初代皇帝は何を見る   作:アウグストゥス

3 / 7
評価バー赤色ってマジですか?
いや、確かに控えめにお願いはしましたけど総合評価200超えるなんて予想外が過ぎるんですけど……
ルーキー4位で新作ランキングも17位です。
予想外が過ぎます。

続かない続かない言ってるけど流石に書かざる負えないです

今更ですが、本小説ではアウグストゥスではなくオクタウィアヌスで大体統一されます
アウグストゥスと書くこともたまにあるかもしれないですが


第3話

オクタウィアヌスが座に登録され、長い長い年月がたった。

 

「ふむ……余に召喚を求めるか」

 

恐らくは聖杯による召喚であろう。

マスターこそ居るだろうが、聖杯戦争の気配は感じなかった。

 

「くだらんな……せめて魔性の気配を隠してから呼ぶといい」

 

しかし彼は召喚に応じることはなかった。

彼は聖杯への執着など無いに等しく、また誰かを狙った召喚ではなかったために断ることができたのである。

 

「魔性の者がサーヴァント召喚など一体どうなっているのか……ん?」

 

彼が召喚を断った直後、またも召喚を受けた。

しかし、先程の召喚とは異なり、抑止力による召喚のようで、呼ばれる先も先程とかなり近くなっている。

 

「抑止力……であるか。余の力を求めるほどの事態が先程の魔性が原因ならば、出向く他あるまい」

 

そうして彼は抑止力の召喚に応じた。

 

 

 

セプテムの地に、ローマ帝国初代皇帝が降り立つ

 

 

 

オクタウィアヌスが目覚めた場所は限りなく続く平原であった。

潮風が吹くことから、恐らく海が近いのだろう。

聖杯からの知識と、己の記憶からオクタウィアヌスは現在地を探る。

 

「ここはどうやらローマのようだが……」

 

よく遠くを見れば、遥か先に街があった。

 

「あの街は……間違いないな。我らの都、ローマだ」

 

そう、オクタウィアヌスが召喚されたのはローマ近郊の平原である。

 

「聖杯の知識によると当代は五代のネロ帝のようだな……」

 

なお、当のネロは現在カルデアのマスターと共にガリアを取り戻し、カエサルとカリギュラを打ち取った後である。

そのため、彼らは海を渡っているところであり、オクタウィアヌスがこの特異点で義父と会うというフラグは折れてしまっている。

 

「ひとまずローマへ向かうとするか。何か分かるかもしれぬからな」

 

オクタウィアヌスはローマへ歩みを進めていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローマが近づくにつれ、オクタウィアヌスはローマの異常を感じ取っていた。

そんな折、彼の前に兵が立ち塞がる。

 

「貴様ら……ローマの兵ではないな?」

 

オクタウィアヌスは兵たちがローマの……否、この時代の者ではないことを感じ取った。

彼ら全てにサーヴァントの気配を感じ取ったのだ。

そして事実、彼らはレオニダスの宝具で呼ばれたスパルタ兵である。

 

「ッ!ローマ帝国の客将か!?打ち取れ!」

 

「全く……何処ぞのサーヴァントの宝具か?それに客将?理解が追いつかん。しかし……」

 

オクタウィアヌスに突撃した兵たちが剣の一振りで吹き飛ばされる。

 

「皇帝に刃を向けたということは、死の覚悟があるのだろう?」

 

オクタウィアヌスから特大の威圧感と魔力が発せられる。

圧倒的なまでの存在感にスパルタ兵たちはたじろいでしまう。

 

「貴方は逸れサーヴァントですかな?」

 

その時、スパルタ兵の中から一人の男が出て来た。

 

「いかにも。余はつい先程この地に喚ばれたサーヴァントである」

 

「であるのならば引いてはくれませんかな?私も貴方のような人とは戦いたくない」

 

黄金に輝く兜を被り、赤いマントをはためかせる将……レオニダスはオクタウィアヌスへ説得を試みる。

しかし、オクタウィアヌスはそれを聞き入れない。

 

「引く……?見たところ?貴公はローマを攻めているように見えるのだが」

 

「ええ……マスターからの命ですので」

 

「ならば余がその話を聞き入れることはない!」

 

ローマを攻めているということの確認が取れたオクタウィアヌスは、声を荒げてレオニダスの話を断る。

 

「貴方は私と違い単騎のはずだ!何故立ち向かう!」

 

「民を守り、導くことこそ我が使命!精強なる者よ!名乗るがいい!名も知らぬまま殺しあうことは余もしたくはない!」

 

「どうしてもやる気ですか……私の名はレオニダス!スパルタの王レオニダスだ!」

 

「炎門の守護者であるか!余の相手に取って不足なし!」

 

レオニダスの名乗りにオクタウィアヌスは笑みを浮かべる。

 

「余の名はオクタウィウス!尊厳ある者(アウグストゥス)の称号を与えられたローマの初代皇帝である!」

 

「まさかローマの皇帝が相手になるとは……レオニダス!参る!」

 

「ローマの敵は余が許さぬ!」

 

オクタウィアヌスの剣とレオニダスの槍がぶつかった。




史実との相違点Ⅲ
身体能力が高いです。
病弱ではありましたが、カエサルの下について文官以外の仕事も行っていたため普通に強いです。
今回は使ってませんが魔術の才があるため強化魔術で更に能力を上げることもできます。
また、オクタウィアヌスは本来戦闘を好む性格ではないですが、ローマや親しい者のことになれば寧ろ好戦的になります。

なんだかんだ毎日投稿になってますね
ストックはないので一日で書いてます
お陰で必然的に短くなります

オクタウィアヌスの一人称は基本は「余」ですが、病床に伏した時など弱っているとき、心を許した相手のときに「私」となります
余談ですが、ネロも本来の一人称も「私」ですね

また、名称に関しても自称は「オクタウィウス」となります。
オクタウィアヌスは「オクタウィウスだった者」という意味があり、彼が本名ではなくカエサルと名乗り、カエサルの意思を継ごうとしたことから元老院に付けられた別称だったことが由来しますね。
真名はオクタウィアヌスです。

感想や高評価をいただければ幸いです

セプテムの後、アウグストゥスを何処に入れるか

  • ハロウィン・カムバック!
  • 神聖円卓領域キャメロット
  • 冠位時間神殿のみ
  • 冠位時間神殿の後、アトランティス
  • 冠位時間神殿の後、オリュンポス
  • 螺旋証明世界リリムハーロット
  • セプテムで完結
  • 全部やれ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。