シャーレの新任先生:ディメトリアン・タイタス   作:ブラックヴァイパー候補者

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不信と到着

互いに銃を向けあうタイタスと少女。二人の間には僅かな身動ぎだけで撃ち合いが始まりそうな緊張した空気ができていた。そのまま睨み合っていたが、先にタイタスがそれを破ってヘビィボルトピストルを下して戦闘の意思がないとやって見せた。

 

「ピンクの髪にオッドアイ……お前が奥空アヤネから『ホシノ』と呼ばれていた者だな?」

 

「え?あ、うん」

 

互いに警戒していた筈がいきなり別の話題を振られてホシノは少しばかり呆気にとられてしまった。呆然となって構えが崩れたホシノを気にすることなく、タイタスはヘビィボルトピストルをホルスターへと仕舞って警戒態勢を解いていく。

 

「先程までオルク―――お前たちが言っていた襲撃グループ、と同じ集団は分からんが同じ氏族の襲撃を受け、つい警戒してしまった。滅多にないが特注部隊(コマンド)のようなのも居るからな」

 

「おるく?こまんど?」

 

「……そうか、ここだと一切分からない情報だったな。あの異種族(ゼノ)、いや『元』異種族(ゼノ)か。連中については俺が知る限りの情報で説明するが―――今はここを離れたい。お前のように戦闘音を聞きつけて別のオルク共が襲撃してくるかもしれないからな」

 

「その『おるく』っていうのはよく分からないけど、ただ離れるよりもどこかに隠れてやり過ごした方が良いんじゃない?丁度よく隠れられる場所を知っているけど、歩いていくにはちょっと遠い場所なんだよね~」

 

そう言いながらホシノはアウトライダー・バイクへちらちらと視線を向ける。あまりにも露骨な態度にタイタスは溜息をつきたかったが、彼女の言い分もごもっともだと理性が訴える。そもそもタイタスはアビドスどころかシャーレ近辺の地形ですら完全に理解しているとは言い難い。そういう意味では進んで案内をしてくれるであろうホシノの意向を無視するというのはできない。一先ず溜息も文句も飲み込んでタイタスはホシノへと顔を向ける。

 

「……そうだな、俺はこのキヴォトスの地理に疎い。この地区を知るお前が居なければまた襲撃を受けるのが明白だ。案内を頼む」

 

「おーけーおーけー、それじゃあすぐにでも行こうか~」

 

「全く、気軽に言ってくれるな。言っておくが、あのバイクはスペースマリーンに合わせた代物だ。どこに乗り込むつもりだ?」

 

「えーっと……後ろ?」

 

「……それは本気で言っているんのか?」

 

ふざけてはいないが、どこか惚(とぼ)けたようにも聞こえるホシノの回答にタイタスは呆れてしまった。そして同時に先程感じた得体のしれない存在は勘違いと思ってしまった。

 

 

「おい、お前の言う『隠れられる場所』というのはどこにあるんだ?まさか既に通り過ぎてはいないだろうな?」

 

「いやいや、ホントにもうちょっとだよ」

 

砂で埋もれたゴーストタウンの中をタイタスとホシノが乗るバイクが駆け抜ける。

アウトライダー・バイクにおける二人乗りというのは同乗者が子供であっても想定されていない。その為、ホシノはバックパックにしがみ付き積荷固定用ベルトの予備でその身を固定することで視界を確保しながら同乗していた。最初は後輪の泥除けの上に立って固定しようとしたが、ホシノの身長が小さすぎて視界が確保できなかったのでこの形になったのだ。

 

「ところで一つ訊きたいことがある。出発前に連絡をしていたようだが、一体何を話した?」

 

「今日の『隠れ家』当番の子たち。持ち回りで泊まって管理してるの。……あ、見えてきたよ。あのおっきい建物」

 

「あの構造物か」

 

「正しく言えばその近くなんだけどね~」

 

バイクは巨大な構造物―――アビドスの校舎の前を通り過ぎて数百メートルほど離れた建物へと辿り着いた。それは校舎ほどではないがかなり大き目で、入口らしき金属製の引戸はタイタスでも楽々と通れそうな大きさがあった。

 

「ここはなんだ?」

 

「この近くに住んでいた人が持っていたガレージ。アビドスを離れる時に譲渡されたんだよ、『残る君たちのために残したい』って」

 

そう説明しながらホシノは自身を固定していたベルトを緩めて軽い身のこなしでバイクから飛び降りる。そして引戸の前まで移動しまず二回、少し間を置いて三回引戸を叩くと軋んだ音を立てながら開いた。

 

「ささっ、どうぞ~。あ、バイクは手押しでお願いね」

 

ホシノに促されてバイクを降り手押しでガレージに入っていく。アウトライダー・バイクが入りきると引戸がゆっくりと動き音を立てずに閉まりきった。

 

 

ガレージの中はそこそこのスペースがあり、普通乗用車程度なら5~6台ぐらいは入りそうな空間が確保されていた。だが中身はほとんどなく、今置かれているのは数台のバイクとキャビンの上に機銃が搭載された輸送車両が1台あるだけだ。

それ以外には何があるかとタイタスがガレージ内のあちこちへと視線を向けていると、先程引戸を閉めていた今宵のガレージ当番である二人の生徒が歩み寄ってきた。背丈は揃ってホシノよりも30cmほど高く、ホシノと同じ柄のスカートとネクタイ―――おそらくアビドスの制服を着て、透明なケースに入ったアビドスの校章が刻印された学生証が胸元についている。そこまではホシノと同じだが、二人とも同じデザインの、金色の装飾が施された真っ黒いパーカーを追加で着ていた。

当番の二人はずかずかと大股でタイタスとホシノの元へ歩み寄り、タイタスにはチラリと警戒心の籠った視線を一度送るがすぐにホシノの方へと揃って向き直る。

 

「ホシノ委員長、明日は先生を迎えに早起きするから早めに寝るって言ってましてよね?」

 

「えー、言ったかなー?」

 

「言いましたよね?夜のパトロールも私たちに任せると約束しましたよね?」

 

「えーっと……」

 

ホシノはどんどん二人に詰め寄られるが、曖昧な返答で濁していく。その後も数回同じように質問されては濁された返答を返され―――埒が明かないと判断したのか、当番の片割れがホシノに抱き着き豊満な胸でホシノの顔を包み込んでしまう。

 

「わぶっ」

 

「もう許せません。以前から何度も言ってきたのに約束を守らないなんて許せません!今日はこのままここで寝てもらいます!!」

 

「むぐぐ、もごもごごおお」

 

「言いたいことはあっても駄目です!このまま抱き枕になってください!」

 

そう言われてホシノは抱き着かれたまま宿直室代わりの部屋へと連行されていった。当然抵抗はしていたのだが、簡単には抜け出せないようにかっちりとホールドされていた上に、豊満な胸で呼吸が制限されたらしく徐々に抵抗が弱まり、部屋の前に着く頃には完全に手足を投げ出していた。

そして、それに気を良くしたのかホシノを抱きしめていた当番は鼻歌を歌いながら部屋の中へと消えていった。

そうして残されたのは何なんだこの事態は、と内心ツッコミを入れているタイタスと、相方が変な暴走をしてしまい着いて行くことができず呆然として取り残された当番の残る片割れだった。

 

「……一応訊くが、あれはよくやっていることか?」

 

「え?あっ、あれ?ああ、さっきの……。あんなのは初めて、かな。でもホシノ委員長は私たちが休むように言っても聞かないことが多いから、ちょっと頭に来ちゃったみたい。……なんか気絶しかけているように見えたけど」

 

「そうか、流石にあれは例外か。それともう一つ訊ねたい。お前たちは未だに渾沌へと傾倒しているのか、ブラックレギオン」

 

その一言が部屋の雰囲気を張り詰めたものへと変えた。

タイタスが一歩踏み出せば手が届きそうな位置にいた当番のアビドス生―――大逆兵団の一つ、ブラックレギオンのケイオススペースマリーン『だった』彼女は素早いバックステップで距離を取り、愛用している拳銃と普段隠し持っているシースナイフを手に取り構えた。その表情は歪み、尽きぬ憎悪と敵意が込められた視線をタイタスへと向けていた。

 

「『シャーレの先生』という立場を利用して我らを粛清に来たか!皇帝の飼い犬め!」

 

ブラックレギオンだったアビドス生はそう叫ぶ。彼女は自身が手にする拳銃とナイフなどマリーンには歯牙にもかけない武器であるというのは理解していた。『帝国』から大逆し渾沌の変異を受け入れたとはいえ元は同じスペースマリーン、普通の人間の手に収まるような得物では傷つけることすらままならないという確かな経験が彼女にもあったためだ。だがその程度の理由で目の前の『敵』から逃げるという選択肢など全くなく、自分の命が果てたとしても最後まで抵抗する気で身構えていた。

タイタスはその気概に思うところがあるのか、構えるどころかウォーギアを手にすることなくただ立っているばかりだった。

 

「どうしたっ、何故構えない!?小娘一人仕留めるのに武器すら必要ないのか!」

 

「……何か勘違いしているようだが、俺はアビドスの救援要請を受けてここへ来た。それ以外など何もない」

 

「会って間もない相手の言葉なんざ信用できるか。特に敵だった貴様の言葉などな」

 

「確かにその通りだ。俺でも敵の、裏切り者の言葉を信用することはない。だがこの地では俺は先生という立場であり、今のお前たち『生徒』の要請を聞き入れるのが任務だ。お前たちがどう思っていようがな」

 

タイタスはそう言い切り真っ直ぐ見つめる。それは今のタイタスが行える最大限の誠意のようでもあった。

それを見たアビドス生は納得したのか、構えたまましばし思索するような素振りを見せてゆっくりと警戒を解いていく。そしてタイタスと顔を向き合わせられるように少し見上げて視線を交じらわせた。

 

「―――そこまで言うなら行動を持って証明しろ。言葉だけならいくらでも取り繕えるから信用できん」

 

「元よりそのつもりだ。以前と同じようにな。……ところで、こちらの質問に答えないというのは品性を疑う行為だと思うのだが?」

 

「あー、渾沌との繋がり?余所はよく分からないが、アビドスにいるのは全員足を洗った……と言えばいいのか?とりあえずもう嫌気が差して渾沌関係は全部捨てた。ついでに思い出したくもない」

 

「そうか、ミレニアムで遭遇したデスガードなどと同じく渾沌との繋がりは断ち切ったか。だがなぜ思い出したくないとまで言った?アーマーを堕落させるほど渾沌の象徴を盛り込んでいただろ」

 

「いやだってここ、飯は旨いし、苦しくないし、痛くないし、裏切られることないし、悲鳴も怨嗟の声もないし、空気は血生臭くないし。……ついでにこの世界の常識を持っちゃって渾沌の悍ましさを理解したから、戻りたいとかまた恩寵を得たいとかの気持ちがなくなったんだよ。そういったのは全部悪い記憶というので一纏めになっているから思い出したくないんだ」

 

「そこまで言い切るのか」

 

 

アビドスにまた日が昇り、焦がすようにじりじりと日差しが照らし始める。そんないつもと変わらない朝が来たが、アビドス高等学校ではいつもとは違う光景があった。

普段はトラックコースとサッカーコートのラインが描かれているだけの校庭に一台のヘリコプターが降りてきていた。白く塗られたそれはシャーレが保有する機体で、その証拠に側面にシャーレのエンブレムが描かれている。襲撃してくる相手は居ても来客と言えるような相手がほとんど居ないアビドスの生徒たちは、すわ何事かと驚愕と警戒に駆られ各々の愛銃を手に取り校庭で待ち構えていた。やがてシャーレのヘリコプターは砂埃を巻き上げなら着陸しドアが開かれる。そこから二人の生徒が降りてきた。

一人は暗い緑色のどこかの民族衣装を基にしたようなデザイン―――アビドスから離れた山海経(せんがいきょう)高級中学校の制服を着た生徒、もう一人はヴァルキューレ警察学校の制服を着ているが首元に何かの動物の牙を加工したネックレスを掛けて支給品の円形シールドも勝手に狼の横顔を象った紋章に塗り替えた功罪両方で有名な『ヴァルキューレの問題児たち』の一人だった。

所属も服装も違う二人だが、共通点として昨夜ガレージ当番となっていたアビドス生のようなスタイルと高身長で両腕にヘリコプターと同じく白を基調にシャーレのエンブレムが入った腕章がついていた。

 

「ちょ、ちょっとあんたたち!何しにここに来たのよ!?」

 

黒髪の少女、黒見セリカがいきなりやって来た他校の二人に噛みつく。反骨心が強いのか、引き金に指をかけていないが誰よりも早く愛銃を構えて警戒を露わにしていた。

二人はその様子に驚くがすぐに気を取り直し、揃って両手を上げて敵意がないと示して見せた。

 

「我らはシャーレの当番としてこの地に赴いた、戦う気はない」

 

「いきなりで悪いけど、シャーレのセンセーはここに来ているか?センセーの要請を受けてアタシらは来たんだけど」

 

「え?先生?」

 

ヴァルキューレ生の質問にセリカが呆気にとられた。見れば今ここにいるアビドス生が全員同じ様な反応をしていた。

 

「アヤネちゃん、シャーレの先生との連絡は?」

 

「今朝、私たちの校外ガレージの方にいるというのは来ましたけど、それ以降はまだ……」

 

「そういえばホシノ委員長も珍しくまだ来ていないな」

 

「シロコ先輩は……ちょっと遅れてくるのはいつものことだから問題ないよね」

 

目の前にいる他校の二人を無視してアビドス生全員が騒ぎ出す。話を聞いている限り、何人か来ていないらしいが埒外の二人には関係がない。しかしタイタスからのというのは連絡がないというのは無視できないことだった。

 

「あれ?センセーはアタシらが着く前にはアビドスに居るって言っていたよな?」

 

「確かにそう言った……が、まだ来ていないとなると早々に手放せない以上が起きたのかもしれぬ」

 

山海経生がそう言った直後、特徴的なエンジン音が鳴り響く。一体何かと思い、その場にいた全員が校門の方へと向くと青い巨体とそれに見合う異様なバイク―――アウトライダー・バイクに乗ったタイタスがようやくやって来た。だがやって来たのは彼だけではない。アビドス高校所有の輸送車両もその後に続いてやってきたのだ。その後継にアビドスの生徒たちの間で混乱が広がる。一切連絡がつかないまま備品が使われたのもそうだが、噂に聞いた巨人が先導しているという異様な光景に驚くしかなかったためだ。

そんなアビドス側に歯牙にもかけず、タイタスと車両は彼女たちの前に停まる。そしてシャーレの当番となった二人がタイタスに近づきながら話しかけた。

 

「おいセンセー、色々あったと思うけどアタシらより遅かったって何があったんだよー!」

 

「少しは言葉遣いを直せ、ウルミ。ですが私も遅れた理由は気になります。何があったのですか?」

 

「理由か。何かを言うよりも直接こいつを見てもらう方が分かる」

 

そうタイタスは言い切り、低い車高や小さいドアに苦労しながらもアビドスの輸送車両の中から何かを―――否、『何者か』をずるりと引きずり出す。彼に引きずり出されたのは、昨夜ホシノを連行した当番のアビドス生だった。

タイタスに襟首を掴まれているにも関わらず彼女は未だ眠っており、抱きしめていたホシノも居心地が悪かったのか前後反転させているが足まで絡ませて完全にしがみつくように抱きしめて、おまけにホシノのトレードマークの一つであるアホ毛までしゃぶっていた。その酷すぎる絵面の当事者になっているためか、ホシノの抵抗する意思は完全に根元から折れてしまい、濁った魚の目の方がまだ生き生きとしていると思えるほどホシノの色違いの双眸は死んだ目をしていた。

 

「うへぇ…………」

 

「うわあああぁぁあ!?ホシノ先輩!!?」

 

「ちょっ、早く助けないと!」

 

「羨ましいぞお前―!勝手に独占するなー!」

 

「そんなことを言っている場合ですか!?」

 

色々な意味で精神的な死を迎えつつあるホシノを助けようとアビドス生たちが群がり、タイタスからひったくるようにその身柄を確保する。そしてああだこうだと喚いて騒ぎながらホシノの救助に取り掛かかった。

その様を部外者であるタイタスとシャーレの当番の二人は冷静に眺めていた。あまり関わりがないというのもあるが、目の前でパニックを起こしている集団を目の当たりにして冷静にいられたのだ。

 

「……あいつのせいで時間がかかったのか、センセー」

 

「まあそういったところだ。あいつをたたき起こすか拘束を解放しようと様々な手段を取ったんだがことごとく失敗し、お前たちとの合流時間が差し迫り仕方なくあのまま連れてきた」

 

「まだ言うのは早いかもしれませんけど……お疲れ様です、先生」

 




用語解説コーナー
小鳥遊たかなしホシノ
アビドス高等学校の3年生。長いピンク色の髪とアホ毛、オッドアイが特徴的でアビドス高等学校に所属する生徒の中では最も小柄。のんびりした言動や自堕落な行動が目立つが、人に隠れて努力するなど昼行燈な性格。また清濁併せ吞むことがあったり、後輩たちがラインを超えそうになるとたしなめるなど年長者らしくしっかりした部分もある。そしてアビドス最強と呼ばれ、他校からも警戒されるほどの実力と戦績を持っている強者でもある。
そんな彼女だが元のスレとこの作品ではとんでもない『爆弾』を抱えてしまっている人物となっている。
ブラックレギオン
『ホルスの大逆』において帝国に反旗を翻した大逆兵団の一つで、ケイオス・スペースマリーンとしては標準的な能力となっている。
元々は総主長(プライマーク)の一人、ホルス・ルペルカルに率いられていた純白の機動装甲服(パワーアーマー)を持つ『ルナーウルフ』という兵団(レギオン)だったが、『ホルスの大逆』の勃発に合わせて名称を『サン・オブ・ホルス(ホルスの息子たち)』へと変更しアーマーカラーも暗いターコイズグリーンに変わった。その後、ホルスが死亡し生き残った大逆者(ヘレティック・アスタルテス)たちは恐怖の眼(アイ・オブ・テラー)へと逃げ延び、常にホルスへ忠誠を誓いホルスの次に大元帥(ウォーマスター)の称号を得たエゼカイル・アバドンの命によりアーマーを黒く塗り『ブラックレギオン』とまた名称を変えて、現在まで存続している。
キヴォトスではオルクと同じくなぜか生徒となっており、そのほとんどはキヴォトスのどこかにいるとしか言えないが、アビドス高等学校に所属する者は全員何かに惹かれて出身地に関係なくアビドスへとやって来た。
山海経せんがいきょう高級中学校
キヴォトスに存在する学園の一つ。中華圏がモチーフで制服のデザインや所属する生徒の愛銃も中国軍由来の物が多い。良質な中華料理屋が多く並び、観光業にも力を入れているが伝統を重んじる保守派の人間が多く、外部に対しては排他的な傾向があるため学園の規模に対して知名度はあまり高くない。
黒見セリカ
アビドス高等学校に入学した1年生。長いツインテールと猫耳が特徴的な生徒で生真面目な性格もあってアヤネに次ぐ常識人。しかし性格は反骨心が強く、部外者への警戒心が高いツンツンしたもの。行動力も高いため真っ先に銃を手に取ることも珍しくない。
行動範囲が広く、ある理由により多額の金銭を必要としているため様々なアルバイトを掛け持ちしている。だが思考がストレートすぎるのか性根が良い子すぎるのか、胡散臭い儲け話にひっかかりやすく披露したビジネス話がろくでもないものだったというのはアビドス高等学校では日常茶飯事である。
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