第四次聖杯戦争をリリスと勝ち抜きたい欲 作:みっか
「ぴんぽーん、セイバーさんのお宅ですか〜?バーサーカーとそのマスターでーす」
「このまま入るってのは…ちょっとまずいよねぇ」
へー、これがアインツベルンの城か〜
テーマパークに来たみたいだぜ!テンションあがるなぁ
等と考え事をしていると、わりとすぐセイバーが現れた
「バーサーカーとそのマスター…わざわざ正面から来たのですね…」
「まぁ、それが普通じゃない?」
「いえ、ライダーとアーチャーが…」
「…あ、もう来てる感じ?」
「はい、しかも片方はチャリオットに乗って上から…もう片方は気付いたら…」
「あぁ…どんまい?
「あっちゃん?」
あだ名に反応して少し視線が厳しくなるセイバーと素直に疑問符を浮かべるバーサーカー、かわいいね♡セイバーの真名はアルトリアだよ(豹変)
「アインツベルンちゃん、略してあっちゃん。
「………ではライダーとアーチャーの場所に案内します、あとはランサー陣営ですが…」
「奇遇だなセイバー、そしてバーサーカーよ」
「おうランサーじゃん、マスター同伴なんだ、意外」
「ええまぁ、先日の征服王の言葉を受けて…」
「ランサー、余計なことは言わずとも良い。それにしても…バーサーカーのマスターか、私の名はケイネス・エルメロイ・アーチボルト、以後お見知りおきを」
「あっこれはこれはご丁寧にどうも、私は廻灰流と申します、無名の家系の出身でして、高名なアーチボルト家の天才、鉱石科の君主にお会いできて光栄です」
「ほう、それなりに弁えているようだね。それにしても廻灰家とは…少し小耳に挟んだ程度だが、確か田舎の魔術師にしてはそれなりだったが、40年ほど前に落ちぶれた家だったか?この聖杯戦争に家を賭けて参加でもしたのかな?」
「いえいえ、あくまで私が個人的に彼女と縁がありまして…参加するつもりはなかったと言いますか…」
「なるほど、それでは君は何のために参加しているのかな?」
「まぁ…ウチの刻印は兄が継ぎましたので、私は自由に、と…今は
「ふむ?」
「そうですね、時計塔にお邪魔するというのも悪くはないのでしょうね、もしそうなればケイネス殿に教えを乞うてみたいものです」
「フ、そうかそうか、君は本当に身の程というものを弁えているのだな。私の不肖の教え子…ウェイバー・ベルベットくんとは大違いだ」
「な、なんか…ランサーのマスターとウチのマスター、意気投合してません?」
「そうだな…我が主があれほど楽しそうに話しているのは初めてだ…」
「ライダーとアーチャーが待っているので早く来て欲しいのですが…」
「〜ですので、一応バーサーカーに不義を働くわけにも行きませんので、私の全力を尽くしてケイネス殿に挑ませては貰いますが…」
「いや結構、それで良いとも。私としても極東の魔術師には興味がある。戦いとなった時は君の全力を遠慮なく私に見せてくれたまえ」
「…というかマスターのキャラ変わりすぎでは…?」
「先日とは大違いですね、バーサーカーのマスターはいつもああなのですか?」
「いやぁ…そういうわけでは…でもま、アレは結構本心っぽい?なんか、ケイネスさんの個人的なファンにさえ見えるっていうか」
やっぱりね、原作だと
「おう、随分とまぁ遅かったでは無いかセイバーよ」
「遅い。いつまで
「……ランサーのマスターとバーサーカーのマスターがやけに話し込んでいたので…」
「そーそー、王様なんだからもっと心広くしよ?せっかちな男は嫌われるぞー?」
「ごめんなさーい」
「厳格に時間を定めていたわけでもあるまいに、そうも言われる筋合いはなかろう」
「主よ、一応ここは…」
「えっと、これで全員揃ったのかしら?それでその…」
「おう、ではとっとと始めるとしよう」
そう言い酒を取り出すライダー
安酒だと文句を言うアーチャー
良い酒を出すアーチャー
その酒を飲むバーサーカーのマスター
(神秘が)強すぎる酒にめちゃくちゃ酔っ払うバーサーカーのマスター
このままライダー、セイバー、アーチャーは王としての格を測る会話を始めるのであった…
「ねー、
「うわ、過去最悪なんだけど」
「えー、でもさあ…でもでも…えっちすぎるのがわるいよぉ…」
「本当に最悪な発言だよ??」
「えっと、大丈夫?バーサーカーのマスターさん…」
「大丈夫ですよ、ただバーサーカーに絡んでるだけなので」
「酔っ払ってすらない!?さっきまでのなんだったの!?」
「お酒強すぎてちょっと呂律回らなかっただけだから…」
「口だけ!?最悪を更新してるんだけど!?」
嘘である、アイリスフィールに話しかけられたから根源君にお願いして
「でもね…?バーサーカーの体つきがえっちすぎるのがいけないのだから…」
「本当にやめてくれない?」
「あはは…ええっと、バーサーカーのマスターはその…バーサーカーのことが大好きなのね?」
「えー?見れば分かっちゃう?」
「まぁ…そうね、かなり…贔屓目で見れば…」
「でへへー、ほらバーサーカー、俺たち夫婦みたいだって!」
「絶対に言ってない。あと気ぃ緩めすぎ」
全力のもー参ったなー顔を見せる彼に迷惑そうな顔をする彼女、だがまぁ、本気で嫌がっているようには見えない。蓼食う虫も好き好きってやつ?違うか
「あの…ところで昨日話をしたいって言ってたのは…」
「ん?ああ、あれね、セイバー陣営と同盟組みたくてさ」
「…同盟?なんでこんな序盤に」
「いやぁ…色々とこちらにも事情がありまして…別にアーチャーを倒したら即解消でもいいんだけど、できたら最後の2組になるまでかなぁ」
「まぁ…うーん…」
「セイバーと相談してからでもいいよ?あ、でもほんとにお互い攻撃するの無しだからね?直接的にせよ間接的にせよ、お互いを故意に攻撃、戦闘の妨害するのはなし!誰かを雇ったりして間接的に倒すのもなし!ほんとにお互い協力だから!」
「え、えぇ、それならまぁいいのだけれど…」
「よっしゃ、じゃあ決まりね、一応口だけにしとくけど…気をつけてね?まじでアーチャー
「えぐち…?えぇ、アーチャーを倒すまででいいのよね?」
「うむ、じゃあお話はこれでおしまい!ほらバーサーカー!そろそろ眠くなってきた?膝枕…してあげてもいいけど…?か、勘違いしないでよねっ!ただアンタのことが
「結構です」
「えー!?なんでそんな他人行儀!?」
「そうね…少し失礼するわ」
アイリスフィールは少し宴会場から離れ、切嗣へと電話をかけていた。実の所、セイバーと彼女は最初の戦闘の時より主従のようにしていたが、契約関係はない。手の甲に令呪の紋様はあるが、誤魔化しのものである
実際のセイバーのマスターは彼、衛宮切嗣なのだ
「…ということで、特に
『……難しいところだ。バーサーカーの能力、真名は共に不明だが、なぜかバーサーカーのマスターはアーチャーについてを知っている…バーサーカーがアーチャーの知り合い?だがそれだとアーチャーが見ても気付かないというのは不自然だ…ステータスもアーチャーについては見れず、バーサーカーは非常に高水準…』
狙いが見えない。今のセイバーはランサーの槍の呪いによって左腕を負傷している。だと言うのにセイバーを頼りにアーチャーを倒せと?まるでアーチャーだけでなくセイバーについても理解しているようではないか
「…いや、あの時か…?」
ランサーの破魔の槍でセイバーの剣が露出した時、それを見て真名を当てた?あのアーサー王が女だったと…それだけで当てられるのだろうか?いや、そもそもアーチャーについては見た目と王である以外の情報がないではないか。一体やつの狙いは…?
『ともかく、今はそのままでいい。セイバーが負傷している今、一度協力体制を築くのは悪くない。僕の存在はバレていないようだしね』
「ええ、わかったわ切嗣」
「ごめんなさい、少し遅くなってしまって…あら?」
「うんうん、たんとお食べよ…バーサーカーが美味しそうに食べるのが俺の一番の幸せだから…」
「……」(非常に複雑そうな表情でやけに豪勢な料理を食べている)
「どこから持ってきたのかしら…作った…?いやでも材料が…」
「では、私の理想が間違っていたとでも言うのか!?私は間違えた、であれば少しでも救われる者が増えるよう聖杯に祈ることなど、王であれば当然であろう!?」
「いやなぁ…」
「あっちもなかなか盛り上がってるみたいね…ええと…あの、バーサーカーのマスターさん?」
「バーサーカーはもう食べる時にチラッと見える犬歯すらかわ…はい?なんですかね」
「あの、一応他の皆さんはあそこに集まって居るし、私達も合流した方が良いのではなくて?」
「………………まぁ合流するか…」
「あー、そうだね、アテシ達も合流しよっか、宴で離れて集まって、盛り上がってすら居ないとか最悪だもんね」
「言い過ぎだろ…!俺はバーサーカーとイチャイチャできればそれで満足なのに…!」
「マスター友達居ないっしょ」
「グサッ!」
「あはは…ほ、ほら、行きましょう?」
「ん?おぉ…バーサーカーとそのマスターか、良いところに来た、今皆の願いを聞いていたところなのだが…」
「ライダー!私は間違ってなど居ない!まだ話は少しも終わってなど…」
「どうどうセイバーよ、お前さんの願いは十分分かったとも、お前さんが王に向いていないこともな、余はその上で、お前さんを征服するとも、金ピカのスタンスは知らんがな」
「フッ、哀れな道化に乗ってやるのも王の度量よ」
「誰が道化だと…!?」
「まぁセイバーよ、一旦落ち着いて…」
「ランサー!では貴方はまた主と共にやり直したいとは思わないのですか!?」
「それは…どのような末路を辿ったにせよ、それは俺が選んだ路だ。その全てをやり直すなど俺の騎士道精神に反する。俺は俺の全力を生きた、そこだけは譲れない」
「なっ、だが…」
「あーあー、ほれ、バーサーカーも聖杯に掛けた願いを言うがよい」
「んー?まァいいけど、みんなはどんな願いなワケ?セイバーは、人生のやり直し?」
「故郷の救済だ、私が王になった事実をやり直し、故郷をより善き未来へ導く」
「余は受肉よ。この地に一つの生命体として根ざし、再び征服王イスカンダルとして!遥か未来の未知を征服するのよ」
「
「俺は今度の生でこそ、主を決して裏切らず、忠誠を果たすことだ」
「ふーん?まぁ、アテシは別に願いとか無いんだけどね?」
「…ほう?ではなぜこの聖杯戦争に参加したのだ」
「まー、たまには気まぐれを起こしてもいいかな?的な?アテシってば生まれ的に滅多に喚ばれることないからさー、ちょっと喚ばれたら来たくなっちゃうんだよね」
「ふむ?では強いて言えば現世を満喫する、ということか?」
「まあぶっちゃけそうかな」
「そうだったのか…」(つぅ、と涙が一筋零れる)
「お、おう?バーサーカーのマスターよ、突然どうした。男が涙など見せるものでは無いぞ」
「バーサーカー…、俺と一緒に生きたいから現界してくれてたのかよ…」
「違うよー?」
「フッ」
「笑うな金ピカ!」
「そんなに想ってくれてたのかよ…」
「その口調やめて!?絶対違うし!」
「あー、なんだ。その…良かったな、バーサーカーのマスターよ」
「乗るな!!!」
この後普通にお開きになって各自お家に帰ったのだった…
ナガレくんは常にバーサーカー好き好きです、初めて見た美女に入れ込むとか雛みたいですね
小ネタ
バーサーカーにも願いがないわけではない。それは1人でも多くの子供が幸せに、健やかに生きれること。まぁ死者が叶えさせるほどの願いではないでしょ。死をもたらす存在が言うのもアレだし みたいに思ってる