そうして現れた映像に最初に始まったのは産まれた瞬間でありそれを見ていた清姫たちは可愛いととても嬉しそうにしてトーシュエンの赤ん坊を見ていた。
けれども俺は気がついてしまった、トーシュエンの母親が産まれてきた我が子をそこまで愛情良く見ていないことに。
もう、この頃から始まっていたのだなと思って見ていると次の映像には泣き止まないトーシュエンを父親がうるさいぞ!糞ガキと言いながら平手で暴力を振るっていた。
それを見て清姫はもちろんの事、ラフィエルが一番怒りを見せていた。言葉にこそは出していないがその瞳からこの男、必ず地獄に落としてやると瞳だけで伝わるぐらいに怒っていた。
それとそれを見ていたリッカちゃんがこれはあまりにも酷すぎると言って泣いていた。
リッカちゃん、悪いけどこんなのはまだ序の口だよと言うとリッカちゃんは青ざめた顔になりこちらを見ていた。
「おい!話を聞いたがこれよりも酷いのがあるのか」
そう話してきたのは士郎であり俺はそうだよ、これよりも酷いのが多過ぎで数え切れない程にねと言っていると次の映像に流れてきて今度は言葉や文字など覚えるのに手間取っているトーシュエンに対して父親がまたしても暴力を振るっていた。
その上に今度は蹴りや拳で攻撃をしており幼いトーシュエンが泣きながら血を流して父親に謝っていた。
それを見ていたラフィエルが地獄に落としてやると眼に血の気が回って言っていた。
ここまで怒っているラフィエルは始めていたかもしれないと思いながら見ていると清姫も焼き殺してやるとこちらも眼に血の気が回っていた。
あれ程に大人しいゆんゆんも紅魔族の魔法の実験に使っても良いですよねと怒りな笑みを浮かべてこちらに聞いてきた。
見ているこちらが怖くなってきたのですけど・・・
少なくてもリッカちゃんは泣いているし他の三名はトーシュエンの父親に対して血祭りにあげてやると殺る気が満々だし。
この先はもっと酷くなるのに大丈夫なのかと思っていると先に映像が変わって今度は小学生のころかと思ってみていると急に同級生の男の子から鋏で襲撃されたのである。
全くもあまりにも恐ろしいと言えるな、本当にこんな事をするやつの成長した姿を見てみたいぐらいだ。
そんな事を思いながら現実逃避をしているとゆんゆんちゃんが何かに気がついてこちらに対して話しかけてきた。
「あの〜イーフェさん、あのトーシュエンさんに襲撃してきた男の子の正体を知っていますよね」
・・・・ねぇ、黙秘権ってここでも有効かなと聞いてみると清姫ちゃんが何かに勘付いてしまって俺に対して問いかけた。
「イーフェさん、これから問いかけますね。あの少年の正体は貴方様でお間違いないですよね、はいかいいえで答えてください。ちなみに黙秘した場合ははいとみなしますので」
・・・・ここに来て俺、最大の大ピンチ!!!
この襲撃してきた男の子の正体が幼き頃の俺だってこの場に言った瞬間に血祭にされてしまうのは馬鹿でも理解できるのでなんと答えばよいのかと必死に考えていた。
仕方がない!!こうなれば俺の頭脳で誤魔化すしかない!!幸いな事に俺の頭脳は有名な大学を一般受験で一発合格するぐらいには頭が良いのであんまり頭がよくなさそうな者たちならと思いで話を始めた。
「実はね・・・この男の子は俺ではなくて親戚の・・・・痛たたたたたたたたたたたたたたたた!!何何、滅茶苦茶に体や脳みそが破壊される様な感覚は何!?」
それを言うとやはり嘘をついていたのですねと清姫が明らかに殺意を感じる瞳をしてこちらを見ていた。
ちなみにスピードワゴンたちは白い目でこちらを見ていました・・・ハッハッハ!誰だってこんな時期があるでしょう!
俺のせいにしては困る!たまたま相手が後の親友のトーシュエンだっただけで別に結果的に無事だったから良かったよねと必死に弁明しているとここで士郎が余計な事を口に出した。
「それで最後はトーシュエンに対してロケットランチャーを撃って人生を終わらせたのか」
士郎、お前は俺に対してバットエンドでも向かわせたいのか!?明らかに殺意丸出しの相手に更に怒らせる様なことを言うとは・・・貴様、本当は愉悦神父だな!
そんな事を思っているとゆんゆん、清姫、ラフィエルの三人がニコニコしながら少しばかりこちらでお話し(血祭り)をしましょうかと言って俺を連れ出し始めていた。
今!?お話しと書いて血祭りと言わなかった!?明らかに殺すつもりだよね、助けてくれ!!俺は死にたくない!
それを見ていたスピードワゴンは年貢の納時だなと言って助けてくれる様子もなかったしロキに関しては面白い事になってきたね、クックっクックと笑っているし。
あの野郎どもー!ゆりねに助けを求めたら私が変わりに制裁するけどそれでも良いなら助けるけど?
・・・・そんな事をしたら死ぬのが確定なので諦めてリッカちゃんに助けを求めたらごめんなさいと言って助けてくれなかった。
おいー!俺の方は全然慕われていないだけど!?どうしてこんな差が生まれた!?
もっとギャンブルをして楽しく過ごしたいのにこんなところで終われないとして必死に命乞いをしていた。
このままでは人生のギャンブルが終わってしまうとしてここで取引を持ちかけた。
「清姫ちゃん、ゆんゆんちゃん、ラフィエルちゃん。取引をしましょう!俺がトーシュエンの性癖とか好みの女性とか色々と教えるからその代わりに命だけ助けて下さい!お願い致します!」
俺は情けないかも知れないが12歳の少女、13歳の少女に16歳の少女に泣きながら土下座をして命乞いをしていた。
三人は少しばかり考えてから俺に対してまあ、このあとの映像を見て信用出来そうなら命だけは助けてくれるらしく駄目そうならここで高橋邦子作品みたいに最期を遂げてあげると殺害予告をされてしまった。
俺は必死に過去を思い出していたけど殺されるような事はしていないよなと必死に思いながら受け入れて過去の自分に全てを託すことになってしまうのだった。
頼むから殺されるような事だけはなりませんように。