怪獣娘トロピカルアイランド開拓記   作:照喜名 是空

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レトロチック・ロマン

三つ子の名前はマツリ、ハナビ、ナツミとした。

いやだって……私に決めてくれって言うからさ。

いやあまあ、かわいいね……目に入れても痛くねえってこういうことか。

まあそれはそれとして、今日はフィリップ牧師に相談をしに来た。

 

「いやさあ……ネットとかゲームとかどうしよう?」

「どうって?どうすんだよ。一生遠ざけとくわけに行かねえだろ」

「だよねえ……」

 

フィリップのおっさんいい暮らししてんなあ!

教会裏のビーチに建てたコテージなんだけどさ。まあ広い。

ジュークボックスとプレステ6があるわ。

サーフボードやら裸のねーちゃんのポスターまで飾ってあるんだよ。

なんなら高そうな酒の棚まであるよ。

私が収めた『税金』でずいぶんいい暮らししてんなあ~!

 

「じゃ、台数制限しろ。今のアビス……じゃねえコヴナントは30人くらいだろ?じゃあパソコン5台でいいんじゃねえの?あと、テレビにつながったタブレットと……そ~だな……プレステ……は1台でいい。逆にスーファミを買え」

「パソコンはキッズモードいるよね?」

「かけとけ。外せる頃には慣れてんだろ」

「でもさあ……ネットのカス共と触れ合わせるの嫌だなあ……いや、要るよなやっぱ」

「ネットで『予習』できるだけマシだろ。直で殴り合いの喧嘩させるか?」

「だよねえ……で、スーファミって何?」

 

なるほどね~。台数制限ね。プレステ私も欲しいなあ……

やる暇ねえけどな!くそっ!

あ、なんかフィリップのおっさんが傷ついた顔してる。

スーファミって知ってるべきネタなのかな。

 

「あー、昔のゲーム機だ。超流行ったんだぜ。そうだな……本体は8台買って、マルチタップも8個買って、コントローラーは32個買え。で、ソフトは……そうだな……まずマリカーは必須だろ。ボンバーマン3とゴエモンのきらきら道中に極上パロディウス、あー、スーパーマリオ3とカービィDXと……そして、ああ……!スト2だ……!」

 

そんなにいる!?ていうかめちゃくちゃ早口で話すじゃん……

このおっさん、絶対にハマると強い確信をもってやがる。

あとソフトが何の何の何!?

 

「ちょっと待って、メモさせて」

 

私は腰に括り付けたメッシュバッグから水陸両用メモを取り出す。

こう……束ねた薄いホワイトボードみたいなやつだ。

 

「しょーがねえな、あとでお前さんのパソコンにメールしとくぜ。あー、あとタートルズとガンハザードも欲しいよな。パワプロとJリーグもあった方がいいしよ……ロックマンX、いやロックマン7に、ドンキーコングも欲しいよなあ!ああ、ぷよぷよ2もあったほうがいいなこれ。いや、くにおくんもいるだろ……」

「もう完全にあんたが欲しいレトロゲーじゃん」

 

フィリップ牧師は一瞬マジな顔になってこう言いやがった。

 

「マリカーとスト2だけは絶対買え。悪いことは言わねえ。買え」

「まー注文してみるわ……」

幸か不幸か、スーファミはプレステやパソコンよりも先に来た。

時期的にちょうどいいからクリスマスプレゼントってことにした。

さーてどんなもんかな。

みんな超ハマった。私もハマった。

 

……ところで、私たちって波動拳出せるし竜巻旋風脚できるのな。

私もマジで驚いたよ。できるんだこれ……ウッソだろ。

 

どこまで書こう?

  • このまま一気に行こうぜ!
  • もうちっとだけ続くんじゃ
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