ふ~ やっと一日が終わった。あれからもう数ヶ月経つのか。皆元気なのかな。あれから何も起きてないよな。エリアさん、元気してるかな~ 元気にしてたら嬉しいな
「お~い、シレン!」
「おお、ショウかどうした?」
「どうしたんだ?何かに浸ってる感じがするけど」
「ああ、天上院の皆の事を考えてたんだ。元気にしてるかなとか。俺らがこうやって天上院を離れて数ヶ月経つからさ。あの悪魔の仲間が皆を襲ってないかとか色々考えてさ」
「あまり、溜め込みすぎるな、それと抱え込みすぎるな。お前も力以外人間だ。どれだけ強くても精神が弱ってしまったら意味が無い。それに俺達は目の前の事を終わらせていくしかない。天上院もそれが終わったらまた帰れば良い。お前の大事な場所なんだ。悲しい事を言ってはいけない」
「ありがと。おかげで楽になったよ。それで用件は何だ」
ショウはポケットから小さなメモを取り出す
「これは文化部の大体のメモだ。お前は文化部担当だよな。俺は運動部を回るから頼んだぞ。それと野球部やサッカー部がお待ちかねだ」
「そんじゃあ行くか」
~グラウンド~
俺とショウがグラウンドに出ると野球部の主将だろうか男子生徒が仁王立ちしていたそして男子が口を開いた
「待ちくたびれたぞ。何をしていたんだ」
「すまないな。こいつを探していたんだ。だから遅くなった。それじゃあ対決のルールを説明する。ルールは至って簡単だ。俺とシレンが投げるボールを打てればあんたらの勝ち。だが負けた場合は二度勧誘は無しって事で良いか?」
「ああ。良いぞ。そうだ、ハンデはどうする?」
「ハンデはいらねーよ。そんなもんなくても十分だ」
そして、野球部員がホームベースに立つ
「いつでも、投げて来い!」
「それじゃあ、行かせてもらうぜ!」
そして一球目 ショウはオーバーでストレートを投げ込む。ストライクだった。打者は完全に振り遅れてしまったのだ。
「おいおい、ストレートだぜ?それにまだ力入れてないんだからさ」
そして二球目 ショウはまたもやオーバーでストレートを投げる。だがそのストレートは先ほどのスピードよりはるかに速いスピードで投げ込む
ドンッ!キャッチャーが少し呻く
「ちょっとやりすぎたかな?それと最後だこれを打てなければ俺は次に行くぜ」
そして三球目 ショウは構えもせず腕だけの力でボールを投げる。ボールは先ほどよりもスピードは遅い。それなのにバッターはもうバットを振ってしまった。
ポスッ
「はい、終了。あんた最後怖がって見てなかったろ?見てれば打てたのにな?そんじゃあこの対決は俺の勝ちって事で、そんじゃあ次シレンだぞ」
「了解、他の人になるのか、それじゃあ早速行かせてもらいますよ」
シレンはアンダーからボールを放つ。ボールは大きく曲がりくねってストライクを取る。
「どうやってあんなボールが投げれるんだよ」
「それは無理です。本気では投げてませんので。次行きますよ」
二球目も同じようにアンダーで投げつける。シレンはチェンジアップを投げたようだバッターは振ってみたもののかすりもしなかった。
「さ~て最後ですよ。そうだ、最後はストレートで投げますから。準備しといてくださいね」
三球目 シレンは本気でボールを放つ そのボールは一気にキャッチャーまで到達する。そしてバシッ!!と音がする。
「ほら、言ったじゃないですか。ではこの勝負は僕らの勝ちと言う事で宜しくお願いしますね」
そして今度はサッカー部へと行く
「待ってたぜ!野球部には負けなかったみたいだな」
「僕らは負けませんよ。野球部にもサッカー部にも」
「そうか!ならルールはなんだ!」
「朝にも言ったようにPKです。僕達がもし外したり、止められたら僕達の負けですよ。3回勝負です」
「良いぜ!一発でも入れれたらお前らの勝ちで良いぜ」
そしてキーパーは準備する。そしてシレンがリフティングを始める
「こっちは準備完了だ。いつでも!」
「それじゃ!」
そしてシレンはリフティングをやめボールを蹴る。ガツンッ!ゴールポストに直撃する
「おいおい、入ってないぜ」
そしてシレンはボールを地面に着く前に蹴る。そしてまたもやゴールポストに直撃する。そしてボールが大きく浮いた。
「俺らの勝ち決定だな」
「そうかな?」
するとシレンが落ちてきたボールに合わせジャンプするそして
「おいおい、シレンよ。あれはやるなって言ったろ。たく、今度は俺だ。おい!俺は一発勝負で良い」
「あ、ああ、分かった」
そしてショウがボールを蹴り上げ
「それじゃあ、行くぞ」
思いっきり蹴る。そしてボールは真っ直ぐキーパーに向かっていく。だがボールが急に下がりキーパーの股をくぐり抜ける
「はい、ゴール これで俺らの勝ちって事で・・もう勧誘は無しだぜ」
「じゃあ、次で別れるんだな。んじゃあ柔道部行くぞ」
そして急いで柔道部に向かう。そして道場に着くや否や威圧感が半端ない!なんでって、そりゃあ俺らよりデカい身体した人たちがぶつかり合っているのだから。そして一人が俺達に気付くと主将が俺達に近づいてきた。
「おう、サッカー部と野球部には負けなかったようだな。どうだ、柔道部は」
「ええ、身体にビリビリと伝わってきましたよ。貴方達が練習している時のオーラがね」
「そうか、嬉しいものだな。どうだ、怖気づいたか?」
「俺らが、怖気づく?あり得ないな。逆にわくわくしてきたぐらいだ。野球もサッカーもあんまり動かなかったからな。そうだ、柔道着を貸してもらえますか。まだ、持ってきてはいないんで」
「ああ、良いぞ。お前ら!二人に合う柔道着を持って来い!」
そして部員達が柔道着を持ってくる。そして俺達は着替えた後ストレッチを行い
「俺達は準備完了だ。いつでもどうぞ」
「それじゃあ、俺が行こう」
その男は副主将だった。そして二人は向かい合う
「それでは一本目!はじめ!」
そしてお互い叫ぶ。そして先攻したのは副主将だった。副主将は一本背負いを繰り出す。だがショウはそれを捌き、気を抜いた一瞬を付き大外刈りを繰り出し、綺麗に一本が決まった
「一本!それまで!」
「おっし!次はシレンだ!相手は主将だ、負けんなよ」
「ああ、頑張るよ」
「さあ、俺が勝ったら入部してもらうからな?」
シレンは不敵な笑みを浮かべこう言った。
「はなから負ける気はありませんよ。それに」
「それに?」
「貴方は弱いです。パワーに身体の大きさそして技の正確さが取り柄ですね。ですがスピードが無ければ捌かれて投げられて終わりですね」
「やってみなければ分からないだろうが」
そして
「それでは!二本目はじめ!」
主将が雄叫びを上げる。身体が震える。良いねぇ!こんな奴を投げれば爽快だろうな!さ~て、やるか!
シレンは腕を掴んだ瞬間に相手の懐に入り一本背負いを繰り出す。背を向ける時にシレンは少ししゃがみ込み本気で投げたのだ。
「い、一本!それまで!」
「ほら、言ったじゃないですか。技をかけるまでの間が遅いですね。僕の場合短期決戦を好むんで掴んだ時が勝負だったって事ですかね。それではもう勧誘は無しですよ。それでは」
「ほい、制服だ」
「ありがとう」
そして道場を後にする。
「それじゃあ、19時に校門集合な」
「ああ、負けんなよ」
そして二人は別れる
「さ~てと最初は何処から行こうかな・・」
そして19時前
「はあ、やっとだ。やっと抜け出せた・・どれだけ女子の勧誘はしつこいんだっての」
俺は茶道部に華道部やら色々回っていたのだがこれが大変だ。着物まで用意されいて着付けをしてもらうために服を脱いだら女子が鼻血を垂らしだしておまけに倒れる人も居たんだ。それで全員を保健室まで運ぶために担架を取りに言ったらもう他の部で使われていて俺は全員を背負って何往復もしたのだ。そして他の部に行こうとすれば止められて、結局他の部も同じだった。
「肩がこるぜ。まあ、今日で終わりだから良いけど」
その時、先生が声をかけてきた。
「龍守くん。どうです?部活は全部回れましたか?」
「ええ、ショウがメモしてくれたんですよ」
そしてシレンはメモを差し出す。だが先生は
「あれ、一つ抜けてるものがあるわね」
「え?まだあったんですか?」
「ええ、オカルト研究部って言ってね。まあ、知らないのも無理ないわ」
「分かりました。今日はもう疲れたので帰りますがね」
「そうね、さようなら」
「それでは」
そして校門に急ぐ。そこにはショウが待っていた
「おお、シレンか。遅かったな」
「すまない、ちょっと先生と話し込んでたんだ。それじゃあ帰るか」
「おお」
そして俺達は帰路につく。
「どうだった?運動部は」
「ああ、全部勝ったよ。どれもこれも全部圧勝だったぜ。そっちはどうだ」
「俺は疲れが溜まるよ。保健室と部室を何往復した事やら・・挙句の果てにもう一つ部活が残ってるんだとよ」
「まだ行ってなかったのか?」
「そうじゃなくて、一つ漏れがあったらしい。確かオカルト研究部って言ったかな?」
「そんな部活があったなんてな、知らなかった。明日行ってみるか?」
「そうだな」
その時、何処からか攻撃が飛んでくる
「よっと!そこかな?」
ドシュウッ!
「ぐあっ!」
「おいおい、出てきたらやられるって事覚えとけ!」
グシャアッ!べチャドチャ!
「ショウ、本気でやったら駄目だろ?こうやって掃除する事になるんだからさ!」
ボシュウッ!
「ああ、焼くのか、まあ楽だろうな。だけどなんかお前に落雷が落ちそうだけどな」
バシュウッ!
「シレン!?」
「ああ、大丈夫大丈夫。心配すんな。俺もやわじゃないさ」
さ~て、何処からだろうな。この力から察して
ガキンッ!
「お前はたしか木場だったな。すまないな。寝ていてもらおうか?」
バキィ!ドサッ!
「それじゃあ、次は誰だ?」
ドゴンッ!
「なんなんだぁ?今のは?」
そしてシレンは手刀で頚椎を殴り気絶させる。
そして次はやっぱりこの人だな。バシュウッ!
「そこで大人しくしててもらえます?」
シレンは魔術を唱えて姫島朱乃の動きを止める。
「そして最後は来るよな?最強にして最弱の
「うおおお!」
ドンッ!!
「これがお前の本気か・・・まだまだだ。だが焦るな。今は弱くとも鍛錬を積めば強くそして歴代最強にもなりえるよ」
「お前はなんなんだ!」
「俺は昔に両親を殺され復讐を遂げた悪魔そして堕天使だよ。こっちは鬼だがな。そこに居るんですよね?リアスさん?」
そして紅髪の女性が出てくる。
「また、会うとわね。思ってもいなかったわ」
「俺もですよ。そして遅くなりましたね。婚約パーティーの時の数々の無礼お詫び申し上げます」
「あら、キチンとしているのね?だけどなぜ貴方が駒王学園にいるの?」
それを聞かれるとは・・まあ、良いか
「それは、あなたのお父様のご厚意ですね。聞いていませんか?それならピースをもらいませんでしたか?悪魔と天使を象ったピースを」
「これの事?」
「ええ、それは俺専用のピースです。いってしまえば俺の心とでも言っておきましょう。もし俺が貴方の部下になれば貴方に危害を加える事も妨害する事もありません」
「そう、これがあの・・」
「それでは、俺達はここらで御暇するといたしましょう。また、明日会えたら会いましょう」
そして俺達はその場を離れる
「さ~て今日は晩飯なんにするかな~」
「明日から忙しくなりそうだ」
そうだなと言いながら帰る二人だった