ハイスクールD×D~悪魔と天使の旅人~   作:鳴神カイル

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第17話どっちに転んでも変わらないなら変えてやれば良いだけの話

タンッ、、

 

駒王学園のグラウンドに到着するとショウがイリナとゼノヴィアを睨みつけていた

 

「ショウ、やはり二人は負けたのか?」

 

「ああ、負けた」

 

「そうか、、」

 

すると、ゼノヴィアが剣先をこちらに向けていい放った

 

「次はお前か、、」

 

「そうみたいだが、戦う前に一つ聞かせてくれ!」

 

「なんだ?」

 

「本当に戦わないといけないのか?」

 

「なぜ、そんなことを聞くの?」

 

イリナはシレンに問う

 

「俺は戦いは好きじゃないんだ。戦ったとして何が生まれる!悲しみだけだろ!だったら、話し合えないかなって、、話し合えれば分かり合えるはずだろう!?」

 

「ふん、笑わせてくれる!」

 

ゼノヴィアはシレンに向かって言い放った

 

「貴様は甘い考えをし過ぎだ!天使と悪魔対をなす種族が過去に何をしてきたか、分かっているのか?」

 

「分かっているさ!だから父さんは、、母さんは、、それに抗って来たんだよ!過去に起きた事は消せはしない!だから今を変えるために戦ってきた!」

 

「その結果死んだ。それもまた事実だ」

 

「ああ、だから、俺はその夢を叶える!みんなと約束したんだ!」

 

「話にならないな」

 

言葉を言い終えた瞬間黒い影がゼノヴィアに奇襲をかけたが影の気配に気づいていたのだろうかゼノヴィアは影を一刀両断する

だが、影は消える事なくゼノヴィアを殴り飛ばした

 

「影は消えない、、実態が存在する限り、光が存在する限り切り刻もうとも動き続ける」

 

影の実態はショウだった

 

「鬼遊の技・影遊び。こいつは実態が存在する限り何度も再生し動き続ける。俺は鬼だから天使や悪魔の抗争には首を突っ込みたくはないが、、まあ、対なす種族が手を取り合う。良い話じゃないか」

 

「ショウ、、」

 

「さあ、2対2のバトルにするか?それか1対2のバトルにするか?」

 

「貴様、ふざけているのか?」

 

「いや?大真面目だ。俺はお前達みたいな分からず屋が好きじゃないんだよ」

言葉を終えた瞬間シレンはゼノヴィアの目の前へと移動し鳩尾を殴りつけた

 

容赦なく殺意を込めた一撃がゼノヴィアを襲った

 

そして間髪入れずにイリナを衝撃波で吹き飛ばす

 

 

「貴様!」

 

「弱すぎる、、」

 

衝撃波を放つと同時にシレンは神器を解放しラッシュを打ち込んだ

 

「ゼノヴィア!」

 

イリナはゼノヴィアを援護しようとするが

 

「仲間を援護する暇なんてないと思うぜ?」

 

「くっ!」

 

イリナは剣から盾へと変化させるがショウはそれを分かっていたかのように重撃を放つ

 

「キャア!」

 

「これで分かったはずだ。お前達では俺達は倒せない」

 

「私達は、、諦める訳には、いかないのよ!」

 

「だったら、徹底的に潰すのみ!」

 

ショウは力を解放しラッシュを叩き込んだ

 

何十、何百と打ち込まれた拳は瞬く間に地面を抉っていった

 

「力無き者に何をも守る力は無い」

 

「おい、そりゃやり過ぎじゃないのか?」

 

「この位がちょうど良いんだよ」

 

「そうかもな、、まあ、天使らしくない無様で滑稽な死に方だがな」

 

「き、きさまぁ!」

ゼノヴィアは怒りを露わにしシレンへと向かっていった

エクスカリバーを振り下ろすが容易く受け止められた

 

「よくも、よくも!」

 

ジュウウウと焼ける音がシレンの手から聞こえてくる

 

「案外、キツいもんだな。堕天使である俺でも悪魔の方が血が濃いからな。だがようやくお前の目を見て話せる」

 

「キサマ等と話すことはない!」

 

「なら、一旦落ち着いて貰おうか、、」

鬼遊の型・縛!

 

地面が隆起しゼノヴィアの四肢を縛り上げた

 

「くっ!?」

 

「さあ、どうする?もう、二人に勝機はなくなった」

 

「悪魔に命乞いをするくらいならば舌を噛んで死ぬ!」「誰が命乞いしろって言ったんだ?そうじゃねぇよ」

 

「俺達はただ負けを認めて欲しいだけだ」

 

「そして、死ぬとかそんなこと言うなよ」

 

「任務の遂行の為に、主のためにこの命を捧げて何が悪い!」

 

シレンはエクスカリバーを手に取った

 

「くっ!」

 

「何をする気だ!」

 

「コソコソしてんじゃ、、ねぇよ!」

 

そのままエクスカリバーの斬撃で隠れていた堕天使を切り刻んでいく。

 

「ぐっ、、」

 

「むちゃくちゃし過ぎだ」

 

ショウはエクスカリバーをシレンから取り上げゼノヴィアの近くに突き刺した

 

「ほらな?あいつが堕天使と手を組むような男に見えるか?ましてや、何でもかんでも責任感じちまうお節介焼きだ」

 

「・・・」

 

「だけどよ、俺はそんなお節介焼きのアイツに救われてな、こうやって居られるんだ」

 

「ねぇ、ゼノヴィア」

 

「イリナ!無事だったのか!?」

 

「俺は元から殴ってなんかいないさ。地面を殴り続けてただけだ。女を殴る趣味はねぇ」

 

「桐生君もそうだけど龍守君だって裏切ったりしないよ」

 

「はぁ、、ゼノヴィア!すぐに信じろとは言わない。だが信じろ。俺やショウはお前達を死なせたくはない。平和な世界に悲しみは必要ないからな」

 

 

ショウは笑っていた

 

「な?こんな奴が悪い堕天使と手を組むなんてあり得ないだろ?」

 

「俺達は中立の立場だが、、安心しろ。危なくなったら助けてやる」

 

シレンは魔力を溜め二人を回復させた

 

「すごいね、癒せる力もあるんだね」

 

「母さんの力のおかげさ」

 

シレンはその場を立ち去って行った

 

「さて、俺も帰るとするか、、夜道に気をつけろよ?」

 

「ありがとう、、」

 

「じゃあな」

 

ショウはシレンを追いかけるように走ってその場を去って行った

 

「あの二人は信用出来るかもしれないな」

 

「でしょ?それにオカルト研究部の人達もね」

 

「それは別だ、、」

「えぇ~」

 

「ふん、私達も帰るぞ」

 

「分かったよ~」

 

二人は拠点としている教会への帰路へとついた

 

 

次の日

 

「龍守!、、どうしたのその手!?」

 

「ああ、昨日火傷しちまってな、、」

 

当然、火傷したというのは嘘でありエクスカリバーを手にしたとき焼かれていたのだが治りが遅く包帯を巻いていたのだ

 

「その手は大丈夫なのか?」

 

「ああ、大丈夫だろうよ?」

 

「それなら良いんだけどさ、、」

 

「案外、玲さんって心配性なんだね?」

 

「心配性で悪い!?」

「いや、そういう訳じゃないよ。心配してくれてありがとう」

 

「ど、どういたしまして」

 

「よっす、お二人さん。朝からお熱いねぇ」

 

「ショウ、冷やかさないでくれ。俺達はそういう関係じゃないんだ」

 

「・・」

 

玲は下を向いて居るが耳まで真っ赤にしているので顔を見られたくないのだろう

 

「だけど、端から見ればただのカップルだぜ?」

 

「これ以上はよせ、ごめんな、玲さん」

 

「あ、いや、別に気にしてないから大丈夫!」

 

気にしていないにしては少々焦っているようだ

 

「あ、ごめん。あたし由良に用事頼まれてるから先行くね!」

そう言って玲は走って学校へと向かっていった

 

「なんか進展あったのか?」

 

「進展ってなんの進展だよ?」

 

「そりゃ、メールしたり電話したり、、」

 

「メールぐらいだな。たまに不在着信があったりするがな」

 

「馬鹿!不在着信ならちゃんと掛け直してるんだろうな!?」

 

「一応な」

 

「お前さ、他人じゃなくて自分の心配したらどうだ?」

 

「ちゃんと管理してるぞ?」

 

その時ショウは思った。シレンはイッセーより鈍感で唐変木なのだろうと

 

「それなら、良いんだ」

 

違う意味がなと心の中で付け加える

 

 

そのまま二人は玄関へと向かうと朱乃がシレンの下駄箱を調べているのが目に入った

 

「朱乃さん、どうしたんです?」

 

「あら、ちょうど探してたんですよ」

 

「探してた?」

 

「ええ、さっそくなんですけど今日の放課後空いてますか?」

 

「放課後なら空いてますよ?」

 

「なら、屋上へ来てもらえますか?少し話したい事があるんです」

 

「話ですか、、良いですよ」

 

「それじゃ、放課後に」

 

「ええ」

 

朱乃は教室へと帰っていった

 

「さて、なんの事かね、、うぇ!?」

 

なんか視線感じると思ったら変態トリオがすごい妬ましい視線を送って来てたのか

 

「皆さん?どうしました?」

 

「うらやましいぜ、学園のお姉さんと密会なんて」

 

「密会と言っても少し話をするだけですよ?」

 

「少しでも羨ましいのが俺達なんだよ!」

 

「そうですか、ですがイッセー君がそんな妬ましい視線を送るのは違うと思いますよ」

 

「そうだったな」

 

「多分、彼らに感化されたと言ったら良いんですかね?」

 

「すまねぇな」

 

「良いですよ、集団となれば周りに合わせる事なんて多々あるんですから」

すると浜松と元浜が声をそろえて

 

「「この裏切り者ぉぉ!」」

 

「まあまあ、落ち着きましょうよ」

 

「龍守も甘いこと言わないの」

 

「桐生じゃないか」

 

「ショウじゃないの、アンタからもこの二人に言ってやりなさいよ。二次元に逃げてちゃ無理だってね」

 

「確かにそうだが、そこまで言わなくてもだな」

 

「二人は優しいからあんまり言えないでしょうけど、世の中本当の事を言ってあげないと苦労するのよ?」

 

ふむ、確かに桐生の言うとおりだな

 

「まあ、確かに桐生さんの言うとおりですね、改善するべき点は口頭では長くなりそうなので要約しますがその趣味思考をあまりオープンにせず、真面目にしていくことですかね」

「まあ、そうだな」

 

「くそぉ!覚えてやがれ!」

 

「俺達だって頑張れば出来る所見せてやるからな!」

 

「いつもの悪役感が感じられるのはなぜだろうか」

 

「多分、フラグを立てときたかったんじゃないのか?」

 

「あいつらは気付いてないみたいだけどね」

 

「そうだな」

 

すると朝のHRの予鈴が鳴り始める

「おっと、もうそんな時間か、、」

 

「それじゃショウ、また」

 

「おう」

 

「またね」

 

ショウは走って教室へと向かった

 

「じゃあ、僕らも行きますか」

「その前に良いかな?」

 

「なんです?」

 

「私ね、男の尊厳に関わるものの測定が出来るんだけどね」

 

「その意味が悪い意味でないことを願いますがね」

 

「それ以外にも分かることがあるんだよね」

 

「?」

 

「龍守ってさ、自分を隠してるよね?」

 

「隠してる?」

 

「前に球技大会でちょっと聞こえてきたんだけど、本当はそんな紳士的なキャラじゃないでしょ?」

 

「それで?」

シレンは微笑んだ顔を崩さずにそう言った

 

「本来の性格の優しい所とかお節介は変わらないだろうけど、本当はショウみたいな性格なんでしょ?あんまり、自分の本性を見せないようにしてるけど私は騙せないわよ」

「ほう、それはすごいですね」

 

「安心しなさい、私は誰彼かまわずに言いふらしたりしないから」

 

すると人差し指を伸ばし

 

「だけど、私やイッセーと居るときは普通にしなさい。良いわね?」

 

「はは、桐生にはかなわないな。そうさせてもらうよ」

 

「その方がこっちも気楽だわ。そろそろ行かないと間に合わないから行くわよ」

 

「ああ」

 

そう言って二人は教室へと向かった

 

17話どっちに転んでも変わらないなら変えてやれば良いだろ?

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