択したのだった。

 

 

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