ハイスクールD×D~悪魔と天使の旅人~   作:鳴神カイル

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どうも、またまたお久しぶりな鳴神です

約1ヶ月前にISを投稿してから気付いたのですがハイスクールD×Dを書いてない事に気付きやって投稿に至ります

お待たせして申し訳ありません。

それではどうぞ


第14話聖剣って空想の武器じゃないの!?

先ほどから俺達はコートに立っているのだがボールが一切向かってこない。それはオカ研メンバーの誰もが同じ事だった。だが、イッセーは違った。弾幕を張っているかのようにボールがイッセーの周りを行き来している。そしてなぜ、自分やイッセー以外のオカ研メンバーにボールが来ないかというのは、あくまで推測だが

 

まず、リアスさん、駒王学園の二大お姉さまの一人、大人気の学園のアイドル、当てられない

次に、朱乃さん、こちらも学園の二大お姉さまの一人、この人も学園のアイドル、当てられない

次に、アーシア、二年生ナンバー1の癒し系天然美少女、しかも金髪である。当てられない

次に、小猫、学園のマスコット的ロリロリ少女と言われているらしい。当てたらかわいそう、だから当てられない次に、木場、全男子の敵ではあるが、当てたら女子達から恨まれる、だから当てられない

次に、俺であるが、木場同様であり、それは元々外野にいるショウも同じ事である。

そして当の本人である、イッセーはなぜ美男美女のオカ研にいるのか分からない。そしてみんなの恨みを買い、そしてその恨みのはけ口となっているんだろう。『いいか?お前は狙われやすい。これは絶対だろう。だから当たるな。出来るだけ囮になるんだ』そう言ってはおいたが見事に予想が当たった。

 

 

だが、それ以前に木場が上の空だ。言ってしまえば心ここにあらず。そんな状態だ。

 

その時、相手のボールがイッセーではなく木場へと流れてしまった

 

「おい!木場!あぶねぇ!」

 

それを身を呈して庇うイッセーだが、ボールはフォークのように曲がりイッセーのある部分へ直撃した。そしてそれを見ていた男子の殆どがボールが直撃した所を押さえた。そして当たった瞬間、チーン!という音がした。

 

「わりぃ!全力で投げすぎたか!?」

 

「まさか、ショウ?」

 

「ああ、そのまさか、俺が投げた球が一回敵に当たったんだがそのせいで進路が変更になってイッセーの玉に当たった」

 

「イッセー君!大丈夫ですか!?」

 

「あ、あ、、俺の、、玉に球が、、」

 

「アーシア!来て頂戴!」

 

そしてなされるがままにイッセーは小猫に連れて行かれアーシアはその後を追っていってしまった。

 

「シレン?いける?」

 

「ええ、これくらいなら俺とショウでいけると思います」

 

そしてシレンはボールを持ち構えた。

 

その刹那、一瞬にしてボールが敵二人に命中する。

 

「はい、アウトですよ?」

 

その時、野球部全員がこう思った。

 

(((こんな奴に勝てるわけねぇ!!)))

 

そして結果はオカルト研究部の圧勝に終わった。

 

 

~部室~

 

パンッ!

 

外は雨で湿っている。そんな中乾いた音が部屋に鳴り響いた。クラッカーではない。平手打ちだ。もちろん、叩かれたのは俺ではないしイッセーでもない。木場だった

 

「どう?少しは目が覚めたかしら?」

 

相当お怒りのリアスさんである。まあ、競技は言うまでも無くオカルト研究部の優勝だった。途中負傷したイッセーやその治療をしていたアーシア、小猫も復帰し勝利に貢献していた。

だが、そんな中一人非協力的だった奴がいた。それが木場である。全然動いてはいないということは無いのだが終止ボケッとしており、何度もリアスさんの叱責が聞こえていたが、それも馬耳東風である。

 

本当にこいつはあの木場なのか。俺はそんな事を考えてしまった。いつも爽やかでニコニコしているはずの木場が叩かれても無表情だった。そして唐突にいつもの顔になる

 

「もういいですか?球技大会も終わった事ですし球技の練習もしなくても済みますから夜の時間まで休ませてもらえませんか?」「本当に大丈夫か?」

 

「ああ、至って正常だよ」

 

「至って正常、、なら間違ってるぞ、異常だな。お前にどんな過去があるか知らないし何があったのかは分からないさ。だがよ、過去に執着し過ぎるな。何かあるなら相談ぐらいしろよ。俺らは別だが、イッセーやリアスさんは仲間なんだからよ」

 

「仲間、、か。君は面白いね」

 

そう言って木場は部室を出て行った

 

「リアスさん、何でも良いんです。木場に関する過去を教えてもらえませんか?お願いします」

 

「俺はからもお願いします」

 

シレンとショウは頭を下げる

 

「そうね、あなた達も仲間なら知っておく必要はあるわね」

 

そういって一息つき話を始めた

 

「聖剣計画!?」

 

「ショウ、貴方知っているの?」

 

「いえ、ほんの少ししか情報が無かったので分からないのですが、俺が知っている情報では確か聖剣は適合しなければその被験者は多大な被害が及ぶ。そして適合に失敗したものは抹殺される」

 

「そう、その計画の中で適合に失敗したものは出来損ないと言われるわ」

 

「木場はその計画の生き残りであり被験者だった。そして出来損ないだった。そういう訳ですか」

 

「ええ、だからあの子は聖剣を恨んでいる。憎んでもいるわ」

 

「そういう事か、、それなら一層木場を独りにするわけにはいかないな。シレン、、」

 

「分かってる。俺では今は分が悪い。行ってくれ」

 

「ああ」

 

そういうとショウは部室を急いで出て行った

 

「ショウはなんであんなに急いで」

 

「シレン、どうしてショウを行かせたの?」

 

「先ほどリアスさんは木場が聖剣を憎んでもいると言いましたよね?」

 

「ええ」

 

「万が一の話ですが、もしこの町に聖剣を持った奴がこの町に潜んでいたら、そして木場と鉢合わせしてしまったら」

 

「木場君は必ず闘ってしまいますね。ですが相手は聖剣ですわ。もし負けてしまえば」

 

「朱乃さんの思っている通りです。こちらは悪魔であり対をなしている。相手の方が断然有利です」

 

「だからショウを行かせた。そういうことね?」

 

「そうです。あいつは俺達とは違い鬼ですし、実力はこの中では朱乃さんと同等と思います」

 

「だけどもし万が一負けたら?」

 

「あいつは闘いはしますが今回は撤退するでしょう。情報が少なくてはショウも大きくは動けないでしょうから。それに心配する事はないでしょう。そんな大変な事は起きないでしょうから」

 

ザァァァ

 

降りしきる雨の中ショウは家の屋根から屋根へと飛び移りながら進んでいた

 

「あいつ、どこに行ったんだよ」

 

雨の匂いで木場の匂いを追うことは出来ない。それに聴覚は雨が地面に落ちる音しか拾えなくなっていた

 

「くそ、確かにここら辺のはずなんだが、、!」

 

すると

 

キィンと雨音に混じり金属が掠れる音がした

 

「まさか!あっちか!」

 

カキィン!、キィン!

 

「ははは、どうしたんだい!まさか、もう疲れちゃったのかな~」

 

「そんなわけないだろぉ!」

 

キィン、キィィン

 

「脇が甘いよ!」

 

ドゴォ!

 

「ガッハ!?」

 

神父は木場の脇腹に蹴りを食らわせる。その攻撃により祐斗は魔剣を落としてしまう

 

「さぁて?君の負けは確定だよ?最後に言い残すことは無いかい?」

 

「そりゃあ、お前じゃないのか?」

 

「!?」

 

そして神父は祐斗の目の前から消えた。だが、消えたのではなく吹っ飛んだのだ。

 

「ったく、まさか、シレンの予想が的中するとは思わなかったぜ」

 

「ショウ君?なんでここへ?」

 

「その話は後だ。まずはあのイカレた神父をぶっ飛ばすぞ!」

 

「このぉ!悪魔如きが図に乗ってんじゃあねぇぞ!」

 

神父は剣をショウに突き付けたが

 

「あれ~?なんで怯えないのぉ?」

 

「生憎だが、俺は悪魔じゃないんでねぇ!」

 

グシャァァ

 

ショウは神父の顔面を殴りつける

 

「その代わりと言ってはなんだが俺は、、、鬼だ」

 

「鬼?そんなの悪魔と同じじゃないか」

 

「これだから分からない奴は嫌なんだよ」

 

「ごちゃごちゃ言ってんじゃあ、、ねぇぞ!」

 

フォン!ブォン!

 

「剣の扱い方は良くねぇな。それにそんな扱い方じゃ、当たらねぇよ」

 

ショウは神父の剣を蹴り上げて鳩尾に正拳突きを食らわせる

 

「吹っ飛べぇ!」

 

ショウはそのまま吹き飛ばすように前へ踏み込み拳を振り抜いた。神父は吹き飛んだものの何事もなかったかのように戦闘態勢を崩さない。その顔には笑みが浮かんでいた

 

「まさか、こいつは相当厄介な神父だな。おい、木場」

 

「なんだい?」

 

「ここは一旦引くぞ。あの神父もそうだが奴の持っている剣はもっと厄介そうだ。それに今はまだ情報が少なすぎる。」

 

「僕はあれを今ここで破壊する!」

 

「俺だってそうしたいが迂闊には手出しが出来ない!それに今はまだ騒ぎを起こさない方がいい」

 

「なんでだい?」

 

「今は断言できないがもしもあれが聖剣だったら・・」

 

「あれは聖剣だよ。あれは破壊するべき僕の目標だ!」

 

「それならますますここは退いた方が良い」

 

「だからなんでなんだい!」

 

「ねえ、ねえ、なにを話してるの~?もしかして逃げるための話かな~」

 

「そうだよ!鬼遊の技!闇喰らい!」

 

その瞬間、神父の周りに黒い帯のようなものが出現し神父を覆った

 

「今だ!いくぞ!」

 

そしてショウと祐斗はその場を後にした

 

「あ~あ、逃げたか~」

 

そして神父は剣を拾い上げ

 

「だけど次はぶっ殺してやる」

 

そう小さく呟いた。

 

 

 

~自宅~

 

「ここへ入れ。俺達の家だ」

 

「ああ、ありがとう」

 

そして玄関を抜けリビングへ向かうとそこにはエプロン姿のシレンの姿が目に入ってきたのだ

 

「あ、あれ?シレン君?なんでそんな格好を?」

 

「おう、来たか。お前を待ってたんだ。まあ、入れ」

 

「あ、ああ」

 

そしてシレンはキッチンに入り料理とお茶を持ってきた

 

「さて、こいつを肴にお前の話を聞かせてもらおうか。心配するな。俺達はお前に協力したいんだ」

 

「ああ、ありがとう」

 

木場は真剣に話始めた

 

数年前までキリスト教内では、聖剣エクスカリバーが扱える者を育てるための計画があった。その中に木場も被験者としていたのだが、木場はおろか木場と同時期に養成されていた者が全て適合しなかったというのだ。そして適応できなかったと知った教会関係者達は木場達を「不良品」と決め付け処分したのだ。ただ、適応出来なかった。ただそれだけの理由でだ。

 

「そして僕なんとか逃げ出せたんだ。だけどもう体はボロボロでどうする事も出来なかった。そんな時に部長と出会ったんだ。そして僕は悪魔に転生した。そして誓ったんだ。聖剣を、奴らを破壊するってね」

「そうだったのか」

 

だがその中でシレンは一人ずっと考え込んでいた。

 

「そういえば、あの時シレン君の予想が的中したって言ってたけどどうしてそんなことが分かったんだい?君は預言者かなにかかい?」

 

「ただの策だよ。万が一に備える。この世には備えあれば憂いなしってあるだろ?それに近いものだよ。安全のためにショウをお前の所へ行かせた。だがただの予想が当たるとは思わなかった」

 

「君はすごいんだね」

 

「そんなもんじゃねぇよ。そうだ、ショウ、聖剣ってのは日本もあるのか?」

 

「日本名は「天叢雲剣」だ。そしてデュランダル、そしてエクスカリバー、エクスカリバーにも色々種類があるらしい」

「そうか、また調べておいてくれ」

 

「ああ、分かったよ」

 

「それと今後二人とも気をつけろ。いつ奴らの仲間が現れるか分からない。それに聖剣があるとなれば天使達も動くはずだ」

 

「分かってるよ」

 

「当たり前だ」

 

「それなら良かった」

 

「それじゃあ、僕はここで帰るとするよ」

 

「そうか、じゃあ、明日、また学校でな」

 

そして木場は家を出て行った

 

「さて、俺のお節介もいよいよ大変なことになっちまったな」

 

「だけど、退屈はしないからいいがな」

 

「そうだな。じゃあ飯にするか」

 

「そうだな、飯は大盛りで頼むぜ」

 

「おう」

 

そして夜が更けていった。それはまるで嵐の前の静けさのように静かだった

 

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