OVER ROAD〜すべてが〇〇だったはず〜   作:ニコラス―NICORUTH―

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ビーストマンレ○プ!野獣と化した先輩!!3

「 ヴォエッ!! 」

 

 異形種になっちまったオレだけども、まだ若干ヒトの感性が残ってるみたい。魔獣たちが食い散らかす様があまりにグロテスクすぎて、アー吐きそう。

グロイのはすっかり慣れっこだと思ってたが、全然じゃないか。ま、もともと紛争地帯にいたわけでもないし、多少はね?

こういうのをみるとホントにこれは現実の光景なんだと思い知らされる。ゲームと全然違うんだよなぁ・・・

ざっとテイムしてる魔獣を数体くらいだしたが、思いのほか食い付いてくれるな。このペースだったら日が暮れる前に片付きそうだってハッキリ分かんだね。

 

 

「 タドコロ。 」

 

 MURはんが話しかけてきたッス。基本的に参謀として活動することが多いが、モンクなんだよなぁ。魔獣たちに紛れてビーストマンを三十人くらい相手にしてましたね。それで傷一つない。

やりますねぇ(称賛)!

 

「 ん? 」

 

「 そろそろ、この国を"詰み"にかかるゾ。 」

 

 詰み・・・あっ、ふーん(察し)。チェスでいうチェックっすねぇ。このビーストマン国が国という体制をとっている以上、上流階級はいて当たり前だよなぁ!?

こいつ等を殺しにかからんことには、ビーストマン国を潰したとはいえないです。

こ↑こ↓より奥にぃ、重要っぽい枕のようにデカい建物が数件、あるみたいっすよ。

あれのどれかか全部に立て籠もってるんすかね?

ま、いずれにせよ、この国のビーストマンは全員シメるから、必然的に全部回るんだよなぁ・・・

ということで王様に貴族っぽい奴らを殺しに、

イクゾー!

デンデンデデデデン(カーン!)デデデデ・・・

 

 

 

 

「 まずはここかゾ? 」

 

「 そうみたいっすねぇ・・・ 」

 

 最初に入るのは、今目の前にある石造りのクッソデカい家っす。

こんくらいデケェとこに住んでるくらいだからこの国の中でも地位の高い奴の可能性が、ありますあります!

 

「 コチラ14万3000円二ナッテオリマス! 」

 

「 14万!?ウセヤロ? 」

 

 

 

 魔獣くんたちも何体かついてきてくれてますねぇ!残りは多分さっきと同じ場所で暴れてるみたいだけど。

どれもこれもレベルは高い方なんで、こんくらいついてきてくれれば、一人二人逃がすなんてこともないか。

一度、トオノから降りてこの物件を見てみますよ・・・見える見える。

他が8LDKくらいなら、これは16LDKくらいすかね?

やっぱり倍くらいデカいっす。

石造りなのは共通している他に玄関には、人間の骨らしきもので作られた装飾品がぶら下がってますね。なるほど、無駄がないわけだ。

これ、多分扉施錠してますかね?

そのままだとお、空いてんじゃ〜んてなりますからね。

ここは頭を使おう(TYSTRY2)

 

「 トオノ、突っ込め! 」

 

「 アァン! 」

 

 この図体のタックルを喰らえば、並の建物はひとたまりもない。

やっぱりビーストマンたちが、いますねぇ!

いい筋肉のおっちゃんたちが剣とか斧構えて待ち構えてますよ。

その鬣も相まって勇ましい・・・勇ましくない?

戦士らしく戦って死ぬってわけか。じゃあお望み通りにしてやるか。

 

・・・ん?

 

 と、思ったら、その後ろに別のがいますね。鬣がない。メスのビーストマンたちか。なにかを取り囲んでいる。

子どもだ。ビーストマンの幼体みたいっすね。怯えてる様が可愛いっす。(ケモナー)

目の前のこいつらはこの子たちの親父やら叔父さんすかね。

目の前で父ちゃん殺されて、母ちゃんも殺され今度は自分。

考えてみたら恐ろしい、恐ろしくない・・・

でもこの子を放っといておくと、今の世代と同じ事を繰り返すんだよなぁ。

ビーストマンは人肉食の傾向が強い

亜人種だし。

 

「 タドコロ。 」

 

「 MURはん・・・ 」

 

「 せめて痛みなく葬ってやれ。 」

 

「 ・・・トオノ。『恐怖の咆哮』。 」

 

 トオノはなにもいわずに、大口を開いて、叫び声を上げた。

 

「 ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ア"! 」

 

 それを聞いたビーストマンたちはバタリと力なく倒れ伏し、手に持っていた武器が落ちて、鈍い音がする。彼らは二度と動くことはなかった。

 

 オレはトオノから降りて死んだビーストマンたちの奥、あの幼体に近づいていく。

魔獣たちがこの動かぬ餌に釣られそうになるが、トオノとMURがそれを静止してくれていた。

そして、彼はそこで目を見開いて倒れていた。そのまま人間とライオンの子どもが合わさったみたいな見た目をしていて、牙もまだ生え揃っていない。コイツも、大人になったら他のビーストマンと同じになってたのか・・・

 

「 憐れむなよ・・・憐れむなよ・・・ 」

 

 オレはその子の目を閉じて、その場を後にする事とした。

その頃にはもう魔獣くんたちが一般のビーストマンくんたちを殆ど始末してくれたらしく、そのまま似たようなのを潰しまくり、残るは王城を征くだけになりましたね。

 

「 あっおい、待てぃ。アレは城というより館ゾ。 」

 

MURはんもこういってる通りサイズは控えめだが、いかにも王様の住まいダッピ!

 

「 コチラ、114万514円トナッテオリマス! 」

 

「 114万!?ウセヤロ? 」

 

 しっかしお値段はともかく、警備がそこそこ厳重ですね。ここは先ず、召喚魔法一つまみすネ。

 

「 象だよ。(指示) 」

 

「 オッス、〈LV8魔獣召喚〉!」

 

 巨獣ガムート召喚。コイツならこのくらいの建物どうってことないっすね。突進で衛兵を蹴散らしながらクッソデカい質量が壁にぶち当たり、建物が崩れるっピ!

 

「 よし、道は開けたな。ほら行くど〜! 」

 

 兵士連中は殆ど駄目みたいですね・・・あとはキングを取るだけッス。

ガムートを引っ込めつつ、中に入っていく。

 

 そこそこ上質そうな服を着たビーストマンたちがオレたちをみて恐怖に震えてますね・・・イイねぇ!もっと怯えて、どうぞ。

こいつら人間相手に似たようなことしてた癖、狩られる側に回るとてんでだめみたいですね。

ウルベルトはんだったら喜びそう。

あの人は「 自分を強者だと思い込んでる弱者 」を叩きのめすが好きだったからなぁ。

 

「 お前やっちゃって、どうぞ。 」

 

 魔獣くんたちがこの上流階級亜人たちをズタズタに引き裂いていきますよ〜イクイク!

 

 一際目立つ奴がいますね。骨の装飾がジャラジャラとついてるのをみるに、コイツが、この国の王で間違いないスカね。

ガッチリしていて強そうじゃないか。

 

「 何故だ? 」

 

「 ん? 」

 

「 何故このような事を・・・ 」

 

「 そりゃお前ら殺さんと竜王国の連中が安心して夜眠れねぇからだよ。ビーストマン怖いからね、しょうがないね。 」

 

 ま、もうちょっというと、竜王国が魔導国と関わりを持つ理由を失くす為なんだけどな。

でないとMMNGが勢い増しちゃう・・・ヤヴァいヤヴァい。

 

「 あ、あんな飯どもの為に、我々を殺し尽くすのか!? 」

 

「 そうだよ。タドコロ、コイツとのお喋りに時間費やすのは勿体ないゾ。 」

 

「 そうっすね。じゃけん今殺りましょうね。 」

 

 王様っぽいのは剣を構える。いいねぇ~。抵抗してみて、どうぞ。

 

 

 

 

・・・と思ったんだが。

 

「 ンアァァア!! 」

 

 トオノが丸呑みしちまったんだよなぁ。ニ、三回

くらい咀嚼されてますね。アレもう生きて帰れねぇぜ(確信)?

 

「 なんか、かっこつかないゾ。 」

 

「 んでも、いいんでない?敵の大将は死んだんだし。な、トオノ。 」

 

「 ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ア"! 」

 

 王道を征く肉食恐竜な彼の咆哮が木霊する。そのさまは昔みた映画の締めみたいだった(小並感)。

遺伝子工学で蘇った恐竜が暴れ回ってよ、最終的には偶然ながら主人公たちを助けることになるんだ。あの映画のティラノサウルスとよく似てるじゃねぇかよトオノよ。

誇らしい・・・誇らしくない?

 

なにはともあれ、

 

「 工事完了です・・・ 」

 

 あとはこいつらの溜め込んだ宝を確認して、その後、死体のいくつかを輸送することになる。

 

「 宝物庫はどう探すゾ? 」

 

「 それなら、グリフォンを使いますねぇ!

グリフォンは住処に金なんかを溜め込む性質があるんで、宝物の類も嗅ぎ分けられますな! 」

 

 さて、国潰しの次は宝探しッス!

これこそ、冒険だな!楽しいなぁ(狂気)!!

 

 

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