怪獣娘トロピカルアイランド開拓記   作:照喜名 是空

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双子といえばASMR

まあそんなわけで宴してるんだが、問題が起きた。

なんか、気配すんだよね。でかい奴が来てる感の共鳴が。

あっ無線なってる。

 

『エレナ、聞こえるか?レオンだ。今レーダーに感があった。超巨大アビスが向かってきている……なんとかできるか?』

 

これかあ……

なんか、相当デカいぞ?鯨くらいあるんじゃないのこれ?

どうも恐竜っぽいデザインだ。いかついトカゲ顔が波間に見える。

怪獣じゃん。勝てるかなあ?

まあ、やらない選択肢はないんだけど。

無線をひったくってジャガーノートが答える。

 

「おい人間!こいつを倒したら私たちを認めるか!?」

『君は……!?』

 

無線をそっと取り返して応答ボタンを押す。ていうかよくボタンを押せたな。

たぶん偶然握りこんだ時に応答ボタンが反応したんだろうけど。

 

「あー、こっちはエレナだ。こいつはジャガーノート。なんかいきなり来た。新しい人型アビスだよ。まだあと4人いる。まあ、やってみるわ。とりあえず王様に増えたって連絡してくれる?」

 

しばらく無線の向こうでもめてる気配がしたあと、意を決したようにレオンが答えた。

 

『……わかった。よろしく頼む。君たちだけが頼りだ。情けないことだが……』

「まかせとけ!エレナ、私たちだけで十分だ。あんなん何度も倒してる。それより忘れんなよ私たちも仲間に入るって事!」

「あ~、ごめんね?事後承諾になるけど、そういうことだから。あと元から私らがアビスぶっ殺すから人権くれるって話だし良いよ別に」

『……わかった。王様(ラジャン)には連絡しておこう』

 

なんかまた書類書かなきゃいけないのかな。めんどくさいな……

 

「しゃあっ!いくぞお前ら!」

 

ジャガーノートの毛皮がバチバチと帯電するとすぐに赤熱して毛皮が真っ赤になる。

まるで小さな太陽だ。

ジャガーノートが海に飛び込……まない!海上を爆走していく。

それどうやってんの?

あー、足裏を過熱して水蒸気爆発で水をはじいて走ってる……

できるもんなんだそういうの!?

 

「はいよっス。うひゃ~けっこうでかいすね」

 

軟体ウサギのロビーがジャガーノートに続いて水面を駆ける。

お前もできるんだ!?過熱してないのに!

どうなってるんだろうな……

 

「……腕が鳴るな」

 

甲殻類系のバンダースナッチが海に飛び込むとしぶきをあげて泳いでいく。

 

「たのしみね」

「たのしみだわ」

 

双子がすいっとそれについていく。

 

「いっちゃったわ……大丈夫かしら?」

「わかんねえ……とりあえず準備できるだけしとこう。つっても軽く腹ごしらえするくらいしかないんだけど」

「あっ、でもなんか勝てそうですよ……」

 

残された私たち3人が見てる間に小さめのゴジラみたいなのがあっという間に倒されて行ってる。

ジャガーノートが火球を何発もぶちこんだり、バンダースナッチが水面下で殴ってるらしくすげえ音するし。

ロビーが巨大アビスの背中を走り回ると5mくらいある背びれがスパスパ切れてるし。

双子が使ってるのは……私と同じ振動系の能力だな。

左右からスピーカーみたいに使ってる。

 

「あいつら鬼つええわ。心配いらなさそうだから、帰ってきたときのためにご飯作ろう」

「え~っと……そうね。腕によりをかけて作りましょう!」

「本当に強いですね……」

 

とりあえず腕によりをかけて作ったよ。

なんかよくわからない熱帯魚の南蛮漬け。

マレーシア風に唐辛子、シャロット、レモングラス、ターメリックで味付けした魚の蒸し焼き(イカン・バカール)

貴重な酒や酢も使ったからな……

アンおばさんから秘伝のタレを習っておいてよかった。

 

「どうだ!私らは強いだろ!」

「強すぎてビックリしたわ。まあ感謝とねぎらいを込めてご飯作ったから食って」

「おう!うめえ!」

 

もうお皿にしてたバナナの葉ごと食ってるよ。

まあその後、双子の「お歌が聞きたいわ」とかで私が歌ったり。

酒をありったけ出したり。

私らアルコールでは酔えないけど、味はわかるんだよね。

私は酒の揮発する喉ごしは好きだよ。

 

で、お開きにして寝ようかってなったら、ジャガーノートは船上で寝ることになって、残りの水棲組が水中街でそれぞれ好き勝手に部屋を決めて寝ることにした。

 

「フヒ……ところで、今日はおあずけだったので……」

「ええ~……軽くな?静かにやれよ?」

 

まあ、やったんだけど。

ジャムールがムキになったのかわざとなのかは知らねえけどサンゴ礁で水中エッチしだした。

そう、外で。

 

なんか……双子と甲殻類(バンダースナッチ)が混ざってきた……何ならリスナーちゃんも……

いいのかなあ?これ大丈夫かなあ!?

 

「私もしたくなっちゃった。この子たちもしたいっていうんだけど……」

「楽しそう!まぜて!」

「たのしそう!仲良くなろ?」

「ええ……君たちにそういうのは早くない……?ていうか気まずいよ……」

 

二人して手を絡め合って妖艶に首をかしげてくるんだよね。

ええ~……

 

「だって私たちもしてるもの」

「そうだよ、二人でしたら楽しいもの」

「たくさんでしたらもっと楽しいわ」

「みんなでしたらきっと楽しいわ」

 

そういう感じか~!大丈夫かなあ?これ後でジャガーノートにスゲエ怒られるやつじゃないかなあ?とか思ってたらなんか押し切られちゃったよ……

バンダースナッチ?双子に両方から責められて出来上がった状態で連れてこられてたよ。

 

私たちの種族、思ったよりドスケベ種族だった……!

いいのかなあこれで……?

どこまで書こう?

  • このまま一気に行こうぜ!
  • もうちっとだけ続くんじゃ
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