シャーレの新任先生:ディメトリアン・タイタス 作:ブラックヴァイパー候補者
疑問と消失
虚空の闇の中、一隻の白いUの字の紋章―――誉あるウルトラマリーンの紋章が刻まれた
「グィリマン閣下。カルガー、レアンドロス、タイタスが参上しました」
「うむ。皆、よく来てくれた」
「はい、閣下」
グィリマンの前で片膝をつき答えるのは重厚にして威厳あるマークXグラヴィス型
そして彼らの後ろでは他の同胞たちとは一線を画す漆黒のアーマーと髑髏のヘルメットを抱える
「君たちの聖務は終えたばかりだが、最優先しなければならない事態が起きてしまった。付いて来てくれ」
「分かりました、閣下」
くるりとその身を翻したグィリマンの背を追うようにカルガーらは立ち上がり続いていく。
「君たちが
グィリマンが足を止めて言い淀む。それは不可解な存在が多いこの宇宙において一際受け入れがたい存在を目にしてしまったかのような雰囲気を醸し出していた。
「その遺物が問題なのですね」
「……そうだ」
カルガーの答えに数拍おいてグィリマンが応じながら振り返る。そこには威厳はなく純粋な困惑の表情を浮かべたグィリマンがいた。
「タイタス、君の名が表示された未知のデータスレートと今は亡き兄弟、サングィニウス直筆の私宛の手紙だ」
*
「これらが件のデータスレートと手紙だ。既に
グィリマンと三名のスペースマリーンが取り囲む台の上には封が切られた封筒と中に入っていたであろう三つ折りにされていた数枚の紙と色鮮やかな数枚の写真、そして帝国で普及しているものよりも薄型かつ滑らかでスマートな外装で作られた板状の機械―――データスレートが置かれていた。そのデータスレートの画面には『For Demetrian Titus』と表示されていた。
「データスレートはタイタスの名が最初に表示されてから全く応答がない。艦内の
とグィリマンが説明する。その顔は未だに晴れていない。
「そのデータスレートは解りました。しかし、その手紙は本当にサングィニウス閣下が記した物なのですか?」
とカルガーがもっともな質問で返す。サングィニウスは一万年以上前に勃発したホルスの大逆で戦死したと記録され、その遺体も故郷たる惑星バアルへと埋葬されたのが確認されている。その彼が新たに手紙を記すというのはあり得ないのだ。
そのことにグィリマンは一つ唸りを上げてから口を開いた。
「……文字と文体に私が幾度となく見てきたサングィニウスの癖があった。更にマグラーグに残る手記を使い筆跡鑑定を行ったが、本人であると証明された。これは彼がどこからか送ってきた物で間違いないだろう。信じ難いことだがそう信じるしかあるまい」
「……閣下が信じるのであれば私たちも信じましょう。ではその手紙の内容は何と?」
カルガーの二度目の質問に応じるように手紙を手に取り、同封されていたらしい写真をカルガー、レアンドロス、タイタスへと手渡していく。
「私に宛てた手紙だが、その写真に写る『キヴォトス』という地で齢16歳ほどの女子の学生として生活している、というものだ。今渡した写真はその地でできたという友人が撮影したものだと記されている」
タイタスが視線を落とし手にした写真へと目を向けると、白い制服らしきものを着こなし白き翼が生えブラッドエンジェルの紋章から翼の部分をそのまま伸ばしたような光輪らしき物が頭上に浮かび、均衡のとれた美しい金髪の女子が笑顔で菓子を食べようとしている場面だった。タイタスはサングィニウスについては彼の息子らであるブラッドエンジェルほど詳しくはないが、それでもこの金髪の女子がサングィニウスであると思わざるを得なかった。
「閣下、手渡された写真にはサングィニウス閣下らしき人物が角が生え、謎の光輪のようなものが頭上に浮かぶ
手に持つ写真を台に叩きつけながら声を荒げるレアンドロス。彼は
「我々の常識から考えればその通りだ、レアンドロス。しかし、彼……いや、彼女がいるキヴォトスではそのような者は珍しくなく、人種の一つの特徴として受け入れられている。それ以外にアエルダリのような先端が鋭い耳を持つ者、悪魔のような翼や尾をもつ者、
「閣下、そのヘイローというのは全住民が持つものなのですか?」
とカルガーが手にした写真を見せながら訊ねる。それにはサングィニウスらしき女子とレアンドロスが持っていた写真にも写っていた女子がどこかの屋内で食事を楽しんでいる場面であった。だがその写真にはその二人以外に後姿で毛むくじゃらの『何か』も入っていた。
「いや、ヘイローがあるのは『生徒』と言われる者たちのみらしい。それ以外の住民にはヘイローはないそうだ。そしてその住民にはヘイローの有無が不明のより幼き子もいるようだが、『大人』とされる者たちは動物が二足歩行しているような存在かどう見ても自立行動している人型ロボットだとされている」
「
「私とて筆跡鑑定と癖が無ければ信じられんぞ、カルガー」
ようやくこの困惑を共有したからなのかカルガーにグィリマンは軽口を交えて返す。しかし、依然としてその表情は陰りが見えていた。
するとここで今まで口を閉ざしていたタイタスがようやく話し始めた。
「閣下。今ここにある写真を見渡して気づいたのですが、彼女とその友人を含め、ヘイローを持つ者は必ず装飾された銃器を持っています。このキヴォトスというのは
タイタスの指摘にカルガーとレアンドロスは今一度台に置かれた写真を見渡す。確かにそれらには白を基調に豹柄のような模様が入ったハンドガードと『赤い雫と翼の印』がストックに刻まれたオートガンらしき銃器が映っていた。いや、それだけではない。サングィヌスの友人も、サングィニウスと同じ制服を着た者たちも、偶然映り込んだらしい者たちも、総じて『ヘイロー』が頭上に浮かぶ生徒は全員大なり小なりの銃器を持っていた。
「そのことに関してだが、この地の原住民は軒並み銃撃・爆破・衝撃への耐性が異常に高いと記されている。故に銃撃戦への抵抗感か薄く、武力衝突が頻発しているそうだ。しかしこの争いは日常的な揉め事の解決策の一つであるらしい。銃器を日常的に持ち歩く理由も抗争へ即座に対応する為のようだ」
「銃器の方は分かりました。では治安の方は?」
とタイタスが再度訊ね、グィリマンがまた答える。
「この手紙によればキヴォトスはある程度の自治区毎に別れており、それぞれの自治区に治安維持組織が存在しているとある。それらにより治安と秩序が保たれているが自治区毎に規模・政治・歴史が異なり、人員不足で存在しない例もあるようだ。それ以外に組織の政治性が強く動きが悪い、組織構成が歪など問題がないと言えん自治区もあるらしい」
「組織である以上問題は避けられぬ、ということですか。他人事ではありませんね」
タイタスが呟き視線を下す。勘違いした部分もあるが、彼自身も組織が抱える問題に振り回された側ということもあってか思うところがあるようだった。
そのまま押し黙るかに思えたがまた何かに気付いたらしくグィリマンへと顔を向ける。
「……閣下、キヴォトスの子細と我々の常識との差異は理解しました。しかしサングィニウス閣下に繋がる情報は現状2つしかありません。他にはないのでしょうか」
「それは私も感じたことだ。この手紙はサングィニウスが書き記したはずだが、あまりにも彼女自身の情報がない」
ギィリマンが手にしていた手紙を顔の横まで掲げる。
「私は最初、あのサングィニウスの手紙という衝撃が大きく、真贋を精査しようと躍起になっていた。だが読み直す度にその異常性に徐々に気付かされた。この手紙は最初に近状報告から入り、キヴォトスの説明へ自然と変化している。それは久しい相手に送る手紙としてはごく自然なことだ。だが言葉巧みに隠されているが、近状報告で得られる情報はタイタスが指摘した通り2つだけだ。それ以外は全てキヴォトスへの説明ばかりとなっている。まるで彼女自身を知りたければこちらに来い、と言わんばかりだ」
彼はそう言って腕を組む。その顔の陰りは消えておらず、眉間に刻まれていた皺がより深くなっていた。
「サングィニウス閣下が戦闘でもないのに罠を張るのような行為を?記録では総主長の中で最も高貴で慈悲深き御方ではなかったのですか?」
レアンドロスが訊ねた。彼の中のサングィヌスの人物像は今に残る伝記と記録を基に多分に色眼鏡が入っている。しかし本質は正しく捉えており、それ故に回りくどいともとれる方法をとることに『らしくない』と認識したのだ。内心、『その手のやり方はアルファレギオンが得意としているのでは?』とも思ったが、流石におくびにも出さなかった。
「私もサングィヌスらしいとは思えないと考えた。しかし、件のデータスレートがあれば話が変わってくる。あくまで『最良の可能性』であるが……タイタスとデータスレートが接触すれば、データスレートの未知のエネルギーがサングィニウスの元へ私たちを導くかもしれん。それを促すためにあえて誘い込むようにしたのだろう」
グィリマンは腕組みを解き最悪の事態に備えて自分たちと
「私はこれを救援要請と捉えた。彼女だけでは太刀打ちできない問題が発生し、私たちを必要としているのだと。ブラッドエンジェルには悪いが、緊急を要する案件であり早急な解決が必要とされるだろう」
*
プライマークソードの艦橋にてグィリマン、カルガー、レアンドロス、そして人員が必要ということで集まった数名の
当初は
「さて、準備はいいか」
《はい、グィリマン閣下。これより接触します》
やがてタイタスの指先がデータスレートに触れる。未知なる存在に警戒したこともあり即座に手を引っ込めるが、触れただけでは何も反応しなかったことを確認しまた手を伸ばす。そして見た目が華奢なデータスレートを壊してしまわぬよう慎重に掴み、見やすいように胸元まで引き寄せる。その画面には依然として『For Demetrian Titus』と表示されていた。
「タイタス、何か変化があれば報告せよ」
《はい。しかし現状では何も変化していません。画面に表示されている文も……待ってください》
一度は変化がないという報告に互いを見つめるように視線を逸らしたグィリマンたちだったが、声色が変わったタイタスに反応し即座に向き直る。その緑色のホログラム映像には例のデータスレートを両手でしっかりと保持し、食い入るように画面を睨んでいた。
「どうした。報告を」
《文が―――変更されました。Titus, I've been waiting for you……ウッ!?》
新たに出力された分を読み終えるや否や、発光するような素材で作られているはずのないデータスレートから閃光が放たれ、ヘルメットに搭載された保護機能を突破しタイタスの視界を塗りつぶす。それは周囲にいる
「なんだこの光は!?」
「あのデータスレートから放たれていること以外わからん!」
「映像を切り替えてもダメだ!」
招集された
そして10秒ほど―――艦橋から監視していた者たちからは酷く長く感じた時間が経過し光がいきなり消えた。タイタスと件のデータスレートも共に。
「馬鹿な。タイタスは、タイタスはどこへ消えた!
周囲の喧騒をかき消すようにカルガーが叫ぶ。タイタスが痕跡も残さずに消えたというのは理解しているが、それでもという思いと共に叫ばずにはいられなかった。だが帰ってきた報告はその思いを正面から砕いた。
《未知のエネルギーを検知。空間の異常と修復を検知。状況からテレポートによる空間転移の可能性アリ。副官タイタスの行方は不明》
その報告にカルガーが低く唸る。彼もスペースマリーンの一員であり、同胞の戦死も消息不明も幾度となく見てきた。しかし悲しみや困惑を感じないということはない。そのためにも訊いたのだがやはりショックを受けざるを得なかった。その一部始終を見届けたレアンドロスが今度は自分が、という雰囲気で疑問を投じる。
「あり得ない。あんな短時間でピンポイントでタイタスのみテレポートしたと?テレポート装置などの準備も
彼の言う通りテレポートを行うには時間も、準備も、何もかもが足りない。彼らが帰属する『帝国』のテレポート装置は祭壇のように巨大であり、即座の使用は不可能など使い勝手が非常に悪い。そしてテレポートの前後―――厳密にいえば『する前』にいた地点、『した後』の地点には衝撃波や氷結が発生する為に周囲に被害が出るという欠点もある。そのような実態を知っているが故にレアンドロスは『あり得ない』と否定したのだ。
その疑問にグィリマンは己の憶測を交えて答えて見せた。
「あのデータスレートが関係しているのだろう。あれには我々の今の理解できぬ要素が多く、あり得ぬ事象が起きてもおかしくはあるまい。その証拠にタイタスだけでなくデータスレートも消えている。一種のビーコンとして機能したと考えれば消えるのも当然だ」
「では、彼はどこに?」
今度はカルガーが尋ねる。それにグィリマンは己の推論を交えて答える。
「データスレートから検知された未知のエネルギー。それに表示されたタイタスの名が入った2つの文。そしてサングイニウスの手紙。それらを顧みての状況証拠でしかないが……タイタスだけが送り込まれたかもしれん。このキヴォトスという地に、そしてサングィニウスの許に」
自分がただの傍観者にしかなれない苛立ちを自覚し、心を鎮めながらグィリマンがそう呟いた。
*
だがなぜ現在地がプライマークソードの艦内ではないのか、宇宙ではなく『空と雲』が見えるどこかの惑星の地上にいるのか。払拭できない疑問が頭の中を駆け巡り、さらなる疑問を呼び起こす。もはや混乱にもなりそうな疑問の嵐を鎮めるため一度大きく息を吐き両手を握りしめる。と、ここで気が付く。あのデータスレートが消えていた。
(一体どこに。簡単に落とさぬように持っていたが……声が!?)
今度は声が出ないことに気付く。体は確かに動かせるのだが、声だけが全く出せないことに困惑せざるを得なかった。
「……私たちのミスでした」
うら若い女性の声による独白。反射的に振り返ると、写真で見た女子学生になったサングィニウスが着ていた物とは違うデザインの白い制服を着込んだ少女が座っていた。その顔は
(お前は一体、そしてそのケガは……!?)
少女に向かい合うように向き直ってから一歩踏み出そうとして体が動かなくなる。
「私たちの選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況。結局、この結果に辿り着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るなんて……」
(待て、何の話だ!結果も何も俺は初対面だぞ!)
またタイタスの脳内に疑問が駆け巡る。先ほどの疑問は手にしていたはずのデータスレートが関係していると考えれば理解はできずとも納得はできた。過去にも何かしらの遺物が原因で空間転移をした、という話は存在するからだ。
しかし今は違う。断片的な内容も、口調も、声色も、初対面の相手に向けるようなものではない。だというのにそれが当然という態度で会話しているこの少女には混乱と困惑と警戒、それらが折り重なった疑問しかなかった。
「……今更図々しいですが、お願いします。ディメトリアン・タイタス先生」
(なぜ俺の名を……いや、名前だけなら知る術はある。だが教官ならまだしも『先生』とはどういうことだ?)
過去にも名乗っていない
「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で同じ選択をされるでしょうから……。ですから……大事なのは経験ではなく、選択。あなたにしかできない選択の数々」
(同じ状況?同じ選択?さっきの話といい、まるで時を遡り同じ場を一度は経験しているのか?その経験よりも俺の選択が大事……?)
「責任を負う者について話したことがありましたね。あの方はともかく、あの時の私には分かりませんでしたが……。今なら理解できます。大人としての責任と義務。そして、その延長線上にあった、あなたの選択。それが意味する心構えも」
逆光で見えないはずの彼女の瞳が一瞬タイタスの視線を合わさった、気がした。一瞬であっても読み取れたその眼に宿った希望と何かに懸ける決意が勘違いではないと語っていた。
未だにタイタスの脳内では疑問が渦巻いている。更にこの短時間で起き続けた異常も相まって、目の前の少女が人間なのかという疑惑すら湧いてくる。だが彼女の眼が過去の自分や同胞が名誉を懸けたあの眼と同じであると認識した時、疑惑も疑問も抱えたまま信じてみたいという感情もまた湧いてきた。
「ですから、先生。あの方が信じて、私が信じられる大人である、あなたになら、この捻じれて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を……。そこへ繋がる選択肢は……きっと見つかるはずです。だから先生、どうか……」
そこまで聞いたタイタスの視界が急にぶれる。ガシャン、とアーマーが床にぶつかる音と共に体勢を崩していく。そうして彼は意識を失った。
*
真っ暗な視界。ガンガンと衝撃が頭の中で反芻しているような錯覚と酷い耳鳴りに疎ましさを感じながらゆっくりと意識が浮上する。体にかかる重量感、四肢の末端辺りだけが地に触れている感覚、背中が押し上げられる―――バックパックに支えられるような形で仰向けに倒れていると理解した。
「……し…………丈……」
ペチペチと柔らかくもある程度の重量のある『何か』がヘルメットを叩く。同時に耳鳴りから回復しつつある聴覚が
「……しき……ありま……」
聞こえる言葉は単語にもならない途切れ途切れなもの。だがその声色はこちらを、タイタスを心配しているように聞こえた。その声に呼応するようにタイタスの意識は一気に覚醒し、双眼が開かれた。
まず目に入ったのはタイタスが知る中ではシンプルな白い天井。帝国で好まれるゴシック様式のようなアーチ構造などはなく強度確保を兼ねているらしい最低限のデザインのみ。その上、やけに低く見えた。
「もしもし、起きてください!」
誰かが大声で呼びかけた。無意識に、既に意識が覚醒していることを示すように首を動かして声がした方へと顔を向ける。そこには四つん這いになってこちらを心配そうな表情で見下ろす大人びた少女―――サングィニウスと思われる少女が着ていたものとは全く違うデザインの白を基調とした制服を着込み、えらく長い紺色の頭髪と眼鏡の奥にある切れ長の目元、アエルダリを思わせる先端が尖った細長い耳が特徴的で光輪のようなものが頭上に浮かぶ―――が居た。
用語解説コーナー
Warhammer40000(以後WH40k)
イギリスのミニチュアゲーム会社『ゲームズワークショップ』が販売・展開しているミニチュアボードゲームであり遠未来の銀河を舞台にした戦争を描いたSFファンタジー作品である。暗く退廃的な世界だが尊き犠牲を払う数多の英雄譚やSF要素とファンタジー要素が融合した世界観は一度知れば抜け出せなくなる魅力が存在している。
帝国
WH40k作中に登場する架空の国家で人類唯一にして銀河最大勢力の超巨大国家である。あまりにも巨大ということで把握できていない部分も多い。
この世界における人類は銀河全土に勢力を一度広げたが天災、AIの反乱、異種族の襲撃などで当時の政府が崩壊し、勢力も分断されてしまう。このままでは人類の滅亡を確信した『皇帝』は自身を君主とする帝国を興し、自身の居た地球の平定から始まり総主長とスペースマリーンの創生、銀河に散らばる人類を統合する
しかし
それらもあって現在の帝国における社会性は中世ヨーロッパの暗黒期並みに迷信や宗教を重要視している。
歪み
WH40kに登場する架空のエネルギーであり異次元そのもの。この世界の人類を含めた様々な種族や勢力が超能力や魔術の行使や恒星間航行に必要な存在となっている。生物の感情や魂からなる世界で現実宇宙の時間も空間も物理法則も通用しない。
そして歪みの空間には暗黒の四大神を中心とする
総主長
皇帝が銀河統一の補佐として生み出した人造人間で皇帝本人の遺伝子が組み込まれているため『皇帝の息子』『皇帝の子』としても知られている。全部で20人いて各々が自身の遺伝子を基にしたスペースマリーンの
彼らは生まれてすぐに暗黒の四大神によって誘拐されるが皇帝の加護を受けた保育カプセルが彼らを守り、暗黒の四大神の手を逃れて銀河に散らばる人類が居住する惑星へと降り立った。その後はそれぞれ異なる経験を積み、大征戦でそれぞれの惑星に降り立った皇帝と再会し、自分たちの遺伝子情報を使って生み出されたスペースマリーン
ロブート・グィリマン
惑星マグラーグに降り立った
彼はホルスの大逆後に
しかし帝国を裏切り悪魔となった
スペースマリーン
この作品を代表する主人公ポジションで顔役となる超人兵士。総主長の遺伝子情報を基にした超人器官という人工臓器が埋め込まれている。適性のある男児が数十年かけて強化改造手術と過酷な訓練、様々な試練を突破することで一人前のスペースマリーンとなるため、その数は銀河全土に行き渡らないほど少ない。その代わりに一人一人の戦闘能力は高く、白兵戦から射撃戦まで対応し多種多様な武器を扱える万能性を持つ。
現在は新たな超人器官を追加しより大きく、よりタフで、より強くなり専用のアーマーを持つ『プライマリススペースマリーン』が主流となりつつある。既存のスペースマリーンでも再手術を行えばプライマリス化が可能となっているが、手術には激痛を伴い術中に死亡する例も少なくない。だが成功すれば高い能力と豊富な経験を持つ『ルビコン・プライマリス』となり強力なスペースマリーンとして活躍が見込まれている。
兵団と戦団
スペースマリーンの最大単位の部隊。ホルスの大逆までは数万人のスペースマリーンで作られた
兵団の名を受け継ぐ
ウルトラマリーン戦団
かつてのウルトラマリーン
超人器官を生み出すのに必要な
戦い方は
マルネウス・カルガー
ウルトラマリーン
彼は元々通常のスペースマリーンである『ファーストボーン』だったが、プライマリス移行手術を最初に受けてルビコン・プライマリスとして生まれ変わった。
レアンドロス
かつてタイタスに助けられ、後に同じ分隊に所属し、今は
ディメトリアン・タイタス
デジタルゲームWarhammer40k:Space Marineと続編のSpace Marine2の主人公。模範的な戦士かつ戦略家であるスペースマリーンだが時には
ホルスの大逆
WH40kの本編時間軸から一万年前に起きた大規模な反乱で18のスペースマリーン
最後は大逆派のリーダー『ホルス』が皇帝を重体にしたが皇帝から致命の一撃を食らい死亡。ホルスの大逆は終結し、生き残った
奉仕者
WH40kではよく見かかけるサイボーグ化された奴隷。専用にクローン培養されることもあるが多くの場合、帝国の犯罪者や裏切り者、スペースマリーンの試練に耐えられなかった者の末路である。自我を消される手術が行われ、作業に特化した腕へと機械化改造が施されることで製造される。
AI搭載のロボットで十分と判断されそうだが帝国では宗教上の理由でAIの開発・発展が禁止されており、それらの代用として奉仕者が存在している