INFINITE STRATOS-SEED-盾無き勇者   作:INUv3

3 / 3
見事に爆散した前回
残ったのは切断された左腕と
付随して吹き飛んだシールド
最後に、頑丈なISコアのみ
さて、どうなる専用機!


え〜、大変遅れ、申し訳ございませんでした。


《第三話》イージス無い俺はタダの案山子

また全治数週間の刑に処された日々から

復帰して、数日後の、学園長室にて…

 

「さて、アーラン・ドノミコス、ここに呼び出された理由…分かるか?」

 

何故か、織斑先生を主とした教員方と

更識楯無生徒会長、そして…学園長に用務員の方…

あっれぇぇぇ?俺、何にもしてないと思うの

嫌ね?でも…心当たり多過ぎて分からないのよ

あ〜…もしかして、アレかな?

 

「すぅ…え〜、この度は、危機的判断と言う事を加味しても擁護不可の、自爆という頭の可笑しい行動により、え〜、教職員及び、学園に貢献してきた方である、皆様方を心底心配させ、尚且つ、最新鋭ISである、イージス及び、ドイツ国家代表候補生のドイツ専用機を欠片も残さず消し飛ばした事を、え〜、心から謝罪申し上げます、大変申し訳ございませんでしたァ!!!!(全力のスライディング土下座)」

 

もうね…申し訳ないとしか言えないよォ!

折角のPS装甲と言う、最強の装甲を持つISを

ふたつ纏めて、木っ端微塵の再生不可にまで

消し飛ばしちゃったんだもん!

損失ヤバいよ、データ無いよ、作る技術無いよ

この三拍子揃っちゃったら、俺も謝るよ!

 

「え〜つきましては、私が喋れる事ならば、何でも喋りますので、どうか…!どうか、補助金打ち切りだけは、何卒…!」

 

そう、俺が危惧していたのは、補助金打ち切り

つまり、俺の衣食住の衣食が消え去る可能性だ

そうなれば、俺は、生きれず終わりである。

幾ら、超高級コーディネーターとは言え

生物の範疇だから飢えには勝てねぇんだよ…!

すると、織斑先生が、呆れたように話し始めた

 

「はぁ…別に、その件では無い…いや、説教はしたい気持ちは依然として、存在しているが、今は別件の話の為に呼び出しただけだ、更識」

 

「はい、アーラン・ドノミコス君に国際IS委員会と、ドイツ国からの報告があるわ、とりあえず、姿勢を正してくれる?」

 

「あ、はい、直ぐに」

 

とりあえず、土下座の体制から、正座して

楯無先輩の話を聞く事にする…周り?

用務員のお爺さん以外、全員、女性ですが?

うん、精神的に、辛いです、ハイ…

 

「まぁ、良いわ、それじゃあ話していくわ、国際IS委員会からよ、まずは、此度の件、素早い現場対応、及び、暴走ISの対応に対して、感謝状として日本円にして1億円の贈呈があるわ、それは貴方の口座に振り込まれているから、後で確認してちょうだい?それで、貴方のISである、イージスの件は国際IS委員会及びIS学園から補填として、貴方に打鉄かラファール・リヴァイブの貸出しを予定しているけど、任意と言われているから後で、私か織斑先生に受け取るかどうかの報告してちょうだい?」

 

「1億円…分かりました、後程、検討して報告致します。ハイ」

 

「えぇ、それで次はドイツからよ、まずは、ドイツからは貴方に対して、損害賠償請求等は無いわ、安心してちょうだい?」

 

それを聞いた瞬間、俺は天を仰いだ…

おぉ、神よ…!俺を見捨てていなかったのですね!

今だけは感謝致します!ありがとう!

 

「そこまで心配してたのね…それで、ドイツからは逆に貴方の専用機であるイージスが、ドイツ専用機であるシュヴァルツェア・レーゲンの暴走鎮圧の為、コアを残して他が消失した報告を受け、正式な謝罪文とイージスの復旧の為に尽力する事を通達されたけど…ここで問題が出たわ、貴方のイージスって作れるのかしら?」

 

ん?イージスを作るだって?無理だろう(確信)

あの、連合系列の可変形とかは勿論だけど

構造フレームの剛性とかビックリしたよ

綺麗に乗るアスランが使っていたとは言え

結構な無茶変形をしていたのに、そこまで

摩耗していなかったんだぜ?やべぇだろ…

あ〜でもまぁ、アスランだからなのかな?

それでバッテリーは安心と信頼のC.E製品(専ら戦争の産物)

OSは、まぁ、俺が作れるには作れるとは言え

コーディネーター用のOSが基礎だからなぁ…

誰にも見せられないゾ☆状態だよ

PS装甲なんて、特殊条件下での製造だぞ?

設計図作る段階で何十年掛かるんだ?って話し

つまりだ…この話

 

「無理ですね、ここに居る方々は、既に存知と思っていますので、話しますが、PS装甲は特殊な金属を装甲材とし、無重力または低重力環境で精製される必要があります、それを出来るほど世界は進歩していない、その為、PS装甲の製造は無理だと判断している事、PS装甲を製造出来たとして、その装甲を維持する程の出力を持ちながら、IS内部に搭載出来るほどの小型に成功したバッテリーorジェネレーターが存在しない事、イージスの特殊な可変機構を何度も行い、その挙動に耐えうるフレームを建造する事はほぼ不可能である事、最後にイージスの挙動に対応するOSは、現行の汎用OS等では制御不可能である為、OSの作成が必須である事、この4点により現状でのイージス再生プロジェクトは不可能でしょう、それにイージスを作るくらいならば、現在最も普及し汎用性が高い、打鉄フレームやラファール・リヴァイブフレーム等をベースとした新型ISの建造、こちら方が良いと俺は判断していますが…付け加えるならば、教職員や上級生等、ISに慣れている方々が扱う方が戦力的に現実的と言えます、よって、俺にISは不要、必要は無いですが…そうも言っていられない状況である事は分かっています、第二世代の試作フレームでも何でも良いので、自衛手段の確保と自身の身分確保の為、IS自体を欲してはいます」

 

更に極論で言えば、ISが無ければ、俺は死ぬ

余りにも単純な話だ世界で現在3人と公表されたが

実際はデュノアが女の為、2人しか居ない世界

貴重な男性パイロットの研究材料である、一夏と俺

片方は専用機を持ち、片方はコアのみを持つでは

圧倒的に狙われる確率が高いのは、俺でしかない

流石に、生身でISとの勝負など市街地を逃げながらの

ゲリラ戦と潤沢な武装や物資が無ければ勝てるとは

鼻から思えない程に、ISは格別した性能をしている

そんな状況下ではISを要らない等という事は

本音ではあるが無ければ自衛も出来ずに即誘拐だ

誘拐されれば俺という身分も何も無い男が

頼れる伝も救助される可能性も無い…待つのは

確実にモルモットコースだ

 

「そう、分かったわ、織斑先生の伝や学園の伝を使って、貴方が緊急時に扱えるISのフレーム等は手配しておくわね?それは良いとして…貴方が話した内容の半分は私達が分からない事よね?」

 

あっ…やべぇ、PS装甲の事は話してはいるが

フレームの構造にバッテリーの内容とか

色々話していない事をペラペラと話し過ぎた!

不味い!ここで沈黙は死でしかない!

 

「あ〜…その…はい、まぁ、ちょ…っと俺は出生が特殊なので、すみません未だにこれ以上の事は話せないです。」

 

「…秘密主義のアーラン君は、まだまだ話を残しているって事かしら?」

 

「…はい、申し訳ないですがPS装甲は実弾をある程度の範囲まで無効化する性能を持ちながらビーム兵器に対しても程度こそ有れ御守り程度の耐性は持ち得ています、そんな兵器としか言えない装甲を搭載した戦車などが発生した場合、世界の軍部は開発に本腰を入れるという酷い方向に向かうとしか言えません…俺には話せない事が多々有ります、ご容赦ください」

 

本当に、本当に話せない事しか存在しない

C.Eの事なぞ、普通ならば誰にも話せないんだ

それを、何も知らない世界の人達に言えるか?

否、言える訳が無いじゃあないか…ッ!

俺の土下座なんぞ、価値も無いだろうが

それでも、意思だけは見せなければならない…!

 

「…はぁ…アーラン、顔を上げろ、更識、アーランを困らせるな、此奴は現在、力も権力も何も無い事を忘れるな、直ぐに自爆という選択肢を取るほどに、自身の命も顧みない大馬鹿者でもあるからな」

 

「ザクッ…!?( ゚∀゚)・∵. 」

 

「そうですね♪私や織斑先生等が来る様に言う事も無く、全てを自分で抱え込んで、挙句に自爆ですものね!」

 

「グフッ…!( ´ཫ` )」

 

「織斑先生!更識さん!それ以上はアーラン・ドノミコス君の精神に良くありません!確かに、自身の命を顧みず、自爆という選択肢を選びましたが、こんなのでもIS学園の生徒であり、学園を護ってくれた最大の功労者なんですよ!?」

 

「ドムゥ…」orz

 

俺が…俺が何をしたって言うんだ…!

なんで、ここまで、貶されなければならない!?

…いや理由聞いたら、正論しか無いわ

俺が間違えすぎていた…!

 

「俺が…俺が間違えていたんだ、鷹月さんが篠ノ之さんを連れて撤退した事を確認出来ていたのだから、織斑とデュノアを下がらせ教員部隊と共に足止めし…更識生徒会長等を待てば良かったんだ、そして片腕を失いバッテリーの貯蔵電力が無くなりかけた段階で撤退を選んでおけば良かったんだ、それをスキュラを発射するために組付きあろう事か電力とシールドエネルギーを切らせた、ここまでならばイージスを捨て脱出できた筈だった…だけど俺はストライクを倒す為、ただそれだけを考えて自爆を選んでしまった…!俺は頭C.E過ぎたんだ!」

 

もうね…反省点しか無いよ!

何で、俺は学園最強しかなれない

生徒会長に2年生でなった更識先輩や

この世界で最強の称号を持つ織斑先生

その織斑先生に次ぐ日本で二番手を担っていた

山田先生を初めとする元代表候補生一桁代である

教師陣を信用せず単騎突撃等という戦闘では

自殺願望で自殺志願者です!としか言えない

本当に馬鹿すぎる行動を取ったんだもん

ここまで言われる仕方ねぇよぉ…!

 

「まぁ…ドノミコス君が、そこまで言うなら、許しても良いと思いますよ?ね、十蔵さん♪」

 

すると、楯無さんが、学園長の横に居た

おじいちゃん用務員さんに向かって

話すと、他の先生方も、頷き始めた…

え!?学園のボスって学園長じゃないの!?

もしかして、あのお爺さんが、ボスなの!?

 

「えぇ、ここまで反省点を息も切らさず言える事からも本当に反省している事が良く分かりますからね。まだまだ、学ぶ事が多い若人である彼ならば、この事態を糧とし、次に活かしてくれるでしょう…次は、この様な事をしない、約束出来ますね?アーラン・ドノミコス君?」

 

あ…ボスだわ、この人…なんか威圧感ある

年の功ってスゲェ!俺、感激しました!

でも、一つだけ言えることが有るんだ…

この人を、怒らせたら、俺は死ねる

 

「次こそは、絶対に自爆せず、誰かとの連携等による撃破や、増援が来るまでの持久勝負に持ち込む事を、ここに誓います…」

 

その場に座り直してから

両手・両膝・額の五体を地面に投げ伏して

謝罪を見せる相手に総てをさらけ出す行為

五体投地を披露する事になるとはなぁ…

戦争前に行ったオーブで習ったとは言え

コレで合ってるのかは…知らん!

 

「ほっほっほ、そこまで言うならば、皆さん、ここら辺で許してあげましょう」

 

「十蔵さんが言うならば、そうですね」

 

「あら?私はコレでも、まだまだ吐いて欲しい事が有るのですが「更識」はぁ〜い、分かってますよ、織斑先生」

 

「はぁ…とりあえず、ドノミコス、お前は帰ってもいいぞ、今日は説教の為では無く、お前の意思確認の為だったからな…これからもISに乗るのだな?」

 

織斑先生は、俺の目を見て言ってきた…

はぁ…慣れないねぇ…やっぱり…

俺もな…クルーゼさんみたいに仮面が欲しいや

あの仮面、数個程度ストックあるって教えてくれたし

貰っておけば良かったのかなぁ?でも趣味悪いか?

…まぁ、俺はカッコイイとは思うけどね?

 

「はい、生きる為には必要な事ですから…それに、もう、イージスという機密事項の塊が存在していないんです、コレからは一介の操縦者として頑張って行きますよ」

 

「そうか…そう言えばだが、ドノミコス、お前の記憶に存在している、ストライクと言うのは、どれ程の強さを誇っていたんだ?」

 

「そうですね…皆さんは、個人体複数の戦場で、同等性能の機体を使ってくる敵が複数に、スーパーエースが乗った少し劣るが突出した性能だけなら自身の操るISを超える機体に、更に複数の一般兵等に追い掛けられる状況、その様な状況で勝てる存在は居ると思いますか?」

 

俺は遠回しにストライクのパイロット…

あの、鬼神の如き動きをするナチュラル?

コーディネーター?いや、分からないが

とりあえず、言えるのはスーパーエースの事を

暗に伝えてみる事にした

 

「え〜っと…私は、その様な人が居るとは思えないのですが…」

 

「そうだな、流石に選手時代の私でも無理だ」

 

「そうね、私もそんな人が居るとは思えないけど…貴方が、そんな遠回しな事を言うって事は、そんな人が居たって事よね?」

 

「えぇ、俺の生きていた世界、名をコズミック・イラと呼ばれる場所には、そんな人間…パイロットが居たんですよ、いや、まだ確実に生きているかな?そうですね、えぇ、まだ生きてると思います、そんな人間がね。コレは秘匿事項の1つでしたが話します、私の世界ではイージス並びにストライクと同等性能を持つのは他に3機体居ました、ですが、その内1機体とイージスはストライク討伐の為に犠牲となり、機体が消失しましたがストライクは現存していました、確かにストライクにも、僚機こそ居ましたが、ストライクの様な機体では無く、そうですね…この世界の戦闘機等に近い性能の機体でしたからストライクに比べれば、まだ驚異では無かったのです。そう、ほぼストライク単騎に私たちは完全に敗北したのですよ。今回のストライクはその様な強さこそ無かったですが、もし…もし、そのパイロットの操るストライクだった場合、俺は良くて相打ち、悪くて何も出来ず死んでいたと言えます。」

 

俺は嘘偽りなく、教えられる範囲で言う…

俺では追い付けず、アスランを自爆まで追い詰め

実力派であるイザークを撃墜寸前まで追い込み

俺の可愛い後輩の1人であるニコルを撃破し

ディアッカを搭乗機体事鹵獲したって話だ

砂漠の虎も負けたってのはイザークに聞いた

はぁ、本当にとんでもないパイロットだよ…

 

「なるほどね…貴方が危惧していた事は分かったわ…命を賭ける程に追い込まれるのも頷けるわね」

 

「だが、それならば私達を頼るべきだったとも思えるのは、私達としての意見として変わらん事実である…アーラン・ドノミコス、お前はそれ程までに私達を信用出来ないのか?」

 

「…ビーム兵器を使用できる存在が、俺と織斑位で、織斑の白式のビームで倒せるかどうかは一切分からない、そんな状況ならば、唯一対抗出来るイージスで無理を押し通す、その方が確実性が高いと思った…それだけですよ、別に信頼出来てない訳ではないです、それに、俺が負けた場合、必ず奴はPSダウンを起こす、その後は皆さんが力を合わせ勝ってくれる、そう思ってましたから」

 

「…そうか、自身の命を犠牲にした上で負けたとしても、私たちが勝つ為の戦術を編み込む、それを選択肢として選んでいたのか…この、馬鹿者め」

 

「面目ないです…」

 

全く…言い返せないな、コレは

はぁ…クルーゼ隊長から良く言われていた

俺は話は良く聞くし、護衛として申し分ないが

自身の命を顧みず、蔑ろにし過ぎていると

隊長から見れば、俺は良くて二流の人間だな

 

「とりあえず分かった、ドノミコス、退出の許可を出す」

 

「分かりました、失礼致します」

 

織斑先生からは呆れた目で見られつつ

楯無先輩からは楽しんでる視線を感じ

他の先生方やボス*1からは

生暖かい目で見られながら

俺は部屋を後にした…

 

 

 


 

 

 

大人*2達に土下座をかました後

トボトボと、萎れたネズミの様に帰ってから

2週間程度が経ったある日の廊下…

 

「え?臨海学校で行く為に用意したバスの客席が人数的に1組のみ1人余ってしまう?」

 

「そうなんです…」

 

そう、俺に話してきたのは山田先生である

内容はバスの客席が1人分足りておらず

かと言って他のクラスも同様のバスの席

つまりだ、バスには乗れないって事らしい

となれば、一応、この世界では15だが

C.Eで生きていた時では成人済みであり

車の免許なりなんなりを持っていた事と*3

MSパイロットとしても働いていた経歴持ちの

俺が一人で旅館まで行けないか?という相談が

織斑先生と山田先生の二人で考えた末に

俺の意思に一任する事になったようだ

とは言えだ…

 

「ですが山田先生、あくまで俺はC.Eに存在するP.L.A.N.T(Productive Location Ally on Nexus Technology)という国家で免許なりなんなりを持っていただけです、この世界じゃ無免許運転になってしまいますが?」

 

俺は小さな声で山田先生に言う

俺が別世界の人間だと知ってるのは

大人組と楯無先輩くらいのもんなんだよ

生徒間に広まったらって考えたら…

恐ろしい未来が待っているんだろうな〜(白目)

 

「そうですよね…ですが、1年生の中で運転出来る高校生は居なくて…」

 

「それは、そうでしょうね、一応、国家間の意思が介入する事を一切合切禁止になっている超法規的学園とは言え、学園の敷地から出た場合は日本国の領土ですからね、そうなれば俺は無免許運転で日本の法律で裁かれますから」

 

「うぅ…どうすればぁ〜…」

 

山田先生は、目の前で困った様に

頭を抑えながら、うーうーっと言い始めた

とは言え、俺も案がある訳では無いんだよな

イージスにはミラージュコロイド・ステルスなんて

搭載していないし、まずイージスは自爆で吹き飛んだ…

あれ?イージス無い俺って存在価値が無い…

 

 

…えぇい!冗談ではない!

 

 

と、とりあえず、それはいいとして…だ

今は試験段階とは言え、仮のISとして

昔の俺の愛機であり、ガンダムタイプより

遥かに使いやすかったと思える機体であり

リジェネレイトに乗るまで使い続けた

 

【ZGMF-515】[シグー(CGUE)]

 

その強化装甲付与機体である

 

【ZGMF-515AS】[シグー・アサルトシュラウド]

 

コイツを設計土台としながら作る事に決まった

万が一、俺が捨て身戦術をとったとしても

生きて帰ってこれるようにとの事だ…

俺の信用は、この数ヶ月で地に落ちた様だな

既にシグーはIS学園の総力を持って制作完了

俺がハインライン局でシグーのプロトタイプ

そのテストパイロットをやっていた事もあり

設計図などは天才に叩き込まれているんでな

材料さえ有れば数週間で"本体"の完成は終わる

 

とは言え、ASと数々の武装の方の制作は

それでもと責任を取らせて欲しいと言ってきた

ドイツでやる事になり、届くのは臨海学校前日

テスト運用等は臨海学校の2日目に俺単独でやる

そんなガサツでいいのか?と思う所はあるが

あちら側からの申し出なのだ、受領するとも

 

まぁ…つまりだ、今のシグーには武装が少ない

まず、アサルトシュラウドが存在しない為

シールド裏面にバルカン砲を設置した所謂

マルチプル・ウェポンであり開発局の方で

現場側の意見が完全に無視された(被弾したら誘爆しない?大丈夫?)

M7070 バルカンシステム内装防盾と

背部スラスター側面にマウントされている

とは言え、設計思想から違う事を考慮し

異種技術のビームライフルは存在していない

 

ブロードソード系列の対人型戦闘用近接武装

MA-M4 重斬刀を二本のみという

君はジン以下かね?という悲しい状態だ

近接武装1つのみとはイージスより遥かに

武装幅が無さすぎるぞ…まぁ、それは置いといて

シグーは完成しているため、シグーを使用し

先に臨海学校をする為の予定地に行けばいい

問題があるとするならば日本政府側から

何を言われるか…やはり行かない方が

 

「そうも言えないか…山田先生、俺は行かないという選択肢は取れない…ですよね?」

 

「はい…申し訳ない事ですがドノミコスくんが臨海学校に行かず、臨海学校で行われる様々なテストでデータを取れなかった場合は委員会から何と言われるか…」

 

「はぁ…まぁしょうがない事ですが、世界から見た俺はモルモットでしか無いか…」

 

「うっ…すみません…」

 

山田先生に謝られてしまった

流石に近い場所で委員会の愚痴を言うのは

委員会所属でもある先生に愚痴を言うような物

配慮に欠いてしまった行いだろう

流石にコレは謝罪しなければな…

 

「すみません、山田先生が謝る事ではないです、これが世界の事実で俺の今の立場が悪いとしか言えない事は自身が分かってますから」

 

そう言って、軽めに微笑んでから

山田先生を見てみると…驚いてた

 

「ドノミコスくんは、本当に大人な見方をしますね〜」

 

そう言われると確かにそうだ…

思えば俺は、元とは言え19歳

日本的に言えば大人(20歳)に1番近い歳なんだ

そう思えば、見方は大人に寄るのだろう

とは言え、今はそんな事どうでもいい

 

「まぁ、それはいいでしょう、それより山田先生、俺、良いことを思い付いたんですよ。」

 

「へ?良いこと…ですか?」

 

「はい、シグー開発に7割ちょっとは持っていかれたとはいえ貯蓄としては2000万ちょい有るんですから、その有り金使って俺だけタクシーで行く事は出来るんじゃないかと思ったんですよ。」

 

「ですか、それだとドノミコスくんの出費が…」

 

「別に大丈夫ですよ、元はと言えば無理を言って学園主導にしたシグー開発に全て吹き飛ぶと思っていたんです、この程度は俺が出さないと」

 

コレは本音だ、何せシグーの開発の為には

新型の大容量小型バッテリーの製造と共に

新型の安価な装甲として合金から始めたんだ

1億程度なら開発だけで吹き飛ぶ事は考慮していた

それが予定より安価に終わった為、残ったのだ

 

「…分かりました、ドノミコスくん、本当にありがとうございます。それでは当日のタクシーは手配しておきますね!」

 

「はい、お願いします、山田先生」

 

そう言って、歩き去っていく山田先生を

見送ってから、俺は新しいISの待機形態

"マスク"を胸ポケットから

取り出してから見つめる…

 

「何処からどう見ても、クルーゼさんの例のマスクだよなぁ…」

 

そう、あのヘンテコなマスクだ

あの人、面良いし声も良いんだからさ

こんな変なマスクしてないで普通にしてたら

相当、モテてたと思うんだよなぁ

 

「はぁ…ま、どうせあの人の事だ最後の扉を開いたならば生きているし、開けずにフリーダムのパイロット…いや、ストライクのと言った方がいいかな?ソイツに停められたならば潔く悔いなく死んだのだろうな」

 

俺はあの人ほど、人類に絶望もしちゃいない

だが…まぁ、俺の行き着く先だったかもしれない

偉大な先人だったんだ、あの人に抱く感情は

尊敬しか無いのは嘘では無い…憧れでは無いがね?

 

俺は、軽く笑いながらマスクを仕舞い

その場から歩いて去っていく…

思えば、あの人ってナチュラルだよな?

よく、ザフトに入れてエースにまで

上り詰めたよな…やっぱ天然って怖いわ

 

 

 


 

 

 

タクシーに乗り、車の走行時の揺れに

身体を預けながら、のんびりと外を眺める…

前方にはバスが走り、タクシーはその後ろを続く

C.E.ではコロニー内でしか、こんな事をやれないし

やってられる様な時間が無かった事を考えれば

とても良いのだろうが…

 

「…はぁ…まさか乗り遅れるとはな」

 

「うっ…面目ない…」

 

「お客さん、彼女も若いのですから、こういう間違いも有りますよ!」

 

そう、俺の隣に座る奴がいる事が問題なのだ

本当は1人でタクシーに乗りこんでから

ゆったりとした旅と洒落込むつもりだったが

何の因果か、当日に寝坊してしまった奴が居るのだ

見た目は銀髪赤目の少女体型…つまりは幼い

左目には黒色の眼帯をしているという癖の塊

ラウラ・ボーデヴィッヒが居るのだ

 

「それも寝坊の理由がまさか楽しみ過ぎてとは…」

 

「うぅっ…アーラン、いわんでくれぇ〜…」

 

軍人としては有るまじき行為だが

今の彼女は学生という身分になっている

つまり、責めることさえないが

それで良いのか、ドイツ軍人…

 

「あっはっは!おや、そろそろ海が見えてきますよ!」

 

運転手の女性がそう言うと長かった

トンネルを抜けた瞬間に、素晴らしく

綺麗なオーシャンブルーと砂浜が

俺たちを受け入れる様に迎え入れた

本日は見事な快晴である

 

「お、おぉー!!!!凄い!凄いぞ、アーラン!」

 

「ほぉ…凄いな、アジア圏の海は綺麗だと良く言われていたが、ここまで綺麗だとはな」

 

ラウラは左側の窓に顔を近付けながら

キラキラした目で、その景色を見続ける

俺も助手席越しの窓からチラッと見える

一面の青い空と綺麗な海に驚いた

俺が見た海なぞ、戦争のオイルで汚れきった

オーブ圏の海域か宇宙から見た地球の景色

その青い部分程度しか知らんのだよな

そう思えば…

 

「確かに…内陸部の人間としてはアジア圏の海は人生で良いから1度は見たいと思ってしまうな」

 

「そうだな、私も海が隣接している国だからな何度か見た事こそあれ、ここまで綺麗な海は初めてだ!」

 

「お客さん、そろそろ目的地に着きますので下車の準備をお願いしますね!」

 

「「分かりました」」

 

そうしてラウラと話しながら

この素晴らしき景色を眺め続けた…

 

 

 


 

 

 

ほどなくして、バスとタクシーは

目的地の海岸旅館"花月荘"前に到着。

クラスの皆と合流したがラウラは織斑先生に

首根っこを掴まれながら猫のように連れてかれた

 

 

哀れなり

 

 

ここは学園が懇意にしている旅館である事等を

織斑先生に教えられながら、出迎えてくれた

旅館の女将さん、 清洲 景子(きよす けいこ)さんに挨拶を済ますと

みんな自分の荷物を持って中に入っていくが

俺と一夏は、その場に待機する事になっている

理由は…予想はついているがな

 

「なぁ、アーラン、なんで俺たちだけ此処に残されてるんだろうな?」

 

「一夏…ヒントは出してやるから少し考えてみろ、まずココは学園の寮とは違い鍵付き個室なんて物は無い、そして女生徒は青春な恋に盲目だ」

 

「へ?…あ〜…なるほどな…」

 

一夏に軽くヒントを出してやれば

この世界の一般男性としては正常な思考回路

そう、女性優位社会である事を思い出し

一人で納得してくれる…成長したな

 

「まぁ、予想は付いているがな」

 

「そうなのか?」

 

「あぁ、だが今は言わん、誰か女生徒に盗聴でもされてみろ、たちまち全員に広がり酷い事になる事は目に見えずともわかっているからな…一夏、お前も気を付けろ」

 

「わ、分かったけど…」

 

そうして一夏と二人で廊下に立っていると

女生徒の誘導を終わらせてから来たであろう

少し…疲れた顔をした織斑先生が歩いて来た

 

「織斑、ドノミコス、お前達男子生徒の部屋はこっちだ、付いて来い」

 

「「分かりました」」

 

そう言われた為、返事をしてから

一夏と共に織斑先生の後ろを着いていく

女子達の部屋から、そこそこ離れた先

旅館の端の方であろう場所まで行くと

ドアには『教員室』の張り紙が貼ってあった

一夏はココで織斑先生と2人きりになり

俺は別室で寝泊まりする事になった

 

「…やはり、一夏は織斑先生と、俺は別になる…っか」

 

という訳で、織斑先生に伝えられた部屋に来たが

まさか旧館の1人部屋を一人で占領しても良いのだと

いや、トップシークレットでは有る事は分かるが

彼女に伝えられた時には流石に驚いたぞ…

部屋は確かに古い造りで言っては悪いのだろうが

本館に比べた場合は見劣りする構造ではあるが

古いなりの落ち着きと温かさというものが

この部屋に居るだけで心が安らぐ、そんな感覚が

俺を包み込んで、受け入れてくれるのだ

部屋の窓は緑豊かな木と植物に包まれつつも

旧館だからと手を抜かず整備されているため

奥側には清く美しい海が広がっている

部屋の内装は昔ながらの温泉旅館の様な物で

テレビ等が無い代わりにラジオが置いてあった

コレは有難い、テレビは確かに良いが

長時間の視聴は目の疲労の元になってしまう

テーブルの上には温泉まんじゅうと飴

更には煎餅に大福と多種多様な茶菓子に

緑茶の葉が入った茶入れに急須と湯呑み

オーブに観光の為に行った時、教えて貰え

その後から、美味い茶にハマったからな

今は味がしないが…また、飲めるならば

他人を誘い一緒に茶飲みをしたいな…

それと部屋は広く一人部屋とは思えないが

それでも疎外感などは感じない造りなのは

凄まじい建築技法だなと思ってしまう

…別の歴史を辿れば、平和とは続くのだな

そう思ってしまうのは俺がコーディネイト

造られた存在ゆえなのかは分からないが

いずれにせよ、平和とは実に良いものだ

 

「ナチュラルだとか、コーディだとか…そんな問題で片付けていい程、世界は腐ってしまったのがコズミック・イラなんだ、この世界も戦争やら何やらはあり、人の愚かさは変わらないですが、どうであれコズミック・イラは狂っていたと…そう結論に行き着くほど、この世界は美しいですよ。クルーゼ隊長」

 

学校の制服から薄手の黒Tシャツの上に

白のワイシャツを着ることにしつつ

違和感の無いように下は黒の短パンにした

勿論、直射日光に目がやられない為にも

愛用しているサングラスはかけるがね

あとはサンダルと"たまたま見つけた物"を

持ちながら部屋を出て靴を履くこと無く

旅館前に広がる砂浜までサンダルで歩く

途中、頭に機械仕掛けのうさぎの耳を模した

良くわからん格好の変質者が居たが気にしない

 

 

 


 

 

 

砂浜に到着し砂の上を歩いて行くが

砂漠とまた違った、しっとりとしながら

軽めな感覚とサンダルを抜けて脚にかかり

歩く度に異物の感覚を楽しみながら

水辺で遊ぶ女生徒たちからある程度離れた

端ら辺で脚を投げ出しながら座り込む

 

「…16年あまりを平穏にコロニーで生き、2年をザフト軍の一軍人として生き、2年はFAITHの一員として生きた末が自身の撃墜0で生き続けれたのは運が良かったのだろうな…」

 

C.E.70年2月22日

 

後の歴史に載る程の事件

農業用コロニーであるユニウスセブン

このコロニーが連合が放った核攻撃により

壊滅し24万3721名の人々が犠牲となった

 

血のバレンタイン事件

 

仮面の男である彼と初の顔合わせとなったのは

未だ乾くことなく戦場の気配を漂い続く

広大な世界、宇宙で行われたザフトによる侵攻戦

地球連合軍の地球・月を結ぶ重要な補給基地として

本当に長く利用されていた連合側のコロニー

世界樹を巡る戦闘行為では俺はジンに乗り込み

撃墜された味方機の重斬刀と自身の物

この2つのみを使用し、多数のMA(12のMA)

戦艦を3隻撃沈させた事を評価されたのか

FAITHの一員に任命された事は懐かしい

その後は第一次ヤキン・ドゥーエ攻防戦に

グリマルディ戦線、新星攻防戦と宇宙戦を続け

グリマルディ戦線後からはクルーゼ隊長の部隊

ナスカ級高速戦闘艦【ヴェサリウス】を母艦とする

超がつくほどのエリート部隊へと転属した

転属理由は表向きでは戦力増強という事だったが

本当の目的で言えば、不穏分子の可能性があった

ラウ・ル・クルーゼの監視者として期待されていた

そういう事だったのだろうが、まぁ…な?

 

「隊長と俺の最終目標手前までは同様だった事から、俺を送り込んだ穏健派(クライン派閥)は見る目が無かったと言わざるおえんがね」

 

その後は、色々な戦場を隊長と共に渡り歩いたり

アデスさんから副官としての仕事を学んだり

後輩として入ってきたミゲルと良く模擬戦したり

同じFAITH仲間であるハイネと一緒に後輩である

ミゲルを飲みに連れ歩いたりと楽しく過ごした後に

イザークやディアッカにラスティーにニコルに

アスランといった赤服の後輩達に緑服の後輩達

次代を担う新進気鋭の若手が入ってきた時は

それはもう、ミゲルと共に大歓迎してたもんだ

クルーゼ隊長は相変わらずだったけどな

少しは、肩の荷を降ろしても良かったんだが…

ま、以前の名前が抜け落ちた様に分からないんじゃ

俺がそんな事を言ってもなって感じてしまうが

 

…あの人は世界の滅亡を望んでいたのだろうが

俺は違う…停滞し続け、進化の歩みを止めた

現人類が次の段階に移行する為の最大の試練

それがヤキン・ドゥーエでの戦争であると

そう、思っていた、ま、俺は確実にMIA(行方不明)だし

クルーゼ隊長は…ZGMF-X10A(強奪されたMS)と交戦すると

俺に連絡を寄越してから音沙汰が無かったって事は

同じMIAかKIA(戦死)の可能性が高いんだろう

出来ることなら、生きていて欲しい人だがね

 

「例え、それが後には寿命無き最悪な人生であっても…貴方には世界を見守ってほしかったですよ、隊長」

 

そして、たまたま見つけた物って言うか

服を買いに行った時にふらっと立ち寄った

少し古めの電気屋で買ってきた物なんだが

集音マイク付き、イヤホンジャック付きの

手持ち小型ラジカセがあったからな

つい、衝動買いしてしまったよ

それを慣れた手付きって訳では無いが

ここ数週間はずっと使っているからだろうが

苦戦すること無くカセットテープを入れ

適当な音楽を流し、空を眺め続ける

俺は地球に降りる事がまず少なかった

だから、こうして太陽に焼かれる感覚

これが酷くのんびり出来てしまうんだ

皆は水着に着替えて海に入ってるが

俺としては海には酷い記録ばかりなもんだ

特にオペレーション・スピットブレイク

クルーゼ隊長の直属護衛として戦ったが

酷い戦場だった…撃墜されたMSのオイル

そのオイルに引火した火により海が燃え

真っ赤な死海へと様変わりした景色

連合のサイクロプスによる攻撃で友軍の8割が

簡単に撃墜された哀れな海、地獄までは言わんが

特に俺の脳内…記憶に残ってしまったよ

 

「ヤキンでの戦いも確かに、ジェネシスによる破壊、多量の核ミサイルの嵐と記憶に残っているが地球という重力下で敵も味方も全員纏めて沈んだのは、初めての経験だったからな、脳にこびり付くのは仕方の無い事だろうが…忘れたくはある記憶だな」

 

それでも忘れないのは、助けられたであろう

分かり合えていたと思っていた彼ら…彼女らと

最後は死闘となり、自らの手で堕とす前

人もMSも建物も総てを巻き込み絶命させる兵器

サイクロプス…あれに全てを持っていかれたからか

…多分、そうなのだろう

 

「ナチュラルだ、コーディだ…そんな巫山戯ている考えで生死が関わる退避勧告すら無視する程、染み付き根付いた錆のような消えぬ過去の因縁、それさえ無ければ…そう思っても仕方が無い戦場程、嫌な戦場はない方がいい…上の思惑が国の思惑が付着した自身らの大儀なぞ無い者は支柱が無い程、戦場の兵士の士気はどんどん堕ちて沈み上がらなくなるとは教本は言っていたが逆だったな」

 

想いを馳せるのはよそう、身構えない時ほど

死者に想いを馳せる程、死神に引き寄せられ

その魂ごと死に絶えると良く言われるからな

そこまで死者に想いを寄せていると死んでしまう

 

「…死ねるなら、どれ程、良いのだろうか……・・。…(総て楽になれるだろうか?)いや、考える物じゃないな」

 

改造したラジカセから流れる音楽を止め

ラジオを付ける、クラシック音楽と共に

視聴者からの質問に対して本当の神父を

ゲストに迎える、お悩み相談ラジオを聞きつつ

俺は重たくなってきた目を閉じた…

 

 


 

 

目を開くと、既に日は傾き夕陽が身体を照らしていた

驚いた事に、日焼け等はしていなかった事から改めて

この肉体が金がかかってるコーディなのだと理解したが

 

「そう言えば、昼飯を食べてもいなかったな…不味い、織斑先生にまた怒られてs「そうだな」ふっ…遠き地にて我は散る、さらば世よ、今逝くぞ戦友y「馬鹿者」ゴッグッ…!?」

 

背後から聞こえてきた言葉と共に

俺は今まで感じた事の無い危機を感じ

直ぐに辞世の句を読み始めたが

直後に脳天をかち割る様な拳骨が

俺の脳天を貫き、痛みを与えた為

辞世の句を読み終わる前に途切れた

 

「誰が処刑人だ」

 

「…すみません織斑先生、凄まじい危機を感じた為、何故か頭に浮かんだ句を読んでしまったのです…悪気はありません」

 

そう、俺の脳天を貫いた御本人は

我らが担任であり、俺の恩人でもある

織斑 千冬先生であった…

いや、普通に痛過ぎるぞコレは

脳が揺れ続けるとは…一夏よ

お前のお姉さんはコーディを超えたぞ

とりあえず立ち上がり頭を下げる

 

「はぁ…お前は普段はクラスで一番真面目な生徒だが天然さで言えば一番やもしれんな?それで、昼食は無論、自由時間をゆうに超え、人影も無い場で寝ていた理由の釈明の猶予は必要か?」

 

「…申し訳ありません、日差しが心地よくつい熟睡し寝坊してしまいました」

 

そう言った時、俺は頭を下げていた為

顔を見れなかったが、溜息を吐かれた

多分…普通に呆れられたんだろう

いや、だが…久方振りに悪夢も無く寝れたな

 

「いや、気にするな、今日くらいは説教はせんから早く砂を払い、旅館内のシャワー室で汗を流してこい、でなければ夕食は無しになってしまうぞ?」

 

「はい、分かりました、では失礼します」

 

織斑先生に許された為、普通に移動する

勿論、持ってきていた物を総て持ってな?

砂などを払い落としてから旅館に入り

部屋で水に設定したシャワーを身体にかけ

目元の隈を隠す為に使っていたメイク事

汗と残った砂を流し落としていくが

結構、気持ち良かったな…

 

その後は洗面器の前で隈隠しのメイクをし

時間になるまで、さっさと浴衣に着替え直してから

座椅子に身体を預けながら、緑茶を飲んでいると

時間が近付いて来ていた為、サングラスをかけ

死んだ魚のような目を隠し、財布を持って部屋を出る

財布を持った理由か?自販機で飲みたい物があるんだ

という訳で、温泉がある風呂場前にある待合場にある

自販機にて100円を入れる、そして押した物は…

 

 

 

「オルパスドリンク、物体X味」

 

 

 

そう、よく分からないメーカーが作り出した

ゲテモノドリンクである。何故、飲みたいのか?

そう問われた場合、味覚が無い俺としては

コレによって味覚が戻る可能性に賭けたい

そう思い立ったからだ。

 

 

「…よし、では、飲もう」

(カシュッ…!

 

 

良い開封音と共にアルミ缶を開けると

何とも言えないオーラが垣間見えた様な…

いや、匂いも感じずらい為、分からないのだが

なんとも言えないエグ味の様な…いや、率直に言おう

臭い、獣臭とかでは無い、腐敗臭でもない

純粋に臭いのだ、香水臭いとかに近いのだろうか?

ま、まぁ、飲まねば分からないからな、飲んでみよう

そう思い、飲み口から口内へ液体を流し込むと

噎せ返る様な突拍子も無い刺激と共に喉を刺激する辛味

コレは飲類なのか!?という感想しか出てこない程の

香水臭い匂いと圧倒的な苦味に加え痺れが舌を蹂躙する

その痛みと苦しみによって、死にかけていた舌の機能が

呼び起こされる様に異物を吐き出さんとする…!

 

俺は今、歓喜して良いのか、苦しんだ方が良いのか

よく分からない状態で無理やり口を閉ざすことに集中する

脳は吐き出せと言うが、理性が飲み込めと言う

なんだ、この…何なんだコレは!?

とりあえず、さっさと喉の奥に流し込むと…胃が爆発した

いや、比喩表現だ、だが…うん、胃が痛くなったな

ただ、その痛みは引いた為、コレは飲み物なのだろう

まぁ、軽くフラついてしまい椅子に座り込んでしまったが

 

…もう一度、物体Xを飲み込むと慣れてきたのか

舌と脳が拒む事なく喉の奥に流し込んでいく

だが舌はそれでも"味と呼んで良いのか分からない物"を

脳に情報として送り込んでくる為、情報が完結しない

だが、それが俺を喜ばせ続けるのは皮肉だろうか?

久方振りの味に対して、俺は一雫の涙を流してしまった…

 

「あぁ…良い、な」

 

その涙を右手で拭う…周りに人が居なくて良かったよ

飲み終わった缶を握り潰しアルミ缶専用のゴミ箱に捨て

大広間に向かって歩いていく、今は気分が本当に

そう本当に良いから何でも食べれる気がする

やっと味気を感じれぬパンと睨めっこする日々は終わりだ!

コレからは味を確かめながら生活する日々なのだ!

…まぁ、アレ(物体X) が異様なだけで味はしないかもだが

とりあえず体調は大変良好から180度振り切れた結果

歩いているにも関わらずフラついているのは変わらんが

何とか大広間に着く頃にはマトモには歩ける様になった

コーディネーターの適応力の賜物だろうが早かったな

 

大広間に入ると、まだ全員までは来ていないが

大抵のクラスメイトは揃っていた、来ていないのは

一夏、篠ノ之、オルコット、デュノア、ラウラ

…何時もの面子過ぎないか?コレは凰も混ざっている

どうせ一夏が盛大な勘違いを引き起こしたのだろうな

まぁ、そんな事を気にしていても、いつも通りだからと

大広間の一角にある1人席に座りながら外を眺める

綺麗な星空はどんな世界でも変わらない物だ

…ふっ、こんな事をしてるいるとアデス副長に

要らぬ、心配をさせてしまうな

 

 


 

 

さて本日の献立は金目鯛と伊勢海老の刺身を始めとし

神戸牛のすき焼き、新鮮な夏野菜を使った冷製スープ

朝採れの新鮮な魚介類や夏野菜を使った天ぷら

焼きトウモロコシと枝豆の炊き込みご飯

他にも茄子のお浸しにピーマンとゴーヤの軽漬

オクラと大和芋にめかぶを混ぜ込んだ小鉢など

様々な料理が並んだ、学生には少し渋い献立だが

大人勢…つまりは先生方にとっては良い酒の当てだ

 

 

「とは言え、まだ酒を飲めぬ時間帯の為、生殺しだな」

 

 

先生方の酒を飲めぬ事に苦悩する姿に苦笑してしまう

とは言え、私は献立の一部を変更してしまったがね

性格柄…いや、生まれ柄、生物への忌避感が強く

生魚だけは事前にお願いし、取り下げてもらった

プラントでは一度も生魚は食べた事が無いからな

幾ら、衛生的にOKと言われたとて口に入れるのは

抵抗してしまうだろうからな、作って頂いた手前

それを食べぬ事は料理人への侮辱となってしまう

だからこそ、こうして事前に申請する事は大事だ

そうこうして運ばれてくる料理を待っていると

例の5人が襖を開き、急いで入ってきた

凡そ、織斑先生の説教の餌食になっていたのだろう

急いだからか全員の浴衣がはだけているのは

どうかと思ったが、どうせ減るものでも無いから良いか

さて、届いた料理を眺めているとクラス委員長であり

クラス代表の一夏の号令と共に食事を始める

 

 

まず、箸を使い前菜である黒豆の甘煮を煮豆する

深いが素朴さを感じつつ、優しい甘さが口を潤す

舌が受診した甘さと言う味に対して脳が反応する

目から薄らと涙が流れた…あぁ…美味い…

アカデミー時代に友人達とサバイバル訓練をした時

全員で拾い集め、大きな鍋を囲みながら食べた煮豆

あの時の純粋な甘さが蘇ったかのように感じていく

味がある、味があるという結果が脳に残り続ける

もう戻らないと思い享受していた辛さを払拭し

俺に味の記憶を思い出させてくれた黒豆に

俺は…深く心から感謝をした…ありがとう

 

 

次に箸を進めたのは夏野菜の冷製スープ

彩り鮮やかな茄子、オクラ、ピーマン、トマト

ヤングコーン、冬瓜が軽くクタッとするまで煮られ

その後に急速に冷蔵された事によって優しい旨味が

魚介のアラで取られた透き通った出汁に溶け込み

その優しい甘さをあしらわれたミョウガの清涼感が

総てを引き締めてくれた…とても、上品な味だ

 

 

神戸牛のすき焼きは いわゆる関東風と言う奴で

煮込まれた牛肉から滲み出す脂を野菜が吸い込み

野菜が吐き出した甘さを汁が飲み込み牛肉は

その汁を吸収し続けるという循環が起こっている

結果、味が調和され全体の協調性が高い

初めて食べたが味が濃い事に驚く以外は旨い

とは言え、刺身の代わりにと多量に出され

それを食べ進めるのは少し…背徳感が募るな

 

 

焼きとうもろこしと枝豆の炊き込みご飯は

日本の者なら慣れ親しんだ物なのだろう

皆、コレコレっ!や、やっぱり美味しい!等

知っているが、やっぱり美味しいと言った

反応を示していた、俺も初めて食べたが

塩と米と二種の野菜のみで炊いたとは

思えぬ程に濃い旨みに心底驚いてしまった

だが、不思議と笑顔が漏れてしまうな

 

 

海老にイワシに穴子とハモ、マゴチにキスと

様々な魚介が1口サイズでてんこ盛りの物に加え

大葉や茄子、南瓜に陸蓮根、椎茸に1口サイズの

小海老のかき揚げが揃った天麩羅は凄まじいな

コレが普通のサイズで出てきていたら胃もたれが…

とは言え、濃い魚介の味を衣が邪魔をせずに

薄衣で食感を増させる、この作り方は職人技だろう

皆、天麩羅やすき焼きで飯を進めていた

俺は此処に酒が無いことが悔しくて仕方がないがね。

 

そうして、食を楽しみながら緑茶を飲んでいると

デュノアが刺身に添えられていた緑色の物体

予想では山葵を塊のまま食べて鼻を抑えていたり

オルコットが一夏の隣を死守せんと脚を痛めながら

それでも正座を辞めぬ姿に一夏が呆れつつも

所詮、アーンと言う奴でオルコットに食べさせたり

その光景を見た、テーブル席のラウラが突然立ち上がり

一夏の元へと乱入したりと本当に慌ただしかったが

織斑先生が大広間に入ってきて全員を説教した事で

何とか一組は落ち着いた食事が続いた…

後から聞いた話だが、俺の居た席は予め俺の為に

旅館側に織斑先生が直々に手配して下さっていた様だ

…本当に、織斑先生には頭が上がらないな

 

*1
十蔵さん

*2
生徒会長を除く

*3
尚、プラントでの免許




(登場させるか微妙だから供養を兼ねた、ちょっとした設定)




機体番号:ZGMF-X11A/A
機体名:リジェネレイト・アンストッパブル
所属:ザフト
開発:プラント、ザフト統合設計局
全高:35.61m
重量:199.70t
装甲材質:フェイズシフト装甲
動力源:核エンジン(MHD発電)
メイン色:群青色

プラント国防委員長パトリック・ザラの指示のもと
国力・物量、全てにおいて、劣るザフト軍が
単機による絶対多数の敵を殲滅する程の
圧倒的な戦闘力を示す為、対地球連合軍の
切り札として、鹵獲した4機の初期GAT-Xシリーズ
GAT-X102 デュエル
GAT-X103 バスター
GAT-X207 ブリッツ
GAT-X303 イージス
のデータ、およびヘリオポリス時から鹵獲し損ねた
GAT-X105 ストライク との交戦データを注ぎ込み
開発したザフト製の試作型可変モビルスーツ(TMS)
本機は原型機が収集したデータとエースパイロットの
戦闘データを組み合わせて作成された改修機であり
スラスターやアポジキックモーターを複数箇所に増設し
機体肩部・脚部後方上部には大型のバーニアを増設
機体本体の推進剤も多量に搭載した結果、高い推進力と
同世代のファーストシリーズをも凌ぐ直進加速性能と
高過ぎる運動性と原型機を凌ぐ継続戦闘能力を手に入れた
原型機から更に追加で武装を数個ほど搭載されているが
それ以外の武装等は1号機と大差はないがパイロット
本人の意向により機能等は大きく改造されている


武装


MA-X200 ビームソード

両足のブレード部に装備。
ミーティアに搭載されたものと同モデル。
ビーム砲も搭載されており両足のブレード部に
手と後頭部と股間部にあり、足の部分は事実上
ビームソードとの兼用となる。


MA-M5S 対装甲用重斬刀

両腰部に接続している近接武装
ストライクとの交戦データによる
対装甲用コンバットナイフを元に
ザフトにて試作的に開発された重斬刀
ジンハイマニューバに搭載されていた
MA-M3 重斬刀を改良した様な見た目から
他の対艦刀と比較すると一回り小型であり
片腕で扱うことができる。


M70レッドアラート 750mm無反動砲
対艦戦用の実弾無反動火砲の試作品
M68キャットゥス 500mm無反動砲を改良
折り畳み式に改造した為、重量は増えた物の
取り回しが良くPS装甲以外ならば撃ち抜ける
弾頭は着脱式ボックスマガジンで供給されるため
任意で弾種変更が可能であり開発段階では
装甲を貫く事を主目的としたAPSFD弾
空中の広域制圧目的の対空用榴散弾
水中の標的を貫く事を目的としたHETA弾
この3種類で使用を検討されていたが
最終的にAPSFD弾以外は見送られた。

MA-M20R ロング・ビームライフル

バレルの形状は他のZGMFのものとは
全く異なるシンプルなものである
後部にあるグリップ部は折り畳み可能。
普段はコア・ユニットの右側にある
バインダーに設置された懸架アームによって
頑丈に保持されており、突撃形態時には
アームに保持した状態で使用ができる。


MMI-GAU2 ピクウス 76mm近接防御機関砲

MS形態における頭部に存在する
MA巡行形態における機首部に装備される。
ザフト機ではメジャーなCIWS。


ドラグーン・システム

コア・ユニット後部に搭載されている
小型の遠隔攻撃端末である。
合計6基をコア・ユニットに搭載している
特異な空間把握能力を持っている
エースパイロット以外には扱えない事に加え
MA形態でも使用可能だが情報処理速度が
並大抵では決して扱えない。


ミラージュコロイド・ステルス

パイロットの意向により排除

ライトクラフト・プロパルジョン

パイロットの意向により排除


特殊システム:アンストッパブル・Ω


コード:4249により発動する特殊な機構
リジェネレイトにかけられたリミッターを
完全に解除した状態、機体に内蔵された
核エンジンが熱暴走を起こし機体駆動各部が
オーバーロードする程の機動性能を魅せる
その速度はC.E.73年に至るまで越えられず
MSとしては最速を維持し続けていた
特殊な戦闘用コーディネートを施された
テストパイロットですら、失神を起こし
心肺停止1歩手前まで引き起こした暴れ馬
正に、殺人的な加速能力である


コードの由来は、その性能から戦場での
使用者は必ず死ぬだろうと考えられた結果
搭乗者に対して、開発者からの言葉が元である


死に行く者へ、敬礼を


(参考:ブルーディスティニー1号機)






オルパスドリンク 物体X味

内容物・人工甘味料、人工風味料
100種類を超える漢方とスパイスに
独特な風味を出す為、様々な花を調合
その総てを台座無しにしてしまう。
安息香酸デナトニウムが配合されている。
見た目は様々な色を混ぜた絵の具のよう
味覚障害を患ったコーディネーターでも
一発で味覚を取り戻せる程の刺激を味わえ!

君たち…どれに乗りたい?

  • みんな大好き、フリーダム
  • 被弾率0%の男が操る、ジャスティス
  • 突貫工事のやっつけ仕事、プロヴィデンス
  • お株奪われた疑惑の、ドレッドノート
  • ザフト版ストライク、テスタメント
  • デカーイ!説明不要、リジェネレイト
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