第四次聖杯戦争をリリスと勝ち抜きたい欲   作:みっか

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主人公の関わらない部分は…残念ながら大幅カットです…悲しいね…


決闘開始の宣言をしろ!決闘開始ーッ!

ライダーとアーチャーとキャスターが脱落した

 

1夜にして3騎が脱落した経緯としては、ライダーとアーチャーが激突、アーチャーが勝利

その少し後にセイバーがアーチャーを襲撃、同時に衛宮切嗣、アイリスフィール、舞弥、雁夜、キャスターで言峰綺礼を襲撃(5vs1!?戦隊ヒーローモノでもあるまいに…)

金ピカは驚きつつも応戦、色々戦ってるうちに宝具開帳、乖離剣エアを抜くもアヴァロンに防がれ、驚愕の中叩き切られた

言峰綺礼も善戦したものの、雁夜に大ダメージを与えたくらいで死亡。ほぼ一般人と変わりない雁夜が執行者と戦いになった…?キャスターのバフ強すぎんだろ…

 

キャスターとしては雁夜の「時臣の敵討ち」も果たせたし後悔はないということで、セイバー及びバーサーカーに任せ退去

 

そして遂に、残るところセイバーとバーサーカーだけとなったのだった

 

「ふっ、セイバーよ、ついにこの日が訪れた、か…俺達の永きに渡る因縁に、今日こそを決着をつけよう…」

 

「はい?因縁…?ええと、なんのことかは分かりませんが…アイリスフィールの件は感謝しています。ですがそれとこれとは話が別、全力で勝たせてもらいます」

 

「そりゃもちろん。全力で戦ってもらえれば…あ、今回マスターは参戦NGだから!いい!?切嗣くん!アイリスフィールちゃんと舞弥ちゃんもダメだよ!」

 

「あ、あぁ…そういう約束だったからな」

 

「えぇ、大丈夫よ。命の恩人の頼みだもの。それに…私達のセイバーは負けないわ」

 

「ぐ、ぐぬぬ…口論が強い…」

 

「口論でもなんでもなかったよ??」

 

「くそぉ、こうなったら!やっちゃえバーサーカー!俺のバーサーカーは世界一強いんだから!」

 

「はいはい。ま、ってことだから。騎士王ちゃんには悪いけど、本気で勝たせてもらうね。……夜が来る、嵐を呼ぶよ」

 

バーサーカーの姿が変わる。パーカーのような服から魔性じみた衣装に変わり、鋭利な爪、そして巨大な角と翼が現れ、全身に魔力が漲る。その瞬間雲ひとつ無かった夜空から雨が降り始め、強風さえ吹いてきた

 

セイバーの聖剣を握る手に力がこもる

 

「…(姿が変わった…?本気で戦う時の姿…ということなのでしょうか)」

 

「宝具、解放」

 

「!、聖剣解放!」

 

ドロリ、バーサーカーの手から闇がこぼれ落ちる。まさかの初手宝具使用

 

セイバー、すなわちアーサー王の振るう聖剣、エクスカリバーの放つ極光とは対極の闇、生物の本能が警鐘を鳴らす泥のようなナニカが、バーサーカーの手の平を中心に辺りの空間に拡がり始める

 

リリス、伝承によると夜と嵐を纏い現れる怪物、子供の命を奪い去る悪霊。そしてその悪夢は多くの人々の脳裏に、本能に刻み込まれた夜そのもの、死を呼ぶもの。そして宝具とはその象徴、死を運ぶ夜の闇、の具現化である

 

「あぁ…輝かしき聖剣の光、なれば私のやることは一つ…『虚妄は闇の娘』(イシャー・ラーアー)

 

「エクス…カリバァァアア!!」

 

「闇に紛れて狭間に消えなさい…」

 

咄嗟の判断で宝具、『約束された勝利の剣』(エクスカリバー)を解放したセイバー、それは直感が警鐘を鳴らすその「闇」を、極光によってかき消すことを優先した一撃であった

 

この判断は正しい。嵐の只中において、バーサーカーの闇は拡がり続ける。周囲の空間全てを蝕む地獄となっては、セイバーに勝ちの目はない、が、しかし

 

バーサーカー、リリス。その敏捷はA+

 

星見の元に召喚される場合と比べ、マスターの差により彼女のステータスは幸運、宝具を除き全ステータスが1段階増強されている

 

さらに根源より無限の魔力供給を得る彼女のマスターからの有り余るほど莫大な魔力支援は、戦闘時に置いてあらゆる行動をブーストさせることを可能にし、戦闘ステータスをさらに1段階、増加させる

 

そのステータスはもはや、最優と謳われるセイバーすらも上回るものだ

 

それに加えリリスとは嵐の化身、空を自在に移動することなど容易く、逆に嵐の中吹き荒れる突風により相手の行動を阻害する

 

対魔力によって魔術を受け付けないセイバーであろうと、人が立っていられないほどの強風であれば、多少は動きずらくもなる

 

故に、機動力において致命的なまでにバーサーカーが有利であった

 

聖剣の光を尻目に、バーサーカーが目にも止まらぬ速さで空を舞い、セイバーの背後に降り立つ

 

「さようなら、聖剣使い…只の人」

 

「なっ!疾っ」

 

闇が入り込んだ

 

背後に回ったバーサーカーの闇にまみれた腕が、セイバーの胸、すなわち霊核めがけ突き刺さる。されど流石はセイバーと言うべきか。僅かに横にずれ、致命傷(霊核)を避けている

 

しかし悲しきかな、バーサーカーの宝具、『虚妄は闇の娘』(イシャー・ラーアー)は原初の混沌、ケイオスタイドと似た性質を持っており、()()に触れたものを同じ混沌の性質へと叩き落とす。それはすなわち、善なるもの、秩序なるものに対して絶対的優位性を持っている

 

結局のところ、相性が悪かった

 

セイバーの魔力放出は脅威である、しかし空を自在に舞い、さらに敏捷のステータスで勝るバーサーカーは捉えがたい

セイバーの『全て遠き理想郷』(アヴァロン)は脅威である、しかしセイバーの根底そのものに絶対優位性を持ち、汚染する『虚妄は闇の娘』(イシャー・ラーアー)相手ではその不死身とも言える再生能力は効果を成さない

とは言え『全て遠き理想郷』(アヴァロン)には対粛正防御じみた空間遮断能力があるのだが…これを展開している間セイバーは攻撃行動を取ることができない。守るだけでは勝つことは出来ないし、その間に周囲の空間が闇に満たされるだけだ

 

なによりも、マスターの性能があまりに違いすぎる。突出した魔力量こそないものの、根源より無限の魔力供給を受けるバーサーカーのマスターに対して、セイバーは切嗣のみ。『全て遠き理想郷』(アヴァロン)を展開し続ければ、いずれ先に魔力が尽きるのがどちらかなど、明白だろう

さらに言うと、バーサーカーの耐久は現在A++、マスターからの莫大な魔力支援を受け、常に回復し続ける

 

ゆえに、戦う前から決着は着いていたのだ

セイバーは必殺の宝具を当てる以外勝機は無く、バーサーカーは宝具たる闇を当てれば勝ち

 

そうなれば勝敗を決めるのは、力でも技でもなく、速さ。そして宝具の取り回しである

 

であれば、敏捷で勝り、宝具、『虚妄は闇の娘』(イシャー・ラーアー)による闇を手に纏うだけのバーサーカーと、大袈裟な一振を必要とする『約束された勝利の剣』(エクスカリバー)であれば…

 

勝敗など、戦う前から決まっていたのだ

 

「が、ぐぅ…まだだ…!聖剣よ…ッ!?」

 

『虚妄は闇の娘』(イシャー・ラーアー)

 

「っっ…!!」

 

「セイバー…!」

 

「勝負あり?早いねぇ」

 

セイバーの姿が薄くなる、追撃によって霊核に致命的な攻撃を喰らい、さらには霊基すらも蝕まれているのにも関わらず存在を維持しているのは、『全て遠き理想郷』(アヴァロン)ゆえか

 

「すみません…マスター…」

 

「…いや、いい。()()が規格外過ぎただけだ」

 

「…っ、無念…」

 

セイバーが完全に退去する

 

聖杯戦争の勝者がここに決定した

 

それと同時にバーサーカーのマスターの手元にある聖杯が起動する

 

「…えっ、うわすげー光ってる、これなに?どう使えばいいわけ?」

 

「はぁ…締まりませんねぇ…」

 

「えっと、ドラゴ〇ボールの神龍みたいな感じでいいのか?聖杯よ!我の願いを叶えたまえー!」

 

 

 

 

この世にはないどこかの座標、そこに()()は居た

 

「ようこそ、大聖杯の内側へ」

 

アイリスフィールそっくりの見た目をしているが、目に生気がなく、可愛いドレスらしき服装なのに、なぜか胸元、お腹、ふくらはぎを露出しているなかなかロックな服装の女

 

「アイリスフィールぢゃん!!」

 

「私はユスティーツァ、貴方の願いを言いなさい」

 

はえー、とんでもない格好。ゾォルケンくんが作ったんよね…そういう趣味だったのか…

 

「うーん、じゃあバーサーカーの受肉と…10年後の聖杯戦争の開催で!」

 

「……であればそのように」

 

「やるやん」

 

「では、また10年後」

 

「10年後に!冬木ンティ諸いや待って最後まで言わせ──────

 

 

 

 

「はっ、夢か…」

 

「マスター?目を覚ましたようですね?」

 

「…どうやら大聖杯の中に行ったようね。おめでとう、バーサーカーのマスター。貴方がこの聖杯戦争の勝者よ」

 

「ユスティーツァぢゃん!!!!」

 

「アイリスフィールよ。それより…最後に聞かせて貰えないかしら?貴方は何を願ったのかしら」

 

「えー?そらもうひとつしかないっしょ」

 

「…?マスター?私はなにも聞いていませ」

 

「バーサーカーと!!!!!!!!幸せな夫婦生活を!!!!!!!送りた」

 

「なぁにをしてくれてるんですか!?!?!?!?」

 

「はぁ…本当に締まらないな…」

 

 

ちゃんちゃん?

 

 

 

 

「あ、そういえばマスターが魔力支援しすぎてとんでもない大嵐来るから気をつけてくださいね」

 

「何やってんだお前ェ!!!!」

 

「いや…嵐を呼ぶよって言いましたし…」

 

「ホントに呼ぶなよ!!!!!!」

 

 

 

 

この日、冬木市は前代未聞の超突発的大嵐に見舞われた

 

抑止力によるものなのか、うっかりなのかはさておき、第四次聖杯戦争はこれにて完結

 

ちゃんちゃん(例の音楽)




うーん、ハッピーエンドだな!ヨシ!

一応大嵐と言っても、思ったより被害者は出なかったらしいですよ?
なぜか身元不明者が出てきたらしいですけど…不思議ですね
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