普通に叡智でズボラで普通に強いお姉さんがプロガンのパイロットは駄目ですか? 作:単眼駄猪介
どうも駄戦士です。
この度、初代ガンダムのSSに挑ませてもらいます。
ジークアクスの影響も鑑みて、ガンダム初心者やミリしら勢にも配慮した結果、脚注が多用されてますが既存ファンは許してクレメンス
あと作者は間抜けなのでガバッてたり設定忘れてたら優しく指摘してくれるとありがたいです
宇宙世紀0079年。
地球から最も離れた場所にいるスペースコロニー郡、サイド3は【ジオン公国】を名乗り独立宣言と共に地球連邦軍へ宣戦布告した。
ジオンにとってはこの戦争は独立戦争であり、宇宙で暮らす人々であるスペースノイドに重税*1を課す連邦から自由と自治権を手に入れる大義名分と共に開始した。
だが人類はその日、自らの行為に恐怖した。
人を育む
【ブリティッシュ作戦*2】とも呼ばれるこの作戦は失敗に終わった。
連邦の必死の抵抗も虚しくコロニーは地球にへと落下したが、大気圏内でコロニーが3つに分裂し、その他の細かな残骸も世界各地に落ちた。
ジャブローに落ちることはなかったが、オーストラリアのシドニーを中心に消滅して大きな穴が空いた事は知る人ぞ知る事実である。
そして戦争開始から9ヶ月が経過した。
当初は電波等を妨害するミノフスキー粒子と併用することで威力を発揮する新兵器【モビルスーツ】とブリティッシュ作戦等の電撃作戦で連邦の優位に終わるかと思われていた戦争がジオンの勝利で終わろうとしていたが、レビル将軍の【ジオンに兵なし】のスピーチによって連邦はジオンと【南極条約*3】を締結し、戦争を再開する事となり、9ヶ月の経過でジオンは次第に貧しい懐事情が戦場に響き始めていた。
そんな中、レビル将軍主導で始まったモビルスーツ開発計画【V作戦】の成果であるモビルスーツ達を受領しジャブローに持ち帰る任を受けた新型戦艦が、シャア・アズナブルによって発見される事から物語は始まる………
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そして、時は少し進み――
宇宙にある宇宙要塞ルナツーは連邦が持つ最後の宇宙での砦である。
元々は採掘用としてアステロイドベルトから引っ張ってきた小惑星を要塞にへと改造されたルナツーは、白い木馬のような戦艦【ホワイトベース*4】を迎え入れていた。
かの戦艦は、連邦軍のV作戦で開発された連邦のモビルスーツを受領しに行っていたのだが、受領先であるサイド7にて赤い彗星シャア・アズナブル少佐の部隊に強襲され、正規軍人達は多数の死者を出しながら、サイド7の避難してきた民間人と残ったV作戦の機体を乗せてなんとかルナツーまで辿り着いたのである。
が、しかし地球連邦軍とて先のルウム戦役に始まり連邦軍は現段階まで劣勢にあった。
とてもではないが、たった一隻の戦艦の為に戦力や人員等の補給を手厚くできる余裕はないし、それが宇宙で最後の連邦軍の拠点であるルナツーとなれば考えるまでもないだろう。
「民間人を乗せたままジャブロー*5に向かえ!?」
「それが上層部からの指令である」
「そんな無茶な!せめて避難民だけでも降ろさせてもらえませんか!?」
「ルナツーに避難民を受け入れる余裕はない。だが補給くらいはしよう」
臨時艦長として若輩の少尉ながらホワイトベースの纏め役となったブライト・ノア*6は、ルナツーの司令官ワッケインに食い下がる。
そんなワッケイン司令は無表情を貫いているが、彼とて内心はブライトと同感の思いである。
しかし、軍人故に命令は絶対である。
人でなしと言われようとも、彼らには冷徹に命令を伝え実行させるように従わせる事しかできない。
そんな平行線の二人の間に、一人の赤い髪が特徴的な女性がやって来る。
「ワッケイン司令、せめてアタシをホワイトベースの戦力に加えさせてもらえませんか?」
そう告げる彼女の名はレナ・ウルレド。
ブライトと同じく若輩の軍人で二十歳であるが、士官学校での成績の優秀さとモビルスーツパイロットとしての適性から、現在【RX-78-1 プロトタイプガンダム*7】のパイロットを務めている。
無重力に舞う特徴的な赤髪はまるで炎のようだった。
そして彼女が纏う連邦が制式採用している黄色いパイロットスーツは暑いのか胸元が開いていたが、右肩に張られた赤い狼のステッカーにただ者ではないと予感させる。
とはいえ、ピッチリと張り付くパイロットスーツ故に、ボンキュッボンなスタイル抜群の身体は年齢に合わない色気を醸し出しており、ブライトやその他男性陣はステッカーよりも胸元の方に視線が行く。
そんな中で鉄仮面を被り続けるワッケインは、溜息をつきながら胸元を閉じるように告げる。
「ウルレド中尉、胸元を閉じたまえ。破廉恥だぞ」
「いやだってよ…キツイし暑いんだもんコレ…」
先程の丁寧な言葉を崩し、取り繕う事もなくそう言うレナ。
これが素の状態なのだろうとホワイトベースの面々は理解するが、同時にタメ口で先程のように目に毒な姿をよく晒しているのだろう彼女に、それに対応するワッケインに少しばかり同情する。
そんな彼らから二人は機密に関する事も話す為に一旦離れ、二人で話し合う。
「それはさておき、貴様がホワイトベースに付いてくのは認められん。つい昨日まで体調を崩してただろう」
「もう身体は万全だよ司令。それに、民間人を乗せてあのシャア・アズナブルと戦えってのは酷すぎるのは司令も分かってんだろ?だからアタシが護衛につく」
「貴様はプロトタイプのパイロットだ。これからパイロットの養成もしなければならんというのにルナツーから離れられては困る」
ワッケインは危惧していた。
ホワイトベースを追撃しているのはあの赤い彗星。
連邦とジオンの最初の戦いである、ルウム戦役で幾つもの連邦の戦艦を落とし、大戦果を挙げたエースパイロットだ。
そんなものと相手する可能性が高い以上、ワッケインは連邦内では未だ少人数なモビルスーツパイロットをたかが一隻の戦艦の為に送り出すなど、到底できなかった。
モビルスーツの操縦に関しては素人のワッケインから見ても、彼女の戦闘力は恐らくシャアのような名のあるエース達に手が届くと感じられるものがある。
だからこそ連邦の反攻作戦が近い今、連邦が宇宙に戦場を移した際に先陣を切ってくれるだろう彼女を失いたくなかった。
「大丈夫だって。プロトタイプのデータとジャブローからのデータで宇宙用ジムの開発は進んでんだろ?シイコ*8やサンダース*9達にもシミュレーターで経験は積ませてんだ。アタシがいなくても十分やってけるさ」
「しかし、貴様はルナツーでは唯一のエースだ。たった一隻の為に貴様を失いたくはない」
「お?なんだ、アタシに惚れてたのか?」
「貴様の技量にな。だからこそだ」
茶化すレナ、真面目に彼女の目を見てハッキリと不賛成を強調するワッケイン。
その目を見て、レナも琥珀色の目でワッケインをまっすぐ見る。
「休憩も補給もなく行かせるなら、それくらいの支援ぐらいは良いだろ?アンタが嫌って言ってもアタシはあの白い馬のケツにしがみついても付いていくぞ」
「………」
「なんなら2号機*10には子供が乗ってるって話じゃないか。あのアタシと同い年くらいの少尉も大変な目に遭いそうなのに、アタシは呑気に宇宙で
互いの視線が交錯し、そしてワッケインは溜息をつく。
「……ホワイトベースが大気圏に降下するまでだ。良いな?」
「OK」
こうして、本来の歴史には存在しない【プロトタイプガンダム】がホワイトベースに加入する事となった。
「てな訳で、レナ・ウルレド中尉だ。アタシはRX-78-1、まあ簡単に言えばプロトタイプガンダムのパイロットだから指揮はブライト・ノア少…じゃなくて中尉か。アンタに任せるよ。とにかく短い間だとは思うがよろしく!」
「…了解です、ウルレド中尉」
「レナでいいよ、ブライト艦長」
ルナツーでのジオン軍による一騒ぎを越えて、ホワイトベースの進路は現在、地球に向かっていた。
そして、新しく仲間となるレナとの顔合わせでクルーの多くが
ちなみに操舵手のミライ・ヤシマやオペレーターを担当するセイラ・マスら女性陣は、そんな彼らを冷ややかな目で見ていた。
ちなみに服装はブライトの着ているベージュの軍服の女性用である。
「綺麗な人だなぁ」
などと素直な感想を漏らすハヤト・コバヤシもいれば――
「あんなデケェもん付けてられるのは無重力のおかげかね?ニッヒッヒッ」
「バカな事言うんじゃないよ」
しょうもない事を言うカイ・シデンとそれに反応するジョブ・ジョン。
「よ、よろしくお願いします」
「少ない正規軍人同士、よろしく頼むな」
プロポーション抜群な見た目にフラウと今では朧気な記憶の中の母くらいしか女性の付き合いがない故に、少し恥ずかしがりながら挨拶をするアムロ・レイと仲間ができて嬉しそうなリュウ・ホセイ。
好奇心、ちょっと下卑た視線、喜色の表情、なんにせよ受け入れは無事に済みそうだった。
まあ、地球に降下するまでの間ではあるが現状、モビルスーツを積載し整備・補給できるのはホワイトベースだけである。
護衛のサラミスでは輸送とちょっとした補給くらいしかできないのだから、当然の配置と言えよう。
「えっと、確かお前が2号機…じゃなくてガンダムのパイロットのアムロ・レイだよな?」
「え?あ、はい。そうです」
ブライトの解散の言葉と共に持ち場へと戻っていくクルー達。
軽い人混みの中で特徴的な茶髪の天然パーマの少年は、割とすぐに見つけられた。
「レイ…そうか、顔立ちもあの人に似ている。テム・レイの息子さんか!」
「父さんをご存知で?」
声をかけられて早々に父の名前を持ち出されて、思わず聞き返すアムロ・レイ。
それに不快になることなく、むしろ笑顔で答える。
「おう、アタシのプロトタイプも作ったのはお前の父ちゃん、レイ大尉だからな」
「ガンダムも、ザクみたいに量産されるんですか?」
ふと、レナはアムロの目がテムと同じく何かを知りたいという、知識欲の目をしているのに気付き、レナは思わずヘッドロックをかける。
「うわ!?」
「へへ!テスト後のテムと同じ目をしてやがる。流石は親子ってところだな」
「や、やめてくださいレナ中尉!」
頭を腕でガッチリ掴まれ、離れる事ができないアムロは爽やかなオレンジの匂いをレナから感じ、より異性として意識する。
とはいえ、そういった感情に恥じらいを持つ年頃の少年には刺激が強すぎる。
流石に見ていたセイラがレナを止めに入る。
「レナ中尉、それ以上はやめてあげてください。いくら女性でもそれはセクハラになりますよ」
「あ、すまん。ちょっとクセでさ…」
レナは身長180cmほど。
女性としては大柄な方で、子供のアムロの身長では容易にヘッドロックをかけられるのだろう。
まあ、そうでなくても照れ隠しや誤魔化しでそういった事をするのが彼女なのでやり慣れているのもあるが。
「とにかく、大気圏まではアタシらがエスコートする。大船に乗ったつもりでいな!特にアムロ、お前は絶対に守る!」
そう言いながら、まるで太陽のように明るく豪快に笑うのだった。
ーーー
そして、時はホワイトベースの大気圏突入へと進む。
既にホワイトベース側はシャアが最後の攻撃を仕掛けようと企んでいる事は察するに余りあるといった感じで、厳戒態勢であった。
逆に、先導するサラミスの艦長や大気圏突入の先導を行う大気圏突入用カプセルに搭乗するリード中尉は、重力に捕まって大気圏の熱に殺されるハイリスクな可能性がある以上、流石に攻撃はしてこないだろうと予測を立てていた。
しかし、シャアは攻めてきた。
自らを含めザク4機の部隊が、ホワイトベースへ最後の攻撃を仕掛けようとしているのだ。
「さぁて、こちとら半月近くは何度も乗り回してるんだ。呆気なく死ねるかよ!レナ・ウルレド、出るぞ!」
既にホワイトベースの後部甲板で待ち構えていたプロトタイプガンダムは、専用のビームライフルを構えて1機目のザクに狙いを定める。
赤いザクはあの赤い彗星が乗っているのだ。
まだ素人に毛が生えた程度の自分では倒す事は無理だとレナは自己分析している。
その点、対シャアなら2号機に乗るアムロに任せた方が良いだろう。
子供に重荷を背負わせる事に申し訳なさがないわけではないが、やるしかないのだ。
それに同型機*11とはいえ、プロトタイプ。
ルナ・チタニウム合金*12なのは同じだがザク・マシンガンを無力化した2号機程の防御力は期待できない。
故に、レナが優先したのは手下のザクである。
「墜ちろ!」
ビームライフルからピンクの光線が照準器*13にいるザクを貫き、ザクのパイロットに死を自覚させる事なく焼き尽くす。
数秒置いて光の玉に変わるザクを見て、シャアは此方に撃ってくる黒いガンダムに舌打ちをする。
「チィッ!ワッケインめ、目障りな虫を木馬に引っ付けたな!」
舌打ちはするものの、その顔は余裕そのもの。
シャアは残った僚機のザクに散開の指示を伝える。
「各機、散開しろ!あの黒いのは相手をせず、木馬を狙え!」
「了解!」
バラける2機のザクにレナは照準器をどかして機体をホワイトベースの甲板から離れさせる。
「アムロ!」
「了解です!アムロ、行きまーす!」
レナの呼びかけにアムロのガンダムがカタパルトで射出されて出撃する。
出撃前にセイラからの激励の言葉もあったが、そんなものはすぐに目の前の敵、シャア・アズナブルへの対処で消し飛んだ。
「ホワイトベースはやらせるものか!」
「出てきたな、白い奴!」
ハイパーバズーカを手に、ガンダムが赤いザクと対峙する。
赤いザクもガンダムの堅牢な装甲に対応するためかザク・バズーカを担いでいるが、弾倉式ではなく先込め式なため一発撃ち切ると補充する為には母艦に戻らないとできないという、割と欠陥武器である。
まあ、本来の用途は核弾頭を放つ為のものなので致し方ない所ではあるが。
「当てるッ!」
「クッ!」
早速バズーカを放つシャア。
アムロはそれを見て反射的に盾で防御するが、強い衝撃と共に盾に穴が空く。
「シールドを貫いた!?うわっ!?」
「動揺が丸見えだぞ、ガンダム!」
今度はヒートホークで斬りかかるシャアだったが、ロックオンアラートにシャアは咄嗟にスラスターノズルを前進から上昇に切り替える。
「ええい!黒い方もやる!」
プロトタイプから放たれたビームが赤いザクのつま先をかすり、相手の手強さを感じるシャアは残りのザクは何をしているのかと苛立たしげに確認すれば、既にザクが1機撃破されているではないか。
「クラウン!前に出すぎるな!重力につかまるぞ!」
では残りのザクはどこかというと、なんとかホワイトベースの艦底に張り付いていた。
弾幕が薄い艦底部はホワイトベースを攻撃するには丁度いいが、大気圏へ突入しようとする相手にわざわざ付き合うのは自殺行為である。
ザクに大気圏を突破する能力はないし、離脱する為の推力もないのだから。
「オラッ!小賢しく避けんな!」
「しゃ、シャア少佐ー!」
ビームライフルで撃たれるクラウン機に、シャアは苦虫を噛み潰した顔になる。
「クラウン……」
計器を見れば既にホワイトベースは地球の重力に捕まり、地球へと降り始めている。
それはクラウン機を相手するプロトタイプも同じで、赤く発光し始める。
「シャア少佐!減速できません!助けてください!シャア少佐ァァ!」
「クラウン、気の毒だが…ザクに大気圏を突破する性能はない。だがしかし、無駄死にではないぞ…!」
助けを求めるクラウンにシャアはそう独りごちりながら、単調な動きでビームサーベルで斬り掛かってきたガンダムを蹴り飛ばし、その場から離脱したシャアはコムサイの格納庫に収容される。
ムサイ級の艦首にある、コムサイならば大気圏を突破する事ができる故に限界が来ればコムサイに帰投する事が最優先であった今回の作戦。
彼らの母艦である【ファルメル*14】は先導を担っていたサラミス級を追っ払うのでどのみちコムサイに収容される以外に大気圏突入時の戦闘を生き延びる方法はないのだ。
そして今回、シャアにとってはまたも勝ち星を挙げれず屈辱的であったが、同時に自らの思惑通りホワイトベースの落下地点が南米ではなく北米になった事にシャアは薄く笑う。
それに厄介な連邦のモビルスーツも2機とも大気圏へ落とせたのだ。
後はガンダム2機が大気圏の摩擦熱で燃え尽きるのを眺めるだけである。
「ドレン、大気圏を突破したらすぐにガルマ大佐を呼べ」
「了解です、シャア少佐。しかし、これも貴方の作戦通りといったところですかな?」
「戦いとは二手三手、先を考えて行うものだ。それくらいはできなくては、赤い彗星の名が泣く」
だがしかし、真っ赤に発光するガンダムは一向に爆散する様子を見せない。
それもそうだ。
どちらにも今回の大気圏突入に際し、どちらのガンダムにも専用のオプションが装備されているのだから。
「あった!冷却フィールド、全開!」
ガンダムの股間にある赤い部分から強力な冷却ガスが噴射されてガンダムを包む。
シールドを前面に押し出してガンダム本体に熱が行かないよう防いでいるのもあるだろう、アムロはコクピットで心底安堵していた。
一方で、プロトタイプというと…
「冷却フィルム、試作段階だけど上手く機能してくれよ!」
ガンダムと違い*15、こちらは冷却フィルムを身に纏って大気圏に突入していた。
しかし、とレナは呟く。
「ワッケイン司令との約束、破っちまったなぁ…」
ワッケインからの叱咤を想像し、背筋が少し冷える思いだがどのみち大気圏突入の際に戦闘を仕掛ける時点でルナツーに帰るための足であるサラミスとはお別れだっただろう。
「せめて、このホワイトベースを守るって約束だけは果たさないとな」
そう言う彼女は、ようやくコクピット内のアラートが止み大気圏を突破した事に気付き早速ホワイトベースに着艦するべく機体を動かす。
「アムロは……」
先にホワイトベースの甲板に降り立ったのはプロトタイプ。
ガンダムの姿はどこかと、メインカメラを担う人間臭い顔つきの頭部を動かすと少し上に人影を発見する。
「ほっ…無事だったか」
白い装甲で太陽の光で反射しているので見つけるのは苦労しなかった。
ガンダムもホワイトベースに気付き此方へと移動してくる姿に、ホワイトベースの皆も、レナも喜びの表情を浮かべるのだった。
ーーー
そんな彼らとは別に、紫色の巨大な飛行機に収容されるコムサイの姿があった。
コムサイから降りると、シャアは真っ先にこの飛行機もとい攻撃空母【ガウ】の最高責任者がいる艦橋へ一直線に向かう。
艦橋には案の定、シャアの見知った顔が紫の髪を弄りながら振り向いて出迎えた。
「やあ、ガルマ。いや、ガルマ大佐と呼ぶべきか」
「よしてくれ。君との仲だろう?ガルマでいい」
再会の証として握手をする二人。
ガルマと呼ばれる美男子はガルマ・ザビ。
ジオン公国のトップにいるザビ家の末っ子であり、北米の侵攻と管理を任される親の七光りはあれど、有能な司令官であった。
読了ありがとうございます。
ぶっちゃけ主人公に関してはあるキャラにめっちゃ影響というか、もろに出してるけどタグ付けたほうがいいかな…?
鉄は熱いうちに打てっていうけど、自分はアホやらかす可能性やシンプルに時間がない時もあるからマイペースで行くよ(保険)