シャーレの新任先生:ディメトリアン・タイタス   作:ブラックヴァイパー候補者

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対策委員会編1章
迷子と遭遇


タイタスの赴任から10日ほど経過した。期間としてはそれほど長くはないがとても『濃い』日々であった彼は思い返す。

再会することがないはずの戦友たちと裏切り者との対面、キヴォトスという異質な地を受け入れた死せる英雄との接触、この世の理を覆す手段の獲得、回収・修復されウルトラマリーンの戦団色と同じ群青一色に塗装されたマリーン専用バイクの譲渡、どこからともなく現れる見知らぬ桃色の髪の少女、技術格差という壁に打ちひしがれて死屍累々となったエンジニア部を始めとしたミレニアムの部活に所属する者たち……。帝国にいた時は数時間おきに出撃するというのは度々あったが、それでもここほど『濃い』内容はなかっただろう。

そう思いながらシッテムの箱を立てかけて電源を点ける。画面には崩壊し、青空を覗かせる部屋の中でアロナが偉そうな雰囲気で椅子に座っていた。タイタスはそれを咎めることも呆れることもせずに、ただ床にチェーンソードの切っ先を突き立て跪く。

 

機械精霊(マシン・スピリット)アロナ。日々の加護に感謝を捧げ、今日もその力をお貸し願います」

 

《うむ、よきにはからえ~》

 

タイタスが(こうべ)を垂れて供え物であるイチゴ牛乳―――タイタスが知る限り帝国には存在しない飲料だ。やけに甘ったるい味とタイタスは認識した―――を差し出す。それに気を良くしたのか、アロナは調子に乗ったかのような声色で答えた。このような行為に儀式的な意味などない。だが、この行為は自称機械精霊(マシン・スピリット)アロナのやる気を引き出すのに必要な朝のルーティーンとなっていた。

そして、一通り祈祷を終えると二人の間に合った雰囲気がいつもの状態へと戻る。タイタスが敬う雰囲気を出していたのはあくまでルーティーンの間だけだが、アロナもそれを了承していたためだ。

 

《連邦生徒会への通知、業務の引継ぎ、現在可能な範囲での事前調査、キルチームへの連絡とシャーレ入室に必要な認証キーの送付などなど……全て完了しています!予定通り、出発しますか?》

 

「ああ、アビドス高等学校へ向かうぞ」

 

タイタスはそう言い放つとシッテムの箱の電源を落とし、あるミレニアムの生徒―――『こすぷれ』なる趣味を持ち、自前で衣装を作るという―――へ依頼し製作してもらった革製の専用ポーチへと収めた。そしてそのポーチを腰のベルトへと吊り下げてシャーレ居住区内にある格納庫へと向かって行った。

 

 

見渡す限りの砂漠と砂に飲まれた廃墟。照り付ける太陽と反射熱で砂しかない地平線は陽炎で揺らめく。

その砂漠の中、砂に飲まれていないハイウェイをタイタスが駆るバイクが走り抜ける。流線形とはかけ離れた武骨な装甲とフロントカウルの一部として取り付けられたツイン・ボルトライフルの銃口が煌めくそれは、アウトライダー・スカッドでも使われる新型のスペースマリーン用バイクだ。機動装甲服(パワーアーマー)を含めた総重量600㎏前後はあるプライマリススペースマリーンが乗っても高速で走るエンジンを搭載し、搭乗者の重量とエンジンのハイパワーに耐えうる車体は高い耐久性と大抵の悪路を走破する機動力を搭乗者へと与え、好戦的な機械精霊(マシン・スピリット)を宿す鉄馬だ。

だが今は戦場を走り抜ける鉄馬ではなくタイタスの長距離移動に必要な足として、そして今向かっているアビドス高等学校に必要な物資の運搬用のビークルとして使われている。現に戦団章と所属する分隊の紋章が描かれている筈の装甲版には何も描かれていない無地で、代わりにキヴォトスで流通している弾薬が詰め込まれた木箱が二つの紋章が描かれている筈の車体の左右とツイン・ボルトライフル付きのフロントカウルの上にに括り付けられていた。

なぜこうなったのか、それは数日前に遡ることとなる。

 

 

《先生、不穏な内容のメールがあるみたいです!》

 

「不穏な内容だと?どこから送られてきた?」

 

《えっと……アビドス高等学校ですね。今回初めてですよ!》

 

それはシャーレの本格稼働から1週間ほど経過した日に届いた。

それまでにD.U.地区の治安維持に貢献するなど、目に見える功績もあってシャーレに関する噂がキヴォトス中に広まりつつあった。尤も、それよりもタイタスの巨体と容赦の無さからくる畏怖の噂が先に広まってきていたが。とにかくシャーレの活躍を聞きつけ、これまで遭遇した生徒を中心に個人か小規模なグループから救援要請のメールが届くようになった。だがそれらの内容でアロナが『不穏』などと評価することは今までなかった。

タイタスは短期間であっても前例のないその反応から、『アビドス高等学校』の優先順位を最上位へと引き上げることにした。

 

「アロナ、そのメールを表示しろ。内容次第だが最優先に動く必要があるかもしれんぞ」

 

《分かりました。では、どうぞ!》

 

アロナがそう言うと自動でメール機能が起動して内容が表示される。そしてタイタスが一語一句見逃さない眼光で内容に目を通してくと、普段から厳格な彼の表情がより険しい物へと変化していく。

その内容を要約すると

 

『アビドス高等学校の校舎を暴力組織が狙っているらしい』

 

『弾薬などの補給物資が底を突そうなほど困窮している』

 

『解決のために力を貸してほしい』

 

といったもの。噂を聞いているかもしれないが、稼働して間もないシャーレに救援を求めなければならない時点でどれほど不穏なのかが読み取れた。

 

「……アビドス高等学校について分かっていることはあるか?」

 

《えっと……昔はキヴォトス最大の学園と言われていたほど広大な自治区でしたけど、今は気候の変化で街が厳しい状況になっているらしいと聞きました。それよりも学校が暴力組織に狙われているなんて、ただ事ではないですよ》

 

「早急に、というほどではないかもしれないが逼迫しつつあるのは確かだ。機械精霊(マシン・スピリット)アロナよ、アビドス高等学校に関する確証のある情報をかき集めろ。俺は物資の調達とメールの返答を行う」

 

《かしこまりました!ところで、先生ととても親しかった『キルチーム』の皆さんも呼んで手伝ってもらいますか?》

 

「その必要はない、と言いたいが今回は人員が多い方がいいかもしれん。キルチームに応援要請を送ってくれ」

 

《了解しました!》

 

その後、やって来たタイタスとは浅からぬ縁を持つ4人の生徒への説明から始まって連邦生徒会への通達と業務の引継ぎ、即日ではないとはいえ急に出張を要求したことをリンから小言を貰い、物資の請求で書類の数字が漢数字ではないということで書き直したりとあれもこれもとやっていくうちに2日が経過し、今に至るのだ。

 

 

アビドス高等学校に近づいてきた、とアロナからアナウンスされてハイウェイから建物のほとんどが砂に埋もれていない住宅街へと降りる。ここまでは順調だったが問題が発生した。

住宅街のどこかの交差点。人の気配がないそこで一度バイクを止めて、周囲をぐるりと見渡す。そしてシッテムの箱を取り出しアロナと共にマップアプリを起動する。

 

「……機械精霊(マシン・スピリット)アロナ、もう一度最新情報でマップを表示しろ。ここはどこだ?」

 

《少し待ってください。……ダメです、数年前のマップデータしかありません。現在地はこのマップデータの外なので把握できません》

 

「クソッ、ここから先は手探りか」

 

自身の現在地が把握できない―――端的に言えば彼らは迷子になっていた。

マトモな地図が存在していないのは管理しているであろう連邦生徒会の怠惰ではないのか、と邪推が過ぎるが、この地区は原因不明の砂嵐が頻発しそれが原因なのか人口が流出しているとアロナが収集した記録には記されていた。頻発する砂嵐で地形が変化しやすく、地図を必要とする人々が流出で減っているため連邦生徒会内部での地図の再作成の優先順位は下がり、アビドス高等学校側に要請しようにも在校生が減って20人にも満たないらしい現状では満足にできるはずもない。『帝国』でもそのような事態は間々あり、強く批判することはできなかった。

 

《でも先生、このアビドスは過去に街のど真ん中で遭難したという記録があります。何も考えずに進むと遭難してしまうかもしれません。今はアビドス高等学校に早く向かわないといけないので時間をかけるのはダメです!》

 

「……確かにその通りだ。アロナ、今ここで通信は行えるか?」

 

《えっと……通信環境は良くありませんが、できそうです!》

 

「ならアビドス高等学校の奥空アヤネに繋げ。無策で動くより確実に向かえるはずだ」

 

 

それから何とか連絡が取れたタイタスは要請メールの送り主である奥空アヤネと協議して、珍妙なオブジェがある公園で合流することが決まった。しかし通信環境が悪いために何度も通信が途切れ、その間に土地勘のないタイタスが勝手に進んでは幾度となく移動ルートを修正し、合流地点の公園に着く頃にはすっかり太陽が沈み始める時間帯になっていた。

 

「奥空アヤネ、聞こえるか?恐らくだが指定された公園に今到着した。……確かに珍妙なオブジェがあるな」

 

《はい、こちらもドローンで確認しました。お疲れさまでした!ですが、合流の方は―――》

 

「……今からは難しいか」

 

タイタスがそう呟き夕日へ不愉快そうに視線を向けた。

帝国においては最前線のスペースマリーンやアストラ・ミリタルムなどの例外を除けば、基本的に昼に活動し夜に体を休めるというサイクルが一般的だ。それはキヴォトスでも変わらず、夜警や日を跨いでも営業している店舗を除けば夕日が差し込むこの時間帯はその日の活動を終わらせる時間だ。この時間になってアビドスに属する誰かに合流してもらい、校舎のある地まで移動するというのは厳しくなりつつあった。

 

《ううっ、すいません……。ちゃんと案内ができていれば今日中に合流できていたはずですけど……》

 

「お前が気に病むことはない、奥空アヤネ。むしろ通信途絶状態でお前の案内がないまま勝手に動いた俺に非がある。それよりも合流の方だが明朝に案内できる者を一人寄こせるか?」

 

《分かりました。それじゃあ迎えに向かう人を決めるので一度通信を切ります》

 

「分かった。それまではこの公園で待機している」

 

タイタスはそういって通信を切った。だがこうなってしまうとアビドス側で出迎え要員が決まるまでは手持無沙汰になってしまった。とはいえ何もしない訳でもなくシッテムの箱を介してニュースを確認し、知らない単語があればアロナへ質問するというのを繰り返してキヴォトスの知識を少しずつ得ていた。

そうしてまだまだ知らぬキヴォトスの知見を広めていたところ割り込むように通信が入る。相手は変わらず奥空アヤネだ。太陽が既に半分以上が住宅街の向こうへと沈み、夕闇を引き連れているほど時間が経っていたようだが、タイタスはそれを気にすることなく再度通信を接続する。

 

《もしもし、先生?聞こえますか?》

 

「こちらタイタス、通信状態は良好だ。そちらは済んだようだな、奥空アヤネ」

 

《はい。まず先生のお迎えですが、ホシノ先輩が行くことが決まりました》

 

「了解した。……一応訊くが、その者の外見的特徴は何がある?何も知らぬまま攻撃してしまうことは避けたい」

 

《ホシノ先輩の特徴ですか?えっと、長いピンク色の髪の毛に大きなアホ毛と目がオッドアイで色が違います。右目が黄色で左目が青色です》

 

(アホ毛?)

 

聞き慣れぬ、いや聞いたことがない言葉にタイタスの脳に疑問が生まれる。アホ毛とは何か。アホなんて侮蔑の言葉が付くようなものが身体的特徴になるのか。そもそもただの毛をアホと付けるほどの存在なのか。たった一単語への疑問はあるが、今ここで尋ねるのは話の腰を折ってしまうと理解できていたのでとりあえず今は口を噤み、知ってしそうな誰かに訊いておこうと留めた。

 

「とりあえずピンク色の髪とオッドアイだな。それと、このアビドス地区で一晩過ごすことになるが留意すべき情報はあるか?」

 

《留意することですか……。砂漠なので夜になるとすごい冷えることと、先生がいる地区は電気と水道が止まっていて食べ物や飲み物を売っているお店が少ない、ぐらいでしょうか?》

 

《あーアヤネちゃん。最近あちこちを襲ってくるようになったあの集団がいるよ》

 

「あの集団?」

 

《はい。数週間前から私たちアビドス高校を含めた、アビドス各地で襲撃を繰り返している謎の集団です。全員の髪が緑色で、服装は白と黒のチェック模様で統一、牙のある牛のような絵を掲げながら大声で襲撃してくることで知られています》

 

「…………」

 

アヤネの説明に頭痛がしたような気がしてタイタスを頭を押さえてしまう。聞いた特徴の悉くがある異種族(ゼノ)を思い起こさせるものだったためだ。死せる英雄や戦友たちから人類以外の種族もなぜかキヴォトスの生徒となって住み着いているという話を聞き、彼も実際にそれをミレニアムで目にしている。しかし、かの異種族(ゼノ)の厄介さはその程度では収まらないという証拠には頭痛のようなものを感じてしまった。

 

《あの、どうかしましたか?》

 

「……いや、何でもない。とにかくその襲撃犯から自衛を怠るなという訳だな」

 

《そうなりますね。一応、私たちの方でアビドスのパトロールをしていますので、運が良ければ一緒に戦うかもしれません。その時はよろしくお願いいたします》

 

 

街灯は全て灯されることがない、星と月だけが照らすアビドスのある公園。静謐という言葉が似合いそうな雰囲気だがそれを破るように多数の銃声と大声がゴーストタウンの一角に響き渡る。

 

Waaaaaaaaaagh!(グァァァァァァァァァァグ!)

 

そう叫びながら弾詰まりと暴発だけは起きないことだけは保証されたサブマシンガンを白と黒のチェック柄を持つ襲撃者たちは高々と掲げて無意味に空へとフルオートで連射する。

襲撃者は異種族であった『オルク』と呼ばれた者たち―――だった。ここキヴォトスにいるオルク達はどういう訳か『生徒』という社会的地位と、それに見合う10代のキヴォトスの少女の肉体を持った状態へと変異していた。当然彼女たちもどこかしらの学園へと所属しているのが基本だが、ブラッドアックス氏族やアラシ兵隊(ストームボゥイ)特注部隊(コマンド)といった規則と規律に従うことを好むごく一部を除けば、元オルクだった全員が不良として好き勝手に活動し、時には必要な物資を奪って生活している。これは古式ゆかしい『規律なんてクソ喰らえ。ケンカ上等だぜ。アナーキーは最高だぜ。』というオルクの社会常識でどこにいようとも変わらない―――それこそ種族が変わっても不変となる―――ルールに従っているためだ。

そんな元オルク達がタイタスに襲い掛かる理由は、キヴォトスでは唯一の真っ当なプライマリススペースマリーンたるタイタスと戦いたいためだ。オルクにとって戦いとは最上位の本能であり、何よりも優先される。そして自分たちを撃退できる相手と戦うのはより強くなれる『良いいくさ』と認識しており、プライマリススペースマリーンという屈強な相手はまさにもってこいだった。

 

「貴様らはどうなろうとも変わらないな、オルクども!」

 

タイタスもまたそう叫び、狙いを定めてボルトライフルの引き金を引く。そうして放たれたボルト弾は一人の元オルクの胸へと命中し、彼女はその痛みに戦闘不能となってしまう。

本来オルクはほとんど痛みを感じることはなく、ボルト弾数発程度なら直撃しても活動するタフネスと手足が千切れても傷口を合わせて雑に縫い合わせるだけで短時間で回復する高い自己治癒能力持っている。だが今の体はヘイローがあることを除けば人間の少女と変わらないため痛みを人並みに感じ、些細な怪我を負ってもすぐには回復しない。そうだというにも拘らず戦い方は相も変らず突撃で近付いて接近戦で仕留めるというオルクの十八番だけ。人数もそれほど多くなかった襲撃者はあっという間に壊滅してしまった。

 

「くっそー、覚えておけよスペースマリーン!今度はもっと大勢で来てやるからなぁー!」

 

痛む体を鞭打って元オルク達は捨て台詞を吐きながらよろよろと退散していった。

それをある程度見届けたタイタスは自身のバイクへと向き直る。オルクの中には平然と他者から―――種族などお構いなしに―――盗みを働き、平然と売りさばく集団も存在する。今回襲撃してきた集団にはいなかったようだが、襲撃者たちに注意を向けている間にバイクに積んだアビドス高等学校へ届ける補給物資が盗まれていないとは限らない。

見た目は無事だったが中身だけすり取られているという可能性もあり、中身を確認しようと木箱へ手をかけたその時、タイタスの第六感ともいうべき感覚が異質な何かを感じ取った。ネメロスやイムーラといった強大な『歪み(ワープ)』の力を持った存在と対峙した時のような、五感では感じ取れない得体のしれない何かを感じ取り、無意識のままヘビィボルトピストルをホルスターから抜いてその重厚な銃口を向ける。

その先には膝のあたりまで届くほど長いピンク色の髪―――なぜか頭頂部から一房だけ跳ねているが―――と青と黄色の瞳を持った小柄な少女が銃を構えて立っていた。




用語解説コーナー
アウトライダー・バイク
プライマリススペースマリーンが搭乗する専用のバイク。元々スペースマリーン用のバイクは存在していたが、プライマリス導入に伴いこちらへ機種更新されていった。タイタスが駆る車両はキヴォトスの交通ルールに合わせてブレーキランプや方向指示器などが追加されている。
アビドス高等学校
メインストーリーにおいてプロローグ以外の最初のシナリオにおいて訪れる学園。一時期はキヴォトス最大の学園と知られ、現在の三大校すら圧倒する資金や兵力を持ち、それに見合う生徒数を誇っていた。だが現在では度重なる砂嵐などの影響で見る影もなく衰退しており、復興の兆しが見えないということで人口も他の地区へ流失してしまっている。
それらの事情により在校生は僅か5人……となるのが原作だが、この作品では訳ありで在校だけしているのも含めて20人弱はいる。
奥空アヤネ
アビドス高等学校に入学した1年生。眼鏡とエルフ耳が特徴的な生徒で見た目通り真面目で常識人気質なのだが、それ故か個性的なメンバーに振り回されることが多いが意外とノリがいい時もある。とはいえ周囲の度が過ぎるとキレることがあり、その怒りは彼女の先輩たちでも頭が上がらないほど。
戦闘においては後方から援護や支援を行うサポートを担当している。
オルク
戦争だけが残ったWH40kの銀河において最もエンジョイしている宇宙オーク。緑色の肌を持ち常人を超える体格を持つなどオークを思わせる要素があるが、性欲はなくそれを埋めるように戦闘欲が存在し、常に誰かと争わずにはいられないほど戦うことが大好きな種族である。なお繁殖方法はカビやキノコに近く、死体から放たれる胞子で繁殖する。
オルクは生まれた当初は同時期に生まれた個体同士で活動するが、やがて戦い方や好みによって『氏族』という大きなグループの一員となって戦場へと現れるようになる。氏族ごとにシンボルやメインカラーが異なっており、好む武器も変わってくる。また社会上の上下関係も存在しており、より巨体でより強い者がオルク社会のトップに立つことができる。
キヴォトスでは生徒の姿となっており、背丈は色々だが強い個体ほど胸が大きいという共通点があり、戦いに勝って強くなる度に胸も大きくなるという謎の生態を持っている。
ブラッドアックス氏族
オルク氏族の中でも有名な氏族の一つ。
オルクは基本的に作戦など考えず、戦略・戦術なんてものはない。敵陣に真っ先に飛び込んで暴れることだけしか考えていない。だがブラッドアックス氏族はそういったものを重視し、他種族の軍隊のように命令系統をしっかりする傾向がある。また大声や爆音で突撃する他の氏族と異なり隠密作戦の重要性を理解しており、隠密で敵の背後から近づくことを得意とする特注部隊(コマンド)を多く抱えている。またブラッドアックス氏族の若い個体は背中にロケットパックを括り付けて空から急襲するアラシ兵隊(ストームボゥイ)となって軍隊の規則と規律に虜になって、演習だの行進だの訓練だのでサイコーな毎日を送っている。
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