「そうだ、シレン。お前に聞きたかったんだがな、なんでお前はハーフなのになんで神器が持てるんだ?」
「マザーが言うには悪魔である父さんの血が濃いからだってよ」
そして一枚の写真をイッセーに渡す
「この二人だれなんだ?」
「俺の父さんと母さんだ」
「この二人が?お前の母さんこんなに綺麗だったのかよ!?それに父親さんまでイケメンじゃねぇかよ。うらやましい。だけどお前は写ってないのか?」
「ああ、それは俺が産まれる前だからな。それは置いといてさ。人間は顔立ちや性格は産みの親に似てる事が多いよな?」
「ああ、そうだな」
「なら、考えてみろ。その遺伝は母親の血が濃ければ濃いほど母親に似る。逆に父親の血が濃ければ濃いほど父親に似る。俺の場合、父さんの血が濃いから顔立ちも父さんに似てる、父さんの血が濃いから神器があまり拒否反応を起こさなかった。それ以前に神器ってよりゼオルは代々子孫に受け継がれていく」
「そうなのか?」
「ああ、そしてこうやって我はシレンの中にいる。お前の中にいるドライグのようにな」
「だからどうして神器を持っているかって質問は悪魔の血が濃いから、そして子孫に受け継がれていくからって理由だよ」
「そうだったのか、疑問がなくなったよ」
「まあ、本来神器は主が死ぬもしくは消滅したとき新たな主を求める。だがゼオルは子孫に受け継がれる。こう考えると俺やゼオルはいわゆるバグもしくは何かのチートと言った所だな」
「まあ、確かにな。だけどゼオルの能力は鬼畜だぜ神器の能力だけでなく駒の能力まで」
「だけれど身体には大きく負荷がかかるんだ。だから限界以上に能力を使ったら暴走するか人格崩壊により死ぬか」
「し、死ぬのか!?」
「ああ、だからその時その時の状況に合わせた戦い方が必要だ」
「そうだったのか」
「完璧という言葉はこの世には存在しない、していると言うならばその長所を見れば良い」
「長所?」
「ああ、敵の長所短所にあり、敵の短所、長所にあり」
「どういうことだ?」
「だから、敵の何かに特化したところその中に短所がある。いうなら、お前の場合、一発一発の攻撃が大きい、だがそのパワーを引き出すには多くの時間を要するだろ?お前の短所はその時間だ。一発まともに受けておき力が戻ったときがお前の短所となる。シレンの場合はさっき言ったように限界以上の力が使えない。それが欠点だ」
「って事だ。これがお前と俺の欠点は簡単に暴かれたって訳だ」
「そういえば、ショウはなにか神器は持って無いのかよ」
「あるわけ無いだろ。まだ俺が悪魔ならあってもおかしくはないが、俺は鬼と人間だ。持っているわけがない」
「まあ、こいつはどこぞの馬の骨なんかじゃ足元にも及ばないさ」
「お前ら二人で最強じゃねぇかよ」
「いや、最強ってのはな、まだ俺達が足元にも及ばない強さの奴らが居る。そういう人達を言うんだよ」
「あ!そうだ!ショウ!お前先生に呼ばれてたぞ!俺もだけど!」
「おい!なんで先に言わなかった!バカかお前は!」
「すまん、イッセー!先に言っててくれ。俺達は後で急いでいくから!じゃっ!」
~10分後~
シレンとショウは汗だくになりながら部室の前に到着する。ドアに手をかけようとしたショウの手が止まる
「どうした?」
「いや、オカ研メンバーの他に二人いる。そいつらも悪魔だ。多分、どこかのお偉いさんでも来てるんだろう」
「どうやって察したんだ?」
「匂いだ。鬼ってのは嗅覚に聴覚や色々と発達してるからな。すぐ分かるんだ」
「そうか、だがここにいても始まらない入るぞ」
ガチャ、ドアを開けるとそこにはいつもの面々と見知らぬ顔が二人
「遅れて申し訳ありません、そしてお待たせして申し訳ありません」
「シレン、ショウ。こっちは生徒会長の支取蒼那、そしてそっちは匙元士郎」
「どうも、桐生翔といいます。眷属とまでは行きませんが仲間ではあります」
「どうも、龍守シレンと言います。リアス嬢の眷属をしています。ですが私は普通の眷属ではありません」
「ええ、貴方の事は小耳にはさんでいるわ。あの裏切り者と言われた。ディエルさんの息子さんとわね。ですがディエルさんの話は聞いているわ」
「俺もその話は聞いていますが、そんな裏切り者の息子なんてどうせ親に似て裏切るんじゃないですか?」
シャキンッ!
「俺のことは何とでも言えばいい。だが家族を侮辱するならお前を八つ裂きにする」
「シレン、剣を下ろしなさい」
「すいません、カッとしてしまったもので」
「匙、これは貴方が悪いわ」
「し、しかし!」
「匙!あなたは何も分かっていません。龍守君、ごめんなさい、この子はまだ悪魔になりたてですから」
「そうですか、ですがもし俺が匙と対峙する時にもし同じような事が起きてしまった場合、俺は匙の悪魔の羽を引き千切り燃やしてしまうでしょう。てめぇもその覚悟てめぇに死ぬぐらいの覚悟があるなら侮辱しても良い。そうしたら俺は心置きなく殺れる」
「はっ!たかが一つの駒で駒4つの俺に!」
「お待ちなさい!匙!あなたでは万一にも勝機はありません!」
「しかし、やってみなければ!」
「匙、一つ言っておくが俺に勝てなきゃまずシレンの相手にはならないからな?まあ、お前が鬼の俺に勝てるかな?」
「なんだとぉ!?」
「やめなさい匙、彼らが言っている事は正しいんですから。龍守君、桐生君、ごめんなさい。匙は悪魔になってからあまり実績がないものですから、失礼なところが多いかもしれません」
「いえ、こちらも熱くなりすぎました。申し訳ありません」
「すみませんでした」
「匙も謝りなさい」
「す、すまなかったよ」
「それで何故、シトリー家の時期当主の方がここへ?」
「それは同じ学園を根城とする、悪魔同士の会議と新しく眷属となった部下の顔合わせを兼ねてのものよ」
「そうですか」
「それにしても君達は悪魔になってから日が浅いというのにとても強いと聞いているわ。それに何故私がシトリー家の次期当主と分かったの?」
「これは簡単な連想ゲームみたいなものです。まず俺とショウは悪魔になってあの婚約パーティーの一件のあと色々勉強しまして、一応、上級悪魔の家柄、そして現当主、次期当主の名前は殆ど覚えました。さて、ここからが本題です。なぜ、すぐに分かったか。それは名前です。こちらの名前「支取蒼那」そして悪魔であり、リアスさんと対等に話が出来る。そうなると確実に上級悪魔である事が分かります。そうなればどこかの時期当主であることが分かる。そしてその名前に当てはまる名前はソーナ・シトリーとなります。どうです?簡単でしょう」
「あの短時間ですごいわね。リアスもいい眷族を持ったものね?だけど腑に落ちない事があるの」
「腑に落ちないこと?」
「ええ、悪魔と天使のハーフである貴方が何故神器を所有できているのか」
「それは先ほどイッセーに話したのですが一応皆さんにお話しておきます」
シレンは自分は父親の血を濃く受け継いでいる事、ゼオルは代々子孫に受け継がれる事、自分が何かのバグである事も話した
「このような異例がある事はないでしょう。だからバグだろうと思うんです」
「そうだったの、分かりやすい説明でありがとう。それじゃあ、時間が時間だから私達は戻るわ、龍守君、桐生君、匙と仲良くしてあげてね」
「ええ、自分は最初からそのつもりです」
「俺もですよ。それでは、匙!今日からよろしくな!」
「お、おう」
そして二人は帰っていった
「それにしてもシトリー家の次期当主様とはな、色々と忙しくなりそうだな。シレン」
「ああ、でも楽しいからいいんじゃないのか?つまらないよりかいいだろ」
「まあな」
「ショウ、シレン、私達もここで一旦解散するわよ。また放課後にね」
「「はい!」」
そして俺達もクラスに戻っていった。