俺は色々と残酷な過去を持ったニトスに対して尋ねたのである。それは親友の過去をある程度に教えてそれで親友は人らしくなれるのかと尋ねた。
「そうだな・・・・戦場を何度も生き抜いた上に死線をくぐり抜けた奴だと・・・正直に言って諦めたほうが良い。もう、そこまで行くと取り返しなどつかない奴が殆どだ。もしも仲が良いなら今のうちに縁を切っておいた方が良い」
返ってきた言葉はとても冷たい内容だった、本当に冷たくとても非情な現実を突き出してきた。
それでは親友はそのままになるのですかと聞くとニトスは静かにその通りだと言っていた。
するとそれを聞いていたレンがそれは早計じゃないかしらとニトスの意見に対して反論していた。
「お嬢ちゃんには分からないかもしれないが辛い経験があると人は歪んでしまうものだ。君みたいな子には経験もした事もない子には分からないかもしれないが」
「へえ〜レンの過去を知らないでそんなことを言えるなんて・・・英雄と呼ばれてもその程度なのね」
そう言うと何だと言ってニトスとレンが睨み合っていると桜が二人とも落ち着いて下さいと言って必死に止めているとそこに現れたのは空中に飛んでいる本でナビかと思っていると本が開いて書き始めた。
全くもニトスさんにレンさん、二人はトーシュエンさんや桜さんに並ぶほどの不幸で過酷な人生を歩んで来ている仲同士ですから仲良くして下さいと書かれてあった。
それを見た瞬間にお互いにえ!?となって今度は別の意味で見つめ合っていた。
この人、とんでもない過去があるのと信じられない程に見ていると俺も待って!?俺は間桐桜やニトス・ジークフリートの過去を知っているから分かるけどこのレンと言う美少女も二人に肩を並べるほどの不幸で過酷な人生を歩んで来ている!?
・・・いいや、待てよ。確か前にトーシュエンが言っていたな。ニトスと肩を並べるほどの不幸な美少女がいるって確かそれは英雄伝説に登場する人物でありクロスベル州国と言う場所が出身地だと言っていたな、流石に名前までは覚えていなかったけど・・・まさかと思いで俺はレンに尋ねるのだった。
「ねぇ?レンちゃん、君の出身地ってもしかしてクロスベル州国と言う場所で合っているかな?」
それを聞くとどうしてレンの出身地を知っているのかしらと驚きながら警戒をして聞いてきてこれはビンゴだと思ってすぐにその理由を話した。
「いや〜親友のトーシュエンが前に話していただよ。ニトスと肩を並べるほどの滅茶苦茶に不幸な美少女がいるってその一部の情報だけは覚えていたからそれを頼りに尋ねただけだよ」
嘘を言わずに正直に話すとなるほどねと言いながらもニトスが不幸な人生を歩んでいるのか信じきれていない様子だった。
一方、ニトスの方もこんな美少女がそんな事はないだろうと疑っていた。それを見ていたナビかならお互いの過去を見てから判断するのはどうでしょうかと本が開いて提案をしてきた。
するとお互いにそれはとても良いことだと言ってお互いに挑発的に挑む事になり二人だけ場所を移動した。
さてと俺はニトスの方は知っているから分かるけどレンと言う美少女はどんな過去があるのかと気になっていたが待つ事にした。
一時間後・・・・ニトスとレンはお互いに土下座をして謝っていた。
「ニトスさん、貴方がとても素晴らしい英雄なのに軽口を言ってしまって本当に申し訳ありませんでした、どうか許して下さい」
「いやいや、俺の方こそ謝らせて下さい。とんでもない辛い過去があったのに俺こそ軽口を言って本当に申し訳ありませんでした!!」
お互いに土下座して中々にカオスな状況になっていたがニトスも認めるほどの悲惨な過去って・・・知りたくもないなと思ってしまっていた。
そんな事もありレンとニトスは完全に平行線になりお互いに謝っていた。
一方、もう一つの問題が柴田源蔵であり柴田源蔵がラフィエルや清姫、カンナちゃんを見て嬉しそうにしていた。
決して柴田源蔵はロリコンではなく獣好きでラフィエルの翼、清姫の龍、カンナのドラゴンらしいものに惚れていてそれで喜んでいるのだ。
かなりカオスな事になりそうだなと思っていたら流石に混乱が酷いと感じた食峰操折が特殊能力を使って柴田源蔵を操りおとなしくする様に命じた。
それでも多少の抵抗をしてきて焦ったらしいが何とか成功して食峰操折はホッとして話をしてきた。
「それにしても異なる世界の人たちが集まる館ね・・・そのせいなのか私の特殊能力が効きにくいのだけどそれも関係するのかしら」
「流石にそこまでは分かりませんが少なくても可能性としては十分とあり得ると思いますよ」
そう伝えるとそうねと言って一人で考えていた、と言うか今からになるが館の主が不在でも平気で新しい人たちが来るなんて本当に困る設計していると感じていた。
普通に館の主がいなければ連れてくるなと思うがそれは俺が文句を言っても変わらないだろうから言うつもりはないが。
それと明らかに元気がなくなった人たちに対しては何をすれば良いのかと考えていた。
だってかける言葉が見つからないよ、こんなに落ち込んでいる相手に何を話せば良いのと思っているとロキが君には分からないようだから僕がお手本を見せてあげるよと言ってから落ち込んでいるゆんゆんの元に向かった。
「そこのお嬢ちゃん、先程の内容はとても残念な事だったね。少なくてもそれぐらいは僕でも言えるよ」
「はい、ありがとうございます。結局のところ私はやはり魅力がない女性なのですよね。だからトーシュエンさんは全くも振り向いてくれないですよね」
泣いているゆんゆんに慰める様にロキは近づいてからでも魅力的な君の魅力を見抜けない向こうにも非があると僕はそう感じるけどねと続けて話していた。
何か裏に悪意は感じるような気がするけどとりあえずゆんゆんが泣き止んだのであんまり言わずにして他の泣いている者たちにも声をかける必要があるなと感じて俺はその者たちに声をかけていた。
そうして何とか泣き止むところまでもってきたの良いけどそれと同時にある問題が更に大きくなってしまったのである。
それはトーシュエンを探しに向かうのかそれとも帰りを待っているのかという意見が再発してしまってしかも前よりも更に激しくなりそうだと若狭悠里が言っていたけどそこまでにはならないだろと言うと前の時点で既に戦闘が起きていると言われた。
・・・・・あ、これは確かにかなりヤバそうだなと感じてしまうのだった。
まあ、最悪、ゆりねに収めてもらうしかないかもしれないなと俺はこれからとてもヤバそうな事態を感じ取りため息をつくのであった。