でさあ……そうやってゲームやったり映画上映会やってたりしたら、それ目当てに人間がやってくるじゃん?
しょうがねえからスーファミとか古いプレステとか買ってビーチにゲーセンつくるだろ?
盗まれるだろ?警備員雇うだろ?余計羽振りよく見えてさあ……こういう事言われるわけよ。
「あんたねえ、もう学校作っちまったらどうだい?先生やってた若いのだって余ってるかもしれないじゃないか」
アンおばさんがある日深刻そうに切り出すから何かと思ったらこれだよ。
いずれはこういうの出てくると思ってたよ。めんどくさい人間関係ってやつ。
「ん~、アンおばさんもうちの家計知ってるよね?」
「派手に入って派手にでてってるね。わかってるよ。言うほど余裕ないのはね。ただこういうのは実際に財布にいくら入ってるかじゃないんだよ」
「まあ……わかるよ。羽振りよさそうにしてたらね……おすそ分けしないと怒られるよねそれは」
「だからせめて学校と図書館くらいはつくりな。村のために投資するってのはそういうのだよ。金持ちはそういう喜捨をしないとどうなるかわかったもんじゃないよ」
そういう文化の国だからなあ。
イスラームでも喜捨あるし、そもそもが所有の概念がないくらい共有する文化なんだ。
建てるけどさあ……建物作って本買うのはいいんだよ?
でも職員やとうと、ローリングコストがかかるんだよ……
継続的にずっと金がでていくからさあ……
「物はつくるけどさあ……人を雇うとなったらさあ……」
「わかるよ?金食い虫だってのは。でもね、あんたの立場になったら雇用を作ることも王者の徳のうちだよ」
「雇うヤツの信用とかさあ……それに金が大規模になったらやっぱ税理士とか雇いたいじゃん……?」
おばさんがニヤッと悪い顔で私の肩を叩く。
「わたしのいとこの一族と甥と姪にいい奴いるんだよ」
ほらこうなるじゃん!コネ採用はそれはそれで面倒なんだよ!
そいつがやらかしたら一族がケツもってくれるが、そいつが許容範囲内のカスだったら首切れないやつじゃん。
「まあ……まあさあ……わかった、弁護士と税理士は雇うわ。先生は優先はするけど、公募でいい?」
「話がわかるね。ところで、いい生地みつけたんだよ。麻生地でね?体洗うタオルにも使われてるやつだ。あんたらの服にいいんじゃないかい?」
おばさんがカバンからタオル出してきた。あー、体洗うタオルとかレースみたいなやつだね。
色は白と灰色と水色か。麻とポリエステルで、目が粗くて通気性がいい。つまり水はけがすごくいい。
これなら着たまま泳げる服もできるかも。
「あー、いいかも。服着たまま泳げそう」
「だろう?私の知り合いがむかし服のデザイナーやっててねえ。工場も持ってたんだ。学校作るなら制服もいるだろ?」
ほらきた!おばさんの謎のネットワークだよ~……
「ちょっと待って。服は買う。買うけど学校はコヴナントと人間で分けてくれる……?」
「なんでだい。不満が出るよ」
「わかるよ?でもうちのガキどもの成長具合見てるよね?体育一緒にやったら死人が出るし、勉強の進み具合も違いすぎるし」
「そこはアンタ、コヴナントだけ週一の基礎復習の時間にするとかいろいろあるだろ。やってみな!」
ため息出てくるわ……これも私やんの?
「これわたしがやんの~?」
「だから人を雇いな。役所に勤めてたいい子がいてね……」
「金は?」
「債権だしな!地方債だ。10年後に利子つけて返しゃいいだろ!」
「借金じゃん」
おばさんのブルドッグ顔がよけいブルドッグになる。
「あんたね、役所なんてどこも債権塗れだよ!投資しないで発展ができるかい!金借りて!投資して!増やす!それが事業だよ!融資なしで事業できるなんて甘い考えは捨てな!」
迫真で言うじゃん……?
こういう話が毎日のように来るんだ。頭おかしくなるよ。
まあ作ったけど。ゲーセンと学校と図書館……
オイなんだって!?港足りねえからブルネイの港と道路の補修に金出してくれ!?
勘弁してくれよ……
そういうわけで港に作った村役場にはわけのわからねえ人間が大勢出入りするし、もう混沌の一言に尽きるよ。
■
へとへとで帰ると同じくへとへとになったジャムールとリスナーちゃんにバチボコに犯してもらう。疲れてるときは私はマグロでいたいし、二人はバチボコに突っ込みたいタイプだからちょうどいいんだ。
ちなみにこういう夜中になると、30人のほぼ全員がヤりだすんだよ。海の中で。
いやあ、だってもうガキどももだいたい高校生くらいな感じだし……
なんなら陸で彼氏つくってるやつもいるし……
あと私に粉かけてくるやつもいる。
なんで……?私は王を犯した女だ!的な……?いや普通にモテてるわこれ。なんで?
適当にあしらいつつ、時にはあしらいきれずに集団で襲われてやむなくスケベしたり。
勘弁してくれよ~疲れてるんだよ~。
あとで全員に神龍烈破昇竜拳と滅殺豪波動拳をくわらせておいたけど。
でもまあ……そういうわけでコヴナントの性事情は統制できないし、しない。
好きにしろ!何かやらかしたときだけ頭下げに行くしか私にはできねえよ……
ちなみにジャガーノートの初期の仲間は
6人同じ顔の一家になったけどいいんですかこれ!?
あいつはあいつでどういう方向に行きたいんだよ!?
なんなら海から完全にご新規のコヴナントも10人くらいきたし、子供はポコポコ生まれるしでニューレムリア開拓村は人口爆発の兆しが見えてきていた。
ウワーッ!
どこまで書こう?
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このまま一気に行こうぜ!
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もうちっとだけ続くんじゃ