ハイスクールD×D~悪魔と天使の旅人~   作:鳴神カイル

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第7話何もかも忙しい日になりそうだ

空は晴天。雲ひとつ無い綺麗な青空の中シレンとショウは学校に登校していた。だが女子がシレン達を見るや否や視線が集中する。痛い。痛いとシレンは思う。そんな仲ショウは隣で盛大に欠伸をしている。

 

「よく欠伸できるな。視線が痛くて欠伸なんて出来ねーよ」

 

「そうだな・・・お前は公共の場とかでは紳士的スタイルだもんな」

 

「仕方ないだろ。そうしとかないと色々面倒だからな。お前はいつもの感じで楽だよな・・羨ましいぜ」

 

「ははは、まあな」

 

そんな話をしていると玄関に到着する。その時、シレンはある場面を見つけてしまう。それはシレンの靴箱に女子生徒が手紙を入れていたのだ。そしてシレンを見つけるや否や顔を赤くして走って去っていった。

 

「なんだったんだ?あの子は?」

 

「さあ?まあ、見てみろよ。」

 

「ああ、そうだな」

 

そしてシレンは靴箱を開けるとそこには五枚ほど手紙が入っていた。シレンはそれを取り出しポケットに入れる。同じくショウもポケットに入れていた。そして靴を履き替えて教室に向かう。

 

「なあ、ショウよ。これは一体なんだ?」

 

「お前、まさかラブレターを知らないのか?」

 

「えっ?これがあのラブレターって物なのか?」

 

「シレン、今までラブレターってどんな物を想像してたんだ?」

 

「ん?ああ、小説とかでしか聞いたことが無くてどんな物なんだろうかって知らなくてさ」

 

「頭のよさそうなお前でもこういう事は知らないんだな」

 

そしてシレンは中身を見てみる。それは大事な話があるので放課後に屋上に来てください、体育館裏に来なさいとか、色々だが要約すると今日の放課後も忙しくなるようだ。羨ましい?そんな事はないさ。だって一人が終われば今度はもう一人そしてもう一人。最悪な事に全部呼び出しで二人は屋上で二人は体育館裏そして最後に教室だ。これは今日の予定を変更してこの人たちに会わないといけなくなっちまったな。

 

「お前、どうするんだ?誰か選ぶのか?」

 

「それは無理だよ。昨日の今日で俺は顔を知らないしその人の事を何一つ知らないんだ」

 

「それは付き合い始めてからでも遅くないと思うんだけどな」

 

「それはそうだけど、俺には俺の考え方で動きたいからさ。それはそうとショウはどうするんだ?」

 

「俺か?俺はきっぱり断っておくよ」

 

「そうか・・じゃあまた後でな」

 

そしてシレンは教室に入ると女子達の挨拶が飛んでくる。シレンはそれに答えながら席に着き授業の予習を始めようとしたとき、イッセーが目の前に現れたのだ。

 

「どうしたんです?兵藤君?」

 

「ちょっと付き合えよ」

 

「ええ、良いですよ」

 

そしてシレンは兵藤の後を付いて行く。その間に女子達が俺と兵藤を見て

 

「ああ、龍守君が木場君に続いて兵藤の毒牙に掛かってしまったのね・・」

 

「違うわよ。龍守君が兵藤を手懐けたのよ」

 

「ああ、龍守君が・・・私も責められたい」

 

ああ、面倒だ。変な誤解がどんどん増えていく。俺はそんな男じゃないっての。それに視線が痛すぎる。それに数人だろうか、尾行してやがる。

 

そして二人は屋上に出る。尾行してきた女子はドアまでついてきている。気付いていないとでも思っているんだろうな。まあいい、先にイッセーの話を聞くとしよう

 

「それで話とは何ですか?」

 

「お前は一体何なんだ?」

 

「何なんだと言いますと?」

 

「そうやっていつまでネコを被るつもりだ?」

 

「ふう、何度も会っていれば分かるようになるんだな」

 

そしてシレンはいつも通りの口調になる

 

「仕方ないだろ?学校では優等生ぶっとかなきゃいけないんだよ。ショウは運動神経が良いかわりに頭が悪くてな。まあ、それは勉強に対してだけだけどな。だから俺は堅苦しいけど優等生で頑張るって事でネコを被ってたんだよ」

 

「そうか、それと伝言なんだが今日の放課後オカルト研究部の部室に来い。聞きたいことが山ほどあるって部長が言ってるんだ」

 

「そうか、リアス嬢のお呼び出しって事か、だが今日は無理な事なんだ」

 

「なんでだ!」

 

そしてシレンはポケットからラブレターを取り出す

 

「おい、まさかそれって・・・男子が欲しがっているものじゃないか」

 

「そうなのか?まあいいけど、俺はこの人たちの対応に回らないといけない。それはショウも同じ事なんだだからさ、今日のところは多めに見てくれないか?女子を困らせたくはないしお前も男ならわかるだろ?」

 

「あ、ああ」

 

「なら、話は早い。明日にオカルト研究部の方には行く。もし入部って話なら俺達のルールに従ってもらうサッカー部ならpk対決みたいにな、本来、文芸部は無しなんだが、オカルト研究部はありって事だよ。対決の方法はお前らが決めてくれと伝えておいてくれ」

 

「ああ、分かった。伝えておくよ」

 

「それじゃあな」

 

 

そしてシレンは屋上を後にする。

その時階段からドタバタという音が聞こえてきた。尾行していた女子生徒が急いで逃げて行ったのだろう。さて、教室に帰って予習でもしようかな。

 

~一方時を同じくして~

 

「君が桐生翔君?」

 

「ああ、そうだが?なんのようだ?木場だったっけ?」

 

「ああ、そうだよ。ちょっと来てくれるかい?」

 

「良いけど手短に頼むぜ」

 

そして廊下を歩いている。

 

「んで、なんの用だ?」

 

「君達の企みはなんなんだ?」

 

「企み?企みもなにも俺達には目的も何も無いぜ?」

 

「じゃあ、なんで僕らの目の前に現れた?」

 

「それはリアス嬢のお父様にお前らを監視っていうのか?いや、違うな。見守ってくれないかって言われてさ。目的も目標も無い俺らにはありがたくてさ。まあ、そこのところはリアス嬢から聞いておいてくれよ。それにシレンも俺も一応は仲間なんだから。まあすぐに受け入れろとは言わないさ」

 

「そうか、それと君とシレン君に放課後にオカルト研究部に来てもらいたいんだけど」

 

「それか・・それは明日に出来ないか?今日は放課後にちょっとした用事が出来ちまってな」

 

そしてショウはポケットから手紙を取り出す

 

「なんだいそれは?」

 

「ああ、まあいわゆる、ラブレターってやつだよ。俺もさ、こういうのだけはさちゃんと会ってこの人たちに話をしておきたいからさ。頼むぜ」

 

「分かった。伝えておくよ」

 

「ありがとう、さてと教室に帰って次の授業の予習をしたいんだが、教えてくれないか?」

 

「ああ、僕でよければ」

 

そして二人は教室に帰っていった。それを羨ましがるように女子達は影から二人を見つめていた。だがそれに気付いてはいないようだ

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