蝮の奇妙な日常   作:人中の蝮

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第61話、危機一髪・・・そこに現れる親友

そうやって俺達はしっかりとして戦いの準備をしてから危険になった世界に来た訳であるが・・・・備えはそれなりにしてきており太陽の光を秘めている宝玉とか十万ほど用意しており決して準備をしていなかったわけではないが。

 

いくら何でも滅茶苦茶にヤバい世界の東京都心に降り立つのは悪意を感じているとしか思えなかった。

 

この世界に来た瞬間に一斉に多くの屍人で襲われてしまえばいくら百戦錬磨の英雄たちでも数の暴力には勝てずに・・・・部隊はあっという間に壊滅してしまって生き残ったのは俺だけになってしまった。

 

そうして俺は廃墟になった建物の中で隠れながら必死に移動して人があんまりいない場所に移動して難を逃れていた。

 

ヤバイヤバイ、あのゆりねでも例の屍人化は防げないってもう詰んでいるだろ!?早く、館に戻らないと俺までも化け物の仲間にされてしまうと必死になって逃げているとイーフェさん、何処に逃げるの?と屍人になったリッカちゃんたちが楽しそうにして追いかけてきていた。

 

ひーー!!俺は生きる何が何でも生きてやるだ!!と公務員で力などあんまりないくせに全力疾走で逃げていた。

 

捕まれば俺も化け物となり永遠の地獄を味わうことになるのだからと泣きながら逃げていたがここにラフィエルの放った弓矢が俺の足に刺さり逃げ足を無くされた。

 

そうしてゆっくりとゆっくりと楽しそうにしながら化け物となってしまった仲間たちが迫って来ていた。

 

俺は片足だけでも必死になって逃げていたが片足ではしれており徐々に距離を詰められてきて相手はまるで獲物が逃げられないと悟っているのに必死に足搔いている姿を見て楽しそうにしていた。

 

でも俺はそんな事で怒れるほどに余裕はなくなっていた。死にたくない死にたくないと必死に思いながら逃げていたが遂に追いつかれてしまった。

 

「イーフェさん、鬼ごっこはもう終わりで宜しいのですか?イーフェさんが続けたいなら続けても宜しいのですが・・・もう、そんな元気もなさそうですよね」

 

そう嬉しそうにしながら迫ってきてからその出血なら時間を掛ければ仲間になりますけど私達ならすぐに仲間にさせることができますけどイーフェさん、なりますか?

 

そう、仲間たちは目から血を流しながら楽しそうにして聞いてきた。

 

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!そんな気持ちで泣きながら少しでも距離を取ろうとしていた。

 

それを見ていた者達がそれで本当に距離を取れると思いますかと言いながら俺が必死に離した距離を簡単に縮めてきて遊ばれていた。

 

そして最期は・・・・そう思ってしまうと惨めでも良いから生きたいと願いながら逃げていた。

 

するとそろそろ鬼ごっこも終わりにして転生の儀式でもしませんかと言って持っている武器を振り下ろそうとしていた。

 

俺は心の底から誰でも良いからここから俺を助けてくださいと叫んでいた。

 

するとそんな助けは来ませんよと言いながら攻撃をしてきて俺は恐怖のあまりに目を閉ざしてしまった。

 

最期の瞬間を待っていたがずっと意識がありおかしいと思って目を開けてみるとそこには波紋で俺を守ってくれていた親友のトーシュエンがそこにいたのであった。

 

「イーフェ!?どうしてこんな世界にいるの!?・・・って、詳しい話は後で聞くから今はこの難局を乗り越えるぞ!!」

 

そうしてトーシュエンは波紋を強めて一気に迫りきていた屍人たちを追い返してから俺を姫様抱っこしてからその場から逃走を始めた。

 

「今はイーフェの怪我の手当にどんな状況になっているのか知る必要があるから撤退するよ・・・イーフェ、この状況では大変かもしれないが知っている限りの情報を教えてくれるとすぐに対応策を考えられるから教えてくれないか?」

 

そう言われたので俺はここまで来る出来事を話すとなるほどねと言いながら必死に考えている様子をしていた。

 

親友のトーシュエンからの話だと俺が来た時にはもう殆どの人が駄目になっていてその上に生存者たちもいたのだけどこの前のサイレンで遂に全員が屍人になってしまってトーシュエンはこうなればと敵大将を討ち取る方針に変えて移動をしていたと言うのだ。

 

なるほど流石、トーシュエンと言うべきかと思っていると俺は何処に逃げているのと尋ねるとトーシュエンは当たり前のように話してきた。

 

「何って決まっているだろ?このまま敵の本拠地に退却しながら向かうに決まっているじゃないか?俺のご先祖様たちだって関ヶ原の戦いでやっていたでしょう?」

 

それは島津の退き口な!!お前のご先祖が島津家の分家の子孫なのは分かっているがお前まで頭、薩摩になる必要はないからな!!

 

でもこれが一番安全で確実に敵を倒せる方法だと思うけどと言っている間にも敵中突破をしていたのである。

 

中にはこの世界が元々艦これもあり艦娘もそして屍人になった仲間たち、リッカちゃんたちも襲ってきていたのに肝心のトーシュエンは楽しそうにして応戦していた。

 

あれ?トーシュエンまでも楽しそうにしているからもしかして俺たちが屍人になっているのではないかと錯覚が起こしそうになっていた。

 

でも違うよな、俺達は平常な意識があるよなと必死に考えている間にもトーシュエンは・・・・

 

「ヒャッハーー!!!汚物は太陽の光で消毒だ!!!波紋オーバードライブ!!!」

 

・・・・本当に大丈夫だよな?

 

何か親友のトーシュエンと一緒にいると信じられなくなってくるなと感じながら俺たちは屍人の群れを敵中突破をして見事に敵の本拠地まで突撃に成功してしまった。

 

おいー!敵がわんさかいるじゃないかと俺は泣きそうな声で言うと親友のトーシュエンは逆に楽しそうにして話してきた。

 

「ヤバーーーーイ!!360度、屍人だらけで屍人のバーゲンセール状態じゃないですか!!本当に倒したい放題で俺は嬉しくて笑いが止まらないだけど!!イーフェ!これ、全部、俺が一人で倒しても良いよね!!」

 

親友のトーシュエンはまるで少年の様に目をキラキラさせて嬉しそうにして喜んでいた。

 

あのな、恐らくだけどこんなに屍人に包囲されているのに楽しそうにしているのはどんな世界を探してもお前だけだからなと言うとそうなの?とトーシュエンはとても信じられないという顔になっていた。

 

俺はお前の感覚が本当に信じられないよと思いながらもトーシュエンは波紋の結界を作ってくれてそこに俺を置いといてくれてからトーシュエンからお願いをされたのであった。

 

それは大きなラジカセを渡されてからせっかく戦闘をするのだから戦闘曲でも流してと言われたのである。

 

俺はそんな能天気な事をしている場合か!と言ったがとりあえず流してみることにした。

 

最初の曲は・・・・これだなと思って流し始めた。

 

「イーフェ・・・笑わせるな!それはニコニコ動画で流行っていた隕石が地球に落下する曲じゃないか!!!」

 

そう、目の前の光景が暗いので少しでも明るい曲が良いと考えてこれにした。それに波紋で次から次へと屍人を倒しているのであながち間違いではない。

 

それで少しばかり笑いが取れて元気になってきたのでニコニコ動画で有名なあの作品シリーズのおなじみ曲を流し始めた。

 

「イーフェ!この曲を流すとかお前はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ本当にぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ最高だぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

この曲はRPGツクール3の戦闘曲なのだけどこれを使っている高橋邦子シリーズが本当に面白くてついついこんな感じになってしまうのだ。

 

なので俺もこのノリに乗って見ることにした。

 

「トーシュエンぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!このままの勢いで屍人たちを殲滅さかろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

「了解だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!イーフェぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

そうやって高橋邦子作品みたいに敵を倒して行くとなんか敵の方も理解しているのかやめてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!とかきゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!と言って倒れていくのでこれって案外、良い作戦なのかも知れないなと感じた。

 

俺はそのまま高橋邦子作品みたいに無双している親友のトーシュエンを安全な波紋の結界の中から見守るのだった。

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