OVER ROAD〜すべてが〇〇だったはず〜   作:ニコラス―NICORUTH―

26 / 31
サメと蟲とホモと学ぶ竜王国

「 ぬわぁぁぁあん疲れたもぉぉぉおおん!! 」

 

「 アンタいつも疲れてるね。 」

 

「 いつもの事だよ。それにしても久しぶりだね、メコン川さん。今はタドコロだったかな。 」

 

「 GNJRUお前も元気そうじゃねぇかよ。 」

 

 ALJNTが見慣れた顔を二人連れてきた時はたまげたなぁ。その上片方は久方ぶりに会った懐かしい顔だったしよ。

話が弾みますよ、弾む弾む。

GNJRUはギルドAOGでの仲間だったんだよ。主な仕事は宝物殿の整理であまりナザリックからでることはなかった。そんなもんだから本当はコイツも強いもんだと知らずに侮り、蟲に刺されたゆうさくみたいになるヤツも多かったっすねぇ。

 

 キラービーには気をつけよう!

 

 ドラゴンもそうなんだけど、蟲系もYU-GI-OHイベントの恩恵が枕のようにデカいんだよなぁ。

オレの獣、獣戦士、鳥獣といった魔獣系に、今ALJNTの横にいるELNの魚、水、海竜もかな。

他には天使も悪魔もアンデットも、すべての系統のモンスターに影響を与えた、良イベントなんだよなぁ。

おジャマだって、その時でた奴だしよ。

そんな源次郎だが、今はエイシャアアアア、じゃなかった、エイヴァーシャ大森林にいて、エルフ王国の世話になってるらしいっすね。

その頃、王が代わったからか真なる竜王が来るようになって、コイツが三頭程始末したらしい。ワールドアイテムないのに3人に勝つとはたまげたなぁ。

やっぱ信仰系は最強だって、はっきりわかんだね。

 

 

「 せっかく来たんだからよ、お前ら見とけよ見とけよ〜。 」

 

「 相変わらずなんだな、淫夢厨。 」

 

 

 

 

 

 

 そんなで二人に竜王国を見せて回ることになった・・・のはいいんですが、相変わらずまだなんもないっすね。

あの竜王をレ○プした後、即座に銃を流通させて、軍備等を整えさせることにしたのはいいが、それ以外はまだ、ないです。ただ砦とかの防衛設備が増え始めてるんで、あと少ししたら、ドンドルマみたいになりますねぇ!

撃龍槍もぶち込みてぇけどなオレもな。

んでも経費アホみたいにかかりそうだし、しょうがないね。

 

 

 他にいえば街の商人をとっ捕まえて開いたガンショップ数件くらいすかね。

 

「 なんで銃で行こうと思ったの? 」

 

「 それくらいしか、売れそうなのなかったっすからね。

食品部門は魔導国が独占してるし、剣や斧じゃ目新しさがない。 」

 

「 オレの拠点、ヴリヒルドリアは銃を使うものが多く、そのため魔導銃も多い。だから近くの鉱脈の資源で設計を流用して銃を量産して売ることにしたわけだ。

近くの飛竜騎兵部族の里から、短剣や弓なんかも作ってもらってる。銃を流通させることで、その辺りのスキルを獲得させてるわけだ。 」

 

「 ご飯とかってどうすんの? 」

 

「 暫くは農耕で賄うが、海上都市側の海で漁を始めさせる予定だ。ソーラン節も漁師たちに教える。 」

 

「 え、あれさせんの? 」

 

「 ああ、自然の恵みに肖るんだ。なにか儀式的なものが必要になるだろうからな。 」

 

「 自然の恵みねぇ。ブループラネットが聞いたら泣いて射精しながら喜ぶよ。 」

 

「 え、なにそいつ新種の変態? 」

 

「 自然が大好きなやつでねぇ、見たいあまり第六階層の夜空を恐ろしく巧妙に作ったくらいだ。自然に触れることなんて元の世界じゃなかったからね、直に巨大生物なんてみたら、あまりの大自然にテクノブレイクを起こしかねないよ。 」

 

「 なに?あんたらの元仲間っってメイド服着た変態のホワイトフロムといいそいつといい、精神異常者ばっかなわけ? 」

 

「 ホワイトブリムな。アイツはあんな格好だが、頭が可笑しいわけじゃない。可笑しいのはペロロンと茶釜とモモンガだけだ。あとヘロヘロも大概癖が触れ始めてた気がするぞ。 」

 

 そういえば、そうだったなぁ。(染み染み)ALJNTはクラン時代のことしかよく知らないけどよ、アインズ・ウール・ゴウンには、だいぶ可笑しいのが混じってたんだよなぁ。

PRRNやTBLは勿論、BKBKCYGMも変なの拗らせてる感あったしな。

それに比べれば、オレやALJNTは可愛いもんだ。

思えば、TTCMEやMMNGが舵取ってないと、空中分解不可避だったんだろうなぁ・・・

 

「 どんなだったの、そいつ? 」

 

「 ヘロヘロは社畜でな。転職に失敗して以来ユグドラシルに来なくなって久しい。多分今は墓の下だ。 」

 

「 ああ、ご愁傷さま。 」

 

「 やっぱり、ヘロヘロさんやばかったのか。 」

 

「 確証は持てないが、あそこはあんなご時世だからな・・・さて、ここ寄るか。 」

 

 ALJNTが立ち止まったのは、目立つところに立地してる都合上、特に人だかりの多いガンショップだった。

 

「 入って、どうぞ。 」

 

「 お邪魔しまーす。 」

 

 店に入れば、銃やナイフなんかがショーケースに入れられて並ぶ部屋の中で、店員らしきおっさんが挨拶してくれた。

 

 グラセフかな?まさしくこの風景は作中のガンショップまんまだしよ。奇跡的に一世紀後の今にも残ってるんだよなぁ今はGTA114514くらいっすかね。21世紀のナンバリングもプレイできますな。ま、あんな治安になられたらたまったもんじゃねぇけどよ。そうなることを考慮してこの店に置いている魔導銃は、今のところはそんなに種類はないです。ハンドガンやショットガン型、それからアサルトライフル型くらいすかね?そのうちスナイパーライフルやらロケットランチャー型なんかもラインナップに追加する予定らしいっすよ。

 

「 店主、ここの射撃場使いたいんだけど、空いてる? 」

 

「 空いてますよ。 」

 

「 そうか、ありがとう。 」

 

 売り場の隣の部屋は射撃場になっていて、今日も一般のホモたちが的に銃弾をぶちこんでいる。確かに1カ所、誰もいないところがありますねぇ。

 

「 どうだ、撃ってくか? 」

 

「 え?銃なんてもってないよ。 」

 

「 そう言うだろうと思ってな。ほれ。 」

 

 ポケットスペースからなにかを取り出したALJNTは、ELNにそれを手渡した。ハンドガン型の魔導銃っすね。

前にロリコンの目を撃って潰したのとは別のやつっス。

 

「 スキルないけどいいの? 」

 

「 構わん。場数さえ踏めばどうにかなる。 」

 

 

 こうしてELNは射撃台に立つ。丸い木の板の的に銃口を向けて、引き金を弾く。

ものの見事にど真ん中、とはいかずともそれに近いあたりに命中してますねぇ!二発三発目もそこそこ近い。

エイム上手いっすね。

 

「 やんじゃないか。 」

 

「 友だちに誘われて、FPSそこそこやってたからかな。 」

 

「 ふーん、でも大したもんだよ。 」

 

「 源次郎、お前もやれ。 」

 

「 やだ。こういうのはガーネットの方が上手いもん。 」

 

「 ガーネット?どっかで聞いたことある名前。 」

 

「 パワードスーツを発展させた偉大な男だ。軍曹ならアイツのこと知ってるだろうさ。 」

 

「 今は女みたいな見た目してるけどね。モモンガさんはアイツも辞めてなかったこと知らないと思うよ。 」

 

「 その心は? 」

 

「 ガーネットはねぇ、プレイヤーネームと別の名前を掲示板とかで使ってたんだよ。確かドライツェーンっていったかな?だから実際にあった人や今いるギルドのメンバーしか、それがガーネットだって知らない。タドコロさんは前に会ったね。 」

 

「 そうっすね。 」

 

 アイツが匿名使いたがったのは、MMNGが面倒くさかったかららしい。前にアイツはALJNTと同じくMMNGと揉めたってのは前いったよな。それでギルドをでていって別のワールドに移ったんだが、プレイヤーネームは気に入ってたんで変えなかったんだよ。

それで、掲示板なんかで匿名を使うようになったって聞いてますな。

ドライツェーンってのは13番って意味らしい。なにがどう13番なのかはそれは神のみそしるっすね。( DTさん )

 

 

「 ねぇ、他に銃ないの? 」

 

「 ああ、これがあるぞ。 」

 

 

 ファッ!?オレは驚きを隠せなかったよ。ALJNTが次に取り出したのは、まだ店に並んでない種類だ。

一見すれば、トランクケースにみえる、青と銀の物体。

 

「 たっち・みーなら、こいつをみたらさぞ喜んだろう。 」

 

 それには赤いボタンが付いていて、1、3、2、ENTERと押すことで、初めて使用可能になるんだよなぁ。

 

『 カイジョシマス。 』

 

 この電子音は、ロックが解除された証だ。こうしないと使えないように作られてる辺り、こだわりがあっていいっすねぇ。そうして折りたたまれたその機関銃が展開される。

見た目は、銃身が複数束になったような、いわゆるガトリングガンってやつすね。

男のロマン、感じるんでしたよね。

 

 

「 これ使え。 」

 

「 えぇ・・・ 」

 

 

 流石にELNも困惑してますね。というかこれ武器庫でチラッと見たような気がしますな。

まぁ、それでも受け取って撃ってみてみるらしいっすね。

みんなガトリングガンの発砲音はドドドドドドドっていうオラオララッシュみたいなのを想像すると思うんすけども、まんまそんなんすね。

実際はこう、

 

バーッ(迫真)

 

って感じのやつなんすけどね。

無数に弾丸が発射されて、的がハチの巣になってるッス。

 

「 こいつの調整版が出回るのは、もう少し先のことになるだろう。 」

 

「 想像してるより、なんというか迫力がないね。 」

 

「 持ち運びしやすいモデルだからな。その分威力は控え気味だ。 」

 

「 つまり、正統派なガトリングガンもあるの? 」

 

「 あるよ。前に烈怒さんがぶっ放してた。 」

 

「 ガトリングゴリラとは恐れ入ったよ、あの時は。

次、オレやっていいか? 」

 

  ALJNTはそういってELNと変わり、新しいのに代わった木製の的にハンドガンの銃口を向けた。銃声が3回鳴り響き、弾が発射される。どれもほぼど真ん中に命中しましたね。

エイム凄いっすね。(ホモは2度刺す)

 

「 うわっ、すっげぇ。アンタ、こんなに射撃上手かったっけ? 」

 

「 烈怒さんたちが稽古つけてくれたお陰だ。レベル自体は100が打ち止めらしいが、それでも経験は裏切らんらしいな。 」

 

「 はえー。 」

 

「 ところでだが源次郎。 」

 

「 なに? 」

 

「 お前、今エルフ王国にいるっていってたな。 」

 

「 うん。いったね。 」

 

「 てことはあそこの王様と面識があるんだよな。 」

 

「 ・・・あるね。なにがいいたいの? 」

 

「 単刀直入にいえばね、その王様、もしかしてオレの知ってる男じゃないのか? 」

 

「 ・・・! 」

 

 

 流れ変わったな。とづまりすとこ。

 

「 現国王は、前の王を殺してその座を勝ち取ったと聞いた。だがよ、その前の王ってのは八欲王の倅で、この世界基準ではアホみたいに強かった。それこそスレイン法国と敵対しても、拮抗できるほどに。圧倒できるほどに。それを倒したということになるよな。そんなヤツ、『この世界には』いるのか? 」

 

 ・・・急に空気が重苦しくなりましたね。多分、ALJNTはもう、エルフ王の正体に気づいてますね。

MURも前に、エルフ王国が八欲王の子孫の興した国だと教えてくれた。コイツが曲者で国中の女に自分の子供を産ませまくってたノンケの屑らしい。

スレイン法国とも、あちらの人間に手を出したのが原因で今現在戦争状態だって聞いてますな。

当然レベルも高いから、それを殺れるといえば、それができるのは、限られてくる。

最も可能性があるのは二つ。

 一つは八欲王の血筋を憎んでいるだろう真なる竜王。

 なんだが、それはまずないです。なぜなら、そうなら今よりも前に前王は消されている筈だから。それを今の今までしなかった以上、ある程度は容認してたってことになるんだよな。

GNJRUが竜王の死体を持ってきたのだって、ついさっきのことだから、奴らがエルフ王国に目をつけたのは王が代替わりしてからになるわけだ。

 

もう一つは・・・

 

「 ・・・ 」

 

「 ナザリックの話になるが、今のあの大墳墓にいるプレイヤーは、あのアンデットだけだ。お前らがアイツの元を出てったからな。おかげさまでアイツは、自我なぞ持ちやがったNPCを使ったたちの悪いお人形遊びをする羽目になっている。お前も、それくらい知ってるな? 」

 

「 え、なんでそこでナザリックでてくんの? 」

 

「 まぁ、見とけよ見とけよ。 」

 

「 今の千年王国はな、AOGと似通った、いやそれは少し語弊があるな。ほぼ対象的な状態に陥っている。

他にいなくなってるヤツもいるが、

ギルドにおいて、一番重要な立場の人物が、今ウチにはいない。 」

 

「 それは誰だい? 」

 

「 ・・・デケム・ホウガンの所業に、在り方に、誰よりも憤りを見せるであろう男だ。無理やり女を孕ませるなど、アレには地雷のうちの一つだろう。里をナザリックのボンクラメイドどもが襲った時、裏にはウルベルトのNPCがいたらしい。しかしだ。

何らかのアクシデントで、ヤツは死んだそうだ。」

 

「 ・・・ 」

 

「 オレはそれをアイツのした事だと思ったし、近くにいるのかもとも思った。だが、その後のモモンガの反応をみるに、アイツではないと悟ったよ。なら、アイツはその時に何処にいたんだ?そこで、さっきのエルフ王国の話に繋がる。あの八欲王の落とし物、一体誰が落とし前をつけた? 」

 

「 ・・・ 」

 

「 アレはデケムの命ごと『 オタカラ 』を奪い去り、エルフ王国をその独裁から解放した。そうだろう? 」

 

「 ・・・ 」

 

「 え、なに?そのエルフ王って変態なの? 」

 

 状況が呑み込めないELNをまるで意に介さず、ALJNTはGNJRUをジッと見つめている。その目はいつもよりも険しく見える。

 

「 知ってるんなら、教えてくれないか、源次郎? 」

 

「 ・・・ 」

 

「 お前のいう王とは、アイツだろう?アイツは今、エイヴァーシャでなにをしている?何故オレたちには一報も寄越さない?竜王国のそれを聞いたなら、それまで知らずとも、嫌でもオレたちに気づく筈だ。

それでいて何故、顔も見せようとしない? 」

 

「 ・・・ 」

 

「 なにかいったらどうだ? 」

 

「 ・・・ 」

 

『 FF外から失礼するゾ〜! 』

 

「 ファッ!? 」

 

 突然、オレがALJNTから渡されていた魔導トランシーバーから、聞き慣れた間の抜けたような声が聞こえた。

MURだ。今、ヴリヒルドリアにいるんじゃなかったんすかね?RED兄貴にSNK兄貴と今後の方針を話し合うって。

〈伝言〉のスクロールもMPも使わないで連絡取り合えるとか便利っすね。

それにしてもこんな時に来るとはなにかあったのかな?

 

「 MUR、どうかしたんすかね? 」

 

『 タドコロ、ギルドAOGのメンバーを名乗るウーズが駆け込んだ来た。これ、お前の知り合いかゾ? 』

 

「 ファッ!? 」

 

 これは、エルフ王国どころでは、ないです。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。