俺の名前は衛宮士郎、どこにでもいる普通の高校生・・・・ではないな、実は魔術師でもある。
幼い頃の記憶はあんまり残っていないが切嗣おじさんに助けてもらってから養子になり暮らしていたから昔は切嗣おじさんの夢を継ごうと考えていたけど今はそんな事は全くも考えていない。
あの時に言ってしまった切嗣おじさんには本当に申し訳ないが今は桜との生活の方が大切なので諦めた。
それで色んなことがあり違う世界で桜と一緒に暮らしていく事になったのだけど最近、少なからずに悩みの種と言うべきかトーシュエンさんがそろそろ精神的に限界に近づいて来ているような気がする。
毎日の様に多くなった人数分だけ家事をしているせいなのか、最近ではトーシュエンさんが虚ろな目をしながら時々歌い出すのだ。
「今〜私の〜願い事は〜叶うのなら〜翼が欲しい〜」
翼をくださいを歌っているのだからもうかなり追い込まれているよな、それなのにラフィエルさんが嬉しそうにしながら翼なら私のがありますので是非ともと言うとトーシュエンさんは・・・
「この大空に翼を広げ、飛んでゆきたいよ、悲しみもない自由な空へ、翼あたらめらせ逝きたい〜」
もう最後がおかしくなっているししかも最後、嫌な感じがしたのだけど本当に大丈夫なのかと心配していた。
トーシュエンさんには生き返らせてくれた恩義もあるので余計に心配していたけどトーシュエンさんは虚ろな目をしながら大丈夫大丈夫、話せる内は大丈夫だからと言っていた。
それでも俺は心配にしていたある日、遂に疲れてしまったのか料理まで悪影響を与え始めていたのを見て、流石に休んで下さいと桜もお願いするとトーシュエンさんはそうだねと言いながら今日は部屋で寝ていると言って戻った。
さてと今日は普段ならトーシュエンさんが色々と家事をするところであるが今日は状況も状況なのでこの機に役割をみんなで分担しようと提案を出した。
今までは基本的に家事や掃除などトーシュエンさんが週4回、俺と桜が週3回で分かれて担当していたけど人数も増えてきてトーシュエンさんの負担を考えると減らすべきだとしてトーシュエンさんの回数を4回から2回に減らす事にした。
代わりにその空いた2回を2つのチームを作って分ける事にした。
一つはベロニカちゃん、ホメロスさん、若狭悠里さん、佐々木小次郎のグループにもう一つがシズナさん、清姫ちゃん、ゆんゆんちゃん、ラフィエルさんのグループを作りこれから動く事にした。
周姫ちゃんにはこれからはトーシュエンさんの補佐としてそちらに入ってもらう事になった。
そうしてチームは週に一回ずつしてもらうという事になった。
俺は桜と一緒なら大丈夫だからと言うと女子たちからこのリア充が!!と何かと変な事で怒られたような気がする。
それに最近では桜の元に桜先生と言ってラフィエルさん、清姫ちゃん、ゆんゆんちゃん、周姫ちゃん、シズナさんが相談をしているのだけど一体何を相談しているのか。
それに先生って桜は一体何を教えているのかと聞いたが・・・
「先輩、これは乙女だけの秘密な事なので教えられません」
と嬉しそうにしながらそう言っていたのだが気になるなと考えていた。
けれども答えを聞くわけには行かないなと思いながら取り敢えず今回の担当はシズナさんたちにお願いをして動き始めてくれていたが一人の仕事を四人でやるのですぐに終わるかと思っているとこれがかなり苦戦をして四人とも必死に作業をしていた。
俺や桜で家事を教えているがゆんゆんちゃんがトーシュエンさんはこれをいつも一人でやっていたのですかと驚きながらしていたけど確かにこの量の仕事しかも週4日でやるとしたらかなり辛いよなと感じていた。
そしてシズナ達がようやく終えたと思っていても次は昼飯の支度をしないとならないと言うと四人とももう!そんな時間なのと驚いて見ていたが実際にそうなると四人とも溜息をついていたが頑張っていた。
これをやった上で夜戦(意味深)なんて出来ませんよねと清姫ちゃんが納得して仕事をしていた。
そんな事をしてようやく一段落したと思っているとまた次の仕事が舞い込んできてあ〜逃げたいとシズナさんがそう嘆いていた。
それでも一日だけだから頑張ってと言うと確かに君たちは週3日だもんねと言ってからシズナさんは必死に次の仕事をしてそうして一日が終えてシズナさんたちは食堂でテーブルに上半身を寝かせるように疲れ果てた。
それを見ていたホメロスがいくら家事とはいえ一日でそこまで疲れるものなのかと侮っていたので俺は明日はホメロスさんたちになりますが宜しいですよねと伝えておいた。
「任せておけ、いくら家事とはいえこのホメロスの手に掛かればあっという間に終わらせて格の違いを見せつけてやろう」
その翌日
ホメロスは家事を中心に色んなことを完璧に終わらせて格の違いを見せつけることに関しては成功していたのだけどとても疲れたらしくとあるガンダムシリーズのネタをして倒れていた。
立ち止まるじゃないぞと言いながら倒れていた、確かに素晴らしいと言えるほどに家事の内容は良かったけどそこまでして倒れていたら意味がなくないですかと思いながらしていたけどトーシュエンはこれをいつも一人でやっていたのかと言い残してその場で気を失って寝ていた。
まあ、トーシュエンさんが凄いのは改めてそう感じたなと思っていたけど明日は俺と桜の番なので早めに休む事にした。
それに二日間ほど休んでトーシュエンさんもかなり元気なり明後日から頑張りますかと言うと清姫ちゃんとゆんゆんちゃん、更にラフィエルさんまでもがそこまで元気になったので夜戦(意味深)も大丈夫ですねと言っていた。
すると絶望な表情をしながらトーシュエンさんは・・・・
「悲しみの向こうへとたどり着けるなら〜僕は何も要らないよ、温もりも明日も〜」
何の曲なのか分からないけど明らかに歌詞の内容からして良くないことは分かったのでやめて下さい、トーシュエンさんと俺は必死に絶望をしている彼を何とかするのだった。