おい……上に帰ったらなんで私の家にタンカーが突っ込んでる……?
しかも共鳴がなぜなかった?
猛烈に嫌な予感がした。
エレナ:チェシャ!?何があった!?
チェシャ:ああ、やっとつながりましたね!?端的に言います。日本のいやがらせです。
エレナ:くそっ!被害は?
あの野郎やりやがった!私の街が……
いや、家は建て直せばいい。人的被害は?
チェシャ:タンカーの直撃により人類のけが人がおよそ10名……さらにアビス数体が突っ込んできて何人かコヴナントをさらっていきました……!申し訳ありません……!
チェシャ:応戦をしたのですが、アビスは異様な強さでした。間違いなく明神の手が入っているかと。
私は叫びだしたい気持ちを押さえて、低く吐き捨てる。
「……クソがっ……!」
「マツリ!ナツミ!エレナ、私は子供たちを探しに行くわ!」
「わ、私は治療を手伝います……!」
そうだ。私は一人じゃない。
やるべきを、やるんだ。
「わかった……!私は指揮やるから……ここ頼むわ」
「ええ!マツリ!ナツミー!」
「い、急ぎましょう……!」
■
ある程度自体が収集して、被害が明らかになった。
死者人間5人。重軽傷者コヴナント3人、人間8人。
行方不明者コヴナント5人。
タンカーに突っ込まれたよりも、アビス被害の方がデカかった。
行方不明者の中には……マツリもいた。ナツミは陸で買い付けに行ってて助かった。
攻撃してきたアビスにしても見たことないリザードマン型だ。
明らかに、嫌がらせであり脅しだ。
軍部同士のやりとりによれば、明神の直属部隊とかが勝手にやった、だそうだ。
支援物資船がいきなりコントロールを失い、しばらくうろうろしたあとリザードマンアビスが乗り込んで突っ込んできた……そういう形らしい。
そして。明神の声明がその日のうちに発表された。
『いやー、災難だったね。まさか船の電子制御が壊れるなんてさ。たまたま燃料が空になっててよかったね』
この野郎……!この野郎!!
『そうだ。一応こっちでさらわれたコヴナントの人たちを『救助』したんだ。日本で治療してるからさ、こっちに引き取りにおいでよ。リアルで会おう!感動の再会の後に、この間の話の答えを聞かせてくれるかな?』
その後明神は実に嫌な笑い方でこう続けた。
『まあ、今後はこんなことがないように『努力』するよ。ごめんね?』
この野郎ヤクザみてえな脅し方してきやがって……!!
つまりこうだ。今度は燃料満載したのが突っ込んでくるかもしれないなあ?お前の返答次第じゃな。というやつだ。
その上でお前の答え次第では人質がどうなっても知らねえぞ?と。
この野郎トサカに来たぞ!!
ミーティングでは、まずこの茶番に乗っかって明神の提案に乗るふりをしつつ、戦争準備。
どうせ明神が舐めたこと言うだろうから、そこで私がキレて中指立てたあと、救出部隊を動かす……そういう形になった。
当然プラウダも近くに待機するらしい。
場合によってはクーデターも同時発生だそうだ。
Xデーを向こうから早められたか……
ジャガーノートたちが呼び戻されるのを待つことなく、私はわずかな護衛を連れて敵地日本に向かう。
決戦は、近い。
ここから一気に本編の終盤まで行きます。
明神についてはあと3話くらいなのでシートベルトをお締めください。
どこまで書こう?
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このまま一気に行こうぜ!
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もうちっとだけ続くんじゃ