|黄泉人《よもつびと》の冥途旅   作:何 か

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久々に小説を書きました。8月あたりは病み気味だったのもあって、筆が乗りませんでした。ということで、とても久々なので支離滅裂かもしれません。


つまらない非日常に刺激を

 怪異対策学園に入ってから約2週間、転校生として、入ったのに友達の1人出来なかった...理由は十中八九僕のコミュ障だろう。まぁいい、六花さんの方は友達ができたようだし。

 それにしてもつまらない、授業は簡単だし、話す人もいない、それに、怪異に関しては何も習わない、部活にでも入ろうかな...

「佐倉ーー!」

 ドンっ!時間の割に日当たりの良い廊下に鈍い音が響く。擦り傷ではすまないだろう。

「痛っ!六花さん!落ち着いてよ。」

「うるさいわね!佐倉がトロいのが悪いのよ!」

 最初の頃の六花さんは、ミステリアスでクールな少女、ホラー小説に出て来ても違和感ない感じだったが、最近は典型的なツンデレお転婆娘といった感じだ。それだけ素の自分を僕に見せてくれているのだろう。

 おそらく黄泉人になって長い、故に孤独の時間もそれは沢山あっただろう。人は孤独が続けば愛に飢え幼くもなるだろう。それにこんなわけのわからない状況で整理がつくわけがない。時間の問題ではないのだろう。

 今つらつらと言葉を並べたがこれは憶測の域を出ない、机上の空論というやつだ。

 ところで一つ本人に直接聞いてみたいことがあるのだ、なぜ敬語でないことにこだわるのか。

 短くがあるが僕からしたら非日常を共にした仲である。その中で、六花さんは信用や、信頼といったものに重きを置いている。それが…転じて敬語でないことをこだわるのだろうか。

 自分には関係ないと切り捨てるのも冷たいかもしれないが、極論他人事だ。

「ところで六花さん、面白そうな部活ない?」

「うーんそうね、黄泉人研究部ってのがあったわ!」

「なるほど、入部届出してくる。」

「即決ね」

「正直、なんでも良かったから。」

「なら私も入部するわ!」

「賑やかになりそうだ。」

「なんか馬鹿にされた気がするわ!」

「してないよ」

「そう?」

「そう。」

「取り敢えず出しに行きましょ。」

 前言撤回、案外学校も楽しいかもしれない。

 そして僕等は、部活へと足を運ぶ。

「どんな部活なのかな?」

 六花さんは目をキラつかせながら無邪気に問う。

「楽しければいいけど。」

 僕は心配そうに答えた。

 そんなこんなで部室前に着いたのだが...

「黄泉人いないから研究できねぇ!」

「マジでどうする?1年に2人黄泉人来たらしいしワンちゃん?」

「それに賭けるしかないな」

 どうやら僕等が最初の黄泉人らしい。

 バーン!

「!?っ、六花さん!?」

 六花さんが思いっきり扉を開けた。

「噂をすればってやつか。入部希望かな?それとも戦線布告?」

 部長らしき人が言う。

「入部希望よ!感謝しなさい!」

「ちょっと、六花さん偉そうすぎ、一様先輩だよ?」

「いや…いいよ、黄泉人なんだ、僕より長い間生きてるだろうから。」

 そこで部室を見渡すと、本棚には黄泉人に関する本、ゾンビや吸血鬼まで...要するに不死身や、蘇りまで調べているんだろう。

 部員はパッと見た感じ僕等を除いて3人。

 十字架のペンダントを首から下げ、十字架の指輪を付けている、おそらく吸血鬼狩りだ。

 その隣には、目が赤く、綺麗な白い髪、透けているかのような肌、ギラつく牙、おそらく吸血鬼だろう。

 そして最後は、目の前に居る、胡散臭そうな部長、なるほど不死身狩りか。

「その首の青い焼印、不死身狩りライセンスですよね?」

 なぜ僕がここまで詳しくなったのかは、拳慈さんに教えてもらったからだ。

「そうだよ。僕は不死身狩り、不死身の怪異、不死身になってしまった人を殺す、殺してあげるのを生業にしている。」

 殺気を隠すということを全くしていない、おそらく煽りだろう。

「先ほど言った通り入部希望です。敵意は微塵もありません。」

「なるほど──殺気に気付いたか...。合格入部を許可する!2人ともね!」

 殺気が消えた。やっぱり関わったらダメなタイプかもな。

「一つ言っておくよ、ちゃんと研究するからね?覚悟しといてね?無理強いとかは絶対しないから。」

「取り敢えず今日は依頼に一緒に来てもらう。いい?」

「はい!全然問題ないです。」

「私もいいわよ!」

「移動は新幹線!今から出発!」

「はぁ!!」

 あまりに急だったので声が出たが、まぁ、仕方ないよな。僕等が来たのが急出したな。

「佐倉!安心して!拳慈さんには連絡したわ!」

「なんかわくわくしてません?」

「してるわよ!」

「新幹線は初めてかい?なら今回で慣れてくれ。今後沢山使うから。」

「そういえば先輩、名前なんて言うんですか?」

「あの小さい吸血鬼が、神上(こうがみ)クリス、あの吸血鬼狩りが、鬼城 桃下(きじょう とうか)、そして僕が、死恵家現当主こと死恵 皐月(しめぐみ さつき)。さっ!自己紹介もこのくらいにして、行くよ!」

 新幹線に乗るまでは語るようなこともなかった。なんなら依頼の場所まで何もなかった。

 そして到着した。

 大地主が統治する田舎という感じで、大きな館が3つある。

「涼しいね〜、ちなみに、今回の任務、中級以上の怪異が関わってるから。」

 唐突、死恵先輩の口から発せられた言葉に僕は、開いた口が塞がらなかった。

 

 




呼んでくださりありがとう。投稿遅くてすみません。今後も、首を長くして待ってくれると嬉しいです
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