蝮の奇妙な日常   作:人中の蝮

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第3章、主がいない館の訪問者編
第49話、主がいない館の一日


私、若狭悠里はトーシュエンがいなくなり臨時のリーダーに任命されて数日が経過しましたがその間だけでも荒れ始めていました。

 

と言うのもここで待ってトーシュエンさんの帰りを待ったほうが良いと言う鳩派と無理矢理でも探してきてでもトーシュエンさんを見つけて館に戻ってもらう様にする鷹派の二つに分かれてしまっていた。

 

私はトーシュエンさんの代わりだとしてどちらの意見にも賛同せずに見守っていた。

 

しかし、日が経つにつれて激化してきて昨日は遂に戦いで決着をつけようと言い始めてきてこのままでは中庭で争いが起きてしまうと私はどうしたら良いのかと悩んでいた。

 

そして今日も朝食を食べ終えてから話し合いという名の怒鳴り声の合戦が始まろうとしていた時に周姫ちゃんが一つ提案がありますと言って話を始めていた。

 

「皆様、色々な思いがあるのは分かっております。ですので意見が分かれるのは当然な事になりますがそれではいつまでも行動を起こすことはできません。ですので妥協点、妥協案を私から出してみます。今回の事ですぐにトーシュエン様を連れ戻すのは良くないことだと思いますがだとしても探さないのは良くないと思います。ですのでトーシュエン様の居場所はしっかりと把握した上で戻るように説得するや待っている事はどうでしょうか?それならば意見もお互いに通りますので・・・」

 

それを聞くと周りの者たちも確かにそれならばと言って納得をしていた。それを見た悠里はならそれを元にこれから行動するという事で宜しいですねと言う事になり行動を始めるのだった。

 

そこから悠里は妥協案を出してくれた周姫に対してお礼を言おうとして館内を探索して彼女がいた場所は図書室でありどうしてここにいるのかと思いながら話し掛けるのであった。

 

「周姫さん、読書中に申し訳ありませんが少しばかりお話をしても宜しいでしょうか」

 

「これは悠里様、私の為にわざわざここまで来て下さりありがとうございます。それでご用件は何でしょうか?」

 

悠里は先程の会議で妥協案を出してくれた事を感謝を伝えたくてここまで来たと言うと周姫は別に私は役目を果たしたまでであり褒められることはではありませんからと言いながら若狭悠里に話していた。

 

そして今、周姫はトーシュエンを連れ戻す為に情報を集めていると言うのだ。

 

この図書室には本来置かれていないような本まで存在しており中には人の人生をそのまま本や絵などで表現した小説本も見つけたと教えてくれた。

 

更にトーシュエン様の過去の話の本も見つけていざ開こうとしたのだけど開けずに何かからくりがあるのではないかと考えた周姫は他の本にヒントがないのか探していたと言うのが今の現状らしい。

 

若狭悠里は一人でここまで調べたのですかと驚きながら聞くと周瑜の娘として当然ですと言いながら探していた。

 

悠里ももしかして何かヒントがあるかもしれないと感じて一緒に探していると何か大きな地震みたいに揺れて悠里と周姫はすぐにテーブルの下に隠れて揺れが収まるのを待っていた。

 

そうして収まってからすぐに悠里は被害状況を確認する為に図書室から飛び出して状況を確認をしようと走り出した。

 

すると見覚えがない場所がまるでいつの間にかに増築されたようになっていた。

 

悠里はもしかして前に聞いていた異なる世界の人が現れる前兆なのかもしれないと感じ取り部屋から日本刀を持ってきて警戒していると遠くから話し声が聞こえてきた。

 

 

「全くも異なる場所に移動をさせると聞いたからどんな方法なのかと思っていたらこんな無理矢理に移動をさせるなんて思いもしなかったぜ」

 

「全くも本当に僕の経験でも全くも予想できない点は厄介だね」

 

「でも皆さんが無事で良かったですよ。怪我なくこうしていられるのは不幸中の幸いですよ」

 

「本当にリッカちゃんはいつも通りに元気そうにして良いわね。まあ、こちらも元気になるから良いけど」

 

「まあまあ、それにしてもこちらの住民は数名ほど分かるけど誰がいるのか・・・」

 

悠里の視線の先には男、三名と女性、二人ほど話しながらこちらに迫ってきていた。

 

その中でも厨二病みたいな見た目をしている女性は圧倒的な力を持っておりおそらく今の私では良くてかすり傷を与えるまでしか出来ないと感じていた。

 

けれども今の私はトーシュエンさんの代わりだとして逃げる訳にはいかないとして息を潜めて殺気も出さずに待ち構えていると悠里は日本刀を抜刀して厨二病みたいな見た目をしている女性に襲い掛かった。

 

結果は私の抜刀を防がれてしまったがかすり傷程度は与えられたがそれしか与える事が出来ずにいた。

 

どうすればと私がそう考えていると・・・・

 

「おい!ゆりね、嘘だろ!?お前が怪我をするなんてありえないぜ!あのお嬢ちゃんはどれだけ強いのだ。感じる、感じるぞ。あのお嬢ちゃんの内側から伝わる覇気は今までゆりね以外は感じたことがないほどだ」

 

金髪のイギリス人みたいな人が解説をしていた、でも言ってもかすり傷程度なのにと感じていると次に研究者らしいおじさんが私を見つめていた。

 

「ほう〜、これはこれは中々の上玉が現れたものだな。せっかくの機会だ、僕たちの危険を除くついでに捕虜にしてから・・・」

 

と言いかけた途中でゆりねと呼ばれている厨二病みたい見た目をしている女性が研究者のおじさんを殴りつけて地面にめり込みながら話をしてきた。

 

「次に同じ言葉を言ったら邪神ちゃんと同じようにおしよきをするわよ」

 

するとそれを見ていた男性がいや?既にそうなっている様な気がすると言うとそうかしらと振り向くとその恐怖でいやいや、俺の勘違いでしたと訂正していた。

 

やはりこの女は危険すぎると感じて構えていた、私が破れてしまったら妹はもちろんの事、他のみんなまでもと思っているとゆりねと言う女性は私は別に争いに来たわけではないから安心をしてほしいと言われた。

 

普通なら怪しいと思うべきところかも知れないがこの相手は私ではとても叶う相手でもなく相手からそのような提案をしてくる以上はそれに賭けるしか私に残された選択肢はなかったので私は素直に刀を閉まってから会話を始めるのだった。

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