悠久の旅人〜創世の神子と久遠の宿命〜コードギアス編   作:御凪 霧封

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 ざっくりとではありますが、ブリタニアの日本侵攻とその結果、主人公である悠樹の行動を書かせていただきました。
 原作未履修、正確には復活のルルーシュ以外が未履修の為、スザク父であるゲンブや枢木家がどういう状態か不明ですので、スザク母の名前はオリジナルとなりますし、シャルル本人に至っては比較的善人とさせていただいております。


第2話:脱出装置の無い機体はいりません。

 皇暦1995年、シャルル・ジ・ブリタニアによるブリタニアの日本侵攻が始まる15年前、枢木家の門前近くにある公園に、一人の赤子が捨てられていたのを枢木ゲンブの妻、枢木クシナが夫のゲンブと共に見付けていた。

 2人に拾われた赤子は、赤子の首にかけられていた御守りに入っていた紙に書かれた名前をそのままに、枢木家の長男として養子縁組を行なった。

 ブリタニアの日本侵攻が起きることを把握していた悠樹は皇暦2001年、弱冠6歳ながらブリタニアに対して両面作戦を極秘裏に提案し、KMFに代わる機動兵器としてVF―0フェニックス及びACからオープンフェイス、ミルクトゥース、ナイトフォール、ライガーテイルの4機種、TSFから吹雪と海神に不知火弐式PHASE1の3機種の建造案も提出していた。

 養子とはいえ、血縁関係の無い赤の他人とも言える自身を愛し、育ててくれるゲンブとその妻である櫛菜、そして3歳下の弟であるスザクを、ひいては日本国民を護る為に、悠樹は自身の素性と自らが持つ技術知識を利用して動く事を決めていたのだった。

 様々な技術知識を披露していく悠樹であったが、両親は悠樹が神童クラスの天才だと受け止めていたため、ほとんど疑わずに案を採用し、ブリタニアの日本侵攻に備えて秘密裏に軍備を強化していった。

「無敵の機動兵器等存在しないのだから、人命保護の為の脱出装置は必要不可欠だ。それが無いのなら、物量の差で必ず敗北する。兵器は量産出来るが、兵士はベテランになるまで時間が長く、コストも高い。故に人命保護は最優先」

 悠樹の言葉は、KMFがパイロットをただのパーツとしか考えていない設計になっており、幾ら機体背面のブロックが脱出装置の役割を担っていると言っても、ブロック自体が機体背面から大きくせり出していることで、直接攻撃の危険にさらされている事実を危惧したものだった。

 機体の小型化による弊害だと悠樹は考えていた為、悠樹は機体の設計段階で、まず動力炉の再設計及び小型化を行ない、スラッシュハーケンや脚部のランドスピナー用に小型化した高性能イオンバッテリーを搭載した。

 なお、自身の専用機としてハイパーグラビコンドライブと核融合炉、新型GNドライブを組み合わせたトリプルドライブシステムを搭載したジークアクスガンダム、通称斑鳩を既に建造しており、既存兵器等もしっかり強化発展させていた。

 また、偵察部隊にはMBT―RHBTリトルボウ、前衛部隊にはMBT―SHBTスコーピオン、主力戦車部隊にはMBT―HHBTドレッドノート、空挺部隊にはMBT―AHBTマタドールを1中隊分配備させていたり、対KMF用携行ミサイル兵器の配備等やらかしまくっていた。

 

 9年後、ゲンブと当時の防衛大臣の会合の結果、悠樹は特務大佐として遊撃部隊である第零特務部隊を結成。

 既に行われた第一次日本侵攻が終わった際に秘密裏にブリタニアに潜入し、コーネリアやその部下、ナイトオフラウンズの女性騎士達を、ルルーシュやナナリー共々日本へと連れ帰っていた。理由として事前にシャルル本人から打診があり、ユフィ、ユーフェミアを含めた彼彼女等と親交があったこと、シャルルを操ろうと画策している何者かの狙いの一つに彼女等を凌辱し、性奴隷化するというものがあった事から、コーネリアを婚約者とすることで保護したのだった。

 シャルルの兄のV.Vことヴィクトル・ジ・ブリタニアに関しては、調査段階でギアス響団なんていう百害あって一利無しな組織の響主をしている事と、万一敵に利用されては厄介である事、神から排除を指示されていることから能力を使用して物理的にこの世界から退場してもらっていた。

 2010年11月25日、9月18日に起きた第二次日本侵攻がブリタニアの敗北で終わった約2か月後、最終戦となった第三次日本侵攻が行われたその日、ブリタニアは人数をどうにか補充したナイトオブラウンズを筆頭に、グラスゴー等のKMF100機の侵攻部隊を戦闘機の大群と共に攻め込ませたが、結果的に侵攻失敗となった。四方を海に囲まれた極東の島国と認識されていた日本が大国のブリタニアからの侵略戦争で勝利したという事実は、他国にとっては驚愕を持って受け止められていた。

 日本が9年前から防衛軍へと自衛隊を格上げしていたのは事実ではあったが、専守防衛が基本の自衛隊は戦う能力が乏しいと認識されており、物量に勝るブリタニアの圧勝だと考えられていた。だが、悠樹は高高度に何機もの早期警戒機を配備し、白鯨級潜水艦や移動型海上要塞艦も大量配備、空路と海中からの侵攻を不可能にし、侵攻ルートを限定することで敵が海上ルートを選択せざるを得ない状況にしたのだった。同時に日本沿岸全域に迎撃ネットワークを構築し、沿岸の重要拠点の幾つかでわざと隙を作ったのである。当然、ブリタニア本国からせっつかれていた侵攻部隊指揮官は、功を焦るあまりこれに引っ掛かり、敗北することとなった。結果としてブリタニア軍は惨敗を喫し、日本はエリア11となる未来を回避したのだった。

「(海から来れば機動戦艦群が対応、空からならバルキリー、KMFが相手なら人型機動兵器、歩兵相手ならMOや独覚兵にPSP、IS部隊。大切な家族を護るためなら、俺は平気で両手を血に染めよう。前世持ちプラス大量の兵器設計図持ち舐めんなよ?黒幕さん)」

 大切な家族を護るためなら、反省・後悔・自重をしないと決めた悠樹は、率先してやらかしていた。そのやらかしまくっていた結果、日本は手出し厳禁な魔窟国家と化してしまうのだった。




 悠樹が15歳で特務大佐なのは、やらかしまくった内容が内容なだけにバレて他国に拉致られたら日本がヤバいと判断したゲンブの判断です。
 また、神様転生等が家族に受け入れられたのは、八百万の神を信じる土壌と、ゲンブや櫛菜がありのままを受け入れる考えを持っていたことが大きな理由です。
 職人気質で魔改造大好きな日本なら、確かな技術と知識があればこれくらいやりそうというイメージがあるので、この様な形になりました。技術大国日本の底力は伊達じゃありませんし。
 ナナリーの目と脚?保護した直後に悠樹が医療ナノマシンや技術を使いまくってソッコー治しました。
 なお、後日悠樹は勝利に貢献しまくったため、特務大佐から准将スキップの少将へと特進しました。また、日本に対して触らぬ神に祟りなしが共通認識になりましたが、ブリタニアにいる黒幕さんは日本勝利は奇跡的な偶然と片付けられています。
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