蝮の奇妙な日常   作:人中の蝮

46 / 65
第46話、小次郎とラフィエル、女神の使いの提案に乗る

佐々木小次郎は夜遅くまで起きて星空の下で酒を飲みながらゆっくりとしていた。

 

最近は人が増えてきて騒がしいようになってきていたがここ、館の屋上は静かであり綺麗な星空を見てゆっくりとしていた。

 

そんな時にここにあんまり来ることもないラフィエルが現れて佐々木小次郎は不思議そうにしながら話しかけた。

 

「これはこの様な時間に来るとはお嬢さんには宜しくないと思うが」

 

「良いではありませんか、私だってゆっくりとしたい時があります・・・最も先客がいた事は知りませんでしたけど」

 

ラフィエルはそう言いながら星空の下でゆっくりとしていると少しばかり暇だと思ったのか佐々木小次郎に話しかけ始めた。

 

「小次郎さんはいつもこの時間にはこの様にしてゆっくりとしているのですか?」

 

「いつもではないがたまにはこの様にする事もあるな、昔に門番をしていた時には毎日の様に月夜や星空を見て飽きていたがこの様にいざあんまり見えなくなると不思議と見たくなってな」

 

「そうなんですか、小次郎さんって門番をしていたのですね。それは本当に似合わないですね、私は小次郎さんは旅人みたいな感じをするので」

 

「好きで門番をしたわけではない、あの女狐に無理矢理に門番をさせられてな・・・まあ、結果的には満足行ける勝負を何度もしたから構わないが」

 

ラフィエルは佐々木小次郎さんも戦いなど明け暮れていたのですかと尋ねると意外にもそうではなくて実際はこの自身の腕が何処まで通用するのかと気になっていたところに召喚をされて戦ったと言うらしい。

 

しかも相手がアーサー王だったので満足しているがそれでも口惜しい事があるとすればそれは階段での戦いでありもしも平面であればもっと良い場所までいけただろうと思っていたらしい。

 

それでも本人は向こうもそれは同じだとして満足していましたけど・・・今、アーサー王と言いましたよね!?

 

アーサー王が持っている聖剣って確かエクスカリバーでしたよね・・・少なくても私の世界では多くの大天使や神様たちが作り出した聖剣でしたわよね。

 

それを持っているアーサー王を相手に互角に勝負をしていた!?普通の私なら全くも信じなかったでしょう。

 

けれどもトーシュエン様がかつて佐々木小次郎さんに対してとても高く評価をしていました。

 

それこそトーシュエン様の話だと佐々木小次郎さんは剣術だけならば俺でも叶わないと言っていましたけどそれがもしもそれが本当に心の底からそう言っているのであれば・・・・・・・

 

そう思っていた時に小次郎さんがいきなり真剣な表情になりどうしましたかと私が聞く前に何か感じ取り何者と言いながら自慢の燕返しをして見えない何者かを斬り倒そうとして攻撃をした。

 

見えない何かはどうやら避けたらしいが声を出してきた。

 

「危ない!本当に見えない敵に対して燕返しが初見殺し過ぎるよ。まあ、私はそれは結構経験しているから助かったけどさ」

 

そう言って姿を現したのは軍服みたいな服装を着た美少女が現れて自己紹介を始めてきた。それよりも私は先程の斬撃が間違いなく何度もしかも同時に行われていたのをこの目でしっかりと見ていた。

 

同時攻撃、それは天界でも一部の強者しか出来ない高等な技術なはず・・・それを生身の人間が成功させた・・・私にはとても無理だと言えるし、何よりもたった一人の人間がそこまで到達できた事が天界の歴史を覆してしまうほどの偉業であった。

 

トーシュエン様が言っていた言葉の意味をここで私は理解をして改めてこの佐々木小次郎さんが普通の人間ではない事を思い知らされた。

 

そして私が考えている間にも話は進んでいた。

 

「どうも佐々木小次郎さん、ラフィエルさん、初めまして。私はトウナと言います。かつてはとある帝国軍人でしたが今ではある女神に仕えている軍人だと思って下さい」

 

怪しさ満点の自己紹介をしてきて私はもちろん、佐々木小次郎さんも警戒をして対応をしようとしていた時に私達の様子を見たトウナがこれはこれはかなり警戒をされていますねと少しばかり困っていた。

 

「無理もなかろう、こうしていきなり現れた人物をいきなり信用する人物は誰一人もおらん」

 

「そうですよ!誰か貴方を知っている人がいれば少しばかり変わっていたかとしれませんが」

 

「なるほど・・・ならこうしよう。私が君たちが疑問にしている事を教えよう。その代わりに信用してからあることを手伝ってくれないでしょうか?」

 

何でもと言ってきたのでならこの世界の事も教えられるのかしらと尋ねるとトウナは少しばかり笑いながら答えた。

 

「それは当然だろう、私は女神に仕えている軍人だ。かなりの知識と知っているしこの世界がどの様にして誕生をしたのかも知っている・・・では受け入れるという事で宜しいですか、佐々木小次郎さんにラフィエルさん」

 

私はもしも本当に質問に答えてくれるならと言うとなら質問をお願いしますと言ってきたので私から質問をしようとしていた時に先に小次郎さんがどうしても聞きたいことがあると言うのでそちらからと私は譲りました。

 

「某が聞きたいことは・・・・この場所は何だ、一体どのような理由で出来たのか説明してくれるか」

 

「なるほどいきなり大きなところを言ってきたね・・・でも約束は守りますよ。では二人には話すと致しましょう、ここはどの様な場所なのかどうしてここに呼ばれたのかと私が分かっている限りのことを教えますよ」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。