目の前には兵藤が眠っている。もうすぐ目を覚ます頃だろう。そして横にはグレイフィアさんが立っている。
「グレイフィアさん、兵藤の事はお任せします。俺はこれから婚約会場に出向きます父と母を殺した悪魔があの中に紛れ込んでいるかも知れません。俺は先に行きます」
「貴方は、本当にあの方の息子ですね。その性格が父親とよく似ていますね」
はは、と俺は笑う。この性格が父さんに似ているのなら、それは良い父親だったのかもな。もし父さんが生きていたら、もし母さんが生きていたのなら俺は今、どんな人生を送っていたのだろうか。それは分かるはずが無い。もう、とうの昔に終わってしまったのだからな。さて、そろそろ、行くとしようか。
「ショウ、準備は出来てるか?俺は先に会場に行ってる。お前は兵藤と一緒に来てくれ良いな?」
「ああ、分かってる。死ぬんじゃねーぞ」
そんな事言われなくても分かってるよ。俺は灰色の装束を身に纏い空間を抜ける。そこは会場のど真ん中だった。ショウ、お前はなんて所に空間を作りやがったんだよ。殆どの悪魔がこちらに注目している。おいおい、やめてくれよ。俺は注目されるために来たわけじゃない。
「誰だ!貴様は」
「あ、ああ、私はただの旅人でございまして、変な空間に入りまして、気が付いたらここへ来たわけです。」
俺は嘘を吐き出す。本当の事を言う訳にもいかない。それにここにはあのライザーとリアスそしてその部下たちも居る訳だ。正体がばれたら攻撃されるに違いない。そして俺は答えも聞きに来ただけだ。戦いに来たわけではない。どうしたものか、、その時だ、リアスがこちらの正体に気付いたのだろうか俺に声をかけてくる。
「まさか、、貴方は昨日の堕天使!?」
「さてはて、何の事でしょう?堕天使?それに貴方にお目にかかるのは今日が初めてではないでしょうか?リアス嬢?」
すると近くにいた、ライザーの部下が攻撃を仕掛けてくる。俺はそれの攻撃を避け一撃で倒してみる。やっぱり、力を解放すると一発で落とせるんだな~ 俺はそんな事を思いながらリアスの方へ向きなおす。
「貴方は一体何者なの?正体を現しなさい!」
「はは、これはこれはリアス嬢がお怒りですか、、まあ、一つだけ言っておきましょうか、私が何者かなのかを、、そうですね、昔に掟を破りはぐれ悪魔になった悪魔と悪魔と恋に落ち堕天してしまった天使の息子とでも言っておきましょう。まあこれだけ言っておけばお分かりになるでしょうね。私が何者なのか、そしてリアス嬢、、答えを聞きましょうか?いや、聞くまでも無い事でしょうね。先のレーティングゲームである一人の部下がボロボロになりながらも敵に向かっていく。それは主を守るためにどんなにボロボロになろうとやられては立ち上がりおぼつかない足取りで敵に向かっていく。それを主である、そこのリアス嬢はただ見ているだけ戦おうともしない。最後には自分から負けを認めてしまった。それは勝てないと分かったから、そしてその部下を失いたくなかったから」
俺は淡々と喋り続けるそこに誰も止めようとはせず、静かに聴いていた。
「ははは!笑えてしまいますね~ 部下は勝てない事を百も承知で向かっていった。それなのに主は戦ってもいない!部下を守ろうともしない!そんな、、そんな奴が
俺が笑い後を上げた瞬間首筋に冷たい刃物が突き刺さる。そこに居たのは部下である
「僕らの!僕らの
「君は確か木場君だったかな?君は良い太刀筋をしているね。でも何故、空を刺しているんだい?俺はここだぞ? お前は確か、そうだった!
俺は鍔迫り合いに持ち込み一旦離れる。そして木場はもう一つの剣を作り出し二刀流で向かってくる。そして
「どうやって、魔剣を!?」
「これが俺の
剣技一の型!紫電雷光!
俺は一瞬で間合いを一気に詰め斬撃を繰り出す。木場は容易に避けこちらへ斬りかかって来る。
剣技零の型!無斬!
「そんな、大振りの太刀では遅すぎるぜ!」
そして木場はその場に崩れ落ちる。無斬は相手を斬る事は無く、相手の意識を奪うものである。
「さてと、次は、、ゴウフッ!」
ドゴーン!俺は壁に自分から、、いや何者かに壁に激突させられる。俺は立ち上がり、先ほどまで自分が立っていた所を見るとそこには小さい白髪に女の子が立っていた。
「え~と、、確か君は塔城子猫で、
俺は全力の一撃を打ち込んでみるがビクともしなかった。それはそうだ。だって相手は
俺はすぐさま能力をコピーする。そして俺はどんなものか確かめるために攻撃を受けてみる。
ドゴッ!ドゴッ!
「ふ~ん、こんなに強くなれるのかよ。
俺は子猫の鳩尾を突き上げるようにそして抉るように殴りつける。そして宙に浮いた瞬間に蹴撃を食らわる。そしてそのまま立ち上がることはなかった。まあ、死んではいないから大丈夫かな、、、なんか熱くないか?装束がなんか、焦げ臭い、、って!特大火球がこちらへ飛んできていた。
「おいおい、こんな所でそんなものは周りの迷惑だからさ、、やめようぜ」
パキパキィ 俺は火球を一瞬で凍らせる。
「綺麗だろ?本来なら炎で氷は溶けてしまうよな。でもこの氷は溶けない、、簡単には砕けない、、そう、強い意志と同じだよ。この氷は俺の意思だこの氷が消えうせるそのときは俺の意思がなくなるときだ!」
フォォォォォン!!
「そしてこれは
ドドドド!
「きゃあああ」
煙が霧散していき、そこにはボロボロになった。
「さて、貴方の部下は大体片が着きましたよ。それにしても彼らは俺を倒そうと必死だ。主を侮辱するこの私を倒そうとしました。だが足元にも及ばなかったですねぇ。さて、貴方はどうしますか?彼らの主として彼らのように抗う姿の黒の炎か、、それとも敵に助けを請う姿の白の炎か、、私は後ろを向いていましょう。10秒の内に決めてください。それではスタート!」
俺は後ろを向く。10、、9、、8、、7、、6、、5、、4、、3、、2、、1、、0
そして俺は振り向く。そこには俺に向かって土下座の格好をした、、無様な姿が目に映る。これが答えか、、
「お願いします、私の部下を助けてください。この通りです」
「ふ、、ふはははははははは!これがあのグレモリー家の次期当主か!はははは、これは笑う以外にする事が無い!無様だ!無様すぎるぞ!お前には失望したぜぇ!」
がさッ!っと音がする。振り向くとそこにはボロボロになりながらも立ち上がる部下達がいた。そうか、そこまで助けたいのか。だがそれはもう無意味だよ
「な、何をする気なの!?」
「お前は白を選んだのだろう?俺は失望したよ。部下はここまで戦ったというのに、、だからこいつらを楽にさせてやるんだよ。そしてお前の心をぐしゃぐしゃに壊したいんだよ。じゃあな、、全てを浄化せよ!シャイニング・アレイズ!」
「や、やめてぇぇぇぇ!」
シュイイン!ドン!
そして部下達は力なく地面に崩れ落ちる。これでも意思が揺るがないのなら、どうしようもないな、、
俺は立ち去ろうとする。するとライザーが立ちふさがる。
「貴様!無事にここから帰れると思っているのか?」
俺は飛び上がりライザーを蹴落とし、地面に這い蹲らせる。ライザーはフェニックスの業火で俺を倒そうとするが無駄な事だ。そう、
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァ!!」
何故なんだろうか、能力だけをコピーしただけなのに声まで同じになってしまった!ライザーは攻撃をとめない。そして俺は攻撃を受けてしまう。だがやはりこんなものか。
「貧弱貧弱ゥゥゥ!!」
なんでだ?自然に言葉が出てくる!まあいいや、仕方ないって事か、、
「ライザー、お前は力を過信しすぎている。そしてお前は俺とではなくもう一人戦う奴が居るだろう?そいつに勝てなければ俺を倒す事はまず無理だ!」
その時だ。ドアを蹴破り一人の青年が乗り込んでくる。それはあの兵藤一誠だ。
「部長ー!!」
「イッセー!」
感動の再会、、か、、まあここからが兵藤の戦いの場だ!すると目の前に一人の男が現れる。
「まだ、生きていたとはな、、あの時に殺したと聞いたはずだが?まあいい、貴様はこの手で抹殺してやろう!」
「あんたか、、二人を殺したのは!だが!俺は戦いに来たわけじゃない!聞きに来たんだ。俺の両親は殺されるようなことはしていないんだ!なのに貴様は何故、殺した!そして60年前に起きた天界の事件はお前がやったのか!」
そして男はこう、答えた
「まず、後者だがそれは私がやった。それは前者の証拠隠滅のためにな。そして前者だが、、当たり前だろう、、裏切り者は死あるのみ、、そしてお前の母もだ、死んで当たり前だ。そんな奴ら死んでしまったほうが良かろう!それが悪魔界と天界のためになるんだよ!私は正義を通しただけだ!!」
死んで当たり前?それが悪魔界と天界のためだと、、ふざけるなよ?
「お前は戦うために来たわけでは無いと言ったが、お前は婚約パーティーを混乱に陥れ次期当主である。リアス嬢とライザー様を侮辱したのだ!お前も死んでもらうぞ!」
「てめぇが消える番だろ?」
俺は異空間を通り場所を移動する。そして俺は力を解放する!